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【552】神楽坂ぶらり

神楽坂(かぐらさか)と言えば、昔から有名な東京の花街。夜にぎわうところである。

ところが、最近は、そういうイメージとは別に、ちょっと粋でセンスのよい
町ということになっている。粋というからには、和風の店が多い。
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私が好きなおいしい和菓子屋がたくさんあるのも気に入っている理由のひとつ。
伝統的なものもたくさんあるのだけれども、なかなかコジーなレストランもある。
Cozyというのは、けっして贅沢ではないが、居心地のよいという意味だ。
若者が好きそうな店もあるが、大人が十分楽しめる上質な江戸情緒を感じさせる店もある。
おいしいパン屋もあるし、Caféもある。

週末はメインストリートが歩行者天国になっている。
坂上のほうに東京メトロ、東西線の駅があり、坂下のほうに都営大江戸線、牛込神楽坂駅がある。
坂がある風景は、下から見上げても、上から見下ろしてもおもしろい。
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坂の途中にある瀬戸物屋さん。
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昔風の箸置きを売っている。外国人が興味深げに見ている。
日仏学院があるからか、外人さんがよく歩いている。
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Blogでお伝えできないのは残念だが、辺りには焙じ茶のいい香りが漂っている。
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角に昔風の茶碗屋さんがあって、駄菓子屋も兼業している。
中央に置いてあるブリキ製の人形とピンポンをしている人形は、明らかに古いもので
色が剥げ落ちていて、少し壊れている。
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アンティークというのかヴィンテージというのか、古いものを大事に飾っているところに店主の心意気が感じられる。
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坂を下りて外堀通りを渡ると、すぐ左手がJR飯田橋駅だ。

by tamayam2 | 2012-10-31 09:25 | 日々のできごと | Comments(14)

【551】秋の生け花展で

秋にはいろいろな展覧会、コンサートがあって、友人知人から
チケットをいただく。先日行った生け花展では、伝統的な生け花に混じって
野菜を生けた生け花ならぬ 「生け野菜」 があって、おもしろく拝見した。
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これは、トンガラシ。シダのような植物とよく合っていました。

下の赤い実は、フサスグリ(スグリ科)。英語でRed currant 、 仏語Greseille,
独語 Johannisbeeren 日本ではあまり見かけないようですが、ヨーロッパで
よく見かけるものです。ジャムにしたりお菓子に焼きこんだり。
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こちらは、サヤエンドウとルバーブでしょうか。
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驚いたのは、こちら。赤キャベツの間にカイワレ大根を挟んで、中に小花を
あしらったもの。サラダのようですね。ドレッシングをかけて食べられそう。
よく思いついたものですね。じっと野菜を凝視していたらアイディアが湧いてきたのかも。
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ネギと極楽鳥花のコラボ。
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こちらは、何の実かわかりませんでしたが、大きな作品でした。
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葉や花、茎や実、それに調和する花器を考え、ガラス、プラスティック、金属など、
いろいろな新素材も取り入れて・・・
現代の生け花はアートとして、とても斬新です。

by tamayam2 | 2012-10-29 11:11 | 日々のできごと | Comments(10)

【550】コリウス

秋がだんだん深まってきました。たくさんのBloggerの紅葉の写真を
見てうっとりしているTamayamです。
秋は何かと用があって・・・野山のほうへ行く時間がとれません。

先日来、とても気になっている園芸種の葉っぱがあり、調べてみましたら、
コリウスとのこと。いろいろな種類があって、どの色も例外なく鮮やかです。
コリウス【シソ科 Coleus blumei】アジア・アフリカの熱帯地方の原産。
六本木のMidtown脇の歩道で
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紅葉というのではなく、この植物の本来持つ鮮やかな色合いなのでしょう。
房に咲く紫の花は、やはりシソ科らしい小花です。
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この夏、家の庭には、たくさんのシソがこぼれ種から生え、冷奴やそばなどの
薬味に大活躍しました。種の穂も漬物にして味わい尽くしましたが、だんだん木性の
性質が露わになって、引っこ抜くのも難儀するようになりました。
茎が材木のように硬くなって来ましたので、処分しました。

我が家のようなほったらかしの庭にシソがよく育つのなら、来年は、コリウス
を植えてみようかしら。秋になって、彩が少なくなった庭が華やぎそうです。
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こちらは、新潟県の園芸店で。
アレンジの仕方がみごとですね。

園芸種は数が多すぎるので、この分野には足を踏み入れないことにしている私も、
コリウスの魅力を再発見です。

by tamayam2 | 2012-10-28 20:10 | 日々のできごと | Comments(12)

