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五月に見た樹

先週来の風邪が少し、尾をひいています。今は、人前で
ゴホン!とセキをするのもはばかられる雰囲気ですので、
蟄居しておりました。もう、今週は、五月の最後の週です。

五月には、数えきれないほどたくさんの植物を見ましたが、
都会でも見ましたよ。メモしておきましょう。
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ベニバナトチの木】Aesculus carnea トチノキ科
西欧では、よく街路樹になっており、フランス語では
マロニエ。西洋トチノキ(Aesculus hippocastanum)。

ドイツでは、学名の語尾と同じく、カスタニアと呼ばれていた。
この大木の下で、ビールを飲むのがドイツ人の愉しみ!
このごろは、夏のように暑い日もあるから、ビール 解禁!

銀座にマロニエ通り という通りがあるのをご存知?
そこにグニャっと曲がった素敵なビル(デピアス銀座ビル)がある。


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ビルを撮っていたら、
高い梢に咲いている
ベニバナトチノキが
ちょこっと
写っていた。

この写真では、
見にくいわね。






上の写真でどうぞ。
4月29日 
東京大学構内で。



とても高いところにロウソクのような形の花をつけているため、
たいての銀ブラ族に見てもらえないのです。

五月に銀座・マロニエ通りを通られたら、ぜひ上のほうにもご注目
あれ。
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【ザイフリボク】(Amelanchier asiatica バラ科)
こちらは、日本橋の老舗の店頭にあった鉢植。
采振り木。別名、シデザクラ(四手桜)。

神主様が采配を振るうヒラヒラとしたモノや、
神社で見かける四手(和紙を短冊状に切ったもの)を
思い浮かべてください。

実は、ブルーベリーのようにかわらしいですが、
花びらは、やや長めでヒラヒラした紙のようです。

都会でもけっこう、いろいろな木や実が見られます。

知っていれば見えても、知らなければ、通りすぎてしまい
そうです。
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by tamayam2 | 2009-05-26 19:59 | 日々のできごと | Comments(10)

高尾山で見た植物たち

9日に出かけた高尾山中で、私にとって初見の花を見た
ので、忘備録として、記録しておこう。
オニグルミ (クルミ科 Juglans ailanthifolia)


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上部右端に
赤く立っている
のが♀、
垂れ下がって
いるのが♂







一本の木で雄花と
雌花がそろって見られる。
秋になれば、
クルミが房になって
垂れ下がるだろう。



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アオダモ(別名 コバノトネリコ モクセイ科
   Fraxinus lanuginosa )
白い糸のような花がついていた。雌雄別木。

意外なことに野球のバットの材料になるそうだ。
きっと堅くて堅牢な木なのだろう。

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ヒメハギ(ヒメハギ科)
日当たりのよい山道で見た。非常に小さい花。丈が3,4cm。
花は直径1cmぐらい。ランの花のように精巧なつくり。


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クワガタソウ
(ゴマノハグサ科 
Veronica
miquellana )
湿気のある
谷沿いの道で見た。
小さい花だが、
目がぱっちりした
美人という感じ。

オオイヌフグリの
仲間だそうだ。
初見の花。







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青い玉虫色の虫。甲虫の仲間だろうが、名がわからない。
玉虫ではないが、きれいだった。

PS.Blog仲間のイーハトーブ・ガーデン nenemuさんから、この虫の名前を
   教えていただきました。
   アオハムシダマシと いい、美しい虫の部類に入るそうです!
    TBをごらんください。
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by tamayam2 | 2009-05-21 14:53 | 日々のできごと | Comments(19)

映画『阿弥陀堂だより』のロケ地

ドイツにいたころ、訪問者が、読み古しですが、よろしければと、
置いていってくださった文庫本に、南木 佳士(なぎ けいし)と
いう方の小説があった。

私は筆者が信州のお医者さんで、芥川賞を受賞者ということも
知らず、読み進んでいくにつれて、信州の田舎の情景描写や
登場人物の気持ちの動きに、日本人らしい繊細な思いが感じられて、
すっかりこの作家の文章にひきこまれてしまった。

南木さんの書かれたものなら、何でも読みたいと思って探したが、
何しろ筆者は、うつ病なので、そう多作ではないのだ。

お医者さんでもうつ病になるのだなあ、驚いたり納得したりした
ものだ。
生死に関わる患者さんを数多く看ておられると、出版社や読者の
要求に応じて器用に新作を次々にとは行かないのだろう。

先週、信州の友人に誘われて7年に一度の善光寺御開帳のお朝事
いうものを経験した。その帰り、松本市を北上して飯山市の
阿弥陀堂付近を散策した。そこが、 映画『阿弥陀堂だより』(2002年)
のロケ地ということであった。
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車で行けるところまで農道を通り、後は阿弥陀堂まで徒歩でいく。
その辺りは、アスパラガスの栽培農地で、お地蔵様が立っている。
遠くには棚田も見える。堂に上がると、中に阿弥陀仏が鎮座まし
まし、映画のスチール写真がおかれていた。
縁側に腰を下ろして外を眺めれば、千曲川の流れが菜の花畑の向こう
にかすんで見えた。
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阿弥陀堂付近の農道では、イチリン草(写真上)、オドリコ草、
クルマバ草、チゴユリ、クサノオウ、ケマン草、マムシ草など
咲いていてこころが踊った。

