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しばらくお休みします

やっと、秋風が立ち始めほっとしたばかりですが、
tamayam2は、遅い夏休みをとってドイツへ行って
来ます。
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しばらくBlogを休載いたしますが、みなさまのBlogには
ご訪問できると思います。戻ってきましたら、旅の話を
少しずつUpしていきたいと思います。よろしくお願い
します。

旧BlogからネコのMaukieを連れてきましたので、
マウスで頭や胸のあたりをナデナデしてやって
ください。ゴロゴロ言ったり、泣いたりします。

お元気で!   
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 ↑ の植物は、ムラサキバレンギク(キク科)です。西洋の
漢方薬のようです。花の上の昆虫は、ハナムグリ。
by tamayam2 | 2009-08-26 10:25 | おしらせ | Comments(12)

今の花、昔の花

昨年夏、ドイツ人の友人が来日したとき、井の頭公園の
ヤブミョウガを見ていたく感動し、種を数粒、ポケットに
入れて持ち帰った。
それはケルンのお宅の庭で発芽し、いま池の辺りに涼しげな
陰を作っているという。

私も以前はこの植物について無知だった。2007年夏に帰国
したとき、Yamyam町で見た。お近づきになったばかりの
「里山ガーデン」のtoti-51さんに名を教えていただいた。
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彼女は、この種を評して、「金属質のさび青色」と
おっしゃる。詩人だなぁ!
この花を見ると、私はお茶室に生けたらよさそうな花、
シブ~イと感じる。
(こういう地味な花に心寄せるようになったのは、
私自身が枯れてきた証拠だからだろう。)

Yamyam町にかれこれ50年以上住んでいるが、
子供のころには、この辺りで見なかったように思う。

ヤブミョウガ ツユクサ科 Pollia japonica 】
日本原産のこういう野草を、ドイツ人がシブーイ
評価してくれたのは、意外な喜びだった。


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さて、比較的最近(と言ってもここ15年~18年に)
見かける新顔は、サンジカ(三時花)だろう。 ↑
直径3mmぐらいの大変小さい花である。赤い丸いものが実。

ハゼラン スベリヒユ科 Talinum crassifolium】
三時花という名は、午後三時ごろ開花し、午前や夕方には
花びらが閉じているからだ。大変繁殖力が強く、道端や
空き地のどこでも侵入している。文字通り、種がはぜて
飛び散るのだろう。根も太く、抜いても、完全に抜けず再生してくる。

三時花以外にも江戸の花火花の雫コーラル・フラワー
など、いろいろな別名を持つ。熱帯アメリカ原産。


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逆に、子供のころよく見かけた植物で、今はあまり
見ないものに、ジュズダマがある。
花を引っこ抜くと、自然の穴ができる。女の子たちはそれに
糸を通して首飾りやお数珠、腕輪を作って遊んだものだ。
ズズダマとも言っていた。
シュズダマ 数珠玉 イネ科 Coix lacryma-jobi】
熱帯アジア原産

Yamyam町のような都会の町でも、植物の分布が微妙に
変化している。昔あったものが無くなり、外来種の新顔が
ハバを利かせてきている。
by tamayam2 | 2009-08-25 19:27 | 日々のできごと | Comments(4)

駅前広場

わが家の大事なキューリの葉にめずらしい虫がついていた。
害虫のようだから退治すべきであったが、横にツーツー
身をずらせ、見えなくなった。横ばいがうまいはず、
ヨコバイ科のツマグロオオヨコバイありふれたイネの害虫
だそうだが、初めて見た。
キューリも大事、虫も大事・・・ぅふふふ。
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Yamyam町の最寄り駅は、つい最近まで駅前を掘り返して、
大工事を行っていた。
どんな広場ができるのかと楽しみにしていたが、どこでも
見られるアメリカ・ハナミズキ、ツツジの植え込みを造成し、
残りの空間をコンクリートですっかり固めてしまった。
ああ、なんたる仕業。噴水は望まずとも鳥の水場ぐらい
中央に配置されるかと期待していたのに、甘かった!

