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千畳敷カール(1)クロユリ

2千メートルを越す中央アルプスの高山に、
砂礫地が広がっていて、夏のひと時、高山植物の
お花畑が出現するという。

ま、そういう高地には、訓練を積んだアルピニストしか
行けないと思い込んでいたのだが、連れて行ってくれる
というツアーがあったので、申しこんでみた。

お花畑までは、長野県駒ヶ根市、菅の台からシャトルバスと
ロープウェイで一気に1800mほど上昇してしまうという
信じられないコース!(日本人は、すごいこと考えちゃうのね!)

駒ケ岳ロープウェイは日本で一番高地に設置されていると
あって、非常に人気が高いコースなのだそうだ。しかし、
夏には、ロープウェイの待ち時間がなんと○○時間とか・・・
恐ろしい噂も聞こえてきて、ちょっと不安になった。

歩いて登れば、何時間もかかるアルプスの高山に、私のような
シロウトがノコノコ出かけてもよろしいのでしょうか・・・と
オズオズと出かけたのですが、いやぁ~驚いたことに、
何度も来ているという経験豊か、元気いっぱいの中高年の方々
にたくさんお目にかかりました。
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ゴロゴロした岩場や雪渓の上を歩くときには、さずがに登山靴
でないと歩きにくい個所もあった。
雪渓の上の豆粒のような点々は、登山客の群れ。
このあたりは、シラビソなどの樹林帯を過ぎて、ハイマツの
ような低木が強風に身を縮めるようにして、這いつくばって
いる。植物にとって過酷な環境です。
ハイマツ マツ科 Pinus pumila 】
雄花の赤が生き生きと輝いていて美しかった。
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訪れたときは、降水確率85%ぐらいの雨の日であった
から、写真撮影は期待せず。
よかった点は、人出が少なかったおかげで、待ち時間なしで
シャトルバスやロープウエイに乗れたこと。

蒸し暑い東京を7時に出て、午前10時すぎには、気温12度、
標高2612mの地点に立つことができたのです。
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キバナノコマノツメ スミレ科 Viola biflora 】
まん中の花の唇弁が突き出ていて、全体に長細い感じ。
黄色のスミレは、日本で見たことがなく、珍しかった。
1cmのぐらいの小さい花。
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クロユリ ユリ科 Fritillaria camtchatcensis 】
黄色のスミレのそばにクロユリが咲いていた。黒いので、
始めは見落としていたが、目が慣れてきたらたくさん咲いて
いるのが見えてきた。
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北海道のクロユリよりも、中央アルプスのものは、やや色が
薄いそうだ。ユリ科と言っても、じつは、バイモの種類の
ようだ。
学名の類似性から言っても、西洋でよく見るスネークヘッドリリー
(写真下)と呼ばれる園芸種の親類かもしれない。
花弁の鹿の子模様が、なんとなくヘビの肌の模様に
似ていると言われますが、そう見えるでしょうか?
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フリチラリア メレアグリス ユリ科 ↑ 
Fritillaria meleagris 英名:snake-head lily】ドイツで
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by tamayam2 | 2009-07-30 16:05 | たび | Comments(12)

モノが壊れる日

7月22日、46年ぶりの皆既日食があり、動物の
異常行動が観察されるかもしれないと言われていた。

我が家にあっては、2匹のネコの行動に特に変わった
様子はみられなかった。
しかし、この日、予期せぬものが壊れた。

1)私の体の一部である歯がサンドイッチをかじっただけなのに、
壊れた。
こういう気分は、味わったことのない人には、
わからないだろうが、
本人は内心強いショックを受けているのだ。

おりしも、聞きわけのない子供がいつまでもグズグズ
泣いているような陰鬱な雨が降っている。歯医者に
予約を取らなければならない。

2)いつものようにデスクトップ型のパソコンを立ち上げようとしたら、
 モニターに画面が映らない。こんなこと
は初めてなので、いろいろ原因を探る。パソコン
は正常に起動しているように思われるのに、画面は
真っ暗。こういうこともあろうかと、予備のノート型
パソコンを起動してモデムに異常がないか見る。
モニターがそんなに簡単に壊れるものなのか・・・
過去に経験がないが、近所のパソコン屋に17インチモニター
を持って行って調べてもらった。

はたして、内部のナントカが異常だから、修理するより、
買ったほうがよいとのアドバイス。
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歯もモニターも、思いがけない出費 ※※※※

ま、正常なときにもっと優しく感謝の気持ちを伝えて
おかなかったのがよくなかった。
「悪うございました!あなたは疲労の極限まで
よく耐え、今日まで働き通してくれたのだね。」

