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10月 名残の花々

台風が来るとか、このごろぐずついた天気が続いています。
そうこうしているうちに月末。来週からは、11月ですって。
あらら・・・・ら~。

10月に、都内で見かけた花々です。
練馬区の道端で
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センナリホウズキ【千成ホウズキ ナス科 Physalis pubescens L.】
ナス科の植物には、毒草が多いが、これは毒ではなさそう。
熱帯アメリカ原産。


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ホウズキと
言えば、
むかし
種を上手に
出して、
笛にして
遊んだことが
ある。







舌は、あのときの
不味い味をよく
覚えていて、
食べようとは
思わないが、
西洋では、
食用にする。
スーパーで
売っている。



食用にするのは、この種ではないが・・・
肉料理の付け合せや、ケーキのトッピングにしたりする。
ミニ・トマトの感覚。
食べた人によると、甘くておいしいそうだ。

豊島区の住宅街で
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オニドコロ【鬼野老 ヤマノイモ科 Dioscorea tokoro】
学名は、日本語のtokoro(野老)。

古来からある日本の固有種で、雌雄異株 ヤマノイモのように雌株には
ムカゴができて食用になる。写真のものは、雄株。
万葉集にも歌われている。
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また、在原業平が埼玉県所沢で、
「この地は野老(ところ)の沢か」と述べたことから、
所沢という地名がついたという。
正月飾りにこの植物のヒゲ根を使ったので、
「野老飾る(ところかざる)」は正月の季語だそうだ。

雑草のように小住宅の窓枠にからみついていた。
そんなやんごとなき植物とはつゆ知らず、失礼なことを
仕りました。

杉並区の空き地で
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遅咲きの朝顔が荒地で花を咲かせていた。かつては園芸種だった
もののこぼれ種から芽生えたのだろう。
秋深くなり、まがき越しに小ぶりの朝顔のあまた咲きける、
いとあはれなり・・・という風情。

こちらは、東京ではなく、群馬県・安中市の熱帯植物園で
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ドラゴン・フルーツ【dragon fruit サボテン科ヒモサボテン属】
別名:Pitaya 葉は、紐状で長く垂れ下がっており、その先端に
マンゴぐらいの大きさの果実がなる。中は、白く黒いゴマのような
種がたくさん入っている。食用になる。シャリシャリしていて
薄甘い。

沖縄あたりでは、栽培されているようだ。
私は、ヴェトナムでたくさん栽培しているのを見た。赤い実が
たわわになっているのは、じつに豊かな風景だった。
by tamayam2 | 2010-10-29 22:04 | 日々のできごと | Comments(6)

植物園と温室

今年の7月、東京大学付属小石川植物園には、
16年ふりに開花しためずらしい大コンニャクを見る人が殺到した。
7月23日には、1万人に達し入場制限する騒ぎとなった。
   過去ログ:7月 ショクダイオオコンニャク

それから、3ヶ月後、この植物園に訪れる人は、少ない。
静かに散歩する人、子ども連れの近所の人、写真撮影に来る人・・・
さまざまだが、混んでいるということはない。
入場料は、大人一律330円。
中には研究所らしい建物があるが、どんな研究が行われているのか、
よくわからない。
受付を管理しているのは、植物園の後援会の人々で、趣味の会など
があることはあるらしいが・・・。

2007年夏、ドイツから帰国してまっ先に、この植物園を訪れた。
が、全体的に、さびれて管理が行き届いていないという印象を
受けた。最も失望したのは、いつ訪れても温室が閉鎖中であったことだ。
お金が無いのだなぁ~という感じがした。
(きっと中に収められている多くの貴重な植物の管理も悪いのであろう。)

外国の友人が来日したとき、植物愛好家を案内できるような温室を
備えた植物園が少ないことに気づいて、あわてた。
しかたがなく、つくば市の 筑波実験植物園に案内してお茶をにごした。
商業施設や他の娯楽施設は、立派ものがたくさんあるのに、
こういう地味な場所には光が当てられていないように思う。
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新宿御苑に来年、本格的な温室がオープンするという。完成図↑
都心に近いところに温室が完備した庭園があれば、客人を案内するにも
どんなにありがたいことだろう。しかし、新宿御苑は、宮内庁の管轄で、
基本的には皇室が園遊会などを催されるときの庭園である。
新しい温室は、どんなコンセプトで、どんな植物が集められ展示されるの
だろうか。楽しみにしている。