【549】日本橋べったら市

10月20日、日本橋界隈に出かけるついでがあったので、
開催中のべったら市に足を伸ばした。日本橋からも神田からも徒歩で
行ける昔からの商店街、その中心は、宝田恵比寿神社。
江戸時代から続く伝統のある神社だそうだが、お社は、とても小さい。
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地元の人たちは浴衣姿、法被姿で、なんだかウキウキした雰囲気。
これから、踊りでも始まるのだろうか。
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べったら漬けは、今はやりの麹をつかった発酵食品。
品のよい甘さで、ばりばりと箸が進む。
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東京の下町には、ほおずき市、朝顔市などいろいろな市が立つが、
べったら市が秋の風物詩、その後の酉の市で一年が暮れる。
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ドイツに住んでいたとき、NHKの「今日の料理」でべったら漬けの
作り方を見て、作ってみた。向こうには、太い冬ダイコンは無く、
細い(たいがいスの入っている)ダイコンを塩漬けにし、日本から送って
もらった麹を使って約1週間でべったら漬けが完成した。

アパートは、セントラルヒーティングで昼夜とぎれなく24度ぐらいに
設定されているので、ヒーターの近くに置いておくだけで、発酵の適温を
保つことができるのだった。日本人の友人に分けてあげたくてあっちこっちに
お土産として持参したが、電車の中でもなんだか「ちょっと変な匂い」が漂うのは避けがたく、ちょっと具合が悪かった。
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日本人には、懐かしい漬物独特の匂いなのだが、西洋人にはちょっと苦手な
匂いだったに違いない。先回ご紹介しただるまストーブの上に沢庵入りのお弁当を置いら、どんな匂いが漂うかご想像ください。
今年のべったらい漬けは、一本1200円~1500円ぐらい、一本買ってもあっという間になくなってしまいそう。
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いろいろな屋台が出ていたが、享保3年(1718年)創業の江戸屋さんが
目についた。刷子束子専門店です。
刷子(ブラシ)、束子(タワシ)という漢字もなかなか昔風ですね。
江戸屋さんの店先では、化粧用の刷毛(ハケ)類も売られていました。
ちょっと粋筋の女性たちが頬紅や口紅を塗るハケ類に目を輝かせていました。

私がここで買ったのは、ちょうど買い替え時のタワシ・・・。(>_<)

by tamayam2 | 2012-10-22 13:36 | 日々のできごと | Comments(18)

【548】小学校で教えること

先日、信州に行ったとき、松本の開智学校を見てきた。
明治9年に建てられた尋常小学校の内部が保存されている。
明治政府が初めて学制を敷いたのが明治5年、教育県と言われる長野県は、
それから4年目にこんな立派な校舎を建てている。
県の予算だけではなく、民間の寄付もたくさんあったのだろう。
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校舎のファサードに、竜の彫り物があり、瑞雲がただよい、驚くべし、天使まで
舞っている。めでたいものは、東洋のものであれ、西洋のものであれ、あまねく
取り容れるのが日本の文化なのだから。
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懐かしい小学校の木製の机、石版や綿を丸めたロウセキを消すもの。
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だるまストーヴや謄写版。(私の世代は使っていました!)
オルガンの横にある台は、燭台(ろうそくを置く台)だそうだ。
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二階には、各時代の小学校の教科書が。
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寺子屋時代の百姓往来。 手習い帳。毛筆で、「以」という字から平仮名の「い」、
「伊」という字から片仮名の「イ」を教えたものだろうか。
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これは、ちょっと時代が違うようだが、「ヨキネコ、ワロキイヌ」って、価値観の
押し付けだわね。(笑)
「ユキ、シロシ、カラス クロシ」こういう紋切型は、覚えやすいけれども、
発想が貧困になりそう。
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また、廊下に展示されていた木版画は、当時の教育風景を描いているが、
子供には、まず、絵を見せてその名を教えていくのが基本のようです。
私が植物を見て名を覚えている様子とまったく同じ方法なので、思わず、にんまり
してしまいました。

閑話休題
最近週刊誌で知って驚いたことですが、広島県野間川にできたダム湖の名を公募したところ、
「栗(マロン)湖」という名が採用されたそうです。県の名称検討委員会が
選考に当たり、「耳に心地よく、若い世代に受け入れやすい」名称として、栗湖と書いて
(「クリコ」と読ませるのではなく)「マロンコ」と読ませるそうです。

栗の砂糖漬けをマロングラッセと言いますが、栗=マロンではなく、ちょっと無理が
あるなぁ~(>_<)

地名に、こういう一見外国語風、片仮名語の命名はいかがなものだろうか??
漢字の本来の音でも訓でもないモノを読ませて、洒落たつもりになっているとは!

