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フランクフルトにて

この度の2週間にわたる旅行の出発点であり、終着点である
1.フランクフルト アム マイン (マイン川沿いのフランク
フルト)は、ドイツのハブ空港です。
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1.フランクフルト        2.ケルン
3.アール地方         4.ゴスラー
5.ベルリン           6.ドレスデン
7.ミュンヘン          8.フュッセン   
9.リューデスハイム      10.マインツ

地図でおわかりように、フランクフルトから出発し、
西から東へ、そこから南下して再び
フランクフルトに戻ってくるという、かなりの
大旅行でした。

5.ベルリン7.ミュンヘン間だけ空路を使った以外は、
すべてDB(ドイツ鉄道)を利用。日本でウェブから
予約、e-ticketを発券し自宅のプリンターで印刷して
持参しました。決済に使ったクレジットカードを車中
で提示しなければならないことだけ覚えておけば、
大変便利な方法です。
(JRも海外から切符を発券できるでしょうか??)
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8日、ミュンヘンからフランクフルトに到着。さっそく
レーマー(Roemer)広場でワインを飲みながら、人間
ウォチング。
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そこから町の中心ハウプトヴァッフェのほうへ
ブラブラ歩いていくと、古い塔のような建物や
教会が見え、なんだか片面が凹んだり、膨らんだりして
いる変なビルがありました。
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近くの教会の壁の日時計の針は、午後
4時20分ごろを差しています。日時計でも、
役立つんだぁ~と感心たり・・・・。


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レーマー広場
のすぐ脇の道
には、ドイツの
コケシ人形、
胡桃割り人形
の店が
ありました。












チェコの国境近くのザイフェンで作られるという
小さい木製の人形は、クリスマス・マーケット
では、人気の商品です。手作りですから、一つ一つ
表情も違いかわいらしいものですが、けっこういい
お値段がついていました。

翌日は、飛行機の出発が夜だったので、ローカル線に
乗って9.リューデスハイム、そこから渡し船でライン川
を渡り、ビンゲンへ。再び鉄道で10.マインツ
訪れ、午後、フランクフルトに戻りました

これでドイツ紀行記は、一応終わりにします。旅行
業者が絡むと高くつきますが、公共交通をうまく
利用して自分流の旅をディザインするのは、ちょぴり
冒険ですが・・・まんずまんず無事に終わりました。

にわかツアーコンダクターとしては、ほっと
胸をなで下ろしているところです。
by tamayam2 | 2009-09-24 16:28 | たび | Comments(18)

ドレスデンにて

(ちょっと連休中、外出していて更新が遅れました。
 ドイツ紀行は、ドレスデンとフランクフルトの2回で
 終わりたいと思います。)


ドレスデン(Dresden)は、ドイツの中でもちょっと
行きにくいところです。
ベルリンからEC(国際列車)で約3時間。チェコの国境の
近くです。ザクセン州の州都です。

第二次大戦のさなかに空襲に遭い、ドイツ最大のプロテスタント
教会(フラウエン キルヘ 聖母教会)は破壊されました。

その再建が完成したのが、たしか2005年。私が滞独していた
ころ、当事の敵国のエリザベス女王夫妻が除幕式にお出ましに
なったと話題になりました。60年間かけて、瓦礫に埋もれた
古いレンガを所定の位置に戻し、新しいレンガを継ぎ足す作業は、
世界最大のジグソーパズル」と言われています。

ヨーロッパには、古い建物を再建する根気強い作業をする
専門家や専門家を養成する学校があるそうです。日本で
言えば、寺大工の棟梁のような方が若い人に指導するの
でしょうね。このドレスデンの修復工事には、コンピュータ
が大いに活躍したとも聞きました。

訪れた日は、残念ながら日曜日でしたので、主日礼拝のため、
観光客は内部の見物を遠慮しなければなりませんでした。


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エルベ川
沿いの
遊歩道から
聖母教会
を見る。

この辺り
には
レストランが
いっぱい。









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聖母教会前に建つマルティン・ルターの銅像。この方が、
カトリック vs プロテスタントの宗教改革の火付け役に
なった人物です。教会の壁に見える黒いレンガが瓦礫の
中から掘り起こされた古いレンガ。
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ツィンガー宮殿のアルテ・マイスター絵画館や陶磁器博物館を
再訪しました。上は、宮殿の中央広場、下は、絵画館です。

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 この太い柱を支えている男たちの像は、レジデンツ城の
 壁面で見たものです。三人の男たちの表情が、友人の
 カトーさんや、ヨシダさんやヤダさんにそっくり。
 16、17世紀に生きた人々の姿も21世紀に生きる
 われわれと形の上ではあまり変わらないなのだなぁ~
 と妙に納得してしまいました。
  (当たり前のはなしですけど・・・)

