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香りのよしあし

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先日よそ様から、お庭になった柚子(ユズ)をいただいた。
皮をうすくむいて、冷凍にした。
お吸い物や煮物などに柚子の一片があれば、とたんに
味が一級品に!
柚子のように香りの良いものはいいわねぇ。

大ぶりの柑橘類の実が重そうに垂れ下がっているのを、
ご近所で見かける。熟して地面に落ちているのを見ると,
もったいないなぁと思う。ママレードにするには、かなり
手間がかかるからね(*^v^*)♪

Tamayam2はアゲハなどの食草になるから、ミカン類を見れば
辺りにチョウの幼虫の卵がないか、葉の裏などを目を皿のように
して見てしまう。
だんだんチョウの追っかけも板についてきた・・・汗
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さて、香りと言えば、匂いが悪いということでひどい名前を
つけられた植物がある。臭木と書いてクサギと読む。写真上

葉や茎を傷つけられると、悪い匂いがするそうだが、
花は悪臭はない。実は鳥のごちそう、花はスズメガが吸蜜する。
クサギ 臭木 クマツヅラ科Clerodendron trichotomum】
下は、クサギの実。赤の部分はガクが反り返ったもの。
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先日、すごくきれいな花のクサギを見た。丸い花序がボタン
に似ている(どこが?) とかでボタンクサギと呼ばれる。写真下
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ボタンクサギ牡丹臭木 クマツヅラ科 Clerodendron bungei】

クサギの類は、荒地や開墾地などにいち早く芽を出す。
アカメカシワ、ニセアカシア、ヌルデなどと並んで、
森林先駆群落に生えるパイオニア的樹木だそうだ。

クサギの赤いガクのまん真ん中の濃いブルーの種は、
タデアイと並んで天然藍の染色として使われる。
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タデアイ【蓼藍 タデ科 Polygonum tincorium】
10月、東京都薬用植物園で
ちょっと野草のアカマンマ(赤飯 イヌダテ)と
間違いそうね。
by tamayam2 | 2010-11-25 13:18 | 日々のできごと | Comments(9)

長谷大仏 界隈

鎌倉散歩のつづきです。
鶴岡八幡宮を経て、江ノ電で長谷へ。大仏を見に
まいりました。
(典型的な観光コースとお笑いなさいませ)
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前日14日にオバマさんが訪れたという長谷の大仏。
オバマさんは、6歳のとき、お母さんと大仏を
見に来て、抹茶アイスクリームを食べたそうだ。

子供心には、大仏よりアイスクリームのほうが、
印象的だったとか。沿道のアイスクリーム屋さんには、
「オバマッチャ アイスクリームあります」の看板が。
(こういう駄洒落好き、商才に長けているのが日本人なのね~。)
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私も大仏は久しぶり。大仏のおわします高徳院の入り口で
ハゼが半分ほど紅葉していた。
ハゼノキ【黄櫨木 ウルシ科 Rhus succedanea】
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大仏の背後に大きなセンダンの木があり、実が揺れていた。
センダン【栴檀 センダン科 Melia azedarach】
こういう古典的な樹木が植わっているのはさすがです。

大仏様は、頭を垂れて手元を見ておられるが、
大仏の前に偶々写ってしまった若い女性の眼は、
ケータイの画面に釘付け。
(まったくもって、現代日本的風景です)
さて、そこから駅の方へ戻ったところにある光則寺
いうお寺は、一名「花の寺」と呼ばれているそうで、
庭内の野草がきれいでした。
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山門へ通じる階段の両脇に、リンドウの花々。
茎が細く、蔓草のようでもありましたが、蔓リンドウでは
なさそうでした。鎌倉市の花は、リンドウだそうです。
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籬(まがき)に絡みついたノブドウnenemuさんのBlogで、宮澤賢治が
花巻城址で詠んだ「めくらぶだう」の短歌を紹介しておられました。
花巻地方では、ノブドウのことをメクラ葡萄と言うそうです。
写真上 ↑
ノブドウ【野葡萄 ブドウ科 Ampelppsis brevipedunculata】
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長谷駅付近の商店街で、洋種ヤマゴボウの大株を見ました。
ヨウシュヤマゴボウ【洋種山牛蒡 ヤマゴボウ科
          Phytolacca americana】写真 上 ↑
明治初期に北アメリカから来た帰化植物。
実以外は、有毒。実は、無毒で鳥の餌になり、種が
遠くに運ばれる。
葉が紅葉すると、野趣がありなかなか良い眺めです。