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温室は、冬の寒さから大事な植物を守るだけでなく、(もはや亜熱帯とも
言える夏の蒸し暑さから)植物に快適な環境を提供するものでもある。
植物園にとって温室は、できればあったほうがよいというような付属的な
ものではなく、年間を通して植物を管理・育成、研究するために必要な
設備だ。


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小石川植物園では、老朽化した温室を建て直すために、募金活動を
している。名づけて「東京大学 ライフ・イン・グリーン プロジェクト」
卒業生や関係者に呼びかけているが、こういうものの建設に、
国はお金を出さないのだろうか。
篤志家の寄付を頼りにしているようでは、情けない。

動物園・植物園は、生き物を扱っているため、お金が乏しくなったからと
いって飢えさせたり、枯らしたりできない性質のものだ。新しいものを
導入する前に、よくよく長期的な計画を立てないと・・・。

写真は、ミッキーマウスの木。ミッキーマウスの顔に見えますか?
ミッキーマウスノキ【オクナ科 Ochna serrulata 東アフリカ原産】
今年9月、群馬県安中市の碓井川(うすいがわ)熱帯植物園

ゴミ処理の余熱を利用した温室。こうした施設は、東京にもあり、
板橋区立熱帯環境植物園と、都立夢の島熱帯植物園の二園には
訪れたことがある。
by tamayam2 | 2010-10-27 15:15 | 日々のできごと | Comments(8)

秋の実いろいろ

紅葉や黄葉もうつくしいが、
秋の実を見ると豊かな気持ちになる。
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西洋でよく見たサンザシを、東京薬科大のキャンパスで
たくさん見た。いろいろな薬効があるのだろうなぁ。
サンザシ【山査木 バラ科 Cretaegus cuneata 中国原産】
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aamuiさん、これが、ヘビウリの実です。↓


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長いものになると2mにもなるとか。

ぐにゃぐにゃになっていましたよ。

ユーモラスです。
食べた人のコメントによれば、たいしておいしいものではなかった
ようよ。ぅふふ。

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ナツメ【棗 クロウメモドキ科 Ziziphus jujube 中国原産】
リンネさんが命名したそうだが、まるで、判じ物!
ツィツィフス ジュジュべ・・・誠に変な名前である。

今年3月に台湾で、棗の実を食べた。青くて爽やかな果物だった。

女性の健康に良いと言われていて、中国人の友人から乾燥した
実をよくちょうだいする。韓国人の友人からは、高麗人参をいただく。
以前より、よほどくたびれて見えるのかしらん。
ま、年をとったのだから、難しいことは考えずにありがたくちょうだい
しておく。
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カラタチ【枳殻 ミカン科 Poncious trifoliata】
北原白秋の「からたちの花」が自然と口から出てきてしまう。
♪♪  からたちの花が咲いたよ
      白い白い花が咲いたよ
      (中略)

   からたちも秋はみのるよ
      まろいまろい金のたまだよ

   からたちのそばで泣いたよ
      みんなみんなやさしかったよ ♪♪

私の記憶では、大学そばの土手にこの実がなっていた。
今は、どうなっているだろうか・・・。
いままで出会った人々は、みんなみんなやさしかったよ・・・
ほんにその通りと、しみじみと歌ってみる。
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この蛾は
ホタルガ
と言う。






私がこれを見たのは、
驚くことなかれ、
池袋駅の近くのビルの壁。
ゆっくりと壁を這って
おりました。
食草は、
ヒサカキというから、
近くの神社か花屋さんから、
逃げ出した個体かもしれない。

頭が赤、体が白黒で
めちゃくちゃモダンな
ディザインだ。

昼間に活動する種類のガ。

西洋では、チョウとガを区別しない。私もどちらも興味対象なの
で今後とも区別をしないことにします。

大都会のド真ん中でこんなガに会えて非常にうれしかった。
ホタルガ【蛍蛾 マダラガ科 Pidorus atrtus】
by tamayam2 | 2010-10-24 19:25 | 日々のできごと | Comments(10)

