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三月末の小石川

三月末というのに、なぜか東京では薄ら寒い日が
続いています。
先週末、小石川の植物園へ出かけました。
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森の奥深くに、エドヒガン桜が。
巨木なので、高いところに白い雲がたなびいている
ようでした。ソメイヨシノの母木だそうです。

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ハチジョウキブシ【八丈キブシ キブシ科】上 と
ベニコブシ【紅拳 モクレン科】

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ウグイズカグラ【鶯神楽 スイカズラ科】上
ゲンカイツツジ【玄海ツツジ ツツジ科】下 
韓国の山々には、この色のツツジがいっぱいでしょうね。


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地面近くには、ともにバラ科ですが、
キジムシロ 上 と
キイチゴ
の種類でしょうか。今が最盛期。

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いわばしる・・・早蕨(さわらび)の萌えいずる春に
なりにけるかも
 の早蕨は、すくすくと伸びています。
元気があって見ていて気持ちがいい!

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池のそばの湿地帯には、ニリンソウ【キンポウゲ科】
が、ヤマアイ【トウダイグサ科】の群生に混じって
ひっそりと咲いていました。
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これは、キケマンソウの仲間でしょうか。かなり大きな株
で、立派な花を咲かせていました。
キケマンソウ【黄ケマン草 ケシ科】

サクラも見ごろでしたが、あちこちで春らしい息吹を
感じることができました!
by tamayam2 | 2010-03-29 20:51 | 日々のできごと | Comments(8)

台湾・陽明山にて

台北郊外の陽明山という山にドライブした。
ここは、台北の人たちのお花見の名所のようで、
サクラ、モモ、ツツジ、ノボタンなどが新緑に映えて
美しかった。
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温泉に案内してくださるというので、日本から水着を
持参したが、 (台湾の人は、親子でも裸身をあらわにする
ことを嫌う)
台湾では近ごろ、日本式温泉スタイルが浸透しているそうで、
水着は不要だった。とてもしゃれたホテルで42度Cの
天然温泉をじゅうぶん楽しんだ。
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陽明山の小高い丘の上に鳥居が建っていた。
日本統治時代に神社があった場所なのだろう。

台湾のお土産の一つに、きれいなチョウの羽で作った
民芸品のようなもの、標本のようなものがあること
は知っていた。

現地で、市内地図を見ていたら、成功高校の中に
昆虫博物館があることがわかった。
開館しているかどうかわからないので、
問い合わせてもらったら、一般客は歓迎しない様子。
そこを何とか・・・と無理を言って見せていただいた。
すご~い、チョウのコレクション!垂涎ものだった
が撮影は禁止。

説明の陳先生は、ヴォランティアの教師で、この施設は
主に子供たちの学習見学のためのもののようだった。
一般者用のパンフレットも無かった。チョウが毛虫から
サナギになって成虫になる過程などを、陳先生から
日本語で説明を受け、有難いやら、戸惑うやら・・・。

台湾の方は自分の国の自然について、もっと誇りを
もって、外国人に(チョウの羽で作った民芸品を
売るのではなく)科学的に見せるようにしたら、エコ
ツーリズムの観光客の心をつかむだろうに・・・と
切歯扼腕・・・。(台湾のチョウについてあまり
知られていないほうが、自然保護にはよいのかも。)
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植物園で見た白いネムの木の一種。
オオベニゴウカンの白色【大紅合歓 ネムノキ科
Calliandra haematocephala】

市内の南海学園・植物園にも案内してもらったが、
そこでも日本語を話す年配のヴォランティアの方から
説明を受けた。(少し有り難めいわくではあったが、
彼の日本語は立派なものだった)

幼稚園や小学生の見学者が来ていたが、一般の訪問者は
少なかった。太極拳などで体を鍛えている老人の姿が
ちらほら。
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陽明山の駐車場のそばで、近くの人が野菜などを
売っていた。ナツメ(棗)とグアヴァの実は人の拳ほど
の大きさで瑞々しくおいしかった。
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モンシロチョウやシジミチョウは、よく見かけた。
台湾リスもちょろちょろ出てきては、観光客の目を
楽しませていた。
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街中でよく見かけたガジュマル
ガジュマル【榕樹 クワ科 Ficus microcarpa】
長く垂れ下がった気根や板根が見事だった。

できることなら、いつの日か台湾中部の山中で、
こういう樹木がうっそうとしている森で、さまざまな種類
のチョウが舞うのを見られたら・・・・と夢のような夢を
願わずにはおれなかった。
by tamayam2 | 2010-03-25 17:25 | たび | Comments(10)

