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【542】九月の末に

昨日29日は、また夏が戻ったように蒸し暑い日でした。
明日から十月ですね。都内で見かけた九月末の風景です。
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これは、豊島区で。高い塀の上部から逃げ出したトマト。細長いトマトなので、
イタリアン・トマトだろうか。伸びすぎて、持ち主が収穫をさぼってしまったのか・・・
塀の外にも実が落ちていた。 (もったいないなぁ~。)
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ザクロもぱっくり口を開けて実がこぼれそうだった。
地中海地方では、大きなザクロが路傍で売られていた。真紅のジュースは、女性の健康に
いいとか。ザクロの学名は、Punica  granatumと言うが、スペインのグラナダは、学名のgranatumから来ている。
グラナダのアルハンブラ宮殿の庭にもザクロの実が似合いそうだ。
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オニドコロ(鬼野老)はヤマノイモの仲間。こんなに盛大に花を咲かせているのは珍しい。
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ヤマノイモと違って有毒。
オニドコロ【鬼野老 ヤマイモ科Dioscorea  tokoro】
学名にも、tokoroが付いていますね★!
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コマツナギは、ハギの一種 マメ科。根が強く抜けないから、馬を繋いでおいても大丈夫と言われるほど(?)、野性的な秋の花です。
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こちらは荒地で見たウイキョウ(茴香)、フェンネル(fennel)セリ科ではないかしら。
ハチがたくさん群がっていた。健胃、呼吸器疾患に薬効があるスパイス。
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今日、文京区で見たヒガンバナ。食糧が無くなれば、この根を人も食べたと言われる
救荒植物の一つ。今のような飽食時代には、ピンとこないかもしれないが・・・。
一般的は有毒植物だが、近年アルツハイマー病の薬の成分も含まれていることがわかって、
今後期待される植物かもしれない。

ドイツ語では毒をgiftというので、有毒のという形容詞はgiftig、
なんだか英語との連想で、奇妙に感じる。

英語でgiftは、神様からいただいた贈り物のこと。
gifted(形容詞)は、才能があるという意味。

Blog友に、「Tamayamさんは、毒草にえらく関心があるのネ」と言われて
しまいました。
いつからそうなったかわかりませんが、植物園の名札を読んで、そこからわかる情報を
読み解くのが趣味だからでしょうね。(^_-)-☆ 

つまらない知識が増えるばかりで、役には立ちませんが・・・(嘆)

台風17号が来ているようです。通過地域のみな様、どうぞ、お気をつけて。

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by tamayam2 | 2012-09-30 19:57 | 日々のできごと | Comments(16)

【541】札幌でマイバウム

9月の第一週に札幌に行ったとき、 “マイバウム” を見た。
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地下鉄東西線 西11丁目駅へ行ったら、そこが大通り公園に面していた。
ありゃら、目の前にドイツ風の塔がそびえ立っているではないか。
マイバウム(Mai  baum)!ドイツ語では、五月の木、英語ではMay pole。
ミュンヘン市から贈られたものだそうだ。高さ23mもある。
サッポロ、ミュンヘン、ミルウォーキー・・・というのは三大ビールの産地でしたよね。
きっと、ミュンヘンと札幌は、友好都市なのでしょう。

南ドイツの町の広場でよく見かけるマイバウム
主に手工業者のギルド(同業者組合)の盾や職人が仕事をしている姿を模した人形
などが飾られる。
ふつうは五月に建てられ、翌年に新しくされるまで、一年間そのままにしておく。
五月一日には、このポールの下で、男女が民族衣装を着て踊ったり、歌ったり・・・。
春が来たことを寿ぎ、樹木の精に祈りを捧げるお祭りかなぁ~。
ドイツ民族は本当に森が好きで、森から生命の恵みを受けているという信仰が
強いようだ。
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札幌で、北大の植物園に行った。明治19年(1886年)の創設。札幌農学校の演習の
ための植物園で、園内に宮部金吾(初代園長)の記念館がある。
ハルニレなどの巨木が茂っており、植物たちはそれぞれの生育環境によって分類
されている。特徴的なのは、ここには、北方民族(主にアイヌ)が利用する植物群
のコーナーがあること。一番目についたのは、猛毒のトリカブト。矢毒として使われたのだろう。
過去ログ:【532】池とうの植物、8月末に、内地のトリカブト
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北海道のものは、エゾトリカブト、奥羽地方(主に青森県)のものは、
オクトリカブトと区別されている。