今日は、 モノが壊れる日そのおかげで、パソコンの
周辺の外付け機器をすべて外し、デスクの上を掃除が
できた。スパゲッティのように絡まっているラインを
束ねて、気分が爽快になった。

Alles in Ordnung! (万事ことなし!) 
ドイツ人のように うそぶくtamayam2です。

写真:6月末 上野動物園で
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by tamayam2 | 2009-07-24 15:53 | 日々のできごと | Comments(22)

7月の 野草

昨日は、東京地方は曇り、小雨の空模様だった。
せっかく用意した日食用メガネも役に立たずじまい。
Blog仲間の上名窯さんのところ(鹿児島県長島町)で
撮影された写真を見せていただいたので、満足すると
しよう。

7月に見た気になる野草を記録しておこう。
コバノカモメヅル ガガイモ科 
Vincetixicum sublanceolatum】
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つる草で、他の植物にからみついていた。直径1cmぐらいの
暗赤色の星形の花がきれいだった。トウワタと同じような
莢をつけ、中に綿を出す種がギッシリ。
トウワタと同じ種類なら、チョウの食草かもしれない。
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ドクゼリ セリ科 Cicuta visosa Linn.】
レースのような涼やかな花を持つこの植物は、
日本三大有毒植物の一つですって。(後の二つは、
ドクウツギ、トリカブト)

セリとの見分け方は、中が空洞、筍のような節がある、セリ
特有の匂いがないこと。セリと同様に湿地に生えるが、背が
1m以上と高いのが特色。葉の形は、セリとほとんど同じ。

以上の二つは、7月10日、日光植物園で見た。


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オオ
センナリ 

  ナス科 
Nicandra
phyaloides 】








英語名を Apple of Peru と言って、ペルー原産の植物。



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花よりも
種の形が
面白いらしく
ドライ
フラワーに
するため
栽培する人
もある
ようだ。(怖)



これは、Yamyam町の街中のプランターの中で見つけた
のだが、か~なりの有毒植物。

千成ビョウタンのようにたくさん実をつけるので、
オオセンナリ。ハエがこの植物の匂いを嫌うので、
ごみ箱、トイレの裏などに意図的に植えられる
こともあるそうだ。

昔の日本家屋のご不浄(トイレ)のそばには、ヤツデが
植わっていたが、同じようにハエ除けのためらしい。
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by tamayam2 | 2009-07-23 18:03 | 日々のできごと | Comments(8)

7月の銀ブラ

梅雨が明け、夏休みが始まった週末、そういえば、
世は三連休ですって? こころなしか、銀座通りも
あまり人通りがありませんでした。

7月の銀座ブラの点描です。

見慣れたYamyam町から飛び出して、別の世界を覗くの
も、また一興です。
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シャネルは銀座店が開店してから5周年なのだろうか、
ウィンドウ・ディスプレイが洒落ている。さすが、おフランス!

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定点撮影の場所、御木本幸吉さんレリーフのある
MIKIMOTOスペースの今月のテーマは、
風鈴?夏祭り?
和風のイメージですっきりまとめていました。

銀座通りの若い女性の歩き姿の美しいこと!


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黒い日傘に、
黒のロングドレス、
ピン・ヒールの靴で
ばっちり決めて、
プードル犬を
二匹連れて
お散歩中の
女性。

この近くに
お住まいなのだろうか。
なんという
優雅さ!






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白い日傘の方も
素敵だった。
ハンチングの
ようなお帽子
をきりっとかぶり、
お靴も紙バッグも
白で統一。









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このお嬢さんの
ピンクのスカートは
可愛かった。

風船のように裾が
絞ってあり、
すらりと伸びた
おみ足が
とても健康的で、
よかったです!








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あらら、こういう恐竜のお方も銀座通りを闊歩して
おられました。8丁目あたりのハクヒンカンで、18日
新発売のペットだと。リモートコントロールで操作
されているのか、ヒョコヒョコと・・・・。

とても蒸し暑い日でしたので、最後は、ビールで締めに
したのは、言うまでもありません。(*^v^*)♪
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by tamayam2 | 2009-07-20 08:55 | 日々のできごと | Comments(12)

今日の切手(11):マルタの切手



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 1. ベゴニアの類   2. ミズヒキ 
 3.ヒメツルソバ    4. ベゴニアの類 
植物の中には、斑入り(ふいり)の美しい葉のものがある。
園芸用に作られたものもあるが、自然の斑が入っている
ものもある。たとえば、Yamyam町で見た、
写真2ミズヒキや、写真3ヒメツルソバ(いずれもタデ科)
の斑はどうだろうか。
Vサインのような自然の刻印。

