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ニュージーランドの震災に思う

2月22日、知り合いから、TVでニュージーランド
の地震のことを報道しているけど、お宅の知り合いは大丈夫
か、とメールが入った。

クライトチャーチ(Christchurch)は、南島の大きい町だ。
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私は、1998年~2000年まで、仕事でNZに滞在していた。
Garden Cityと呼ばれるあの美しい、品のよい英国風の
都市が大地震に襲われるとは!

犠牲になった若者の多くが志を抱いて真面目に勉強
している学生たちであったこと・・・詳細を知るにつけ
どうして、こんなに大惨事になったのか。なぜ、あの
特定のビルがダンボールのようにつぶれてしまったのか。
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NZには、かつて1931年に大地震に襲われたことがある。
北島の東側ホークス湾沿いのネイピア(Napia)、ヘイスティング
(Hasting)が震災にあって、死者は250人にのぼった。
80年ほど前の話だが、NZ滞在中、よくこの話を聞いた。

私の住んでいた北島オークランドには、火山の作った丘や
すり鉢状の大きな穴があったりして不思議な地形の町だった。
「一日のうちに四季があると言われるほど、
天気や気温が激しく変化する。

朝、半そで出かけても、帰りは、皮のコートが離せない
ほど寒くなることもあった。
大雨の後に、ゴルフボール大の雹(ひょう)が降ったかと
思うと、急に晴れて、大きな虹が空に架かることもあった。
都会にありながら、大自然の巨大な力に支配されている
ことがよく実感できた。
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NZはオーストラリアとは違い小さい国なので、日本からの
情報が乏しく、インターネットだけが頼りだった。

まだ余震が続いているクライストチャーチに親族が駆けつけ
ても、あまり有益な情報は得られないだろう。

被害に遭った外国人は、日本人ばかりではないので、
日本人だけを特別に扱ってはくれまい。
一目でも現場を見たい気持ちはわかるが、(そういう心情
を外国人に)理解してもらえるかどうかは疑問だ。

水や食糧、衛生関係・・・現地にいる人々も、生存の危機に
さらされているのだ。
相手の国の困難な状況が想像できる冷静な判断力が必要だ
と思う。
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我がことになれば、とても日本でじっとしているなんて
耐えがたいことだろうが・・・。

こういうとき、人間は、祈ることしかできないのでは
ないだろうか。

先週Yamyam町で見た花々 上から、ツバキ、サクラソウ、
クリスマス・ローズ、マンサク
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by tamayam2 | 2011-02-27 20:39 | 日々のできごと | Comments(10)

カナダの西玄関、ヴァンクーヴァー

昨年の冬季オリンピックで、ヴァンクーヴァーの町の
様子がテレビで紹介されていた。Tamayam2は、
30年ほど前にこの町に住んでいたことがあるので、
シアトルに行ったついでにヴァンクーヴァーにも、
立ち寄ることにした。
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一番驚いたことは、空港から下町のウォータフロント駅
までなんと、すばらしい鉄道(スカイ・トレイン)が
走っていること!レンターカーを借りずとも、主要な
場所にはほとんど公共交通で行けることがわかった。
ありがたや!
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滞在第1日目は、残念ながら雨。
市営バスで、グランヴィル・アイランドに出かけた。
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グランヴィル橋の真下に公営市場があり、新鮮な野菜、
魚介類、質のよいパン、チーズなどを売っている。
その上、手工業者のクラフト・マーケットが集中して
おり、私の大好きなところだった。

ヴァンクーヴァーに滞在していたころ、家でお客様を
おもてなしするときには、ここで、牡蠣、エビ、
スモーク・サーモン等を買ったものだ。
しゃれたレストランもあり、美術工芸学校もあって、
クラフトpeopleの工房をちょっと冷やかして歩くのが
楽しい場所だった。今はさらに個性的な店が増えたようだ。

雨なので、公園などは行けない。しかたなく観光客のよく訪れる
ギャス・タウンに蒸気時計を見に行く。


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ヴァンクーヴァーの
発祥の地で
歴史的建造物を
見ながら、
北西部インディアン
ディザインの木彫や
アクセサリーなど
見て歩く。













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この非常にスリムな
建造物は、
私が滞在中も
そこにあった。

なんでも
ギネスブック公認の
「世界一幅が狭い
ビル」だそうだ。
幅が178cmとか。













このビルから東へ行ったPowell通りには、日本食料品屋が
あり、米や味噌を買ったものだ。その先の中華街では、
刺身用に丸ごとのスナッパー(鯛の一種)や鮭などを買った。

中華街の西、False Creek沿いにBC Placeという
スポーツ施設の殿堂がまとまった大きな敷地ができていた。
ヴァンクーヴァーは世界中のスポーツ愛好家を惹きつけ
てやまない所なのだろう。

翌日は、雨が上がったので、スタンレー・パークへ。
Prospect pointからラインオンズ・ゲート橋とノース・ヴァンクー
ヴァーを望む。(写真 一番上)