空き地に浸出して、堂々と自己主張しているさまは、
外来種の逞しさを思わせる。草本というよりは木本のよう。
by tamayam2 | 2010-11-19 14:29 | たび | Comments(20)

鎌倉 鶴岡神宮にて

今年2月、とても寒い日に鎌倉を散歩した。
過去ログ:如月 初雪 鎌倉散歩
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そのとき案内してくれた友人が、晩秋の鎌倉散歩を
計画してくれたので、15日に出かけた。
その前日APEC会議が終了し、オバマさんら要人が
鎌倉を訪問したと聞いていたが、この日は、
のどかな秋の日。
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鶴岡八幡宮では、七五三の晴れ着を着た子どもたちを
見かけた。カメラを片手に、ご両親やおじいちゃん、
おばあちゃんが子どもにポーズをとらせている。
なかなかじっとしていない子どもたち・・・。
朱色の神宮の建造物や七五三の晴れ着、
大輪の菊の展示会・・・秋らしい風情です。


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八幡宮の
階段の下、
左わきには、
有名な大銀杏
があった。





















1219年、三代将軍源実朝が、その大銀杏の木の陰に隠れて
いた公卿に急襲されて落命したといういわくつきの銀杏。
樹齢800年~1000年と言われていた。

その大木が、今年3月10日のしっとりと水分を含んだ雪の
重みで倒れてしまった。老木の太い幹の一部は、洞になって
いたという。しかし、その後、幹の脇からひこばえが出て、
老木が蘇ったと、ニュースになった。

今は、幹のまわりに縄が張り巡らされ、“再生銀杏”は、
こんもりと葉を茂らせ順調に育っているように見えた。
人間だったら、こうは行かないだろうが、植物の再生力は、
本当にすばらしい!
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鎌倉駅に行く細い路地には、昔ふうのものを商う商店
が並んでいた。これは、アンティークの着物を扱う店。
赤い七五三のおべべだろうか、田舎の男の子が
着たような絣模様の着物も店先に掛かっていた。
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神宮のヒノキの木にまとわりついたカズラの類。
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この日、眼にしたいろいろな赤や朱色。
日本的な秋の色です。
by tamayam2 | 2010-11-19 09:23 | たび | Comments(6)

老人のヒゲ

秋が深まってまいりました。
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これは、何だとお思いでしょうか。
東京都薬草園にて

北ヨーロッパには、うるさいほど繁茂しているセンニンソウ、
英語名は、Old man’s bears(老人のヒゲ)。
写真は、その痩果(そうか)。
4弁の真っ白な花はなかなか美しい。この実から出る綿毛が
冬の日遠目には、うっすらピンク色に見え、梅の花か
なにかが咲いているのかと錯覚します。香りのよい花ですが、
有毒。
下は、綿毛で覆われた姿。
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センニンソウ【仙人草 キンポウゲ科 Clematis vitalba】

おや?  学名によれば、クレマチス? 
それなら、テッセン(鉄線)やカザグルマ(風車)の仲間かも
しれない。最近は、園芸種のクレマチスがたくさん出回って
います。
豊島区で見た美しい6弁のクレマチス。作りモノみたいですが、
クレマチスの園芸種。(名は、園芸屋さんがつけるので
カタカナ語が多いです。)
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こちらは、ドイツのボン大学植物園で
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ハンショウヅルの仲間もたくさんあります。
ハンショウズル【半鐘蔓 キンポウゲ科 Clematis japonica
園芸種のものもたくさんの種類があるようです。
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いずれも実がはぜると綿毛を出し、そうやって種を飛ばし、
風に乗せて遠くへ運びます。足のない植物の叡智です。
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このごろは、消防署はあっても火の見櫓というものを都会で
見かけませんので、半鐘と言ってもわからない人が多いでしょう。
漢字の通り、釣り鐘、ジングル・ベルのベルことですね。

日本原産のこういう蔓草と老人のヒゲのような野草が親戚だ
なんて、面白いことです。
by tamayam2 | 2010-11-17 12:21 | 日々のできごと | Comments(4)

デスクトップ出版

数週間前、Excite BlogのPDF出版のサーヴィスが
9月末に終了し、リンクされた別会社(Mybooks)
から自費出版できると知った。
皆さんは、ご存知でした?
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私のBlogのエントリー(記事)もすでに350を越えた
ので、試みに2007年~2008年前半をまとめてみた。