写真1と写真4は、米国の植物園で撮ったものだが、
自然の造形の美に驚嘆してしまう。

写真4のベゴニアの葉を見ていると、突然マルタ騎士団
旗を思い出した。騎士団の旗に描かれている十字架に
似ているので。


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マルタ騎士団は、カトリックの修道会であるが、国家と
言える体裁を備えている主権実体というそうだ。

世界の96カ国と国交をもち、国連総会にもオブザーヴァー
として加入している。

日本は国交がないので、大使館はない。
世界の小国のひとつ。
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古い切手張の中にマルタがあるかどうか調べたら、数枚
あった。 (これは、マルタ共和国のものかもしれない。)
1959年に発行された切手を解読すると、
次のような歴史上の出来事がわかった。

AD59年、パウロがローマに行く途次、船が難破し、
一行は3ヶ月マルタ島に滞在せざるをえなかった。
それから1900年後、マルタはその史実を記念するため、
切手を発行したのだ。 XIX Centenaryは1900年周年。
今から50年前の発行である。

西欧に旅し、古い聖堂などを訪れると、2000年以上
も前に聖書に書かれている出来事が、ステンドグラス上に
絵巻物のように再現されている。
文盲が多かった時代には、絵で表現するのが一番よい
方法だったのだろう。

パウロの遭難事件
(St.Paul’s Shipwreck)については、
聖書、使徒言行録 28章にくわしく記述されている。

切手に描かれているのは、イエスとパウロの図で
あろうか。久しぶりに聖書を開いてその箇所を
確かめてみた。
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by tamayam2 | 2009-07-18 09:28 | 日々のできごと | Comments(8)

だまし絵展

先月の末、渋谷Bunkamura で開催中の、
奇想の王国・だまし絵展に行ってきた。
                   展覧会のHPはここ
こういう系統の絵は、昔から好きだ。
マルグリット、エッシャー、ダリ、歌川国芳や北斎も。

今回の展覧会のポスターの表紙に載っている
ルドルフⅡ世の肖像画は、全体が野菜、果物、花から
成っていて、ワクワクさせられた。
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あなただったら、自分の肖像画が、
リンゴのほっぺや、サヤインゲンの眉毛などで
面白おかしく戯画化してあったら、怒りますか?

この王様は、この絵を見て、カンカンになるどころでは
なく、この絵を描いた画家アルチンボルト(Archmboldo)
の着想の奇抜さをこよなく愛されたのだ。

神聖ローマ帝国の王であったルドルフⅡ世(1552-1612)
は、政治には無関心であったが、文化・芸術の
よき理解者であり、擁護者であったらしい。

この作品は、スェーデンからの出品であったが、私は、
2007年にオーストリー、ウィーン美術史美術館で、
アルチンボルトの奇妙な肖像画を三点観て面白く感じた。
たまたま絵葉書が残っていたので、ご紹介しよう。


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【野菜と果物
 原題は夏】











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【海の生物
 原題は冬】











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【木の幹や根
 原題は不明 
  秋かな?】
















魚介類を素材に使った肖像画は、グロテスクで、ぞっとする
ような迫力がある。魚介類を生で食する日本人は、こんな顔
に見られているのではないかと、そっと辺りを見まわして
しまった。

いろいろなタイプのだまし絵が展示されており、だまされて
びっくりしたり、作者の意図を見抜いて得意になったり愉快な
時を過ごした。

一番面白かったのは、逆遠近法という手法を使った現代的アート。
パトリック・ヒューズ(英国人)の「水の都」という不思議な
作品。
どんな作品か、彼のHPでどうぞ。

8月16日まで開催されているようだから、一度だまされて
みては、いかが?
(夏休みに入ると、子供連れで混雑するかも・・・)
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by tamayam2 | 2009-07-15 16:37 | 日々のできごと | Comments(10)

戦場ヶ原で見た花と虫

尾瀬に行く前日、奥日光・戦場ヶ原に出かけた。
湯滝から赤沼まで、4、5Kmのウォーキング。

有名なワタスゲは終わりかけていて、ノアザミ、イブキトラノオ
ホザキシモツケ、カンボク、アヤメなどを見ることができた。
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休憩したところで見たノイバラ。思わずシューベルトの曲が
聞こえてきそう。
   ♪ わらべは、見たり、野中のバラ~
 ノイバラ バラ科 Rosa multiflora 】

以下の三つは、たまたま石川県白山に関連がある名前。


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【 ハクサンフウロ 
フウロソウ科 
Geranium
yesoemse var.
nipponicum