この植物は、葉と言わず花と言わず猛毒なので、触ることができないが、
ちゃんと花のお顔をこちらに見せてくれたので、奥の蕊まで撮影することができた。
辺りには人影もない。こうしてトリカブトの生い茂る林の一画を歩いていると、
殺人事件の犯人になったようなゾクゾクとした感じがしてくる。

トリカブトは、英語でMonkshoodという。カトリックの司教様などが
かぶっている帽子に似ているのだ。ドイツ語では、Eisenhut 鉄兜という意味。
中世の兵士がかぶっている鉄兜ですね。日本語の発想も同じです。
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やや開けたとところに茂っていたダンゴギク。これも猛毒ではないが、毒草と
いうことで、動物がときどき被害を受けるそうだ。
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その隣りに咲いていたのが、ハチジョウギク。八丈島とは無関係の無毒のキク。
鋸歯のある立派な葉がめずらしくて撮っていたら、モンキチョウが飛んで
きてくれた。
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家にも、マイバウムの鉛製の置物があります。
横の建物は、テラコッタでできた教会の模型。いずれも
ドイツでは珍しいものではありませんが、なかなか精巧に作られており、
ドイツ人のクラフトマンシップ(職人魂)を感じるので気に入っています。

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by tamayam2 | 2012-09-26 09:19 | たび | Comments(12)

【540】季節の移ろい

あれほど猛威をふるっていた暑さが下火になって、今日は朝から大雨。
秋へと一気に季節が移っていく予感がする。雨を待ちわびていた街路樹も
生き生きと葉を輝かせている。よかったなぁ~
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涼しくなったら、頭の血の巡りが少しよくなったのか、片付けものをしようという
気が起きる。今までは、大きな物を動かすのも大儀だった。
あれをこっちにもっていって、それは処分して・・・など。
こういうことは、体力もさることながら、知力、決断力が必要だ。
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先代から引き継いた大きな木製の椅子を処分することにする。
合板ではない木材を使っているものだから、年々よい艶が出てくるが、動かすのに
大変重い。 (もう、十分に愛おしんで使った!)
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綿の冬ふとんも、ウールの毛布類も思い切って処分をすることにした。
(重い寝具は、肩が凝るし、扱いにくい。)
あ、それから大きいトランク(旅行カバン)も。
年をとってくると、重いものが身にこたえる。

重厚長大なものより、軽薄短小のものへ・・・。
このごろの繊維は、かる~くて洗濯しやすく、暖かい素材が増えた。
海外旅行用トランクもゴロゴロ引っ張るキャスター付きが主流になった。
ああ、世の中が変わったのだ!
そして、私の筋力も衰え、重いものを動かすことが億劫になった。

昔、鉄製の中華鍋や、重いホウロウのスープ鍋を買い込んで悦に入っていたとき、
同居していた母が重いから・・・と敬遠してアルミのぺラぺラの鍋で煮炊きしていた。

一定の年にならないと、身体に感じる重みを実感することができないのだなぁ~
(ごめんなさいね、お母さん。)

今年の夏に、たくさんの未知の植物に出会った。
Blogに出しそびれてしまったものを、補遺として載せておく。
上のピンクの唇形の花はオニシオガマ
8月下旬に栂池高原で見た。
オニシオガマ【鬼塩竈 ゴマノハグザ科 Podicularis nipponica】
種小名には、nipponica ★!
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こちらも同じ場所で。
エゾシオガマ【蝦夷塩竈 ゴマノハグサ科 Podicularis yezoensis】
種小名には、yezoensis(蝦夷) ★!