町全体が複雑な入り江に囲まれていて、どの地点から
も青い海と雪を戴いた山々が見える。
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空港に行く前に、UBC(ブリティシュ・コロンビア大学)
の構内を半周して、人類学博物館に立ち寄った。
かつてインディアンたちが森の中に建てた巨大なトーテム・
ポール群を見て、その素朴な力強さに、やはり素晴らしい
もんだなぁ~と感じた。
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by tamayam2 | 2011-02-25 00:29 | たび | Comments(12)

90歳の誕生祝い@シアトル

私の叔母は大正10年(1921年)生まれ。
今年1月末に90歳になった。

米国デトロイト在住で、元気。日系のご主人を
8年前に天に送って以来、大きな家に独りで
住んでいる。子どもは5人いてアメリカ各地に
散らばっている。

長男が西海岸シアトルに住んでおり、弟妹に呼びかけて
母親の90歳の誕生会を催した。姪に当たる私は日本から
出席した。
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シアトルは太平洋岸のカナダ国境に近い町。
1971年創立されたStarbucks Coffeeは、当時、
紙コップのコーヒーを歩き飲みするファッションが
シアトル・スタイルとして若者に人気を博し、あっと
いう間に世界に広がった。日本でも “スタバ” として
有名ですね。上は、Pike Place Marketのわきにある
スタバ発祥の店。この店のロゴはおなじみの緑ではなかった。
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シアトル郊外にある長男の家の玄関。
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子供たちとその配偶者、7人の孫、1人の曾孫、亡夫の
兄弟と姪・・・9歳から90歳まで総勢23名で
90歳の誕生日を祝った。
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叔母は、ケーキ・カットの前に英語で感謝の言葉を
述べた。やさしい子どもたちの心遣いに居合わせた
誰もが心動かされた。とても良い会だった。

シアトルは、野球のマリナーズの本拠地。イチロー
選手の名は誰でも知っている。叔母もイチローの
大ファン。また、叔母は日本の相撲の大ファンでも
あるが、今回の相撲界の醜聞は理解に苦しむ様子だった。
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シアトル在住の日系の人にとって日本食の補給に
欠かせないのは、下町にあるUwajimaya(宇和島屋)大型
スーパーで食品のほか、家庭用品、雑貨何でも
手に入る。紀伊国屋Book Storeも店内にあるし、
中に入れば、そこはもう日本。
創業は1928年、(おそらく四国出身の)森口ふじまつと
いう方が創業者。ワシントン、オレゴン州にも支店がいくつかあり、
日系の企業として大成功の部類だろう。駐車場のわきに
早くもカワズサクラがほころんでいた。

シアトル下町の中心街では、 公共交通が無料なのも助かる。
公営バスやLink Light Railという路線は、地下を
走っていて宇和島屋や中華街のあるInternational District
に簡単にアクセスできる。
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Westlake駅の壁には折り紙で作った雛人形のような・・・
大きなオブジェが!
日本の伝統文化が意識されているようだが、メタリックで
バカでかいサイズなので、やはりアメリカ感覚だなぁ~と思った。

東京だと、山手線の内部の公共交通がタダという感じ。
観光客にとっては非常にありがたかった。

過去ログ:2010年6月 シアトルの下町で
        Pike Place Marketにて
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by tamayam2 | 2011-02-21 07:41 | たび | Comments(21)

ホヤ (ガガイモ科 その1)

ホヤ(Hoya) と聞いたら、どんなものを想像されますか。
貝ではないが、海の中に住んでいるザクロのような生物
と答える方もおられるでしょう。

珍味と言えば、珍味なのですが、ちょっと匂いが
あり、食べるのに勇気がいる海の生物です。
私は寒い時期に、釜山と仙台で食べたことがあり
ますから、北のほうの生き物かもしれません。

じつは、今日お話しするのは、ホヤはホヤでも、
植物のホヤのほうです。
昨年12月に訪れた八重山諸島の竹富島で、
ホヤの花を見て感動しました。


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オオゴマダラ蝶が止まっているつる草にHoyaと
書いてあったので、改めて葉や花をじっくり見てみました。
「天の川」という園芸家のつけたニックネームが
示すように、まことに素晴らしい造形の花でした。
ホヤ・ムルティフロラ【ガガイモ科 Hoya multiflora】
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ガガイモ科の植物は、なぜか蝶に好まれています。
オオゴマダラもこの花にじっと止まって吸蜜していました。

この花の親類に、園芸の方面でサクラランと呼ばれて
いる花があります。サクラともランとも無関係です。


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あちこちで、
肉厚のこのツル草に
関心を持ち、写真を
撮りました。

以下の3枚は、
撮った場所も
時期も違い
ますが、
サクラランの
仲間です。










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ホヤ・カルノサ【ガガイモ科 Hoya carnosa】
別名 サクララン


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小さい花が集合して
ボールのような半球
を作ります。

花びらは、肉厚で
妖しい美しさです。
間違いなく、
昆虫、特にチョウが
ここに
引き寄せられます。











熱帯アフリカ、東南アジア、マダガスカル島などが原産地
ということです。
この他にもガガイモ科の植物は、なぜか昆虫を惹き
つける匂いがあるらしいのです。

植物と虫の親密な関係に関心がありますので、
ホヤは、私にとってマークすべき植物の一つに
なってしまいました。

今週の半ばから旅行に出かけます。帰宅しましたら、
またご訪問いたします。お元気で!