学名にニッポニクム
があるから、
この亜種は
日本原産
なのだろう。

左の低木は、
ヤチヤナギ
(フトモモ科)
葉にユーカリの
ような芳香
がある。






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【  ハクサンシャクナゲ
ツツジ科 
Rhododendoron 
branchycaroum】

シャクナゲのことを、
英語で
ロードデンドロン
というが、初めて
発音したときには、
舌を噛みそうだった。







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カライトソウ バラ科 ↑
Sanguisorba hakusanensis 】

ワレモコウの仲間、日本原産種で、学名に白山の文字が見える。
文字通り、白山地方で発見されたそうだ。
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【 オカトラノオ サクラソウ科 Lysimachia clethroides 】
モンシロチョウに好かれているユーモラスな花。
トラの尻尾みたいで、かっこいいわね。
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【 クロヒカゲ  ジャノメチョウ科 】
気持ちよい高原の散策が終わって、赤沼に着いたとき、
休憩所の手すりに止まっていた。

うれしかったなぁ~。
こんな素敵なチョウに出迎えられて!
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by tamayam2 | 2009-07-13 22:21 | たび | Comments(12)

尾瀬で見た花

Blogの皆さんが写真で紹介してくださっている尾瀬に
一度も行ったことがないので、9日出かけてみた。

梅雨時期とあって、曇ったり、晴れたり、降られたり・・・。
それでも、珍しい尾瀬の植物にたくさん出会えて
幸せだった。

尾瀬には、植物を保護するため、延長57kmに
わたる木道が設置してある。頑丈な木材で作られた
木の道がどこまでも続く。そこを一列になってどんどん
歩いていくのだから、ウォーキングとしては、格好の
場所だ。
(下の沼に転落しないように気をつけないといけないが・・・)

我々のパーティーは、鳩待峠から牛首までの往復17km
をせっせと歩いた。

この日見た野生ランの一部。
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大変小さい花(丈が4,5cm)だが、このランが
いまの尾瀬の主役。朱鷺という鳥の羽色からの連想。
シランをうんと小型にしたような花形。
トキソウ  ラン科 Pogonia japonica】


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もう一つ、
濃いピンクの
ランがあったが、
半ば閉じて
いて、ついに
お顔を見せて
いただけ
なかった。

サワラン 
 ラン科 
Eleorchis
japonica 】







写真がうまく撮れなかったが、ショウキランという
珍しいラン。山の鼻ヴィジターセンターの近くで見た。
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未草(ひつじぐさ)は、 ↑ 尾瀬特有の池塘(ちとう)に
生えるスイレンののような花。
古い言い方で、未の刻は午後二時ごろ。
ちょうどそのころ通りかかったら、直径4,5cmの
小ぶりの花が開いていた。

ヒツジグサ スイレン科 Nymphaea teragona】
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食虫植物であるモウセンゴケもたくさん見ることが
できた。丸葉と長葉の二種類があり、これは長葉。
ネバネバした粘液で虫を捕らえ溶かしてしまうそうだ。
ナガバノモウセンゴケ モウセンゴケ科 Drosera anglica】

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帰途、立ち寄った日光植物園で見た野生ラン。↑
カキラン ラン科 Epipactis thunbergii 】
外側が柿色、内部がピンクで、あでやかさがあった。

狭い木道を通るときのルールは、右側通行。
すれ違う人がいなければ、どちら側も通れるが、カメラ
を構えて立ち止まると、後に続く人の迷惑になるから、
ちょっと気を遣う。

最近できた木道は、右左区別なく幅が広めのものに変わって
いた。こうすれば、撮影のために立ち止まることもできる
し、車いすも通ろうと思えば通れる。シーズンになれば、
大そう込み合うらしいから、そのほうがいいなぁ。

尾瀬は魅力的な場所には違いないが、できることなら、
自分のペースで立ち止まったり、引き返したりしながら、
の~んびり歩いてみたいものだ。
まぁ、無理な相談だろうなぁ~。何しろ人気の場所だからね。
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by tamayam2 | 2009-07-13 12:12 | たび | Comments(8)

7月の路上ウォッチング 危険な植物

都内を歩いていると、ゴーヤアサガオなどで
上手に“緑のカーテン”をこしらえておられるお宅を
見かける。陽よけにもなるし、目隠しにもなるし、
最近かまびすしいエコロジーの見地からも
良いことなのだろう。
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こちらのお宅は、↑ 年がら年中アサガオのような濃い青の
花が絡みついている。晩秋まで花が咲き、この家自体
が蔓草に覆われているようだから、宿根花みたいだと
思っていたら、はたして宿根花。