7月にご紹介したのは、八方尾根で見たヨツバシオガマ 葉が輪生で4枚あるから、四葉。

ヨツバシオガマ【四葉塩竈 ゴマノハグサ科 Podicularis chamissonis var. japonica】
種小名には、japonica ★!
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ヨツバシオガマは、1500mを越す草原で見たが、上記の二つは、湿地帯で見た。
ナンバンギセルのような半寄生植物だということだ。

三つの塩竈の葉が一部羽状だったり、そうでなかったり、毛羽立っていたり・・・。
シオガマと名が付く植物は、まだあるようだが、三つそろったので・・・

学名から見て、どうやら日本とその周辺が原産国のようですね。(*^。^*)

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by tamayam2 | 2012-09-23 17:30 | 日々のできごと | Comments(10)

【539】九月の銀ブラ、その後

先回【538】で、銀座四丁目の角、サッポロ銀座ビルに掲げられた
「あきたびじょん」の女性について触れた。
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この広告について、どなたからもコメントがなかったが、友人からのメールで
日本を代表する写真家、故木村伊兵衛氏の「秋田おばこ」シリーズの一作品と判明した。
60年前に撮影されたこのモノクロ写真は、今も人を惹きつける魅力がある。
やや遠くを見つめる澄んだ瞳、考え深そうな表情、現代女性のような騒々しさがない。
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朝日新聞6月8日に、「ポスターの君、今いずこ?」という記事が載った。

それによると、モデルの女性は、旧大曲市(現大仙市)角間川出身の柴田洋子さん。
その後結婚して、三上洋子さんになった。この写真は、19歳のときという。
地元の写真家が野良着姿の彼女の写真を撮り、それが入選、木村伊兵衛氏の目に留まった。
それから、木村氏は、1952年~71年にかけて秋田を21回も訪れるほど秋田に入れ込んで、
たくさんの人々の表情を撮影した。「秋田おばこ」シリーズは、木村氏の代表作となった。
おばことは、若い娘さんのこと。

洋子さんは、地元でバレエの教師をしていたが、その後日系アメリカ人と結婚、1967年に渡米した。
結婚後も年に一度は、秋田に帰ってきていたが、2010年にアメリカで亡くなったという。
60年の過ぎ去った日々を思う。

今年、この美しい女性の写真が、秋田の魅力を発信する戦略として採用され、再び人々の
注目を集めている。

私の友人は、木村伊兵衛氏が気の毒、ともらしていたが・・・60年をすぎて著作権
が失われたのだろう、美しい女性は、東北支援という新しい役割を担って生き返ったと
言うべきだろう。

でもね・・・「どこまでもニッポンでいよう!」、「ユタカな国へ」というキャッチフレーズは曖昧で、私には、意味がよく通じない。
もっと、美しく、力強いメッセージは考えられなかったか。
ニッポンとかユタカな とか、外国人の舌足らずのような日本語をなぜ使うの?

オリンピックの応援じゃないのだから、しっかり漢字かな混じり文で、言いたいことを
はっきりとおっしゃいよ。

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by tamayam2 | 2012-09-20 12:31 | 日々のできごと | Comments(12)

【538】九月の銀ブラ

9月を半ばを過ぎても太陽の照りつけは衰えることがない。
いや、最後の力をふり絞って一層その輝きを増しているようにも思う。
悪女の深情け、という言葉が浮かんでくる。しつこいのだ。
体調の悪い方、もう少しの辛抱ですよ。
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日曜日の午後、銀ブラしようと思ったが、暑いので、夕方にビールを飲みに
行くことにした。
午後5時、四丁目の角、サッポロビールの下の電光板が31度と告げている。
むわ~っと、重い湿気が垂れこめている。
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あきたびじん ん? よく見ると あきたびじょん。秋田Vision?
いっしょにいたゴルフ好きの人は、全 美貞(ジョン・ビジョン)を
イメージすると言った。
やや憂いを含んだ美女の瞳は、何を訴えたいのだろうか。

