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黄色の花

植物の分類と言えば、裸子植物、被子植物と進んで、
葉の形や科名で引くものや、咲く時期によって検索
するのもなどいろいろある。そもそも名がわからない場合、
科さえ見当がつかない。そういう時どうするか。
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最近の植物図鑑は、色で検索するというものがあって、これは
子供でも扱えるし、簡単明瞭、すばらしい発想だ。
世の中の花には、黄色い花が一番多いと聞いたことがある。
本当かしら。たしかに、白や黄色の花はどこにでもある平凡な
感じがする。
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カタクリと言えば、日本では、ピンク~赤紫、時に白だが、
ヨーロッパや北米では、黄花が多い。
日本のカタクリには、ちゃんとjaponicumがついている。

よく見る種は白色なのに、黄色のものを見てへぇ~と思ったのは、
ホウチャクソウオドリコソウ
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25日出かけた箱根・湿性花園では、黄色のスミレを見た。
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箱根の山には、やっと春が来たようで、山肌がほんやりと
ピンクに染まっていた。池の周りにマメザクラやリュウキンカ
が咲いていた。
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オタマジャクシが泳ぎ、カエルの合唱もにぎやかな水辺に
リュウキンカは輝いている。
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リュウキンカ【立金花 キンポウゲ科 
           Caltha palustris nipponica 】
西洋でもよく見かけたが、日本のものは、かなり大きめ。
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Nipponicaがついているので、日本原産のものだろうか。
キンポウゲ科なので、有毒でしょうね。
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ヤマブキによく似たヤマブキソウ
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キジムシロによく似ているミツバツチグリ。春の野には
黄色の小花がいっぱいだけれども、種類がたくさんあって
どれがどれだか見分けが難しい。

by tamayam2 | 2012-04-26 12:49 | 日々のできごと | Comments(12)

雪形の見える風景

先週、信州・蓼科に出かけた。ユキワリソウの写真を撮った
高台から見た八ヶ岳の雄姿。
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一番左端の白い山が赤岳(2899m)
八つ連なっている山の最高峰だ。
その右の鋭角にとがっている山は、阿弥陀岳(2805m)、
赤岳より手前にあるので、高く見える。
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山の斜面の残接の形を。雪形(ゆきがた)と言う。
その形をいろいろな形に見立てて、農家の人は、農作物の種まき
の好機を占ったとか言われている。
今年の春は、サクラも遅れ気味だったし、植物全体が
まだ冬の眠りから目覚めていないように見えた。
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こちらは、甲斐駒ケ岳(2967m)。この山を見ると世の中の騒がしいことは
みな小さく見えてしまう。甲斐の国の人たちは、このすばらしい山を
どんなに誇りにしているか。

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東京地方もこのところなんだかうすら寒く、まだまだ
油断ができない空模様だ。このところ外国からの
お客さまが多いが、たいていの人は、サクラ満開の
春うららの日本を目指して来られたのに、ちょっと
予想がはずれたみたい。
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ユキワリソウを見た広葉樹林のふかふかの落ち葉の中
で見たイチゲ(一華)の種類を記録しておこう。
イチゲと同じ仲間のキンポウゲ科のフクジュソウ(福寿草)。
キンポウゲ科のニリンソウと、猛毒のトリカブトの若葉
の形が似ているので、誤って命を落とした人の話が
今年も話題になった。
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キンポウゲ科(Ranunculaceae)は、花は美しいけれども、
危ないと思っていたほうが間違いがない。
クリスマス・ローズもアネモネも、春の訪れを告げ知らせる
イチゲやニリンソウの類も、強いアルカロイドを含んでいる。

by tamayam2 | 2012-04-23 22:19 | たび | Comments(5)

昔懐かしい映画

この映画「明日に向かって撃て」 (1969年)を知っている
人は、かなりの年配者でしょうね。
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こちらは、どうです?
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もっと古そうです。ジェルソミーナという主人公の名、
せつない音楽。覚えています。
「道」 (1954年)・・・私が小学生のころ。近くの○○○平和
という映画館で見ました。映画好きの母が連れて行って
くれました。初めて見たイタリア映画だったかもしれません。
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「鳥」 (1963年)怖い映画でした。これ以来、ヒチコックの
作品が好きになりました。
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「リオブラボー」 (1959年)この看板を一緒に見た友人は、
高校生のころ、わざわざ大きな町に出かけて行って、この映画
を見た、と懐かしげに話していました。
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「フーテンの寅さん」 (1970年)どのシリーズも面白かった
ですね。この映画のマドンナは、新珠三千代、舞台は、種子島
です。笠 智衆(りゅう ちしゅう)もよかったなぁ~