植栽されたばかりの若木は、コンクリートの照り返しに、
青息吐息のような状態。

駅に通じる道の街路樹は、エンジュ
エンジュ マメ科 Sophora japonica】 ↓
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古くからの街路樹で夏に涼やかな白い花をつける。

広場の設計者は、元々ある樹木と新しく植栽する植物の
調和ということを考えたのだろうか。

新たな樹木はどんな鳥や虫が好むのか、どんな方法で
受精し種を作るのか、生態系の連携関係について、ちょっと
でも調査したのだろうか。
そんなことはどこ吹く風だわね~。

おそらくいかに経費を安く上げるかや、他の駅前プロジェクト
の前例が参考にされ、無難な選択がなされたのだろう。

だから、日本全国どの駅前もみんな同じようで、個性がない。
その風土に合った樹木を植え、その町らしい演出をするいい
機会なのに。変てこなオブジェより生きている樹木がいいのに!

アメリカ・ハナミズキは日本では大変ポピュラーな樹木だ
が、元々は北アメリカのもの。

エンジュは中国で槐(ファイ)と呼ばれ、宮廷や学問所に植え
られる高貴な樹木という。花に薬効もある。
学名にjaponicaがついているが、中国原産。

春に山野でよく見られるニセアカシア(ハリエンジュ)の仲間
だが、トゲがないし、花は垂れ下がらない。
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街路樹のエンジュは8月にこずえ近くに花を咲かせる。
その白い花は通行人に見られることもなく、地面に花びらを
盛大にこぼす。人々は、その花びらの上を無造作に踏んで
歩く。

駅の玄関口にド~ンと、大木が一本でもそびえておれば、
町の住人としては誇らしい気分になれる。

お宅の近くの駅前広場はいかがでしょうか。

写真上のエンジュは、小石川植物園で撮影。下のエンジュは、
Yamyam町の最寄の駅で。
by tamayam2 | 2009-08-23 18:29 | 日々のできごと | Comments(4)

昼下がりの 新宿御苑

9時から行くところがあって、思いがけず用事が早く済んで
しまいました。次の用事は、午後1時から。

2時間ばかり、ぽかっと時間が空いてしまったら、
みな様ならどうします?

しばらく思案して、ならばっと、地下鉄丸の内に
乗って、新宿御苑の木立の中へ。

さすがにこの時間帯に散歩している人はまばらです。
(勤め人らしい人が早弁をしていました。会社をサボったのかな。)

盛夏の花々がひっそりと咲いていました。
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左上から時計まわりで
左上:ホトトギス (ユリ科)・・・これは秋の花!
右上:サルスベリ (ミソハギ科)
右下: クモ
左下:アガパンサス (ユリ科)
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母と子の森に入っていくと、セミのジィーという鳴き声が・・・
うるさいほど。
カジノキ(クワ科)(写真上)が朱色の雌花をたくさんつけており、
地面にも花がらがいっぱい。

さらに奥に進むと、木立に隠れるようにして小さい流れ
があり、湿った土の上でクロアゲハが4,5匹集団で、
吸水していました。(写真下)

あいにくコンパクト・カメラしか持っておらず、離れた
地点からうまく撮れませんでしたが、うれしくて夢中に
なってシャッターを切りました。

Blog仲間のnick-1さんは、同じ日、ミヤマカラスアゲハ
吸水しているのをご覧になって、すばらしい写真をUpされ
ています。  

チョウが集団でいるとき、近づくと逃げてしまうことが
あるので、そうっと歩を進めます。じっと息をつめて見る
チョウの羽のきらめき・・・・子供のころの夏の日の感動
がよみがえってきます。

以下は、nick-1さんのBlogから引用です。

 「蝶は水に含まれるミネラル分、主にナトリウム塩を取り込むために、
 たくさん水を飲んで、体の中で濃縮しているのだと言われています。
 だから水たまりがあっても、蝶が多い場所と少ない場所があります。
 多い場所はミネラルが豊富に含まれる土のあるところです」

御苑の数ある水場のうち、この森の中の流れがミネラル分の多い
場所なのでしょう。 
(ちゃんと場所を記憶しました。)

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左上:モクワンジュ  (マメ科)
 右 :ハクウンボクの実 (エゴノキ科)
左下:アメリカ・フヨウ  (アオイ科)