このごろのCMは、言葉遊びのようなものが多く、何を言いたいのか
伝わりにくいことが多い。私が現代感覚から取り残されてきたのだろうか。
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秋のファッションを誘う三越のショーウィンドウ。
赤い樹は美しいが、まだ秋の装いのムードにはなりにくい。
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三越が新装オープンしてから2周年。銀ブラする女性はみなはつらつとしていて
美しい。女性が元気な時代なんだと思う。
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通行する人の中に、双子の赤ちゃんもいた。
少子化と言われる時代に、元気が出る。
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中央通りは、歩行者天国だけど、自転車通行は禁止されている。
外国人のすてきなバイク野郎が。交差点のところで友人と話していた。
鍛えられて引き締まったウエスト、神々しくまぶしい。
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銀座コアの前、手裏剣のようなマークの建物は、フランスの時計やジュエリー
の老舗Mauboussin。
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ビールを飲んで、外に出ると、赤い花の灯りがついていた。
やっと日が落ちて、暗くなってきた。もう歩行者天国は終わっていた。
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灯りの灯ったGAPのビルの前を通って、JR有楽町方面へ。
ほろよい気分の銀ブラでした。

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by tamayam2 | 2012-09-17 11:36 | 日々のできごと | Comments(14)

【537】北海道紀行(最終回)水辺にて

何でも大きいものを見るのは、気持ちがよい。
北海道の自然は、規模が大きく胸がすく思いがする。
なのに、町興しとか、観光客誘致とか、いろいろなイベント、祭りとか・・・
人が企画するものは、なべて志が貧素で、金儲け主義がちらちらほの見える。
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札幌から、函館に南下する途中で、洞爺湖に一泊した。
2008年に洞爺湖サミットがあった場所として有名。福田元首相のときだったか。
会議のロケーションとしては、理想的な場所で、湖水を渡る遊覧船の
上から、城郭のようなホテルを仰ぎ見ることができた。

また、昭和19年に火山の噴火でできた昭和新山、今も時々噴火する有珠山の
姿を見ることもできた。ロープウェイで中腹まで登る計画だったが、天候が
下り坂なのであきらめた。
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遊覧船で、洞爺湖の中ほどの小島へ。そこで飼われていたシカ。シカが樹木の
皮を食べるのか、どの樹の幹にも金網が巻き付けられていた。
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カモメも、船の甲板に来て乗客を物珍しげに見ていた。
観光地なのに人の気配がなく、サミット以来さびれてしまった感が否めない。

函館の郊外、大沼公園の散策で見た植物たち。
島全体に、イワガラミ(ユキノシタ科)というツルアジサイに似た蔓草が
本当に岩といわず、樹木にもからみついていた。

その他に多かったのは、マイズルソウ(ユリ科)が林床を覆っていた。
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マイズルソウは、初夏に白い細かい花を咲かせるが、それが、今は
赤や渋いウズラ色の実をつけているのだった。
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そのそばで見つけたツルリンドウ(リンドウ科)。
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全島でよく見たのはミヤマホツツジ(ツツジ科)春のツツジより、控えめながら、
長く伸びた雌蕊がかわいらしい。
水辺に多かったのが、ドクゼリハッカの花。
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島めぐりの途中に、 「♪~千の風になって」の碑があった。
作曲家の新井満さんの別荘がこの近くにあり、ここの自然の中で、生まれた曲だ
そうだ。もともとは、英語の歌だったのが、新井さんの手によって、日本語訳ができ、
あの曲に仕上がった。ちょっとさびしい歌だったなぁ~

