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秋のけはい

8月も半ばをすぎ、秋風も立ち始めました。
数日前に、信州へ行って来ましたが、草原はすでに秋の花に
変わっていました。
マツムシソウ、リンドウ、フシグロセンノウなど。
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荒地、崖っぷちでいま元気がいいのは、クズ
マメ科の赤紫の花を咲かせてあらゆる物に巻きつき、
ぐんぐん伸びていく。20日 茅野市で
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小さな花で、緑の実がかわいらしかったのは、ナンバンハコベ
(ナデシコ科)そばにヘクソカズラも見える。
                 北佐久郡 美笹湖付近で
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山梨県北杜市で見たウラジャノメ(?)コガネ虫の死骸のそばにいた。
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南佐久郡、臼田町で  ミヤマカラスアゲハ(?)
このチョウは、いつもバタバタ羽を震わせて吸蜜に大忙しだった。

23日から、しばらくトルコに出かけます。9月になりましたら、
またみな様のところにご訪問させていただきます。
それまでお元気で!
by tamayam2 | 2008-08-22 07:30 | おしらせ | Comments(10)

フェルメール展

終戦記念日の15日、お盆ということで、東京の町はガラガラ
だった。こういう日こそ、混雑が予想されるフェルメール展
行ってみるべしと考え、夕刻に上野へ行ってきた。
(只今の待ち時間0分!?)
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ドイツに住んでいたころ、アムステルダム国立美術館で
「牛乳を注ぐ女」を見て以来、あちこちでフェルメールの作品
に出あう機会に恵まれた。  
              過去Log:フェルメールを追い求めて
今回、来日した7作品のうち、私が過去に見たことがなかった
4作品を観ることができてよかった。一つは、個人蔵の
「ヴァージナルの前に坐る若い女」。とても小さな作品だが、
見てみたいと思っていたので。後の三点は、スコットランド、
アイルランド、NYメトロポリタン美術館からの作品。
(そこまで足を伸ばすのは、たいへんですからね。)

フェルメール展と言うものの、「光の天才画家とデルフトの
巨匠たち」という副題が示すとおり、フェルメール以外の
17世紀オランダを代表する画家たちの作品は見ごたえがある。
40点の作品を、よくぞ世界中から集めたりけりと驚くほどの
量である。

私が再会できてうれしかったのは、カレル・ファブリティウスの作品、
「楽器商のいるデルフトの眺望」(1652年 ロンドン、ナショナル
ギャラリー蔵)


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大変小さい作品で、
15.5x30.7cm
だから、
変形A4
サイズ
ぐらい。


魚眼レンズで見たように地面が湾曲している。その作品を仮に、
やわらかい素材でこしらえて丸めて見てみれば、立体的な眺望が見えて
くるはず、と思っていたが、上野の会場では、実際にそういう装置を
作って観客に見せていた。 (ちょっとやりすぎ・・・。)

フェルメールの生年1632年と言えば、日本では三代将軍家光の時代。
鎖国で外国人を出島に住まわせていたころだ。彼は43歳で死ぬまでに
30数点の作品を描き、東洋の日本で、こんなに人気者になっている
なんてツユ知らずに生涯を終えた。

昨年6月、ロッテルダムに行った時、ふと思いついてデルフトに
立ち寄った。 運河には、白いスイレンがたくさん咲いていた。           
                         過去Log:デルフトにて
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遠望の教会は、新教会。ファブリティウスの作品に描かれている
ものと同じ教会だ。新教会と言っても14~15世紀の建造物。


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フェルメール展
の帰り、
不忍池で
見たハス。
夜7時半
ごろ。
by tamayam2 | 2008-08-17 05:51 | 日々のできごと | Comments(12)

ミョウガと ヤブミョウガ

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ものみなこの暑さでゆだっているさなかに、うちの鼠額大の
庭では、ミョウガの葉だけが青々つやつやしている。
亡母が勝手口付近に植えたものだが、他の植物を圧して、
ひとむれの叢(くさむら)を形成している。
ミョウガの花は、ランのようでようく見れば、美しい。
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ミョウガ (ショウガ科 Zingiber mioga
学名にもミョウガという日本語が見える。日本の固有種なのかしら。

さて、去年、近くの神社の境内で初めて知ったヤブミョウガ。
花がお茶花のように滋味があるばかりでなく、実も紫から黒に
変わり、風情がある植物だ。友人のドイツ人が、珍しがって、
種をポケットに入れて持ち帰った。
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増えて困ることになるかもしれないよ、と警告したのだが、
今、ケルンの家でよく育っているということだ。東洋風のつやつや
とした葉は、彼女の庭の池に、美しい緑の影を落として
いるに違いない。

ヤブミョウガ(ツユクサ科 Pollia japonica )ミョウガという
名がついても、こちらはツユクサ科。
しかし、学名から日本固有種であることが分る。
ドイツの生態系に悪い影響を与えねばよいが・・・。