ハローウィンの季節

カナダにいたころの話。
9月末から10 月にかけて店のショーウインドウや住宅の
窓辺には、大きなパンプキン(かぼちゃ)が置かれていた。

ナイフでくり貫いて顔を彫るのは、子どもたちの仕事。

親たちは、仮装の衣装を縫ってやったり、近所の子どもたちの
来襲に備えて、大量のお菓子を買い集めるのに忙しかった。
ハロウィーンは、10月31日。
All Saits’ Day(諸聖人の日)前夜のお祭り。
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先月、八ヶ岳農学校の通路でたくさんのパンプキンを見た。
食用にはなりゃしないのに、装飾用に需要があるのだろうか。
1個7、800円ほど。

東京は、このところずっと野菜の値段が高い。
みな様のところでは、いかがでしょうか。
大根の葉でもカブの葉でも、大事に使っていますよ。
少し欠乏すると、人間は、ない知恵をしぼるわね(笑)

閑話休題
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ゴマといえば、小粒でも旨い。
アフリカが原産と聞いているが、アジア料理にゴマは欠かせない。
先日、薬用植物園で見たのは、ツノゴマという変わった形のゴマ。↑

若いうちは、オクラのように食べられるが、熟すと木質化して・・・
凶器になるという。ヤギが食べて死んだり、人の衣服にかぎ裂きを
作ったり、取れなくなったり・・・
別名:旅人泣かせ   英語名:devil’s claw(悪魔のツメ)

ツノゴマ【角胡麻 ゴマ科 Proboscidea jussieui 】
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でも、花はきれいね。

東京都薬用植物園で見たシジミチョウ。
シジミチョウは、種類が多い。庭さきのカタバミを食草とし、
どこにでもいる。食へのこだわりが気難しくなく庶民的な
チョウと言えるだろうか。
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ヤマトシジミ【大和蜆蝶 シジミチョウ科 Pseudozizeeria maha】↑
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ベニシジミ【紅蜆蝶 シジミチョウ科 Lycaena phlaeas】↑

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園内でヘビウリというぐにゃぐにゃにからまっているウリを見た。
形が本当のヘビみたいでギョッとする。食用にもなる。
花は、カラスウリに似てレースのよう。

ヘビウリ【蛇瓜 ウリ科 Trichosanthes anguina インド原産】
世界には、めずらしい植物があるものね。
by tamayam2 | 2010-10-23 20:33 | 日々のできごと | Comments(11)

オケラにもいろいろございますが・・・

オケラと聞くと、昆虫を思いうかべる。
見たことはないが、コオロギのような昆虫にケラというのがいて、
通称オケラという。

また、手持ちのお金がなくてすっからかんのとき、
「オレ、昨日マージャンですっちゃって、今日はオケラ!」 とも言うそうだ。ふふふ

こちらは、植物のオケラケラに愛称がついたのではない。
あまり見ない植物だが、漢方のほうでは大事なもののようだ。
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東京都薬用植物園で10月8日撮影
葉が細いか丸いかで、名が違うようだが、両方ともjaponicaなので、
私としては特別扱いにしちゃおう。
薬効は、健胃利尿。若い葉は食べられるそうだが、
葉が枯れて硬くなるとゴワゴワとしている。

ホソバオケラ【細葉朮 キク科 Atractylodes lancea japonica】
オオバオケラ【大葉朮 キク科 Atractylodes ovata japonica】
漢字は、「述べる」という字のシンニョウの中の字、
葉の形によって二種類あるようだが、写真のものは、どっちかな?

この植物園の通路に熟した柿が落ちていた。
その柿に歩み寄って蜜を吸っているきれいなアゲハがいた。
これは、有名な外来種、アカボシゴマダラ
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アカボシゴマダラ【赤星胡麻斑 タテハチョウ科 Hestina assimilis】

このチョウは、要注意外来生物に指定され、東京都には2006年以降
入ってきたと言われる。もともと奄美大島とその周辺にいるチョウ。
沖縄にはいない。どうして関東に来たのか・・・一説に意図的な放蝶と
書いてあったが、わざわざそういう手のこんだことをする人がいるの
かしらん??