    新井満さんの「千の風になって」

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私のズボンにへばり着いて東京まで運ばれてきたのは、このヌスビトハギの種

キンミズヒキ、エゾノコンギク・・・そろそろ秋の花々が登場しかけているようだった。

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by tamayam2 | 2012-09-15 11:29 | たび | Comments(4)

【536】函館にて

札幌から、南下し、洞爺湖を経て、最後は、函館に宿をとった。
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函館山から眼下を見渡すと、左に函館湾、右に津軽海峡と、まことに
雄大な景色が広がる。
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ロープウェイの下は、元町の教会群。
カトリック教会、ロシア正教、聖公会、プロテスタント・・・各派に
加えて、東本願寺の函館分院や大きな神社もあった。
(宗教関係者は、街の一等地をちゃんと押さえているのね。目ざとい!)
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かなり急な坂を上りつめると、どこからでも海が見え、頬に当たる風が心地よい。
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カトリック教会の前でちょうど花嫁さんが車から降りてくるところを目撃。
(女の子は、年をとってもお嫁さんを見るとワクワクしてしまうのね。)
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翌日は、バスで五稜郭へ。
五角形の珍しい城郭のモデルは、ヨーロッパだとか。
徳川幕府が北方警備のために築いたのが1857年、明治維新の前の話。
北の果てに、こんな巨大な建造物を造ってしまうとは、驚きです。

函館から特急で30分ほどの北へ行ったところに大沼国定公園がある。
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全国に「駒ヶ岳」と名がつく山々は数多いが、ここの駒ヶ岳は、蝦夷駒ヶ岳、
または、北海道駒ヶ岳と呼ばれる活火山である。とてもユニークな形の山だ。
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この山裾に拡がる大小様々な沼は、おそらく火山の噴火で生まれたのだろう、
冬になると沼の水が氷結して、歩けるようになると言う。しかし、夏場は、
小島と小島を結ぶ橋をたどって、一周できるようになっている。
北海道の植物が見たい私にはぴったりの場所。水辺の散策を楽しんだ。

北海道で、どこでもよく見かけたのは、オオウバユリの実。
背の高さが1mを越す頑丈な作り、大粒の実。何もかも大振りな植物の中でも群を抜いて
ユニークな存在だ。
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オオウバユリ【大姥百合 ユリ科 Cardiocrinum cordatum var. glehnii】
その他に北海道で優勢を誇っている植物の代表格は、オオイタドリであろう。
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背の高さが3mもある物さえあるという。葉も大きく、ジャングルのように
生い茂っている。
どちらも、アイヌの人たちの生活になくてはならない天然資源だったそうだ。
デンプンを採ったり、繊維を取ったり、薬用にしたり・・・。
オオイタドリ【大虎杖/ 痛取 タデ科 Peynoutria sachalinensis】

函館は、関東地方の横浜のように、西洋文化の影響が色濃く、エキゾティックな町。
同行者が殊のほか喜んだのは、イカなど、新鮮な魚介類が豊富なこと。
海の幸を満喫することができて、旅行の〆としては、最高の場所であった。
終わり良ければ、すべて良し、と言いますからね。)

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by tamayam2 | 2012-09-14 14:32 | たび | Comments(12)

【535】小樽にて

札幌に宿泊し、夕方ごろ小樽(おたる)に出かけようと前から考えていた。
小樽は、港町だし、大正、昭和のころの古い建築物が残っている。
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そういう街を歩くのは、ギラギラ太陽が照りつける昼間より、灯り灯しごろがふさわしい。
できれば、小樽で、上等なお寿司を食べたいと・・・。