宿根アサガオ ヒルガオ科  Ipomoea indica】   
別名:ノアサガオ、リュウキュウアサガオ
園芸種名:オーシャン・ブルー または、サフィニ・ブルー)
種はできず、挿し木で増やす。葉は、ハート形。
                       豊島区で

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この ↑ トランペットが吊り下がっているような花を最近
都会でよく見かけるようになった。四谷駅前の土手の
傍らにもある。
                 こちらは、渋谷区の町角。

看板、標識、ミラー、郵便ポスト・・・たくさん
立ち並ぶ通学路の角地に、大輪の南国の花が咲きこぼれ
花がらが地面にも落ちていた。

ダチュラ ナス科 Datura metel】
別名:チョウセンアサガオ、曼荼羅華(まんだらげ)
園芸種名:キダチチョウセンアサガオ
       エンジェル・トランペット

江戸時代の蘭学医、華岡 青洲がこの種の植物を使って
日本初の全身麻酔術を行ったことが知られている。

ダチュラの種類は多いが、どれも触ったり、口にすると
非常に危険な植物である。
       (通学路に植えるとは、モノ識らずねえ。)

都会の街路樹の植え込みの中で、うす紫いろの花が
咲いている。 ↓ ジャガイモの花によく似ている。
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 ワルナスビ ナス科 Solanum carolinense】
全身トゲトゲで覆われており、触ることもできない。
繁殖力が旺盛で、毒草。明治時代に北米からもたら
された。要注意外来生物の一つ。  渋谷区で

和名の植物名のつけ方を観察していると、
人間の犯しやすい悪意のない勘違いや、
多少偏見を含む独断もあり、思わず笑ってしまう。

琉球とか、朝鮮や蝦夷という接頭語は、
日本を中心にして考えると、やや亜流の、正統から
外れたという意味があるようだ。
一昔前のどーしようもない旧弊な考え方だと思う。

ワルナスビという名から、よくよく嫌われている
らしいことがわかる。この草を駆除しようとして、苦労している
人々の憎しみがしっかりこめられている。

ダチュラが麻酔薬として使われていたころには、
キチガイナスビという異名もあった。文字通り、
精神障害を引き起こすほどの毒性があるからだろう。

ナス科の植物は、ジャガイモ、トマト、ピーマン、
トウガラシ
・・・夏野菜の代表格だが、大変クセが
強い。共通点は、花びらが一枚ずつ離れていないで、
底が筒のようにつながっている点である。

エンジェル・トランペット(天使のラッパ)などと
呼ばれる園芸種は、ちょっと見には素敵だが、
植える場所や扱い方をよく知っていないと、どんな
悪さをするかわからないぞ~。
外来種が増えすぎると怖いとtamayam2は思っています。
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by tamayam2 | 2009-07-11 17:42 | 日々のできごと | Comments(14)

覚えきれません

鹿児島、熊本、岡山、愛媛、大阪、奈良、岐阜、
山梨、栃木、埼玉、茨城・・・に共通するのは
何でしょうか・・・・・。

答え:これらの県名に含まれる一つの漢字が、現行の
常用漢字に含まれていないということです。

例えば、岡山の岡や奈良の奈という漢字。


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これらの県の方々、
よくぞ今まで
黙っていらっ
しゃい
ましたね。













目下、文化庁の漢字小委員会で、審議しているそうだが、
今後は、現行の常用漢字1945字に追加される可能性が
高い。子供が覚える漢字の負担が増えるのは、仕方がない
でしょう。一都一道二府四十三県の名前ぐらい読めないと
困るでしょうから、この際、覚えてもらいましょうか。

(最近は、ワープロがあるから、必ずしも書ける必要は
 ありません。複数の選択肢から選べればいいのです)


「新常用漢字表(仮称)」をめぐって一般市民から意見を
聞くことを、 パブコメというそうで、
新聞にそう書いてあった。
パブコメとは、お米の銘柄ではなく、
public comment の縮約形だそうだ。
公聴会という日本語ではいけないの
だろうか。
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そういう辞書にないカタカナの造語を増やさないで
ほしいな。

(以前に地デジという言葉が音声的に汚いと
書いたことがあるが、パブコメも聞いて美しくないし、
意味がすぐつかめない。)


小学生ならどんどん漢字が覚えられるだろうが、
メモリーの在庫が不足ぎみ老人や、外国人の日本語学習者
には、こういう造語は覚えきれません。

写真上:ヤブガラシ ブドウ科(別名 ビンボーカズラ)
写真下:ベニシジミ シジミチョウ科  4日 四谷で
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by tamayam2 | 2009-07-06 10:54 | 日々のできごと | Comments(15)