食草であるエノキの木の上で越冬する。同じ葉を食草とするゴマダラチョウ
オオムラサキを脅かすということで危険視されている。
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吊り花(つりばな)の実がはぜて、きれいだった。
ツリバナ【吊り花 ニシキギ科 Euonymus oxyphyllus】
春に花が吊り下がっているときに、撮ろうとしたが、風に
そよいで、なかなかピントが合わなかった。白の可憐な花だ。
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薬用植物園の近く小平から花小金井あたりの遊歩道を散歩した。
ススキが銀色に光ってきれいだった。
by tamayam2 | 2010-10-22 09:38 | 日々のできごと | Comments(6)

秋の野草たち

先月群馬県に行ったとき、野原でよく見かけたのは、
マルバルコウソウ
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小さいアサガオのような赤い花が目についた。
半ば野生化しているようで、周辺の草にからみついていた。
もしかしたら、ヤッカイ者扱いにされているのかも。
マルバルコウソウ【丸葉縷紅草 ヒルガオ科 Quamoclit coccinea】
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こちらは、植物園で見たルコウソウ
ルコウソウ【縷紅草 ヒルガオ科 Ipomoea quamoclit】
葉が羽のようで、涼しげ。花は、きれいな星型。
園芸植物としてマルバ~より、格が上そう。
縷」という漢字の意味は、細い糸だそうです。
理由を縷々(るる)述べるとか、一縷(いちる)の望みを託す などの
「縷」でした。
ぅわ~博識ぶって、はじゅかし(*^.^*)
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野原でよく見たホシアサガオ
ホシアサガオ【星朝顔 ヒルガオ科 Ipompea triloba】
この植物の左手前の葉が丸まっていますね。
中を確かめたわけではありませんが、中にはチョウの幼虫
が身をひそめているのかもしれません。日高 敏隆先生のご本を
読んだものですから、落ち葉の下、葉の裏などが気になって
しかたがありません。ある種のチョウは、葉がある内に幼虫を
蛹にするためいろいろなシェルターを考えます。

いつも不思議に思っていることですが、
昔よく見かけた蓑虫(ミノムシ)はどうしちゃったのでしょうかね。
私が植物観察を始めてから見たことがありません。

野菊のような秋の花々が、秋の野の主役です。
みな同じように見えますが、ちゃんと名前があります。
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ゴマナ【胡麻菜 キク科 Asterglehni var. hondoensis】↑入笠山
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シオン【紫苑 キク科 Tartarian aster】↑八王子市


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アキノノゲシ
平山城址
 八王子市
【秋の野芥子
キク科
Lactuca indica】













学名から見ると、上からホンデュラス、
モンゴル、インドが原産国
のようですね・・・
これらは、とても日本的な花
に見えますが。(^^♪h
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あっ、こんなところにアオガエルが!
彼らもそろそろ冬眠態勢に入りますね。
by tamayam2 | 2010-10-19 18:03 | 日々のできごと | Comments(10)

スカイツリーが見える場所

週末に外国人を案内することになった。
スカイツリーが見たいということだったので、できれば
ツリーがよく見える場所をと、下町の下見をした。
したまちのしたみをした…早口ことばみたいですね

地下鉄浅草駅からもツリーが見える。
神谷バーを左手に見ながら、吾妻橋に向かう。
高速道路越しにビルの間にツリーが見える。
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左から墨田区役所、スカイツリー、アサヒビールの本館、
右下の黒いビルは、黄金の觔斗雲(きんとうん)のような不思議な物体を
戴くスーパードライ・ホール。
吾妻橋の上では、たくさんの人が記念撮影をしている。


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橋を渡って、
アサヒビールの
本館のほうへ
進む。
ビルの中庭から、
スカイツリーの
姿がよく見える。











最上階の22階には、小さな展望室があり、ビールを飲みながら、
窓越しにスカイツリーが見られる。
浅草寺の甍やゆったり流れる隅田川も望むこともできる。
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アサヒビール本館のロビーには、面白いキネティック・アート
(動く彫刻)が見られる。心臓の鼓動を思わせるメタルの彫刻。


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フランス人が
設計したと
いうスーパー
ドライ・ホール
の壁面に、

隣りのビルの影
が映りこんで
幻想的な空間
になっている。
















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帰ろうとして、墨田区役所の脇を通ったら、
あっ!ビルの壁にもツリーの頭が写り込んでいた。

隅田川の東側は、スカイツリーのある墨田区。
このエリアには広域の、
東京駅→神田→上野→浅草→両国を巡る東京>夢の下町バス
運行している。料金は200円。案内はここ

