<   2013年 01月 ( 11 )   > この月の画像一覧

【579】いろいろあった一月

新年は、おめでとう、おめでとうと声を掛け合い、互いの幸せを
祈り合ってスタートしたのですが、こと、Tamyam家に関して言うと、
辛いことが次から次へ押し寄せ、最後は、激しい胃腸病に見舞われ、
月末になってやっと、平穏な日が戻ってまいりました。
これで、永遠に厄神と決別して、2月を迎えたいものです。
c0128628_2343724.jpg

今週出かけた小石川植物園で。
冬木立・・・メタセコイヤでしょうか。青い空がまぶしい午後でした。
c0128628_2351634.jpg

入口の近くにマンサクの木が2本あります。
枯れた葉がおくるみのようにからみついて、黄色の花を寒風から守っているのは、
日本固有種ではなくて、
シナノマンサク【支那満作 マンサク科 Hamamelis mollis 】
c0128628_2361872.jpg

本当に透き通ったロウ細工のようなソシンロウバイ
ソシンロウバイ【素心蝋梅 ロウバイ科 anthus paecox】
入口から高いところへ上るスロープの途中に三株あります。ロウバイ、ソシンロウバイ、雲南ロウバイと種類が違っていますが、そのあたりを通ると、
ふわっと高貴な香りが漂ってくるので、そこにロウバイががあるとわかります。
c0128628_2365552.jpg

ツバキ、サザンカにもまだ早すぎるのか、花が咲いている木が少なかったのです。
花が無くても、冬枯れの木立の間を歩くだけで私は満足だったのですが、
ご近所の方が、「あちらにサクラがほんの2,3開花していますよ」と
わざわざこちらに近づいてきて教えてくださった。寒桜だ。
c0128628_2373699.jpg

小高いところからは、スカイツリーも見ることができたました。
c0128628_2382531.jpg

江戸時代に飢饉対策として、サツマイモを植えた、甘藷先生こと、
青木昆陽の碑のそばで見たサザンカ。
c0128628_239545.jpg

久しぶりに入ることができた温室の公開している部分。
カトレアなど豪華なランの花が多かったが、とても地味な香港の着生ラン
目についた。花の大きさは、百円玉ぐらい。ランの鉢が置いてある台の下を
見ると、イワタバコ科のアキメネスが生えていた。これは、植えてある
というより、こぼれ種から自然に芽生えてきた、というものらしかった。
c0128628_23102183.jpg

あまり構われていない静かな温室に、柔らかな陽光がさして、
そこは春のように穏やかだった。

いろいろあった1月でしたが、2月は健康のありがたさを感謝して
再スタートします。

[PR]
by tamayam2 | 2013-01-30 23:11 | 日々のできごと | Comments(12)

【578】久しぶりの銀ブラ

c0128628_1311317.jpg

ちょうと一週間前、よく晴れた土曜日土曜日の午後、気分転換をかねて、
久々に銀座に出かけました。歩行者天国では、どこから人が湧き出たか・・・
かなりにぎやかでありました。どの人もなんだか、心が弾んでいる様子で、
思い思いの服装を見ている私どもも、ウキウキしてきました。
和服の方もいました。
c0128628_12563793.jpg

お揃いの編み込み模様のセーターを着た犬も・・・。このごろの犬のお洒落なこと!
冬の日差しは強く、長い影を地面に落とします。
c0128628_1257571.jpg

われわれは知恵が無いなぁ~とつぶやきながら、いつものように四丁目の
銀座CORE地下、「つばめグリル」で、ビールを飲んで・・・
私はジャーマン・ポテトを注文。

ドイツに無い、ジャーマン・ポテト。
バンブルグに無い、ハンバーグ・ステーキ。
フランクフルトに無い、フランクフルト・ソーセージ・・・


など笑いながら、ここのジャーマン・ポテトは、おいしいのよ、と
独りごちたのです。揚げ物ではなくて、オーブンで焼いた皮つきの
ジャガイモに、多分、この店の名物、バンブルグ・ステーキの
グレイヴィー(肉汁)でしょう、それをクリームで練ったソースをつけて
いただきます。
c0128628_12581678.jpg