今、この地方は、栗が実り紅葉が美しい季節を迎えているでしょうに、こんな
変テコな名前をつけて、若い世代におもねて・・・県の役人の貧困な発想は
代々に記憶されるべし。

教師をしている友人が言っていましたが、この頃の子供の名前が判じ物のようで
読めない、覚えられない・・・で、困ってしまうそうです。

月と書いて、ルナちゃん、澄海と書いて、スカイちゃん、海と書いてマーレちゃん、
心愛は、ココアちゃん、留樹は、ルージュちゃん・・・この頃の若い親は、いったい
何を考えているのでしょう。この子たちが大きくなるまで、人生の様々な場面で
いちいち説明を要するような名をつけなくても、わが日本語にたくさんいい名前が
あるでしょうに!
 
外国かぶれを通り越して、日本語を忌避しているようにさえ感じます。

小学校では、日本語の読み書きと同時に、日本語の美しさを十分味うことができる
能力を涵養してほしいですね。

by tamayam2 | 2012-10-17 13:03 | 日々のできごと | Comments(10)

【547】トケイソウによせて

路上Watchingと称して町を歩きながら、よそ様のお宅の垣根の植物を
観察して写真を撮っている私は、不審者と見られては困るので、慎重にしずしずと
歩いている。
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先日、豊島区で見た高い塀から逃げ出したトマト・・・そのお宅なのだが、
塀の別の側からは、トケイソウの実が垂れ下がっていた。
過去ログ:【542】九月の末に
高いところに咲き終わった花がいくつか残っているようだが、花殻や実が道ばたに
落ちているものだから、Tamayamは好奇心を抑えきれず、また写真を撮ってしまった。
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よく調べてみるとこの種類は、クダモノトケイソウと言って食べられる種類のようだ。
それなら、なおさら、もったいないことと吝嗇なTamayamは思う。

このお宅の主はご老体で、だれかの手助けがないと高いところの植物の世話も
ままならないのかもしれないと考えたりもした。
(なにしろ、蔓草というのは、どんどん上の方へ上っていってしまうからなぁ~)
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この種のトケイソウは、どこかで見たと思ったら、9月に出かけた函館の熱帯植物館だった。
副花冠と呼ばれる部分がちりぢりに縮れていて変わった形をしていた。
もともとは、中央アメリカや南米の暑い地方のもの。この植物園は、湯川温泉の
熱を利用して熱帯植物を育てているのだ。
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上から見るとわからないが、横から見ると3本の雌蕊が時計の長針、短針、秒針の
ように見え、そこから時計の文字盤というイメージが生まれた。キリスト教国では
Passiflora、または、passion flowerと呼ばれる。情熱のpassionではなくて、
キリストの受難を表すpassionだ。
南米各地で宣教した宣教師は、中心の子房柱を十字架、
3本の雌蕊をキリストを磔(はりつけ)にした釘と見立てた。
副花冠は、キリストの頭の茨の冠というイメージで、福音を語り継いだらしい。

ふむふむ、それほどまでに、この花は、造形的に立体的で不思議な形をしている。
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閑話休題。
『文藝春秋』十月号の巻頭随筆に、渡辺 和子という方がエッセイを
書いていらっしゃる。この方は、カトリックの修道女なのだが、若いとき
修練院での修行中、百数十のお皿やコップをテーブルに並べる作業をしていたとき、
このような単純労働を機械的に、義務的に片づけていたら、修練長に叱られたという。

「あなたは、何を考えながら仕事をしているのですか?」
さらに、修練長が続けて言う。
「時間の使い方は、そのまま命の使い方なのですよ。同じ仕事をするなら、
やがて夕食の席につく一人ひとりのシスターのために祈りながら(皿を)並べて
いきなさい。」
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シスター渡辺は、当時を振り返ってこう言う。
「その席に座る一人ひとりのシスターに、『お幸せに』と祈ったからといって、その方が
幸せになったかどうかは、わからない。しかし、これは、自分の時間の使い方、私の人生
の問題なのだ。そう思って仕事をしていると、自分の顔から自然に仏頂面が消えていった。」
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私は、この方のことを全然知らなかったのだが、Webで調べると、85歳の
立派な経歴を持つ方で、今年4月に出版された著書『置かれた場所で咲きなさい』
(幻冬舎)は、9月末に21版を重ね、65万冊も売れているという。
それは、本離れの進んでいる現代においては、やはりすごいことなのだ。