「危うし怪傑黒頭巾」 (1960年)、
「一乗寺の決闘 宮本武蔵」(1964年)原作 吉川英治
監督 内田吐夢、懐かしい名前です。青梅街道沿いの商店
には、古い白壁のこんな建物がまだ残っています。
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「丹下左膳」 (1954年)この人、片目なんですよね。
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「花笠道中」 (1962年)美空ひばりの凛々しい姿!
この写真の下に道路標示があるように、中央線青梅駅の
駅のそばの旧道で、こんなレトロな映画の看板を見ることが
できます。お近くに行かれたら、ぜひ、立ち寄ってみてください。

by tamayam2 | 2012-04-19 09:41 | 日々のできごと | Comments(19)

雪割草が点在する丘

先日12日、長野県でユキワリソウ【雪割草 キンポウゲ科】が
咲いている丘陵地に出かけた。昨年見つけた標高1200mほど
のスポット。
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和名には、いろいろな呼び方があるが、Hepatica(肝臓形の)
葉を持っているのが特徴。白、ピンク、濃いローズ色、紫系の
花なのだが、蕊の色もさまざま。白の花にピンクの蕊だったり、
変化に富んだ色合い。
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ふかふかの落ち葉の上から首をもたげている。葉は、腐葉土の
下にあって見えないことが多い。
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文字通り、残雪を割って出てくる健気な生命だ。
背丈は、5、6センチ。上から見下ろさなように撮ろうと心がけ
たが、どうしても無理なものもあった。
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美人コンテストで一人を選べと言われたって、そりゃ、本当に
難しいわ。このBlogでは、6枚以上は載せないと自分のルール
を設けているのだけど、えぇい~禁をやぶっちゃえ!
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あと一週間もすれば、消えてしまう花です。どうぞごらんに
なってください。

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花の周りの落ち葉、枯枝から、この花のサイズをご想像ください。
本当に小さな命です。
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上は子を守る母のようですね。
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by tamayam2 | 2012-04-16 15:09 | たび | Comments(20)

小石川植物園 4月

10日、少し時間があったので、小石川植物園に
行ってみました。昨秋以来半年ぶり。
いくつかの春の花々を見ることができました。

丸の内線茗荷谷から歩いていくと、途中の播磨坂では、
桜並木の下、お花見の人々で盛り上がっていました。

植物園の中のサクラも満開。いつもより混んでいるよう
でした。私が選んだこのサクラは、何という種類なのか・・・
売店のそばにありました。   
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こちらは、イカリソウ。怒りではありません。船が停泊するとき
に使う碇です。春を謳歌しているようです。
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花後、おじいさんのヒゲのような種をつけるから、翁草。
高さ10cmほどの小さな株でした。
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あちこちで繁茂していたバイモ。うつむき加減で、
お顔を覗くのがむずかしいです。
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この王冠のようなものは、先日「早春植物 その1」でUpした
セリバオウレンの種です。花は、3月に散ってしまいます。
気がつくと、種になっているんです。なかなか花を見ることが
できませんでした。でも、種は種で風情がありますね。
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箕を被った農民が集まって談合しているような姿です。
これも高さ10㎝ほどでした。成長すれば、けっこう大きな一枚葉に
なります。
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援護策ではなくて、延胡索と書きます。
何だか花に似合わない固い名前ですね。小さな花なので、
撮影は難しかったですよ。
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どこにでも見られるタチツボスミレですが、園内いたるところ
で見ることができました。
その他にも、ユキワリイチゲ、ヤマアイ、ニリンソウ、いろいろな
樹木の若芽たち、萌えいずる春になりにけるかも・・・です。
キョロキョロしながら、散策を楽しみました。

by tamayam2 | 2012-04-12 06:51 | 日々のできごと | Comments(17)

牧野富太郎生誕150年

Blog仲間で高知県在住のtabikitiさんから
牧野富太郎先生生誕150周年の催しものが、東京練馬区の牧野記念庭園
であることを教えていただいた。
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5日、家からそう遠くないので出かけてみた。
西武池袋線大泉学園から歩いて6,7分、学芸大学付属中の
そばにある。子供のころから、牧野先生のお名前は知って
いたし、当時は、植物図鑑と言えば牧野植物図鑑のことだった。
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ニリンソウ【二輪草 キンポウゲ科 Anemone flaccida】
長じて植物に関心を持つようになって、リンネの二名法に
親しむようになると、Makinoが学名に出てくる植物の
多さに驚く。しかし、牧野先生の言動が、保守的な学問の
殿堂、東京大学植物学研究室に様々な問題を巻き起こした
事情も知るようになった。何しろ牧野先生は、植物採集の
実績は人一倍あるものの、学問的基礎がない。
学歴は小学校中退だ。
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寒緋桜 ↑
高知県のご実家が裕福なお宅だったことから、自由な発想で
好きな研究に打ち込めたのだろう。その後、実家の経済が
傾くと、さすがの先生も生計を立てるのに苦労するようになる。
子だくさんで、野山で植物採集ばかりしている極楽トンボの
ような夫と生活を共にした夫人の苦労は如何ばかりか!
先生は晩年、新種の笹を亡き妻の名をとって、スエコザサ
(寿衛子笹)と命名して、労をねぎらわれている。
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練馬区の記念庭園の中にある先生の旧邸の書斎。↑
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書斎の壁の銘板。 ↑
「学問は底の知られざる技芸也」と書かれている。
東大の先生方には、学問を技芸と言われちゃあ、抵抗が
あるだろうなぁ~。