すっかり元気を取り戻して、外に出ますと、銀座三越のライオンのところに
人だかりが!? なんと寒空に猫が3匹、そこにじっと佇んでおり、
都会人が、カワユイ、カワユイと言いながらケータイなどで写真を撮っている
のです。後で知ったことですが、これが有名な「銀座の猫」という一種の「やらせ」だそうです。

このショーを操っている男が群衆の中にいて、群衆が騒ぐのを見て楽しむ
という・・・何だか屈折した趣味ですね。動物が自然の姿で生きているのを愛す
Tamayamは、猫たちがとても痛ましく思え、鼻白む思いでした。
広い都会には、いろいろつまらないことを考え出す人がいるものです。

猫をみれば、カワユイと熱狂する都会の観察者たちも、ちょっと変です。
どっちもどっちかなぁ~

c0128628_12592244.jpg

四丁目の角で何度か見かけたことのある虚無(こむ)僧と言うのか、托鉢(たくはつ)僧と言うのか。
静かに歩を進めてご喜捨を期待している様子でした。若い人は、無関心に
通り過ぎて行きます。教文館の前まで来ると、老年の男性が現れて・・・
c0128628_12595696.jpg

その後、二人の間に、二言、三言、会話が成立したようです。
喜捨する人がいなければ、苦行が報いられず気の毒だなぁ~と思って見ていたの
ですが、納得がいく成り行きになって、なんだかほっとしました。
c0128628_1302185.jpg

こちらは、この春、杮落し(こけらおとし)が予定されている歌舞伎座。
表玄関は、伝統的建築様式を踏襲しているものの、背面には、高層の近代ビルが
デーンとそびえています。新しい建物なら、さだめしバリア・フリー設計になって
いることでしょう。完成が楽しみです。

            ・・・・・・・お知らせ・・・・・・・
このところ、不審なコメントが繰り返し来るので、Excite Blogの
承認制を採用し防ぐことにいたしました。ご理解とご協力をお願い
いたします。

[PR]
by tamayam2 | 2013-01-26 13:03 | 日々のできごと | Comments(14)

【577】種ボックス

c0128628_1030685.jpg

やや、これは・・・
カマキリ、バッタ!!??
いや、屹立した鼻は、ゾウムシか?
中央にはたてがみのような剛毛が生えている。

種を明かせば、これば、英語でDevil’s  claw(悪魔の爪)と
呼ばれるツノゴマの実です。オクラのような実を拾ってきて、
窓辺に置いた種ボックスの上に入れておいたら、乾燥し、こんな形
になったのです。私もこれを目にしたときは、えっ?これ何? と
その変容ふりに驚きました。

ツノゴマ【角胡麻 ゴマ科 Proboscidea jussieui】
花と実は、こんな形です。
c0128628_10305440.jpg

過去ログ:ハローウィンの季節 2010年10月23日
c0128628_10312080.jpg

私は、どこかへ行って面白い植物の種が落ちていると、拾ってきて
ガラス製の種ボックスに入れておくことにしています。昨年一年に溜まった
種は、ごらんの通り。
c0128628_1031433.jpg

A)ツノゴマ(ゴマ科)都立薬用植物園
B)ウバユリ(ユリ科)札幌 北大植物園
C)イトスギ(ヒノキ科)スペイン・トレドの道端
D)ムクロジ(ムクロジ科)京都府立植物園
E)イチビ(アオイ科)都内 中野区
F)スイフヨウ(アオイ科)都内 豊島区
G)ミントの種類(シソ科)函館 大沼公園

こんなものを収集して・・・種を蒔くわけではありません。
ただ、気になる植物を身近においておきたいだけです。
E)イチビのようにうっかり種をこぼしたら、地中で20年間も生命を
保っているものもありますから、取扱いには注意します。
しかし、この小さな種の中に生命が籠められていると思うと、
ありがたいような、うれしいような気持ちになります。
c0128628_10331690.jpg