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by tamayam2 | 2011-02-06 20:34 | 日々のできごと | Comments(14)

夢の島熱帯植物園にて

昨日、歯医者さんの帰りに時間があったので、久しぶりに
夢の島へ行ってきました。名前は、すんばらしいのですが、
何のことはない、夢の島は東京都のゴミの島です。
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そのゴミを焼却するときに発生する熱を利用した立派な
温室ができています。
初見の植物は、これ、ピンクのクス玉のような植物。
ドンベヤ・ウォリキー【アオギリ科 Dombeya walllichii】
東アフリカ、マダガスカル島原産


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花の大きさは、
15cmぐらい、
木の高さは、
2mほど。

葉は
アオギリの葉
のように大きく、
葉の陰に花が
ぶら下がって
咲いていました。









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熱帯の植物は、花も葉もドラマティックです。だれかが、
筆で、葉の上に葉っぱ模様を描いたら、こんなふうになる
んじゃないでしょうか。天然の造形はすばらしいです。
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鳥の羽のようだ、と説明書に書いてありましたが・・・。 ↑
カラテヤ・マコヤナ【クズウコン科 Calathea makoyana】
ブラジル原産、ウコンの仲間です。
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これは、温室内にある巨大なシダの幹です。 ↑
シダの枝が枯れて落ちた痕が楕円形の模様を
形作っています。
これも天然の造形の神様の作品です。

各地から豪雪、氷点下のニュースが伝わってきて
おります。早く、春が来ないかなぁ~
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by tamayam2 | 2011-02-03 12:40 | 日々のできごと | Comments(14)

球根べゴニアの思い出

2月に入りました。
豪雪や思いがけない火山の噴火・・・
自然のすることは、まったく予想外のことだらけです。
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先月出かけた神代植物園の温室で、たくさんの
球根ベゴニアのあでやかな花を見ました。バラや
ランの豪華さと匹敵するような存在感。
色の鮮やかさ、肉厚のしっとりとした花びらの質感。
愛好家が多いと聞いていますが、なるほどと
うなずきました。
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ペルーやボリビアなどのアンデス地方が原産地だそう
です。ヨーロッパでは、ベルギーのゲント地方で
たくさん栽培されているようです。少し涼しく、カラッと
した環境を好むようです。
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ベルギーの首都、ブラッセル(フランス風に言うと、
ブリュッセル)の町の真ん中に、世界遺産になっている
グラン プラス(Grand Place)という広場があります。
2年に一度、その広場に花で敷き詰められたフラワー・
カーペットが出現します。写真は、2010年のものです。


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2004年夏、
私は隣国の
ドイツに赴任した
ばかりでしたが、
新聞で読み、
どうしても
その巨大な
カーペットが
見たくて
ブラッセルまで
出かけたのです。











ケルンから列車で2時間ほどの所でしたが、
初めて見たその花の絨毯の美しさに驚嘆
してしまいました。

絨毯のディザインは、毎年違うのですが、下絵の上に
色とりどりの生花を置いて、絨毯の模様の細部を
表現するのです。開催日は、週末をはさんで数日だけ
ですから、その生花は、枯れずに生き生きとした花色を
保っているのです。

その花が・・・私には、実物を見るまで見当がつかなかった
のですが・・・球根ベゴニアでした。
目に焼きつくほど鮮やかで、つややかな色彩。

1平方メートルに約300の花を使うそうです。
全体で75万の花。花の部分だけ切り取ります。
(オランダのチューリップの畑でも、園芸農園は、球根を
 太らせるために、花は、さっさと切り取ってしまいます。)

花びらではなくて、花序全体を使います。
ダンボールに赤、黄、白・・・のように花を詰めておき、
下絵の指示に従って、花で巨大な塗り絵を塗っていくような
作業をするのです。詳しくは、フラワー・カーペットの
HPで説明しています。写真はそのサイトが公表している
ものです。     Brussels' Flower Carpet
来年2012年の夏、北ヨーロッパに行かれる方は、ぜひフラワー・
カーペット見物を予定に入れておかれたら、どうでしょう?
パリから、ロンドンからでも2時間あれば行ける所です。

球根ベゴニア【シュウカイドウ科 Begonia tuberhybrida】
英語:tuberous begonia
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by tamayam2 | 2011-02-01 23:39 | たび | Comments(7)