モクワンジュは、かなり大きい花(直径10cmぐらい)で
東南アジア原産だそうです。初めて見た樹木です。

葉もカツラのようなハート型で美しかったです。
まだまだ残暑がきびしいですね。あと、ひとがんばりです。ふぅ~
by tamayam2 | 2009-08-19 17:15 | 日々のできごと | Comments(14)

半夏生のころ

8月も半ばをすぎました。  日本の暦の七十二候の一つ、
半夏生(はんげしょう)というのはいつのこと
でしょうか。
辞書によると半夏(ハンゲ)が咲くころ、だそうです。

小石川植物園の芝生の中で、カラスビシャク (別名 半夏)
がたくさん生えているのを見つけました。農地では、雑草
あつかいだそうです。

半夏生(ハンゲショウ)というドクダミ科の植物とは違い、
これは、サトイモ科。マムシ草の仲間です。


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カラスビシャク サトイモ科 別名半夏 Pinellia ternate 】↑
 
こちらは、 ↓   マムシグサ


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マムシグサ サトイモ科 Arisaema serratum 】
6月に上高地で撮影

ちょっと薄暗いところでマムシグサがにゅうっと生えている
のを見ると、ドキッとさせられます。マムシがカマ首をもたげて
いるように見えます。秋には、真っ赤なイクラのような種を
びっしりつけ、それはそれでまた、人を脅かすのに十分です。

小石川植物園の南の池のふちの木立の下で、ピンクの
花びらをつけた小さい花を見つけました。ヤマアイの生い
茂る茂みの傍らです。花は、2弁で上唇と下唇しかなく、
ちょっと濃いピンクの斑があります。
それが昔の女性の口元を連想させるのでしょう。
ハグロソウです。
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ハグロソウ キツネノマゴ科 Peristrophe  japonica 】
 日本原産の植物に出会えて、tamyam2は幸せです。

また、薬草園で見たタニワタリノキは九州以南に分布する。
(Webで検索したら、屋久島、九州ではよく見られるらしい)
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タニワタリノキ アカネ科 Adina pilulifera】
丸いボンボンのような集合花がとてもかわいかった。

半夏生のころには、農暦では、農作業を終え、五日間の休み
をとる時期。空から毒が降ってくるから、井戸にはフタをし、
関西では、蛸を食べる習慣があるところもあるという。

讃岐では、うどん、福井では、焼き鯖。要するに、骨休みの
期間のようです。皆様のところで、そういう習慣がおあり
でしょうか。
by tamayam2 | 2009-08-16 18:28 | 日々のできごと | Comments(8)

熊田 千佳慕展

8月15日(土)、銀座に買い物に出かけた。たまたま
立ち寄ったデパートで、熊田 千佳慕展をやっていた。
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熊田 千佳慕(ちかぼ)については、何の知識もなかった
のだが、ポスターの昆虫や花の精密画を見て心惹かれた。

子どものころ読んだ『みつばちマーヤの冒険』や
『ファーブル昆虫記』の挿絵は、この方の絵だったと
あとから知った。夏休みとあって、子供連れが多く、混んで
いたが、作品数もすごかった。おそらく100点以上展示
されていたことと思う。
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99歳の精密画家とポスターに書いてあったが、年表を
見たら、2日前の13日に亡くなっていた。
年齢を考えれば不思議なことではなかろうが、驚いた。
心からご冥福をお祈りします。

こういう絵はボタニカル・アートの一種なのだろう。
この画家は、子供に見せるのだから、うそは描けない、
そう言って、生物を観察し、観察しつくして丁寧に
細い筆で描かれたそうだ。この方のすがすがしい生き方に
ついては、子供だけでなく多くの人の心を捉えているようだ。
詳しくは、こちらをご覧ください。

展覧会は、24日まで。銀座松屋デパート8Fで。
by tamayam2 | 2009-08-16 09:13 | 日々のできごと | Comments(7)