墨田川の西側は、台東区。
台東区には、
台東区循環バス めぐりん が走っている。いろいろなルートが
あるが、乗り換え自由(無料)で、料金は100円。案内はここ

アクセスの難しい路地の間を循環バスがくるくる回ってくれる。
下町にはなかなか良い行政サーヴィスがあるのね。

Tamayam2は、いずれのバスにも乗って感心したのですが、
乗ってみないことには、詳しい路線図が手に入らないのは、
仕方がないのか!
ご関心のある方は、Webサイトで確かめてください。

私が案内する外国人は、できるだけ公共交通や徒歩でお金を
つかわずに見物したいと思っている人ばかりだから、
こういうサーヴィスは助かります。
by tamayam2 | 2010-10-18 07:23 | 日々のできごと | Comments(12)

オンブバッタ

秋らしいというよりは、まだ残暑が残るような日が続いております。
みな様は、いかがお過ごしですか。

Tamayam2は、鼠額大の庭に出て、落ち葉、枯れ葉を取り除いたり、
プランターの土を入れ替えたり・・・まだしぶとく攻撃を止めない蚊と
戦いながら、ここ数日間を過ごしました。

Blog仲間のToti51さん、が庭に小さな池を作っておられるのを
見て、私も使わなくなった火鉢を利用して火鉢池を
作ってみました。ちょうど一年ほど前のことです。
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無事に冬越しして生き残ったメダカに赤ちゃんが生まれ、
元気に泳ぎまわっています。

どんなものでも、新しい生命の誕生はうれしいもの。
毎朝、餌をやるのが楽しみになりました。
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今年の夏の新顔は、こちら。
オンブバッタです。コイツがシソ、大事にしていたブッドレヤーを
すっかり喰い荒らしてしまったのです。
オンブバッタ【バッタ目 オンブバッタ科 Atractomorpha lata】
大きいバッタが小さいバッタをおんぶしている姿は、まるで
お母さんが子どもをおんぶしているような微笑しい姿に見えます。

いいえ!
この幻想は、まったく違うのですよ。

メスの背中に乗っている小さいバッタは、オスで、
このメスが他のオスに取られまいとしてしがみついている姿だそうです。
あさまし!

バッタ目には、バッタ科、キリギリス科、コオロギ科、イナゴ科、
オンブバッタ科などあり、私には、どれがどれだかさっぱりわかりません。

ぐんま昆虫の森で見かけたバッタらしきもの。南国のものかもしれません。
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コオロギらしきもの。
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これは、おまけ。今日の我が家のネコです。
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イワシの丸干しの匂いに釣られて食卓につきました。
ヒト様のモノを食べるわけではありませんが、干物の焼ける匂いは、
彼には、十分に魅力的らしいのです。
by tamayam2 | 2010-10-16 10:57 | 日々のできごと | Comments(10)

東京薬科大学にて

先週、八王子市にある東京薬科大学の薬草園におじゃましました。
41,000㎡の敷地内には、小高い丘あり、谷あり、
大変こころ満ちた午後を過ごすことができました。

出会った学生さんたちは、きりっとして、さわやかなこと!
医療に関わる研究をして、将来は新薬の開発に当たられるの
でしょうか、まぶしい思いで眺めました。

興味深い植物がたくさんありました。名札には、薬効や
漢方での呼び方なども記載されており、思わず立ち止まって
しげしげ眺めました。
日本の民間薬の膨大な知識は、現代の薬学にも引き継がれて、
薬学の基礎になっていることを知りました。

私は、このBlogでは、出来る限り、ラテン語の学名と日本語の科名、
和名には、漢字を記載するようにしていますが、この薬草園では、
和名のめずらしいものに出会えてとてもうれしかったです。

ラテン語、英語、和名であれ、それぞれの命名者の観察眼、
センスを知ることができ、私にとっては、とても面白いのです。
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一番おもしろかったものは、これ。↑
セキヤノアキチョウジ【関屋の秋丁子 シソ科ヤマハッカ属 
           Isodon effuses (Maxim.) H.Hara 】
関守(今のガードマン)の小屋あたりに咲いている丁子の形をした花
という意味です。H.Haraというのは、日本の植物学者のお名前
でしょう。