本を読んでみると、何かむずかしいことを言っているのではないのだが、人生の深い真理について、
なるほどと考えさせられる。
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この方は、インドのマザー・テレサが来日したときに、アテンドや通訳をなさったようだ。
マザー・テレサは、炊き出しの食事を貧しい人に与えるシスターたちに、3つのことを実行するように
諭したという。

1.パンとスープを渡すとき、相手の目をみてほほえむこと。
2.相手の手に触れて、ぬくもりを伝えること。
3.短い言葉でいいから、言葉掛けをすること。


日々の仕事や作業に追われていると、重要なことが 抜けてしまうことがある。
作業の能率や結果ばかりに目をうばわれ・・・それが、何のために、
誰のためにやっているのかわからなくなってしまうのだ。

私も、この本を読んで以来、そうそう! とうなずきながら・・・ちょっとほほえんで
みたり、鏡を見て、自分の人相がすこしは改善されたか確かめたりしています。

この一年間に撮りためたトケイソウを載せてみました。園芸種も含めると500種以上にも上るそうです。
トケイソウ【時計草 トケイソウ科 Passiflora  caerulea】
by tamayam2 | 2012-10-14 00:14 | 日々のできごと | Comments(21)

【546】高ボッチにて

信州・箕輪町で、赤ソバの畑を見た翌日、塩尻ICから、前から行きたいと
思っていた高ボッチ高原へ足をのばした。高ボッチは、標高1665m、山頂まで
車で登れる。上は、一面のススキの高原で、眼下に諏訪湖が光って見えた。
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遠くに見えるのは、南アルプスの山々。

チョウがいるかと期待していたが、チョウには、ほとんど出会わず、そのかわり
アキアカネがたくさん飛んでいた。しかも、よく見ると2匹が連なって飛んでいるのだ。
飛翔中のトンボの撮影は、とても速すぎでできなかった。止まっているのはこんな感じ。
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冬になる前に子孫を残すという一大事業をすませなければならないのだろう。

もう少し先の鉢伏山(標高1929m)にも車で山頂近くまで行けるということが
わかったが、道が狭くなるので、次回に足を伸ばすことにする。
初夏から夏にかけて高原の花が見られそうだ。田中澄江の『新・花の百名山』
鉢伏山が登場している。
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向こうに見える山が鉢伏山。手前の木は、マユミ。この辺一帯ではマユミが多かった。
マユミ【真弓 ニシキギ科 Euonymus sieboldianus】
シーボルトの命名です。★!
ニシキギ科なので、葉も紅葉するのでしょう。
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こちらは、ヒョウモンチョウ。右横の植物が初見のナギナタコウジュ
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ナギナタコウジュ【薙刀香薷 シソ科 Elasholtzia ciliata】

花が一方の側にしか付かないので、薙刀の刃に見立てたのでしょう。

by tamayam2 | 2012-10-11 23:53 | たび | Comments(10)

【545】さびれた温泉地で

連休前に急に思い立って長野県にでかけたので、小都市郊外の温泉町に
宿をとった。食事前に町を一巡しても一時間とかからない。
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人通りはなく、廃業した大型観光ホテルの駐車場には秋草が茂っていた。
空地や道端に生い茂る秋草の実がものめずらしく、写真を撮った。
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ホウキグサ【箒草 アカザ科 Kochia scoparia】
またの名を帚木(ははきぎ)あの、源氏物語の一章ですよ!
乾かして箒(ほうき)にする他、実はトンブリと言って食用になります。
畑のキャビアですよ。(^_-)-☆ 赤い色が美しいし、強壮・利尿剤として薬効もあり、
言うことなしの植物でありますね。
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民家の垣根に、きれいな紫色の実と黄金色の実。
やんごとなきムラサキシキブ(紫式部)と、恥多きヘクソカズラ(屁糞蔓)の妙なコラボです。
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その近くでは、アオツヅラフジの美しい瑠璃色の実にも出会えました。
アオツヅラフジ【青葛藤 ツヅラフジ科 Cocculus orbiculatus】
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空地で見た世にも恐ろしいチョウセンアサガオの実が通学路にまで大きな株を広げていました。
チョウセンアサガオ【朝鮮朝顔 ナス科 Datura】
あの華岡青洲が乳ガンの手術をするときに麻酔薬として用いたのがこの植物から抽出した
薬です。日本初の麻酔薬。
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トウゴマ【唐胡麻 トウダイグサ科 Ricinus communis】
有名なヒマシ油、下剤になる薬草です。
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こちらは、かわいい赤い実。
アスパラガスの実です。
アスパラガスは、若い茎は食用に、細かい羽のような葉は生け花に、使われます。