オニバス

お盆の休日。蒸し暑い日だったが、葛飾区の水元公園
オニバスを見に出かけた。
                     葛飾区のHP できごと

そこは、都水産試験場の跡地で、公園の東端にある。
行ってみたところゴムのように分厚い葉が水面をびっしり
覆っているものの、花の姿が見えない。

花は、朝、開花して、午後2時ごろには閉じてしまうという。
先月訪れた尾瀬で見たヒツジグサは、午後2時ごろ(未どき)に
開花するということだったが、スイレン科の花は、どれも
体内時計をもっているのだろうか。
私が訪れたのは、午前11時前。
オニバス スイレン科 Euryale ferox Salisb.】
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開花しているものは公園の入り口近くに管理事務所で見られると
聞いた。そこまで歩いて行って、花とつぼみを見ることができた。
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花は、直径4cmぐらい。葉の両面には鋭い針のような刺がある。
環境庁データブックの絶滅危惧類(VU)に指定されている
大変貴重な植物だそうだ。
9月13日まで一般に公開されている。

オニバスは、アジア原産のハスのようだが、アマゾンの大バス
子供がその上に乗ることができるぐらい巨大。 写真で見たこと
がおありでしょう。アマゾンのオオバスは、あちこちの植物園の
温室で見ることができる。
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ロンドンのキュー・ガーデンには、Water-lily Garden
という独立した温室館があり、世界の珍しい水生植物が見られる。
でも、オオバスの花が咲いているのを見たことはない。
by tamayam2 | 2009-08-14 22:05 | 日々のできごと | Comments(2)

本:『極限に生きる植物』

Blog仲間のnenemuさんが、中央アルプス千畳敷カール
で見たたくさんの花々の画像をUpしてくださった。
その中にムカゴトラノオがある。

普通のトラノオと違う点は、 ムカゴをつけること。


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ムカゴは
ヤマノイモの蔓に
ついているイモの
ようなもので、
地面に落ちれば、
そこから
新しい芽が
出てくる。

(写真は

ヤマノイモ)










千畳敷カール…夏でも雪渓が残っているような環境は
植物にとって非常に厳しい。そんな中で植物は、
花を咲かせ、昆虫に手伝ってもらって受精し種子を作る。
が、同時に保険としてムカゴも作って別の繁殖のルート
も確保している。 (かしこい!)
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ムカゴトラノオ タデ科 零余子虎ノ尾 Bistora vivipara】 ↑
最近読んだ『極限に生きる植物』では、千畳敷カールで
見たばかりのムカゴトラノオ、ミヤマダイコンソウ
取り上げられていて、私は「あっ」と叫んだ。


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『極限に生きる植物』増沢 武弘 中公新書1654

この本では北極圏に近いノールウェイのスピッツベルゲン島
や、オーストリアのアルプスで観察された事例が
語られる。千畳敷カールとよく似た砂礫地だ。

筆者の増沢氏は、若いころ、オーストリアに留学し、
ミヤマダイコンソウが太い根を岩の割れ目に深く
侵入させて美しい花を咲かせている姿に感動したと
言っておられる。

ダイコンソウなんて、無粋な名前・・・と書いて
しまった私の無教養ぶりがはじゅかし(汗)・・・。
文字通り大きい根を張って生き抜く花だったのです。)

日本の植物についても一章分、割かれている。北海道で
見たアッケシソウや、富山県立山に咲くというチョウノ
スケソウの話。世界のいろいろな環境で生きる極限の植物
約50の事例が紹介されている。

ものめずらしい、形が変わっているという理由で、世界
のあらゆる場所の植物に簡単にアクセスできる日本だが、
その植物の本来の場所がどんなところで、どんな生活を
しながら生き延びてきたのか・・・くわしいことはあまり
知られていないのではないだろうか。
by tamayam2 | 2009-08-12 23:35 | 日々のできごと | Comments(8)

異常気象の空の下

11日の早朝、大きい地震があった。
その数日前にも地震があったばかりだ。

台風の被害の様子が次々に明らかになる・・・
今週、信州の友人を訪ねる予定で楽しみにしていたが、
鉄道も道路も、混乱が予想されるため、不要不急の者は、
遠出を控えることにした。