先生は、精密画の技能にも優れた才能を発揮された。
6月17日まで、練馬区の牧野記念庭園内で牧野富太郎関連の展示
が見られる。HPはここ

書斎にあった「活かし箱」は、採取した植物を枯らさない
ように保存するための箱だという。精密画を描くためには、
枯らしては困るわけですね。今のようにデジタル写真が
あるわけじゃなし、すべて手作業で時間をかけてていねいに
やっておられたのだ。
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先生はまた、サクラを大変愛しておられた。
私が訪れた5日には、カンヒザクラ(寒緋桜)やヤマザクラが
きれいに咲いていた。
その他、オトメツバキ、バイモ、ニリンソウ、ヒトリシズカ、
ヤブレガサ、カタクリ、ハナニラなど先生が自宅のお庭に集め
られた野草があちこちで花を咲かせていた。

とても人間的で、愛すべき牧野先生は、一般の人々に
植物観察や分類学の面白さを教えてくれたすばらしい
教師だった。権威におもねず、言いたいことをズバズバ
おっしゃるから、周りはヒヤヒヤしただろうが、こういう
人の生き方は痛快だ。

土佐の高知県立牧野植物園は、交通のアクセスがあまり
よくないが、国内ではおそらくピカ一の植物園。
以前に訪れたことがあるが、駆け足だった。
今度は、その辺りに宿をとって二日ぐらいかけてゆっくり
見てみたい。HPはここ

by tamayam2 | 2012-04-08 18:32 | 日々のできごと | Comments(8)

早春植物 その2

雪割り草というと、文学的。たしかに雪解けのころ、
ふかふかの腐葉土のあるところに、咲きだす花です。
和名は、オオスミ草とかミスミ草とかスハマ草とか
呼ばれているようですが、その区別はよくわかりません。
ミスミとは、三角と書き、葉が三枚で、てかりがあり、
黒や白っぽい斑が入ることもあります。肝臓の形をしている
ので、ラテン語ではHepaticaと呼ばれます。葉を三角形と
捉えるか、肝臓の形と捉えるか・・・西洋の方は、あまり
詩ごころは無いみたいですね(笑)
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ユキワリソウ【雪割草 キンポウゲ科 Hepatica nobilis】
ドイツの友人がこの花を好きで庭に植えていました。
もう花が咲いたかどうか・・・私がこの花が好きだと申し
ましたら、復活祭のころ、この花の絵がついたイースター卵を
もらいました。
“Frohe Ostern! ”(復活祭、おめでとう)のカードを添えて。
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明日、4月8日は復活祭、英語では、Easterです。

卵を彩色してネコヤナギの枝など芽吹きの枝に吊るして飾り
ます。子供たちは、庭のあちこちに隠された卵をさがす
ゲームをします。Easter  egg  huntingです。この時期
ショーウィンドの飾りつけは、萌黄色と卵の黄色であふれます。
この二色は、春先のウキウキした気分を運んでくる色ですね。

今年見たHepatica。つやつやした三角の若葉と斑の形が
まさにこの花の特徴をとらえています。ピンク、赤紫、白、
群青色・・・いろいろな花が丘陵地に点在していました。
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その近くに、
ショウジョウバカマ【猩々袴 ユリ科 
                       Helonlopsis orientalis】
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エンレンソウ【延齢草 ユリ科 Trillium smallii】
エンレイソウのラテン名はTrillium 三角形の葉が3枚と
いう意味です。日本の昔の人は、山中に咲くこういう花を見ますと、
年齢がちょっぴり延びると考えたのでしょう。西洋と東洋では、
花の命名法にも違いがあっておもしろいものです。

by tamayam2 | 2012-04-07 09:13 | 日々のできごと | Comments(8)

早春植物 その1

人は同じころに同じことをするものだなぁ~。

昨年の4月第1週にも、早春植物(Spring ephemeral)
を求めてあちこちに出かけた。出かけた先のパンフレット
類を日付を書いてファイルしているので、行動バターンが
わかる。
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今年出会った、早春の植物たち4つ。
寒くなったり、暖かくなったり、大嵐が来たり・・・
本当に早春の気候は猫の目のようにくるくる変わる。