このランは前回【576】で出した写真ですが、Blog友のCimarronさんから
Odontoglossumという種類であると教えていただきました。名がわからなかった
ので、うれしいです。あまり手をかけてやらなかったのに、秋ごろ
急にシュートが伸び、開花しました。

数年前に関越道の“ららん藤岡”というSAで衝動買いしたものです。
群馬県藤岡市は、ランの栽培がさかんなところらしく、SA内で新鮮な野菜と
ともにすばらしいランの鉢植えも売られています。スイカ一つぐらいの
値段でしたので、買ってみたのです。ランの栽培については、まったく
無知ですのに・・・。

[PR]
by tamayam2 | 2013-01-19 10:34 | 日々のできごと | Comments(8)

【576】雪の朝、ちび死す

暮れから具合が悪かった猫を医者に連れて行かねばと思って
いたのだけれども、人間の年末のわずらい事にかまけ、結果的には
年始明けの4日になってしまった。病院での診断は、腎不全で、
末期ということだった。
c0128628_16512692.jpg

家には猫が2匹いるのだが、この猫は、フラリと舞い込んできた
もと野良。元からいる飼い猫とたまたま毛の模様が似ているので、
受け入れてやることにしたのだ。やせこけて、寒さでこごえる恐れ
がある2000年11月末のことだった。

小さく痩せていたから、名はちびになった。

ちびは、自分の分をわきまえており、決して飼い猫の領分をおかす
ことはなかった。が、いつまで経っても飼い主に甘えたりすることも
なく、私が抱こうとしてもすばやく逃げてしまうのだった。
だから、この12年間、だれもこの猫を抱いたことはない。
家に入れてしばらくして、去勢手術をしたとき以外、この猫を捕獲
し病院に連れていくには、怪我を負う覚悟が必要だった。
c0128628_16523958.jpg

非常に野生的な面をもっていたが、家族の一員であることに
変わりなく、食事時になれば、台所入口の敷物にちょこんと座って、
しっかり人を目を凝視して餌を要求した。よく食べ、まるまると太り、
病気一つしなかった。野生動物の強さがあった。
だから、私もちょっと油断していた。食が進まず寝ているちび
ことを知りつつ、元は“野生猫”だし、とさして深刻に考えなかった。

人間なら、腎臓移植という手があるが・・・動物ではねぇ~と
獣医師が言った。

昼間は点滴をし、夜は、家に連れ帰って檻の中で看病した。
弱ってからは、人が(猫が)変わったように素直になり、
人の好意を素直に受け入れた。小さい湯たんぽに身を寄せて、
寝ていた。私の用意したすり餌のような餌をなめたが、10日すぎから
水も餌も受け付けなくなって、雪の朝、亡くなった。
c0128628_1654638.jpg

在りし日のちび。左のほうが、元からいる飼い猫。
二匹は、二階のベランダから、屋根へ出てトタンの上でよく
日向ぼっこをしていた。特に仲がよいということはなかったが、
ちびは、ガードマンのようにいつも兄貴分の猫のそばを離れなかった。
いわゆる愛玩動物にはなり得なかったが、彼の好む生き方を野武士の
ように貫き通した。 もと野良ながらあっぱれな人生(猫生)だった。

PS. お祈り、お花をいただいたBlogの友人に感謝します。

[PR]
by tamayam2 | 2013-01-16 16:58 | 特別なできごと | Comments(21)

【575】新宿御苑温室での見つけもの

14日、成人の日の祝日だというのに、雪。
久しぶりに家の周りの雪かきをしました。
受験生には禁句ですが、・・・「滑らないように!!」

1)オオパイプカズラ

この変わった蔓草は、太目のパイプのような形をしているから、
オオパイプカズラと言う。周りのびらびらしたものは、本には更紗模様とか
書いてあるが、どちらかと言うと気持ち悪い爬虫類の皮膚みたいです。
c0128628_271661.jpg