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堂の裏手ではウワズミ桜が穂状の花を揺らし満開であった。
なんという平安な空間!
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これは、道端で見たウスバシロチョウ(アゲハチョウ科)。
ちょっと人面みたいね。食草は、紫ケマン草とか、うべなるかな。

帰りにビデオ屋さんに立ち寄り、映画『阿弥陀堂だより』の
DVDを借り、仮寓で見た。

アカデミー賞を受賞した『おくりびと』では、都会での夢に
やぶれた青年が東北地方の郷里に戻ってきて自分を取り戻す
ストーリーだった。その映画のように帰るべき故郷を持っている
人はそう多くない。この『阿弥陀堂だより』でも、仕事の重圧に
バーンアウトした(燃え尽きた)女医の話が中心になっている。

同じ日に実際に見てきた光景が映画の中で再現されるのを
不思議な面持ちで観た。
寺尾 聡、樋口 可南子、北林 谷栄らが好演している。

自然に任せてのんびりと暮す生き方は、今ではだれもが簡単に
手に出来るものではないが、どんな薬にもまさる治療薬である
ことは間違いないだろう。
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by tamayam2 | 2009-05-20 19:04 | たび | Comments(14)

高尾山でウマノスズクサに出会った

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いつも気になる植物がある。それは、ウマノスズクサ
花の形が馬の首にかける鈴に似ているとか、
楽器のサキソフォン? はたまた、
海にいる生物のタツノオトシゴ?
いろいろに形容されている。西洋人は、パイプの形に
に見立てている。
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昨日(9日)、高尾山の山頂近くの山道でこの植物に
出会えて、とてもうれしかった。
オオバウマノスズクサ(大葉 馬の鈴草)
(ウマノスズクサ科Aristolochia kaempferi)

ドイツでも、イギリスでも見たことがあるが、日本では
初めて。
          過去ログ:キュー・ガーデンにて

先月訪れた米国のワシントンDCの植物園でも見た。
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これは、名札がなかったが、Aristolochia gibertii  か???
植物というよりは、爬虫類のようではないか。
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この花は、形の異常さが示すように食虫花で、ハエのような昆虫
を体内に閉じ込める。また、ジャコウアゲハの食草として有名。
この毒草を食べて育つチョウは、体内に毒素を持ち、天敵である
鳥から身を守っている。高尾山にも黒いアゲハがふらふらと飛ん
でいたが、ジャコウアゲハだったのだろうか。

植物、昆虫、鳥・・・などの連鎖の関係は複雑でよくわから
ないことが多いが、このユーモラスな形の蔓草を見ると、
まことに自然界の巧妙な駆け引きに感動を覚える。
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もう一つ、うれしかったのは、ホウノキ(朴の木)の大きな花を
見たこと。この木は、大木なので、ふつうは高い位置で開花する。
眼近に見ることがなかったが、モクレンに似た清々しい香りが
すると思ったら、モクレン科でした。下は、つぼみ。
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日本では、下駄や将棋の駒を作るのに使われるとか。
高山地方で、朴葉味噌や朴葉焼きを召し上がった方も多いのでは
ないでしょうか。味噌を包めるほどの大きな葉っぱです。

韓国の方の半数以上は、金さん、李さん、朴さんのいずれかと
聞いたことがあります。私の知り合いにも、キムさん、イーさん、
(リーさん)、バクさんがいらっしゃる。

朝鮮半島にもこの木が多いのだろうか、今度うかがってみよう。
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by tamayam2 | 2009-05-10 14:05 | たび | Comments(10)

フラワー・カーペット

4月29日、銀座に出かけた。連休の後半は、雨に
降られたが、この日は、半そででちょうどいいくらいの
上天気。
松坂屋デパートのわきから、みゆき通りに入ると、
なんだ、なんだ! チューリップの花びらを
敷き詰めたフラワー・カーペットができていた。
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この花びらは、富山から運ばれてきたそうだ。
緑の部分は、針葉樹の葉っぱを使っていた。
富山県は、チューリップの球根の生産県なのですね。
もう何年も続いている行事らしいけれど、あまり知られて
いないのはちょっと残念。
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フラワー・カーぺットと言えば、ベルギー、ブリュッセル
で二年に一度ごとに開かれるショーがみごと。