西洋人が初夏に白アスパラガスを大量に食べたがるのは、日本人が地物の筍(たけのこ)を初夏にいただくのと同じ心理でしょう。
長い冬を過ごした後に、土から芽生えたもののエネルギーを体内に吸収したくなる
のでしょうね。

by tamayam2 | 2012-10-08 11:32 | たび | Comments(12)

【544】三連休の前に

最近は、月曜日を祝日にして、土、日、月と三連休にしてしまうことが多い。
十月の第1週に信州に行こうと思っていたが、混雑を避けるため、急に思い立ち
連休前に出かけることにした。
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この赤い原は、何の畑だと思いますか?

Blog仲間のNickさんが、毎年ご紹介くださる長野県箕輪(みのわ)町の、
「赤ソバの里」の風景です。
高嶺ルビーというヒマラヤ原産のソバの種を観光用に植えているそうです。
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ネパールの人もソバを食べているのですね。
西洋でもbuckwheatは、パンやパンケーキの材料として健康志向の方に人気があります。

さて、「赤ソバの里」は、伊北ICを降りてから、案内の道しるべを頼りに農道の中に入って行きます。
しばらく行くと、町のボランティアの方が管理している駐車場に着きます。
そこから少し歩いた谷あいの一角が赤ソバ畑です。
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赤に近い濃いピンクから、比較的薄いピンクまで、ソバの花が一斉に風に揺れて
いる様は壮観です。アカタテハやキチョウも見ることができました。

町の人が経営するにわか造りのソバ屋さんで赤ソバのザルもいただきました。
歯ごたえあり、しっかりしまったソバのお味でした。
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駐車場の入り口に小高い丘が築いてあり、ヘヴンリーブルーでしょうか、たくさんの
青いアサガオの花の塔ができていました。駐車料金も、入園料も無料で・・・申し訳け
ないようなサーヴィスを受け、箕輪町の心意気に感動しました。今年は、13日に
閉園するそうです。
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新田次郎の小説に、『聖職の碑(いしぶみ)』というのがあり、大正2年(1913年)8月に
起きた山岳遭難事件がテーマになっています。
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「中箕輪尋常小学校の修学旅行で赤羽校長に引率された37名の児童が
 伊那駒ヶ岳に登り、急な天候変化のために11名が遭難した事件」と
 本の解説に書いてあります。ちょうど100年前の事件です。

 伊那駒ヶ岳とは一般的には、木曾駒ヶ岳のこと、私がロープウェイで登った「千畳敷
 カール」のさらに上の方らしいです。3000m級の高地に小学生が徒歩で登ったとは、
 信じられないことです。

by tamayam2 | 2012-10-06 15:11 | たび | Comments(16)

【543】新装なった東京駅

東京駅は4年にわたる復原工事が終わり、新しい駅のお披露目が10月1日と聞き、
まだ残暑きびしい1日の夕刻、出かけてみた。
(野次馬だなぁ~)

東京駅は大正3年(1914年)に開業した。
当時の建物の姿をできるだけ忠実に復原しようというのが今回の工事。
工事中は、ずっと覆いに覆われていたから、駅前には新しい駅舎をカメラに
収めようという人たちでいっぱいだった。ちょうど会社の退け時だったので、
前の新丸ビルでは、早くも一杯やって盛り上がっているグループもあった。
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私は、新丸ビルの7階で、ライトアップの時を待っていた。
ちょうど6時。
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レンガ建ての東京駅丸の内サイド全体がライトアップされて闇に浮かびあがった。
クラシックな堂々とした西洋建築、いいなぁ~。
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こちらは、丸の内南口のコンコースの円天井。
中心部、クリーム色の地に白い鳥が飛び、古典的だが華麗なディザイン。
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その下でみんな写真を撮っている。ケータイで、コンデジで、大型カメラで・・・。
(とても日本的風景!)
東京駅は、東京の表玄関。これから落ち着いた雰囲気でお客様をお迎えすることが
できるだろう。

10月6日~14日まで、IMF・世界銀行年次総会が東京で開催されるということだ。
経済関係の参加者、報道陣などを入れると世界中から2万人の人たちが東京にやって来る。

この玄関を見てどんな印象を持つかしらね。

by tamayam2 | 2012-10-01 23:26 | 日々のできごと | Comments(20)