専門的知識がなくても、インストラクションに従って
進んでいくと、出来上がり見本ができ、リンクされた
編集ソフトで少しレイアウトを整えて完成。その段階
で1冊の値段が表示されたので、とりあえず1冊注文
してみた。94記事収納し、全体で462ページ。
1冊約1万円だった。たくさん刷れば、もちろん割安
になるが、私は、1冊で十分。
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1冊の上限は、480ページなので、どこで切るか試行
錯誤でやってみた。タグごとにまとめることもできる。
今後は、後で出版するときの手順を踏まえ、タグの
つけ方や、文字や写真の配置にも注意しようと思った。

デスクトップ・パブリシングがこんなに簡単に
できるのなら、たとえば、備忘録のようなもの、家計簿、
レシピー・ブック、家族のアルバムなどもすべてこういった
方法で整理・保存することもできるかもしれないなぁ(笑)

前のエントリーでご紹介したウチのツマグロヒョウモン
の幼虫が壁にひっついて、蛹化した。
前の毛虫の衣を脱ぎ捨て黒い塊が出てきた。
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その塊には、銀色の棘状突起が10個見える。キラキラと
光っており、不思議な姿。陽がよく当たる場所なので、
もしかすると、冬眠ではなくて、羽化するつもりなの
かもしれない。あぁ~どうしよう!

このようなささいなことも、わがYamyam町一丁目で
実際に起こっているできごとで、他人様には、どうでも
いいことですが、我が家には、小さなドラマです。

一番上は、先週、野川近くのハケ(崖線)で見かけたツワブキ
Blog仲間のKanmyougamaさんが、展覧会で発表された
素晴らしい作品の数々を見せてくださった。

Kanmyougamaさんがお好きというこの花、ご入選のお祝い
にプレゼントしちゃおう!
ツワブキ【石蕗 キク科 Farfugium japonicum

Blog山歩風景」のShibata Kimikoさんと日本原産らしい植物探し
を楽しんでいます。これもjaponicumがついていました!
学名は、japonicus‐japonica‐japonicum という語尾変化
しますが、前に付く言葉の性によって、japanが
男性、女性、中性と変化しているわけです。
ラテン語の規則らしいです。
by tamayam2 | 2010-11-11 13:33 | 日々のできごと | Comments(16)

食べ物の好き嫌い

11月3日は、文化の日。
この日は、例年たいてい好天に恵まれる。
朝、カラッと晴れた空を見ていたら、どこか
へ出かけたくなった。

中央線に乗って、三鷹市の野川公園へ。
野川に沿って歩いた。
自然観察園の中は、キク科の植物がいっぱい。
シラヤマギク、カントウヨメナ、アキノキリンソウ・・・
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今日初めて見た、キタテハ。↑
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木道からはずれたところの、イラクサの茂み
の中に派手なイモムシがいた。赤い斑点があるところ
から、オオゴマダラの幼虫ではないかと思うが、南の
チョウがどうして関東の三鷹あたりまで来たのだろうか。
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じつは、我が家のプランターの中に、黒に朱の斑点の
ある毛虫が住み着いている。雑草のスミレを食草と
していているのだが、すでに90%のスミレの葉を
食べつくしてしまった。写真上 ↑
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調べてみると、どうやら、よく見かけるツマグロ
ヒョウモン
の幼虫のようだ。写真は、メス。↑
丸々と太った毛虫が5,6匹葉にへばりついているが、
食糧が尽きたらどうなるのだろうかと、気をもむ。
野生のスミレは、11月にはそう簡単に見つからない。
下の写真は、オス。 ↓
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どうして、チョウの幼虫は、その種、固有の決まった
食草しか食べないのだろうか????
   オオムラサキは、エノキ。
   ギフチョウは、カンアオイ。
   ジャコウアゲハは、ウマノスズクサ。
   ツマグロヒョウモンは、スミレ。
特定の食草が無ければ、代替品ではだめなのだろうか。
親は、空中からちゃんとお目当ての食草を探し出して
そこに確実に卵を産み付ける。

今日は、野川の日当たりのよい土手で、たくさんの
ヤマトシジミを見た。
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シジミチョウの類は、カタバミを食草にしている。
カタバミは、都会の路地でもよく見かける、ふつ~うに
ある植物だから、シジミチョウは、生き抜く能力が高いと
言える。

あれが嫌い、これが好きと、食べ物に特別なこだわり
があると、サヴァイヴァルしにくくなるのではないか!

生き抜くためには、何でも好き嫌いせずに食べ、
蛹になって冬を越しておくれ。
by tamayam2 | 2010-11-04 09:02 | 日々のできごと | Comments(20)