色も暗赤色で、悪臭を発しては、ハエなどの昆虫を誘う。虫がこの中に入りこむと、
しばらくの間、閉じ込められ、もがき苦しめば苦しむほど、この植物の受粉を
助けることになる。この植物に非常に関心をもったのは、何を隠そう、チョウが
好むウマノスズクサ科の植物だからです。
c0128628_274126.jpg

こんなに大きい株をもっているなんて、御苑の温室はすごいと感動してしまい
ました。これからの観察が楽しみです。

世界の植物園では、かなり大きい植物園でないと、この植物を所有していません。
花が美しいわけではないし、形もグロテスクですしね。でも、植物愛好家なら
ちょっと気にかかる植物なのですよ。

下の2つは、2011年にエストニア国、タリン市植物園で見たもの。
c0128628_29486.jpg

c0128628_211194.jpg

オオパイプカズラ【大パイプ蔓 ウマノスズクサ科 Aristolochia  gigatae】

2)ショウジョウソウ

c0128628_2112828.jpg

この写真は、クリスマスのころ、よく見かける園芸種のポインセチア。
ちょっとシボリが入っているようです。中央の粒々が花で、周りの葉の
ようなものは、苞と呼ばれている。クリスマスの時期に合わせて
短日処理という園芸上の操作をすれば、ちょうどクリスマスの前に、
苞が真っ赤になり、緑の葉とのコントラスが、まさにクリスマス色に
なるというわけです。ポインセチアは、和名ショウジョウボクと呼ばれ、
木性ですから、オセアニア地方では、人の背より高くなって、
庭木として植えられています。ショウジョウとは、オランウータンの
こと。
ショウジョウボク【猩々木 トウダイグサ科 Euphrbia pulcherrima】
c0128628_2121950.jpg

御苑の温室にあるのは、このポピュラーなショウジョウ木ではなくて、
ショウジョウ草という草本なのです。
c0128628_2124465.jpg

ポインセチアより、背が低く野生的です。東南アジアでもよく見かけます。
ショウジョウグサ【猩々草 トウダイグサ科 Euphorbia cyathophora】
やはり中心部分が花で、葉のように見える部分が苞です。
茎を折ると白い乳液が出てきますが、有毒ということです。

[PR]
by tamayam2 | 2013-01-15 02:15 | 日々のできごと | Comments(6)

【574】温室の勧め

年末、年始と、いろいろ予期せぬ出来事があり、忙しくしていたので、
心を整えるために植物園の温室に出かけた。
散策しながら、カラフルな植物を見て撮影していたら、やっと気分が
鎮まり元気が出てきた。寒い時期には、温室がお勧めです。

1)新宿御苑温室
11月にオープンしたばかりだが、この日は、あまり人影がなく静かだった。
c0128628_20374782.jpg

正面の入口から入ると、ピンクの豪華なランが歓迎してくれる。
このランがたくさん咲いている様子を、ガラス越しにも見ることができた。
豪華なもんです。
御苑の温室は、ランのコレクションに関しては、歴史もあり、立派なものを
たくさん所蔵しているようだ。中から一番の見ごろを小出しにして見せて
くださるらしい。

ランのような高級な園芸品種の世界には、けっして足を踏み入れようとは
思わないが、やはり、やんごとなき美の世界であった。
c0128628_20382084.jpg

とくに、順路に沿って一番初めの部屋に入ろうとすると、その辺がなにか、
ふわっとするような良い香りが漂っているのであった。
c0128628_20384024.jpg

見ると、戸口のところに、フウランの一株が掲げてあるではないか。
うれしかったなぁ~!
距が長くて、花がうっすらと、ピンクがかっている。
清楚で、何と言いようのない可憐さだ。
フウラン【風蘭、または、富貴蘭 Neofinetia falcata】
日本原産の着生蘭。絶滅危惧種Ⅱ(VU)