札幌からJR快速で、40 分ほど、帰宅する女子高校生たちと乗り合わせた。
そのにぎやかなこと、東京と変わりない。

星置(ほしおき)、星見(ほしみ)と美しい駅名にうっとりとしていると、次は、
銭函(ぜにばこ)と来た!?
昔は、ニシン採りの漁師たちが活躍した漁港だから、銭函も銀行も大いに賑わったこと
だろう。
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昔ふうの第百十三国立銀行跡地は、今は、若い女性が群がるカフェ? だろうか。
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小樽駅の駅舎からしてしゃれている。窓には、本物のランプが。
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今は、漁港というより、若い女性が好みそうなハンドクラフトの店が、レトロな雰囲気の中に建ち並んでいる。
観光客にとっては、お目当てはガラス工芸品の小物なのかもしれない。
だから、ガラス製のランプなんですよね。

歴史的建造物は、内装を変えて、観光客向けに利用されているようだが、生活の匂い
がする建物もある。この歯医者さんなどは、お蔵の中に診療室があるんですね。
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さぁて~、楽しみにしていたお寿司の話ですが、
こういう ↓、若向きのところで、寿司あり、カニあり、冷やしラーメンあり・・・みたい
なところは避けて、大人向きの静かな店はないかしら・・・と考えた。
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威風堂々としている旧安田銀行小樽支店(現みずほ銀行)を改装した寿司屋に入った。
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実は、これが、大失敗。建物は、立派だったが、内容は居酒屋風、何でもアリの
お店だった。その時の無念な気持ちは後を引き、函館で、正統派寿司屋を探して当て、
小樽の敵を、函館で討ちとった のであった。

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by tamayam2 | 2012-09-13 21:35 | たび | Comments(6)

【534】札幌にて

9月に入っても猛暑が続く東京を離れ、北海道へ行けば、少しは
涼しいかも・・・と淡い期待をもって、札幌に出かけました。
私は2008年9月に札幌を訪問したことがあるのですが、同行者は北海道が初めて。
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また、ずっと以前に札幌に来たころ、学生時代の記憶があって、時分どきに、サッポロ・ビール工場に行こうと
考えたのです。
(そのアイディアは悪くなかった・・・)
たしか、市内にあったはずと思い、サッポロファクトリーという場所を目指す。
ファクトリーとは、工場の意味だと思って・・・しかし、工場らしいものは無く、
モダンな総合商業施設。ビルの中の通路をたどってやっと昔の工場の跡地らしき所に
出ました。たしかに、ありました、昔見たレンガの建物や高い煙突が!
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工場を見学しがてら冷たいビールを飲みたかったのですが、そういう場所は、
郊外の別のところに移転したようでした。なにしろ40年以上前の記憶ですから
当てになりません。札幌は、現地の人が口々におっしゃるように、9月を過ぎても
30度以上の残暑が居座っていて、今年の気候は異常だということ・・・(汗)

午後のてらてらとした太陽が照りつける中、一刻も早く、冷たいビールが飲みたいわ、
なかなか正しい場所に行きつかないわ・・・同行者を先輩ぶって連れまわした手前、
焦ってしまいました。
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サッポロビールのこの★のマークは、開拓使のマークだそうです。
レンガ建ての旧工場跡地と昔の煙突を目に収め、早速その場を撤退しました。
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煙突の先っぽと台座は一枚に収められなかったので、頭の中でつなげてください。
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札幌では二泊したのですが、地下鉄や市電がとても便利でした。
市電で、藻岩山という市内が一望できる山にケーブルカーで登ってちょっと散策
しようと思ったのですが、札幌南区のこの辺りは、数日前からクマが出没していて、
山頂の散策路は閉鎖されていました。
本来はクマの生息地に、ケーブルカーなどの文明の利器を使って人間が入りこんで来た
結果、近頃は、ヒトとクマの不幸な遭遇が起きていて、ローカルニュースの一番の
話題でした。
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宿は、2008年に来たときドイツ人に教えてもらった和風旅館で、素泊まりにして、
朝は、朝市の無料送迎バスで海鮮尽くしの朝食を楽しみました。
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旧道庁のすぐわきに宿がありますので、敷地内を通行させてもらいました。
明治時代の北海道開拓史を偲ばせる堂々とした建物です。
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隣接する現道庁の壁には、四島返還の願いをこめた垂れ幕が!?!。
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四島というのは、北方四島のことですが、その名をすぐ言えるでしょうか?
・・・・歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島・・・・
今の人に、読めないだろうなぁ~。
(・・・・はぼまい、しこたん、くなしり、えとろふ・・・・)