追記:訂正します。
名札を見てセキヤノアキチョウジと思い込んだものは、
じつはアキギリの間違いでした!
ごめんなさい。下にキバナアキギリがありますが、その親類です。
Blog仲間のNさんからご指摘がありました。
ありがとうございました。
ぜひ、本物のセキヤノアキチョウジを見たいものです!
(穴があったら入りたいTamayam2)
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同じ、植物学者の命名、
カメバヒキオコシ【亀葉引き起こし シソ科ヤマハッカ属
          Isodon umbrosus (Maxim) H.Hara 】

残念ながら、本当の亀の形の葉を観察できなかったのですが、以前に
見たことがあります。この葉は、非常に苦く、これを食した病人が
起死回生した例があるそうです。心臓の薬なのでしょうか。
ヒキオコシ(引き起こし)という植物もあり、別名は、延命草と
なっています。気つけ薬のような役割でしょうか。


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キバナアキギリ【黄花秋桐
シソ科
Salvia Nipponica Miq.】





学名にNipponicaがついているので、ちょっとうれしい。
葉が桐の葉に似ているからということです。

シソ科の植物は山のようにあり、覚えにくいものですが、
今日の3つは、すべて日本人の植物学者の命名のようですから、
取り挙げてみました。
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いま、よく見かける所謂ホトトギスという地味なお茶花は、
タイワンホトトギス【台湾杜鵑 ユリ科  Trichrthis formosana】
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私が薬草園の藪に中で見たものは、
ヤマジノホトトギス【山路の杜鵑 Trichrthis offinis Makino】
突出したオシベ3枚、柱頭が分かれたもの3枚と・・たいそう精巧な作り
です。牧野富太郎先生の命名ですね。
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ホトトギスは、もともと鳥の名です。これらの花々には
たしかに、野鳥の羽のような華やぎがありますね。
by tamayam2 | 2010-10-12 19:06 | 日々のできごと | Comments(19)

南国のチョウ

多摩動物園生態園では、先回のタテハモドキの他に
たくさんの南国のチョウを見ることができました。

下は、ナガサキアゲハ。最近東京でも見ることができる
そうですが、沖縄方面から北上してきたチョウです。
尻尾のような尾状突起が無いことが特徴です。
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シーボルトが長崎で見てこの和名になったとか。
ナガサキアゲハ【長崎揚羽 アゲハチョウ科Papilio memnon】
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クロアゲハ【黒揚羽 アゲハチョウ科 Papilio protenor】
こちらは、ちゃんと尾状突起がありますね。
東京より南に生息します。
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シロオビアゲハ【白帯揚羽 アゲハチョウ科 Papilio polytes】
こちらは、オスで白帯が、すうっと一文字に走っていますので
わかり易いです。
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しかし、メスには、ベニモン型と言ってベニモンアゲハ
に擬態しているものもあるそうです。下のチョウは、
シロオビアゲハのベニモン型なのか、モンキアゲハなのか・・・
Tamayam2には、よく判別できません。

チョウの擬態という話になると、わからないことばかりで、
困ってしまいます。
話がややこしくなるから、自分の姿を他のチョウに似せて
変えたりしないで、とお願いしたくなりますよ(汗)


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クロアゲハシロオビアゲハが、
止まっている穂のある植物は、



チリメンナガボソウ【縮緬長穂草 クマツヅラ科 
         Stachytarpheta dichotoma】
チョウを飼育している生態園では必ずと言ってよいほど見ること
ができます。西表島などで自生しているそうですが、東京では
普通に見られる植物ではありません。
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もう一つチョウの好む花は、
トウワタ【唐綿 ガガイモ科 Asclepias curassavica】
英語では、Milkweed アメリカでは、文字通り雑草のように
生えていますが、葉や茎を折るとミルクのような白い汁が出、
それにかぶれると大変です。全草、有毒です。
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くわしく見てみると、下向きについている赤いものが、花冠(花びら)、
上向きの橙色のものが、副花冠。その中にオシベとメシベが合体した
ずい柱というものがあります。なかなか複雑な構造になっています。

今日から名古屋で「国連地球生きもの会議」が開催されます。
植物や動物とヒトの暮らしがどう関わっていくのか・・・
興味をもって注目しています。
by tamayam2 | 2010-10-11 09:48 | 日々のできごと | Comments(4)