 ドレスデンに関する過去ログ はここ 「戦後61年の風景」
                      「もう一つのマイセン」
by tamayam2 | 2009-09-24 14:55 | たび | Comments(4)

ベルリンにて(2)

ベルリンの夜、軽く飲みたかったので、Hackeschen Hoefeというところでくつろぎました。ホーフというのは
古いアパート群の中庭のようなところですが、ここの
建物は、アールデコ調のタイル貼りでちょっと雰囲気が
よろしいのです。
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ヴァリエテというショーを見せる店や映画館も入っている
し、地上階は居酒屋、ギャラリー、個性的なショップなど
が営業しているような、していないような・・・。

漏れ出る電灯の明かりやショーウィンドーのディスプレイ
で、営業中らしいと思えば、重いドアを押して中に入る。

たしかアンペルマンの店がこの中にあったはず・・・と
思いながら暗い中庭を歩いていると、中年の紳士に
通りすがりに、
「何をお探しですか。」と日本語で尋ねられた。
私は日本語で、
「この辺にアンペルマンのお店が無かったかしら・・・。」
「あ、そちらの奥です。」と道を示された。

アンペルマンは、東ドイツ時代の交通信号のマスコット。
ベルリンでしか見られないとあって、いろいろな関連
グッズがアンテナショップで売られているのです。
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「何をお探しですか。」という立派な日本語をこんなところ
で耳にしようとは!いやぁ,~参った、参った!
うれしい驚きでした。 (もしかしたら、フンボルト大学か
ベルリン自由大学東洋学科の卒業生かもしれないぞ。)



家人の観光めぐりにはなかなかお付き合いできなかったの
ですが、早朝にドイツ連邦議会議事堂に出かけました。
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朝8時から23時まで公開されていて、無料。ただし、
議事堂ですから、厳重なボディチェック、空港並みの荷物検査
を受けなければなりません。帽子を取って、スカーフを
はずして・・・と制服の職員に言われますが、まあどうって
ことはありません。
音声ガイダンスのイヤーフォーンが無料で貸し出されていましたが、
なぜか日本語は無く、中国語はありました。 
      (なぜだっ!)
ここに来るのはお上りさんばかりですが、日本人には会いません
でした。中国人らしい人は大勢見ました・・・。やっぱりねぇ。

階上からベルリン市内が見渡せますし、写真パネルの展示も
立派、ユニークな形のドームも見ごたえ満点です。
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ブランデンブルグ門から徒歩5分の距離にあります。
by tamayam2 | 2009-09-18 00:17 | たび | Comments(4)

ベルリンにて(1)

ゴスラーから列車に乗って東へ4時間ほど、ベルリン中央駅に
着きました。この駅は、首相府のそばにあり、5,6階
建ての近代的なビルです。エスカレータに自転車が乗って
いることにご注目ください。駅でも車内でも自転車、犬が
人間と同様に市民権を持っていることに日本から来た者は
毎度のことながら驚きを覚えます。
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中央駅で市内3日間乗り放題券を購入。
これで地下鉄(Uバーン)、中距離列車(Sバーン)、バス
に自由に乗れます。
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ホテルの最寄の駅は、UバーンのWittenbergplatz。この駅は、
大変レトロな駅舎で、大正時代の雰囲気の広告が堂々と掲げ
られています。
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東京で言えば、日本橋といった、都会のド真ん中にありますのに。
駅前にKaDeWeという大きなデパートがあります。


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60年ほど前の広告は、Opel, Siemens, Sparkasseなど
ドイツの主要な企業です。

日本と同様に敗戦国だったドイツは、焼け野原から国家の再建に
着手したわけですが、ここを通ると、
かつての時代の時間が凍結されているように感じます。

私は、ここからU3に乗り、ベルリン自由大学で行われたシンポ
ジウムに参加しました。家人は、その間、公共交通を使って市内
見物。町中のいたるところに歴史建造物があるベルリンは、
見所がいっぱい。8月にTVで観たベルリン・マラソンの
コース、ブランデンブルグ門、ウンターデンリンデン通り
近辺を歩きまわったようです。
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町でMUJIのお店を見かけました。その前に駐車している
小さい車は、ドイツでよく見かけます。縦列駐車ではなく、
少し広い歩道でしたら、道に直角に突っ込んでもOKです。
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5日、ベルリン中央駅からドレスデンに向かおうとしたとき、
中央駅ですごいデモの群集を目撃しました。駅前の首相官邸
に向かって「反原発」を主張していました。
新聞によれば3万人以上が結集したとのことです。巻き込まれる
と危険なので、早々にホームへ退散しました。
by tamayam2 | 2009-09-17 11:04 | たび | Comments(8)