さて、先週都内で偶然に見かけた植物たち。

    “ヒトも歩けば、植物に出合える!”
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シェフレラ ウコギ科 Scheflera arboricola】
品川区の住宅街で。
これは、通称ホンコン・カポックと呼ばれている
ようだが、パンヤを取るカポックとは別のもの。
育てやすい観葉植物として、鉢植えでもよく見かける。
しかし、花はめったに咲かず、実がなるのを見ること
は、めずらしい。
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サッコウフジ 酢甲藤 マメ科 Millettia reticulata】
都内Yamyam町の住宅街で。
中国、台湾が原産地。とても香り高く、素敵な花。
園芸名:ムラサキナツフジ
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カラスウリ ウリ科 Trichosanthes cucumeroides】
杉並区の空き地で。
カラスウリは夜開花して、朝にはしぼんでしまう。私が
見るときにはいつもしぼんでいるのに、これは
午前9時半ごろ。曇天だったからか。
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イヌビワ  クワ科 Ficus erecta 】
文京区の交差点わきの歩道で。

かなり大木で、おいしそうな実がたくさんついていた。
野生のイチジクのよう。
イヌビワコバチというハチが受粉の助けをする
ことで知られている。食用になる。

不順な天候が続いています。皆様も体調をくずされないように
夏の休日をお楽しみください。
by tamayam2 | 2009-08-12 04:56 | 日々のできごと | Comments(8)

ジャコウアゲハを見た!

8日午後、小石川植物園で、
コンニャクの葉の広がりの見事さや茎の翼を呆然と
見とれていると、汗が額や首筋からポタポタ落ちた。
コンニャク  サトイモ科 Amorphophallus konjac 】
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朝から垂れ込めた空は、どんよりと重く、風がソヨとも
吹かない。
あぁ~、こんなところを歩き回ったところで、
蚊に刺されるのがオチだ…と思ったとき、ひょっと
眼をやると、眼の前にうつくしいチョウが止まって
いた。

ジャコウアゲハ ♀ アゲハ科 Atrophaneura alcinous】
私が長年ひと目でも見たいと思っていたチョウだ。
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ジャコウアゲハは、ウマノスズクサしか食べない。
ウマノスズクサは、私がヨーロッパでも日本でも気になって
しかたがないツル草で、Blogでも何度となく取り上げた。
       都市の緑化とウマノスズクサ(2007年6月)
       キューガーデンにて (2007年10月)
       高尾山でウマノスズクサに出会った(2009年5月)

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ウマスズクサは毒草であるから、このチョウは、体内に毒を
蓄えている。そのおかげで、鳥に食べられずに済む。
なぜ、この草しか食べないのか??
いろいろ謎が多いチョウだ。
この事実については、Blog仲間のnamiheiiさんの文章にくわしい。
   「黒蝶の戦略」…ジャコウアゲハの超能力(2005年8月)

食わず嫌いで、個性ばかり主張していたら、絶滅の危機に
あうよ、ウマノスズクサはあまり都会で見かけないし…
と心配するが、ジャコウアゲハ自身は比較的繁殖力の強い
チョウということだ。 ♂は、真っ黒なチョウ。

私はこのチョウを見たとたん、カメラを構えたが接近しても
逃げる風情がなく、数分後、左右の葉に立ち寄りながらゆら
ゆらと静かに飛び去っていった。まるで夢を見ているような
幸せな数分間だった。
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ウマノスズクサ ウマノスズクサ科 Atistolochia debilis】
この近くにウマノスズクサがあるに違いない。そう思って
探すと、花壇の中に一株、花壇の外に数株まとめて植えて
あった。国内外のコレクションができていた。しかし、
いずれも暑さのせいか、発育が今ひとつの感じだったが、
その中の一株の葉に幼虫とタマゴを認めた。

間違いなくジャコウアゲハの幼虫だった。さっき見たものは、
羽化してまもない個体だったのだろうか。

(幼虫だのタマゴだの、気持ち悪いとおっしゃる方がおられ
たらゴメンナサイ。チョウの幼虫は、こんな段階を経て羽化
し、あの美しい姿になるんです。)


私はこのチョウに出会えただけですっかり満足し地下鉄の
駅に歩いて行ったら、花火会場に向かう浴衣姿の少女たち
が大勢歩いていた。

雑踏の中をチョウがひらひら舞っているように見えて困った。
by tamayam2 | 2009-08-09 21:41 | 日々のできごと | Comments(12)