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【583】世界らん展に行ってきました

世の中がすっぽり冷気の底に沈み込んだような昨今ですが、
みな様、お元気でしょうか。18日、東京ドームで開催されている
世界らん展に行ってきました。大会のHPはここ
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広い会場に入ると、あたりにはまばゆいほどの、ラン、らん、蘭・・・
あまりに美しいものを一遍に目にすると、人はぼんやりとするものですね。
入選した作品など、初めのうちは目を凝らして撮影していたのですが、
だんだん面倒くさくなってしまいました。人出も半端ではなく、人いきれに
圧倒されたのかもしれません。
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展示のほかに、販売コーナーもあり、外国のナーセリー(育苗園)のブースも
出ていました。台湾、香港、タイ、マレーシア、ベトナム それに、中米から
ベリーズ、エクアドルからの参加も。
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世界にはバラの愛好家と同じぐらいランの愛好家もいらっしゃるのでしょう。
熱帯や亜熱帯の山中にひっそりと咲くランの花の怪しい魅力は、その形の
不思議さと相まって、どこまでも人を魅了するもののようです。
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形が不思議という点では、この写真はエクアドルのモンキーオーキッドの
一つですが、花の顔というより、サルの顔ではありませんか!?

このらん展では、猿顔のラン(ドラキュラ属)も展示してあったのですが、
それを見るには、長蛇の列に並ばねばならぬようでしたので、私はあきらめ、
エクアドルの蘭ショップでこの写真を買ったのです。インターネットで、
猿顔蘭と検索すれば、本当にこれが植物だろうか、と驚きを禁じ得ない
たくさんのサル顔のランをご覧になれます。
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植物なのに、動物の顔、動物の体の器官のような形が、人の興味を引き立てる
のかもしれません。
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厳寒の季節ですのに、日本古来の春蘭や、エビネの類を展示してある
コーナーもありました。地味ながら、それぞれに豊かな味わいの和蘭を見て、
感嘆の溜息をつきました。

by tamayam2 | 2013-02-20 09:51 | 日々のできごと | Comments(17)

【582】セツブン草とザゼン草

節分のころ咲くというセツブンソウはそろそろ咲いているだろうか・・・
とぼんやり考えていたが、この寒さなので、外出はついついおっくうになる。
2月11日、祝日の月曜だったので、えぃと思い立って、数年前にセツブンソウを
見た三鷹市のポイントに出かけてみた。

小川にはきれいな水が流れ、犬の散歩、ジョギング、バードウォチング、
子供連れの人々でにぎわっていた。しかし、植物観察の人は、いそうもない。
なぜなら、あたりは枯草、枯れ枝ばかりで、ところどころロゼッタ状の緑の葉が
地面に張り付くように見えているばかりなのだ。
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背の高さ、4,5cm。本当にちいさな、ちいさな花なのだ。
地面に這いつくばるようにして撮影した。
画面 左下にドングリが見えるだろうか。
ドングリと花のサイズを比較してみてください。
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この花は、2月上旬の開花し、2月末までに花が散ってしまうと、
もう次の年まで姿が見えなくなってしまう。Spring ephemeral
(春の妖精)と言われるゆえんである。
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セツブンソウ【節分草 キンポウゲ科 Shibateranthis pinnatififa】
関東以西の石灰岩地域の林床に咲く。準絶滅危惧種NT
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辺りの沼地で、ザゼンソウも見ることができた。ミズバショウの仲間だ。
ザゼンソウ【座禅草 サトイモ科 Symplocarpus foetidus】
とても小さい花で、高さは、10㎝ほどだった。
座禅をしている僧の背後に光背がかかっている姿。
ザゼンソウとは、なかなか美しい命名だ。

セツブンソウの株がまとまって咲いていた場所は、三か所あり、どの株も
生き生きとしていた。ザゼンソウも絶滅種ということ、どちらも大事にしなくては・・・。
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近くの沼には、コザギが水浴びをしていた。日中はけっこう暖かで、
散歩日和だった。今日はよく歩いたので、体が喜んでいるみたいだ。

by tamayam2 | 2013-02-11 21:02 | 日々のできごと | Comments(14)