2)夢の島熱帯植物園
ずっと前に来たとき、廊下に出してあったパイナップル科の花の色が
非常に魅力的だったので、会えるかなぁ~と期待して行ったら、
果たして、以前と同じように廊下の陽の当たるところに出してあった。
くるりと巻いたガクの縁が紺色で、ピンク、黄色、紺の取り合わせが
芸術的だ。
c0128628_2040312.jpg

ヨウラクツツアナナス【瓔珞筒アナナス パイナップル科 
                 Billbergia nutans】
c0128628_20405532.jpg

もう一つのパイナップル科の植物もきれいだった。
パイナップルは、アナナスというのでした! 英語では、松(pine) + リンゴ(apple)、
なかなか良い発想です。
シマサンゴアナナス【島珊瑚アナナス パイナップル科 Aechmea fasciata】

こちらは、胡椒の一種。この葉がとても気に入っていて、携帯電話の待ち受け
画面にしている。会いたいなぁ~と思っていたら、健全だったので安心した。
c0128628_20413313.jpg

ピペル・シルヴァティクム【コショウ科 Piper  sylvaticum 】
熱帯地方のジャングルに生えているのだろうか。コショウ科の葉はみな
好きだ。

まだまだ寒い時期が続きます。どなた様もお体をご大切に。
もし、出かけるとしたら、温室がいいですよ。

私はコートが邪魔になったので、ロッカーに入れて、セーター姿で
見て回りました。




[PR]
by tamayam2 | 2013-01-12 20:43 | 日々のできごと | Comments(14)

【573】台湾で見た植物2つ

台北動物園のサル山から出口に向かう途中で、黄色い実が数珠の
ように垂れさがっている木があった。何だろうなぁ~と
思いつつ、とりあえず撮っておいた。
c0128628_215448.jpg

「数珠のような黄色い実」だけが頼りの検索は、とても大変だった。
が、思いがけないところでこの実がベニゲンペイカズラの実であるらしい
ことが判明した。
c0128628_21555192.jpg

ベニゲンペイカズラ【紅源平蔓 クマツヅラ科 
Clerodendrum x speciosum】
そして、これは、ゲンペイカズラ紅花クサギとの交配種であることも
分かった。
c0128628_2156289.jpg

台北で先月12月にショウロウクサギ【ショウロウ臭木 クマツヅラ科
         Clerodendrum trichotomum var. esculemtum】を見た。
実が紺色、ガクが赤の良く目立つ実だ。これは、アゲハ蝶やスズメ蛾が
とても好む樹だ。新宿御苑の温室で見たベニゲンペイ蔓の花が散ったら、
このような黄色い実が垂れ下がるのか、注意深く観察していこうと思う。

クサギは臭木と書き、香りがあるようだけど、そんなに悪い匂い
でもないので、臭いという字はちょっと気の毒。この派手な実は
鳥の眼につきやすく、鳥に食べられて、種をあちこちに分散する。
日本の野山でもよく見かける。人にとって臭くても、チョウにとっては
魅力的な香りなのかもしれない。

c0128628_21572253.jpg

このシダのお化けのような木は、シダ科ではなく、ヘゴ科の植物。
ヒカゲヘコ【日蔭杪欏 ヘゴ科 Cyathea lepifera】
c0128628_21582790.jpg

古生代に生えていたと思われるような巨大なシダ。毛羽立った若芽は
ゼンマイのような形をしていて、食用にもなるということだ。
c0128628_21584990.jpg

Tamayam2が1998年から2年間住んでいたNew Zealandには、
山地にこの樹が繁茂していて、ジュラ紀あたりの深い森を彷彿とさせた。
c0128628_21591070.png

巨大シダは、マオリ人の好むデザインでもあり、NZのナショナル・ラグビー
チーム“All Blacks”のロゴにもなっている。

[PR]
by tamayam2 | 2013-01-11 22:00 | たび | Comments(4)