鉱山の町 ゴスラー

ケルンの友人宅に5泊してから、北のゴスラーという町へ出かけました。
ゴスラー(Goslar)はハルツ山地にあり、魔法使いのおばあさんが
箒にまたがって空を飛んでいるイメージとともによく知られています。
が、あまり交通の便がよろしくないため、一般的な観光地では
ありません。私は、2005年10月にここを訪れ印象が深かった
ので、家人を案内することにしました。

ケルンからハノファーで乗り換えて4,5時間。
ドイツの中央部にあります。
ホテルに着いて町を少し歩きましたが、とても暑かったので、ホテルに
もどり、午後6時に再びマルクト広場へでかけました。
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定時に演奏するGlockenspiel (しかけ時計)を見たいと思って。

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この町は、11世紀~15世紀にかけて皇帝の居城を中心に栄えた
鉱山の町で、旧市街とランメルスベルグ鉱山が世界遺産に指定
されています。山間の町ですのに、スレート葺きの建物がどっしりし
ていて立派なのは、ここの鉱山から銅、銀がたくさん採掘されたから
です。一種の「銀の道」が遠く英国、フランスまでつながっていたのです。
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マルクト広場 大きな日よけ傘の下、ビールを飲む人々が
現れはじめます。 ↓
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午後6時、天井の小窓が開くと、中から人形が一体ずつ鉄製の鐘の
音色に合わせてしずしずと登場。王様と貴族が紹介されたあと、
鉱山で働く鉱夫たちの働く姿がリアルに再現されます。
わずか5,6分の素朴な劇なのですが、みな、上を見上げて中世の
音曲を楽しんでいました。
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皇帝の居城から見下ろした町の家並み。 ↑
町全体がどっしりとした木組みの家で、スレート葺きの壁の家が
多いです。家の三分の二が1850年以前の家で、その中の
168軒は、1550年以前の家だそうです。梁に刻まれた古典ドイツ
文字を解読していくと、やはり1500年代の建物が多かった
です。日本史では、室町時代、鉄砲伝来(1543年)ごろのお話。

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鉱山で働く鉱夫たちの仕事のようすをリアルに描いた彫刻が
ありました。暗い坑道の中で黙々と働く人たちがいたのだなぁと
500年も前に生きた人々のことに思いを馳せました。

ランメルスベルグ鉱山の過去ログ(2005年10月)は、ここ
ゴスラーの町の過去ログは:その1と その2
by tamayam2 | 2009-09-16 12:07 | たび | Comments(9)

アール(Ahr)地方のブドウ畑

数日前にドイツから帰国しました。
知り合いを訪問したり、会議に出たり、懐かしい町々
を再訪したり・・・あっという間の二週間でした。
 (留守中にコメントをいただき、ありがとうございました。
 小さいPCを持参し、みな様のところにもお邪魔しました。
 コメントは、後ほど(汗)…)


東京に帰ってきたら、空気がもう、秋ですね。

ドイツは、もう少し暑く、乾いていました。
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8月末に友人夫妻に連れて行ってもらった
アール(Ahr)地方は、ドイツでは珍しい赤ワインの
産地。ケルンから車で2時間ほど南西へ下った地点、
アール川のほとりの古い町です。
(どのぐらい古いかと言うと…BC50年!?!
ユリウス・カエサルに征服されてできた町とか…呆然)

ワイン畑、じゃなかった…ブドウ畑の間を町の家並み
を見下ろしながら、数時間歩きました。
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ブドウは、日本のように高い棚を作らず、
人の背丈ほどの杭に蔓をからませるやり方ですが、
急斜面の杭に絡みついたブドウを収穫する作業は
けっこう重労働に見えます。私ならズルズルと滑り
落ちそうな急斜面!

丁寧に作られたここの赤ワインは、もっぱら地元で消費され、
あまり外部に出ないそうです。愛好者は、ケース単位で
買っていくのでしょう、この日も大勢の人出でした。
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観光客用の馬車です。  ↑
イヌのように見えますが、じつは、大きな馬です。 
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畑の小径で、このようなキリスト教の祠を見かけました。 ↑
信仰の厚い人々が住んでいるのでしょう。

下のアールヴァイラー(Ahrweiler)の町の居酒屋は
超満員で、席が空くまでしばらく待たなければならぬ
ほどでした。
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民家。壁には、建てられた年号がAnno 1600と読めました。
1600年は天下分け目の関が原の戦いでしたか。(呆然)
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古い家に挟まれた小さい民家。博物館の展示物ではなく、
現代人がちゃんと住んでいる住宅です。若い方の
住まいでしょうか。家の故事が壁に書いてあるようです。
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この子供は、お父さんと一緒に家の前の石畳みの隙間に
セメントを塗って補修作業をしていました。古い家に
住むには、こうした手入れが絶えず必要になるのだろう
なぁ…と思いながら通り過ぎました。
by tamayam2 | 2009-09-12 21:07 | たび | Comments(22)