新宿区で ユキワリイチゲ

22日、東京・靖国神社のソメイヨシノの花が十以上開花した
ので、気象庁は、東京 開花宣言をしたと・・・。
ふふふ・・・日本的な年中行事の始まりですね。

しばらく旅の話が続きましたが、それはさておき、身近な
所にも春がやってきているようです。

13日、わが家からそんなに遠くない
林 芙美子記念館
ユキワリイチゲがたくさん咲いているとの情報を得、
出かけてみた。
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新宿区が管理している記念館は、立派な日本家屋。
お庭には、芙美子が愛していたであろう野草が
自然の姿のまま、よく管理されて花を咲かせていた。

『放浪記』などの著作のイメージからは、
生活苦に苦しんでいる女流作家の生活を想像していた
が、どうして、どうして。

どのお部屋も趣味のいい調度で整えられ、
文人らしい気品が感じられるお住いだった。

お庭で見た花々。
ユキワリイチゲ【雪割一華 キンポウゲ科 Anemone keiskeana
学名に伊藤 圭介のお名前が見えます。春の妖精の一つ。
花が終われば、葉も消えてしまうので、spring ephemeral と
呼ばれる。

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ヒロハアマナ【広葉甘菜 ユリ科 Tulip edulis】
葉の中心に白い筋がある。絶滅危惧種とか。


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バイモ【貝母 
ユリ科 
Fritilaria verticillata】






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フクジュソウ【福寿草 キンポウゲ科 Adonis amurensis】



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カリンの木【花梨 バラ科】










木肌がとても美しかったので、撮った。家の近くに
こんな素敵な野草の園があるとは・・・とても幸せな
午後を過ごした。
by tamayam2 | 2010-03-22 20:51 | 日々のできごと | Comments(14)

台北にて

15日から台湾の昔の友人のお招きを受けて、
台北市を訪問した。

暖かい土地だと思って軽装で出かけたら、
気温が10度前後で薄ら寒く、友人に
キルティングの上着をお借りして凌いだほど。
(日本も寒気に覆われていたそうですね)
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なのに、野山にはサクラも開花しているし、秋の
ススキが見られ、また、キクやツバキも見られるし・・・
花好きの私としては、目がまわりそう。
この島は、げにFormosa(ポルトガル語で麗しい島)だった。
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友人のご両親(80代と70代)とも会食したが、
子供時代、日本の教育を受けられたそうで、立派な
日本語をお話しになる。日本語の読書量も相当なもので、
BS放送を視聴し、日本の最近の事情にも通じておられる。

日本が戦前の一時期、植民地として支配していたという
のに、恨みというより、インフラ整備をよくしてくれた
という感謝の念を言葉の端々に表される。なんだか
面映くかたじけない気持ちでいっぱいだった。

台湾大学や旧総統府など、日本統治時代の建物もよく
保存されており、現在も使われている。
近代的なビルに建て替えたほうが効率がよいだろうに・・・。

壊してしまうのは、簡単。
歴史の跡をとどめおくには、お金がかかる。

一方で高層タワーやピッカピカのショッピング・センター
もあり、台湾人の若く、たくましいエネルギーを十分
感じることができた。
「新光三越」という三越デパートも何軒もあり、「そごう」
も台湾人に人気ある百貨店なのだった。
しかし、一歩路地おくに踏み込めば、早朝から、
白粥や油条というネジリン棒の揚げパンを売る屋台も
ある。
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若い人のファッションは日本と変わらない。
39元は日本の百円ショップ。吉野屋の牛丼の店や
Family Mart(全家)もよく見かけた。
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町中でよく見かけた樹木にピンクの美しい花が咲いていた。
(写真 一番上)
羊蹄甲【和名 フイリソシンカ 斑入り素芯花 マメ科
 Bauhinia variegate L.】
葉が羊の蹄のように見えることから。香港では市の花。
Hong Kong Orchidとも言われる。
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ホテルの前庭の生垣は、シマトネリコだった。↑
日本では街でよく見られる観葉植物だが、実が赤いこと、
花が白いことは知らなかった。
シマトネリコ【別名タイワンシオジ モクセイ科 
       Fraxinus griffithii】
by tamayam2 | 2010-03-20 11:18 | たび | Comments(10)

ローマ(2) ヴァチカン システィナ礼拝堂

ヴァチカンはカトリックの総本山。その中のトップの
地位にある法王、ヴェネディクト16世に、驚くまいことか
謁見することが許された。(もしかしたら、会えるかもしれ
ないとは聞かされていたが、みな半信半疑だったのだ)

6000人ほどの謁見団体でいっぱいの会場で、我々日本人の
グループの席は、比較的前のほうだった。
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世界中から集まった団体が紹介され、
法王は各国語でお言葉を述べられた。
日本人には、英語で祝福された。
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外に出ると色々な民族衣装を着た人々が興奮して談笑して
いた。
(写真の人たちは、おそらく東欧から来られたのだろう)