【572】台北動物園にて

台北市立動物園は、MRT木柵線の終点にあって、行きやすい。
MRT地下鉄と言っているが、実は高いところを走るモノレールだった。
c0128628_3441710.jpg

サル山は、どの動物園でもおもしろいが、私が通りかかったとき、
ちょう度、食餌の時間だった。餌を蒔くというより、フェンスの外から
りんごやバナナを盛大に投げる。当たったら、怪我をしそうな状況だが、
サルたちは敏捷に動きまわって、ゲームを楽しむように餌をゲットしていた。
c0128628_3444412.jpg

このサルは、欲張り屋。
グアヴァとフランスバンを取って、サル山に登ったが、両手がふさがっている
ため食べることもままならない。
c0128628_345798.jpg

この3匹は、無関心を装っているが・・・
c0128628_3452679.jpg

このサルは、一番危険な場所にいて無防備に見えたが・・・レタスだけ
に関心があるようだった。
c0128628_345504.jpg

フラミンゴたちは、熱帯の池の風景にとけこんでいる。

時間があれば、もっと見たかったのだが、お目当ては、昆虫館だけだった
のでパスした。この近くに猫空(マオコン)という場所があって、
お茶の産地ということなので訪れたかったが、次回に。

猫空という地名は、猫が空を飛んでいるようなイメージですね。
ここに行くには、ロープウェイで小山を一つ越すらしいから、
やっぱり、猫空でよいのだなぁと勝手に納得した。

冒頭の写真は、前回【571】でご紹介した榕樹(別名シメコロシノキ)の根。
こんな石畳にも根を伸ばしている。密やかに、時間をかけて、自分の陣地を
押し広げてしていく植物の生命力に驚嘆する。

[PR]
by tamayam2 | 2013-01-10 03:47 | たび | Comments(2)

【571】信心・信仰・ご利益

台北の四大観光名所は、
①故宮博物館、
②蒋介石を祭った中山紀念堂、
③近代的な高層ビル、イーリンイー(101)
④龍山寺、と言われている。
このお寺は、下町にあって東京で言えば浅草寺のようだ。
c0128628_22361426.jpg

仏教の寺ではあるが、道教、儒教や台湾固有の神様、媽祖など100以上の
神様を祭っていて、内部に一歩足を踏み入れれば、たしかに厳粛な雰囲気が
ただよっている。老若男女みな長い線香を手にして拝んでいる。
c0128628_22364060.jpg

宗旨の細かい差異は問わず、どんな神様であれ、ご利益(りやく)があれば、
とりあえず、お祈りしておきましょう、ということであるらしい。
c0128628_2237225.jpg

黒い衣を着ている人は、ボランティアの人で、参拝客のお世話をしている。
c0128628_22373959.jpg

特別なことで祈る人は、お供えをする。花とか、ペットボトル入りの飲み物、
果物などが多かった。目を見張るような立派な花籠もあるが、ごくささやかな蓮の花と
その周りにユリ科の花だろうか、非常に香りのよい白い花を放射状の並べたお供えも
あり、素敵だと思った。きっと、亡くなった方への供養のためのだろう。
これらの供え物は、お祈りが終わると家に持ち帰るそうだ。

どんな人も長寿を願う。それでも人は、いずれ死ぬ。
残された身内のものは、故人の死を悼み祈る。そのために行うことは、万国共通で
よく理解できる。

日本でも新年になるとあちこちの寺社に初もうでに出かける人が多い。
宗旨はともあれ、何でも祈願しておけば、いずれかの神様が願いを聞き届けて
くれるかもしれないと思う。
どの神様のご利益が顕現あらたかかはわからないから、ともかく
保険として八百万の神々のお祈りしておくにしくはない。
日本人の大半も、初詣などは、とりあえず、今年の幸を神々に拝んでおこうと
いうのが本音ではなかろうか。

こういう考え方は、一神教のキリスト教社会などから見れば、なんだか非常に
ルーズで、節操がない感じがするが、東洋人は、こういうルーズだけれども
もう少し別の表現で言えば、融通無碍(ゆうずうむげ)の生き方も、われわれには
よく理解できる。