前から気になっていたネコノメの類は、調べてみるとその
種類の多いこと。これは、不確かながら、ヨゴレネコノメ
ではないかしら。薄暗い湿気の多い谷間でこの植物に
出会うと、花のまわりの苞葉が浅黄色で、眼がピカッと
光った猫の目のように見えなくもない。東京・八王子市の
丘陵地で以前から気になっていたこの植物に出会えて
うれしかった。
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1)ヨゴレネコノメ【汚れ猫の目 ユキノシタ科 
Chrysosplenium atrandrum】
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上は、野草の展示会で見たホクリクネコノメ【北陸猫の目 
   Chrysosplenium fauriei】
富山県立山付近のものだという。
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2)ゼンマイの若葉。
真ん丸のボールのような早蕨。やがて、開いてシダの
形になる。店頭で売っているようなゼンマイの水煮の形
にするには、手間が要る。いつか新潟の方に天然の乾燥
ゼンマイをいただいたことがある。手間暇かけて
もどしたり火を通したりして炊いたら、実に味わい深かった。

3)コミヤマカタバミは、カタバミの仲間。
陽当たりでないと、うつむいて閉じている。
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花びらが全開で桜の花のような形をしたものは、コミヤマ
カタバミの一種だろうが、別のもののような気がする。
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コミヤマカタバミ【小深山酢漿 カタバミ科 Oxalis acetosella】

今年は、春の訪れが遅れたので、やっと見ることができた
4)セリバオウレン。これもいろいろな種類がある。種の形も
王冠のようで美しい。
セリバオウレン【芹葉黄蓮 キンポウゲ科 Coptis japonica】
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春の始めにこういう小さな花々はひっそりと森や林の中
で花を咲かせるが、その後は、まわりの植物に覆い隠されて
しまうのか、その姿は人の目から消えてしまう。実際は、地中に
根を張り養分を蓄え、翌年の春に備えているのだ。

これらの植物は、背丈が110㎝内外のどれも小さい
植物。地面に這いつくばるようにしてやっと
撮影することができた。

by tamayam2 | 2012-04-06 10:50 | 日々のできごと | Comments(12)

白日会展覧会へ

昨日3日、日本中を吹き抜けた春の嵐に、終日翻弄されました。
みな様は、いかがでしたか。
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その前日2日(月)私は、東京・六本木にある国立新美術館へ
出かけました。Blog仲間のKanmyougamaさんこと、上名窯さん
の油絵の大作を見るためです。
上名窯さんとのお付き合いは、Blogを通じて、もう7,8年に
なるでしょうか。
薩摩焼の流れを汲む陶芸家でいらっしゃいます。
ご自身が二束草鞋 とおっしゃっていますが・・・油絵のほう
でも大きな作品を生み出されています。そのテーマは、一貫して
陶芸工房のある丘の上から見下ろす八代海の島々の風景です。
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定点撮影で四季折々の風景をBlog上で見せてくださっています
から、Blog愛読者にはおなじみの景色です。特に早朝や、日没の
空気と光の様子は、写真で拝見しても清々しく壮観です。
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その景色を、上名窯さんは、18年も、同じモチーフで
油絵を描き続けておられるのです。Blog上では、サイズが
よくわかりませんでしたが、実際に作品を目にしてみますと、
とても大きい作品でした。何号というのでしょうか、
畳2枚分ぐらいの大作です。
白日会という会の、一般入選から、会友になられて、今回は
準会員になられたそうです。
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「長い年月です。途中いろいろあって投げ出したくなったり
 しましたが・・・今日まで続いています。」と控えめに
おっしゃっています。だれかに強制されてするわけではなく、
お仕事のためでもなく、彼を一つのテーマに向けて絵を描かせた
のは、朝夕向かい合う、いろいろな表情を見せてくれる八代海の
自然の力なのでしょう。

その絵の前に立ちますと、民家が立ち並ぶ島のようす、航行する
小舟、輝く空、雲、光る海が見えてくるようです。すべての色が
曇りがなく鮮やかで、見る者の心を朗らかにさせます。

上名窯さんのNO.588 「うれしい出来事」によれば、
「毎日眺めるその景色は、最初は箱庭のようで弱いぼんやりした
景色が特段好みではありませんでした・・・・今は日々の自分の
気持ちを映しているようにさえ思えてきました。」
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国立新美術館の外に出ますと、入口わきの政策研究
大学院大学の敷地内のサクラがほころびかけていました。
ちょっと中に入らせてもらって撮影。その後、青山墓地
のほうへ下る小道を歩きました。
道すがらに見たミツマタの花。(写真上)
昨日の嵐で、あのサクラはどうなってしまったでしょうか、
ちょっと心配です。

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by tamayam2 | 2012-04-04 06:13 | 日々のできごと | Comments(5)