世界遺産に登録されているヴァチカン美術館では、ミケラン
ジェロが設計した巨大なクーポラ(丸天井)と美術品を観た。

その後で、夜、システィナ礼拝堂(教皇庁の奥まった内部)
に入ることができた。そこで、ラファエッロ
ミケランジェロの傑作を観せられて、もう目玉が
興奮して、見開きぱなしという状態に陥ったのですよ・・・
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礼拝堂の内部の撮影は許されていないらしいのだが、
ガイドさんが「フラッシュを焚かなければOK」と
間違えて伝えたので、私は10枚ほど撮ってしまった。
あとで、係り員に注意された。
暗い礼拝堂の中とて、あまり鮮明ではないのですが、
ここで、公開するのは、一種の禁断の画像です。
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正面の絵はミケランジェロの「最後の審判」 ↑
死後天国に行く者と地獄に落ちる者を描いた
恐ろしいフレスコ画。
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天井画は、同じくミケランジェロの「天地創造」
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神に似せて人を創造された「アダムの誕生」・・・上
アダムとイヴが楽園を追われる「楽園追放」・・・下

美術史の教科書で見た絵がここにあるとは!
その質感と量に圧倒された。16世紀の作品。

文盲が多かった時代には、人々は旧約聖書物語を
ミケランジェロが描くイメージで理解していたのだろう。

この作品の大掛かりな修復は、近年(1980年~1992年)
行われ、莫大な費用を日本テレビが負担したと聞いた。

「天地創造」のオリジナルを観て、たいそう感激して
帰国したのだが、先日、週刊誌を見ていたら、
徳島県にある大塚国際美術館に、そのそっくりの模造品が
あることを知った。

横綱、白鵬の結婚披露宴が近ごろ、その美術館で行われた
のだという。

ヴァチカンのシスティナ礼拝堂のほうは、明かりを落とした
薄暗い空間だが、日本のそっくりさんは、絢爛豪華な天井画
となって一般公開され、ときには、有名人の結婚披露宴の会場
としても使われているようだ。

何でも日本に持ってきてしまう日本の経済力とその貪欲さに
再び、驚嘆してしまった。
by tamayam2 | 2010-03-13 18:14 | たび | Comments(21)

ローマ(1) ジェズ教会

先週、イタリア、ローマ市とヴァチカンに行ってきました。

ヴァチカンは、世界で最も小さい国、ヴァチカン市国
いう国家なのですが、人口は800人たらず、住人の大半が
ローマ法王を頂点とするカトリックの聖職者です。

私はカトリックの信者ではありませんが、ローマ市のホテルに
3泊し、ヴァチカンに出かけたり、市内の教会を訪問したり・・・

一番目に訪問したのは、イエズス会(カトリックの一宗派)
の教会、ジェズ教会
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内部の天井はこんな感じ。
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フレスコ画ですが、裸体の天使や人々が空から降ってくる
ように見えませんか。

たいそう立体的に見えますが、平面に描かれている絵です。
驚くべき表現力ですね。どんな姿勢で描いたのでしょうか。

案内してくださった神父は、日本に初めてキリスト教を
紹介したフランシスコ・ザヴィエルゆかりのこの教会から
案内を始めたかったようです。


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フランシスコ・
ザヴィエル

(1506-1552 
スペイン人)
















下の写真、聖壇の下部にある黄金色、楕円のフレーム
にご注目ください。じつは、この中にザヴィエルの腕が入って
いるのです。
こういうものを聖遺物(せいいぶつ)というようですが、
カトリックの寺院ではわりによく見るものです。

(日本の寺などには、お釈迦様の足跡、仏足石などがあるわね。)
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これは、確かにミイラ化した人の腕でした!
彼は、日本の伝道を終え、ローマへ帰る途中、マカオ近くの島で
亡くなります。遺体を全部移送することが出来ず、体の一部だけ
を持ち帰ったということです。アジアの多くの人々に洗礼を授けた
右腕が、この教会に安置されています。


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町で見かけた若く、美しい男性たち。
上は、中世の兵士に扮した人でしょうか。観光客がよく
集まる広場で見かけました。
下は、ヴァチカンの聖ピエトロ寺院の衛兵で、スイス人です。
スイス国籍を有し、独身、背の高さが ・・・cm以上と、
非常に厳しい審査に通った人ばかりだそうで・・・・・
まっこと、りりしく立派な容姿の若者でありました。
(*^v^*)♪
by tamayam2 | 2010-03-12 21:39 | たび | Comments(15)