ぼやぼやと平和ボケしている場合じゃありません。
”熱意と対話で”粘っこく発言しないと、自国の領土を外国に奪われかねません。
自分のものは、何としても「ウチのもんだぁっ」と主張し、するべきことをやって守っていかないと。

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by tamayam2 | 2012-09-10 15:33 | たび | Comments(10)

【533】山ガール

9月になりました。
あの暑い夏の日々に一応カンマを打って猛暑から離れたいところですが、
まだまだ暑さが衰える気配がありません。皆様は、お元気でお過ごしでしょうか。
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(8月19日 白馬岩岳(1289m)から白馬三山の雪渓を見る)
この夏には、7月と8月に白馬方面へ2度出かけ夏山の楽しさを味わいました。

中高年の登山経験に乏しい女性が2000m級の山に登ることができるのは、
何を隠そう、ゴンドラやローウェイ、スキーリフト等、文明の利器を
存分に活用できるからできることです。本当にありがたいことでございます。

昔は、登山と言えば、大きなリックを背負って、ごっつい登山ウェアに身を
固めた男性が主でしたが、今は、登山用品の開発が進みハイテク化したおかげでしょう、
身なりもずいぶん軽々しくなりました。

一般に“山ガール”と呼ばれる若い女性たちも多いです。
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カップルで登山を楽しむ方も多く、中には幼児や乳児連れの方も見かけます。
子供たちは、とても元気で、どうしてあんなに身のこなしが軽いのかと
感嘆するほど、どんどん先に登って行きます。

私は、肺活量が少ないのかすぐ息が上がってしまう質なので、ひたすら、
黙々と歩を進めていきます。カメラを片手に、スティックを片手に持ちますので、
あまり良い姿とは言えません。

全般的には中高年の方々が多いですが、中高年の方々は、余裕があるのか、
親切で、仲間同士で仲良くおしゃべりを楽しんでおられます。
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“山ガール”の典型的なファッションは、上のようなものですが、
男女の場合、両方とも半パンツで、スパッツ、あるいはレギンス履きの方が多いです。
この頃のスパッツは、カラフルで、テーピング効果も考慮され筋肉をトレーニングしたり
保護したりする機能付きだそうです。
ファッションばかりでは、ないのですね。
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私がひとつ、とてもゲンナリすることは、登山する人の層が広がったせいか、
山の中で、べちゃべちゃと際限ないおしゃべりを耳にすることです。
過去に出かけた山の話・・・家族の話、孫の話、同僚のダレソレさんの話を、
グループでベチャクチャやられると、狭い山道では、否応なく耳に
飛び込んできますので、避けようがないのです。一種の口害ですねぇ。

山では、お静かに~と私は、心の中で思っているのですが・・・
はしゃいでいる人々は、ますますテンションが高まって歌を歌う人、大声で
叫ぶ人・・・まるで、街中の行動と変わらないのです。

やはり、高度の高いところに行ったら、心を静かにして、自然の声に
耳を澄ませたいなぁ~と思います。
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以前にも掲載したのですが、8月半ばに再訪した栂池の亜高山地帯で見た
ハイマツの雄花オオシラビソ(青森トドマツ)の球果の美しさを再録しておきます。

こんな美しいものが目の前にあるのに、娑婆のよしなし事をベチャベチャ話していたら、
もったいないと思うのですよ・・・。

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by tamayam2 | 2012-09-01 22:33 | たび | Comments(16)