【581】変わった植物2つ

1.カンアオイ
私は以前から植物一般に関心があるが、ウマノスズクサ科
植物に特に関心をもったのは、わりに最近のこと。
何を隠そう、チョウがこの科の植物を好んでいるからに他ならない。

過去ログ:キューガーデンで      2007年10月
     高尾山でウマノスズクサに  2009年 5月
     ジャコウアゲハを見た    2009年8月            
     バオバブの木         2011年9月
     新宿御苑温室で       2013年 1月

日本固有の植物で、ウマノスズクサ科のカンアオイ(寒葵)というのがある。
ランやバラと同様、世の中には、この変わった植物の愛好家がおられ、
鉢植えのカンアオイの展示会などをみたことがある。最近行ったつくば実験
植物園では、絶滅危惧種VUのカンアオイのいろいろな種類を展示していた。
主に、琉球諸島のものが多かった。

カンアオイは、葉は、常緑の立派なもの。徳川家の葵の御紋のような葉脈が見える。
春先に見られる美しい蝶、ギフチョウやヒメギフチョウがカンアオイの仲間の
ウスバサイシン(薄葉細辛)の葉に卵を産むと言われている。
私は、このチョウの実物を見たことがないが、カタクリの花が咲くころ、毎年
たくさんのBloggerがきれいなヒメギフチョウの写真を見せてくださる。

一般的にカンアオイの花と言えば、とても小さく、目立たない色で、葉をめくると
その根本のところに小さな花が固まっている。
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植物園で見たカンアオイは、非常に大きな花で、(ちょっとグロテスクな!!)
フジノカンアオイは、奄美大島原産。
フジノカンアオイ【藤野寒葵 ウマノスズクサ科 Heterotoropa fudsinoi】
藤野寄命氏という明治の植物学者の名がついている。
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もう一つのは、屋久島原産のAsarum yakushimanse

2.モウセンゴケ
モウセンゴケは、ハエなどの昆虫を取る食虫植物である。厳しい環境の
湿地などで、植物は、昆虫かた栄養をもらわないと生きていけないのか・・・
ねばねばした触手で虫を捕まえ、食べてしまうのだ。
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こちらは、夢の島熱帯植物園で見たナガバノモウセンゴケのようだ。

下は、オーストラリアのモウセンゴケ。放射状にスプーンのような触手を
拡げている姿が珍しかったので、撮影した。
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こちらは、家のエサ台に毎日来るヒヨドリ。
みかん、リンゴ、パン、バナナを盛大に喰い散らかして辺りを汚していく。
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by tamayam2 | 2013-02-06 11:50 | 日々のできごと | Comments(6)

【580】マヌカ・ツリー

今日は、暦の上では、立春。
少し春が近づいてきたかなぁ・・・。
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先だって、筑波実験植物園の温室で、マヌカ・ツリーを見た。
Manukaというのは、マオリ語で、英語では、New Zealand tea-tree,
日本語では、ギョリュウバイと言うそうだ。ギョリュウ科のギョリュウとも、
バラ科の梅とも無関係の、フトモモ科の植物。
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ギョリュウバイ【檉柳梅 フトモモ科Leptospermum scoparium】

かつて住んでいたニュージーランドでよく見た植物だったので、懐かしかった。
この植物の可憐な花には芳香があり、ハチが蜜を吸う。
マヌカから摂れるマヌカ・ハニーは、高級品で、栄養価があり、薬効もあるようだ。
マヌカ石鹸や皮膚炎用の軟膏も作られている。日本ではあまり見かけないが、
向こうでは、乾燥した草原など、どこでも見られるありふれた植物。
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温室の中は、春のように暖かく、サボテンの花も咲いていた。
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トゲトゲは葉の変形したものだろうか、思いがけないほど美しい花を
つけているものもある。

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こちらは、カタバミの一種。草ではなく、木性の潅木だった。
クローバーの葉っぱのようで、かわいらしかった。
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こちらは、温室の外で。四川省あたりの柿。大きさは、1円玉くらい。
小さくてもしっかり柿の姿をしている。

by tamayam2 | 2013-02-04 13:06 | 日々のできごと | Comments(7)