私は、2004年8月に、赴任したばかりのケルンから
出かけた。ケルンからタリスというフランスの特急に
乗って2時間余り。お目当てのフラワーカーぺットは
市の中心にあるグラン・パラスの石畳みの上に敷かれている。
この広場は、市庁舎をはじめ、ハンザ同盟の商館の荘厳な
建造物でぐるりを囲まれている。ここに佇めば、人はだれでも
この広場で展開された、さまざまな歴史的できごとに思いを
馳せずにはおれない。まばゆいばかりの生花で作られた
巨大な造形に、人々は声もなく時を忘れて佇んでいた。
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材料の花びらは、チューリップではなく、ここでは、
大量の球根ベゴニアの花びらが使われていた。
色の鮮やかなこと!おそらく、お隣のオランダから集めて
来たのだろう。これだけのカーペットに敷き詰める花びらの
量は、半端ではない。雨が降ったらどうするのだろうか。
2008年のフラワーカーペットの様子は、
当時ブリュッセルに住んでおられたBlog仲間のcredenzaさんの

過去ログでどうぞ


偶数年にベルギーに訪れる計画のある方は、8月中旬の
フラワー・カーペットをお見逃しなく。

みゆき通りの街路樹は、ヒトツバタゴ。
ちょうどこの日、梢近くに、白い優雅な花が満開だった。
人々は、地面のカーペットに見とれて、この目立たない花に
関心を寄せる人は少なかった。もったいないわね。
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ヒトツバタゴ(Chionanyhus retusus モクセイ科、
別名、ナンジャモンジャの木)
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by tamayam2 | 2009-05-08 10:05 | 日々のできごと | Comments(14)

タミフルの原材料、トウシキミ

ブタインフルエンザ騒ぎが発生して以来、タミフルという
薬品の名をよく耳にする。WHOでは、この薬を自国で製造
できない発展途上国に対して、無償で配布することにしたと
報じている。病気は国境を越えて拡がっていくから怖い。
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さて、4日に訪れた東京都薬用植物園で、タミフルの原材料
であるダイウイキョウ(シキミ科 Llicium verum)の花を
見た。 別名、トウシキミ
3月にシキミの写真を掲載したら、Blog仲間の寧夢さんから
シキミは、タミフルの原材料というご指摘があった。
                    過去ログ:シキミの花の写真
無論今では、化学的に合成されているのだろう。でなければ、
発展途上国にあまねく配布できるはずがない。
シキミと同様、赤みをおびた清楚な花だ。
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上の写真は、カラタネオガタマ(モクレン科 唐種招霊 Michelia figo)も
よく神社仏閣で見かける樹木。招霊と書いてオガタマと読む。
魂を招じ入れるのだろうか。

この花の香りは、バナナのような甘い香りがする。
ダイウイキョウもカラタネオガタマもともに中国原産。カラタネオガタマは、
中国では、含笑花と書くのですって。ふっふっふと含み笑いしてます。

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Blog仲間のtoti51さんのお庭では、園芸種の植物に加えてさまざま
な野草が大事に植えられている。それだけでもドラマなのに、
さらに、水辺には昆虫が育ち、その小宇宙で繰り広げられる植物と
虫たち、小動物たちと人の活動が生き生きと綴られている。
こういうのをビオトープ (biotope あえて訳せば、生物生息空間)と
言うのだろうか。

わが鼠額大庭では、そういう空間を確保するのは無理だと思って
いたが、ふと思いついて物置の中に眠っていた古い火鉢に水を張って
みた。この連休中に、ヒメダカ10匹(150円)を放ってみた。

ボウフラがいなくなったところを見るとメダカが食べてくれた
らしい。たかが火鉢池ではあるが、ひとつの生き物が我々の生活の
サイクルの中に加わったと思うと、なんだか心楽しい。
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by tamayam2 | 2009-05-06 11:17 | 日々のできごと | Comments(10)

路地の花・・・タツナミソウ

急に春らしくなった。Yamyam町の家々の垣根からも花が
こぼれ出ている
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路地の縁石の隙間から顔を出した、タツナミソウ
さざ波が押し寄せているような姿をうまく表現している。
立浪草(シソ科 Sutellaria indica)
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白い種類もあった。 ↑
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これは、アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)という優雅な
お名前(ムラサキ科 Oenothera rosea )
南米からの外来種で、明治年間に日本に来たそうだ。
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こちらは、アメリカでよく見かけた同じくムラサキ科の
プルモナリア(Pulmonaria sp. 英語名: Lungworts)
花の色がピンクや赤紫、紫など少しずつ違っているのが
面白い。

テレビで新型インフルエンザのニュースを報じている。
四月の半ばに米国から帰国したTamayam2だが、時期が
ちょっとズレたら大変だった。このごろは、飛行機で
どこでも簡単に行けるようになったが、病気の拡がる
スピードも速い。
ゴールデンウィークに旅行を取りやめざるを得なくなった方、
検疫関係で休日返上の方もあるだろう。
早くこの騒ぎが収束すればいいと思う。
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by tamayam2 | 2009-05-01 09:13 | 日々のできごと | Comments(4)