ドイツに住んで、住民登録をする際、宗教を記入する欄がある。
私は、キリスト教、evangelisch(新教、プロテスタント)と書いたら、
秘書がイヤな顔をした。日本人なら、ふつう無宗教とか、仏教と書くのに・・・
キリスト教と書けば、キリスト教国では税金が課せられるのだ。
(私はそういうことを知らなかった・・・)

そのおかげでキリスト教会は、市から金銭的援助を受けており、質素ではあっても、
建物の補修費や維持費の心配はしなくてもよいのであった。私がかの地で死ねば、
葬儀や埋葬も市の費用でまかなってもらえたことだろう。宗旨を明らかにするという
ことは、社会的義務も負うことと知り、ふむむ・・・と頷いたのだった。
c0128628_22403177.jpg

こちらは、台湾ではどこででもよく見かけた溶樹、沖縄方面ではガジュマル
よばれる樹木だ。
無数の気根が垂れ下がり、風になびいている。そのうち、気根が地面に達すると、
そこに根を下ろし、やがて独立した樹に成長する。いろいろな木にからみついて、
宿主をがんじがらめにして、ついには、絞め殺してしまうこともあるという。
別名、シメコロシノキとも呼ばれる、なかなか手ごわい木でもあるのですよ。
ガジュマル【クワ科 Ficus microcarpa】

[PR]
by tamayam2 | 2013-01-07 22:43 | たび | Comments(8)

【570】台湾黄マダラタテハ

【564】でご紹介した台湾・宜蘭(いらん)の海岸の近くの崖で、
黄色のきれいなチョウを見かけた。シジミチョウより大きく、タテハチョウの
仲間だと思ったが、名がわからなかった。
台北で買った『臺灣胡蝶食草與蜜源植物大図鑑』で調べてやっとわかった。
タイワン黄マダラタテハという、向こうではありふれた、日本では見たことが
ない蝶だった。タテハ科ドクチョウ亜属というから、鳥に食べられないように
毒をもっているチョウらしい。
c0128628_17212538.jpg

こういう本は、台湾語だからさっぱりわからないが、漢字が何とか見当がつくことと
学名がラテン語で書いてあるので、本当に助かる。
しかも、この本の目的は、蝶だけでなく、偏食のチョウが食べる食草や蜜源に
関心の焦点が当たっていて、植物の写真も明瞭でわかりやすい。いい本が買えて
よかった。
タイワンキマダラタテハ【タテハチョウ科 Cupha erymanthis】
吸蜜しているのは、台湾中で見られるシロバナセンダングサ(キク科)。
c0128628_17214435.jpg

こちらは、陽明山で見た多分、ウラナミシジミ(シジミチョウ科)
黄色い花は、ウェデリアという台湾でどこでも見られるキク科の花。
ウェデリア【キク科 Wedelia trilobata】和名:アメリカハマグルマ

シロバナセンダングサもウェデリアも、非常に強くはびこりやすいので、
うっかり心許すと、日本の野山を覆いかねない。でも、すでに育てやすい
品種として園芸用のサイトで紹介されているようだ。
c0128628_17225153.jpg

台北で見た植物はどれも興味深かったが、海辺で海檬果という低木につやつや
した楕円の実がたくさんなっているのを、見た。
採って詳しく見てみたいと思ったが、その並木のところに、「有毒だから、採って
食べるな!」という張り紙がしてあったので、写真に撮るだけにした。
キョウチクトウの仲間で、植物全体が有毒であるということだった。
海檬果【キョウチクトウ科 Carbera manghas】
和名は、ミフクラギ または、海マンゴー

若い実は緑色だが、熟すと小豆色になりテカテカ光り、ちょっと魅力的だ。
海マンゴーなどという名につられたら、大変なことになるところだった。
警告が漢字で書かれていたので、よかった。

[PR]
by tamayam2 | 2013-01-04 17:23 | たび | Comments(12)