ミョウガは、ソウメンやザルそばの薬味に、シソとともに、
無くてはならないもの。うちの土からとれた野菜の恵みを
有り難くいただいて、かろうじて、この酷暑をやり過ごしておる
わけです・・・。


上の写真は、7月に入谷の朝顔市で買ったアサガオ
全部開ききらないラッパ型の花のようだ。

こういう濃いブルーを見ると、目がしゃっきりするわね。
by tamayam2 | 2008-08-16 04:40 | 日々のできごと | Comments(7)

高原の虫たち

オリンピック・ゲームは見たし、暑いは、眠いは・・・。
ふぁ~。(あくび・・・)

娘夫婦が米国に戻り、子どもの物を片付けたり、寝具の
始末をしたりしながら、瞬く間に過ぎ去った休暇の日々を
懐かしんでいます。

実家に帰れる人はしあわせ、家族を丸ごと迎え入れられる者も
しあわせ。

まごは、来るときが良し、帰るときが良し・・・とは
よく言ったものだと感じ入っています。
さて、8月上旬に信州で見た虫たちを記録しておきましょう。
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1)ミスジチョウ(Naptis philyra exellens) ↑ 5日、姫木平
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2)ジャノメチョウ(Minois dryas bipunctata)↑ 5日、姫木平


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3)今年はじめて見たアサギマダラ(Parantica sita niphonica)
                         ↑  4日 八千穂高原自然園で 
                           過去log: 渡りをするチョウ

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4)コエゾゼミ(Tibicen bihamatus)   ↑
    4日 八千穂高原自然園で 小さな植物を撮るため、
    しゃがみこんでいたら、足元にいた。抜け殻から出たばかりの
    ようだった。1000m以上の高地に住むセミということだ。
by tamayam2 | 2008-08-13 16:21 | 日々のできごと | Comments(6)

御泉水事前園で見た野生ラン

先週、白樺高原にあるご御泉水自然園に行ったとき、
カラマツやツガの林の中に、緑色の野生ランらしい植物
を見かけた。5,60cmですくっと直立していた。


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エゾスズラン、
または、
アオスズラン
という植物の
ようだが、
スズランとは
無関係。










エゾスズラン(ラン科 カキラン属 Epipactis papillosa)
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道端に咲いていたサワギクは、繊細で涼やかだ。ドイツでも見かけた。
サワギク(キク科 Senecio nikoensis)
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ツバメオモトの白い花が枯れた後には、こんな瑠璃色の
美しい実ができている。花の姿、その後の実の姿を、
年間を通して見てみないとなかなかその花の全貌が
見えない。
ツバメオモト(ユリ科 Clintonia udensis)

青い実の後ろにエンレイソウの果実がぼんやり写っている。
地上では、まだまだ夏の勢いが衰えないが、1830mの高原では、
自然は秋の結実の季節に向かって静かに移行している。

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一部の葉が色づき始めたナナカマド
by tamayam2 | 2008-08-12 08:53 | 日々のできごと | Comments(4)

ウバユリ と シキンカラマツ(訂正)

ちょうど今ごろ、別荘地を歩いていると、すくっと伸びた
茎から四方八方にユリのような花が出ている植物に出会う。


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ウバユリ(ユリ科 
Cardioctrinum
cordatum)

















花が咲くころ、葉(歯)が落ちているので、おばあさんの
ユリという意味から、姥ユリだって。このごろのお婆さんは
けっこう若づくりだから、失礼な命名かもしれませんね。

背が高い花で、1m以上のものもある。私が見たものは、
葉は虫に喰われていたが、しっかりついていましたよ。
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クローズアップすると、こんなお顔。ジロッと見つめられると
凄みがあるわね。
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水べりには、ギボウシやら、クガイソウやら、目立たない夏の
花が咲いており、トンボたちが忙しげに飛び交っている。

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地味な花ながら、美しいと思ったのは、シキンカラマツ
葉も涼しげだし、花弁が薄むらさきで、長く黄色い雄花が糸のように
垂れ下がっている。
シキンカラマツ(紫錦カラマツ キンポウゲ科 Thalictrum roche-
brunlanum)

ウバウリも、シキンカラマツも、西洋では見かけたことが
ない。日本固有の植物なのだろうか。

追記)このエントリーをUpしたときヒメカラマツと書きましたが、
    後にシキンカラマツと判りましたので、訂正します。
    ご指摘くださったNさん、ありがとうございます。

    カラマツ草には、たくさんの種類がありますが、このシキンカラマツ
    は、長野、群馬、福島県でしか見られない珍しいものだそうです。

    山野草については、目下勉強中ですが、シロートには、
    なかなか難しいことです。今後とも 間違いがありましたら、
    どうぞ、ご指摘ください。できるだけ正確に書きたいと思っており
    ます。
by tamayam2 | 2008-08-08 03:28 | 日々のできごと | Comments(9)

チョウのカフェー

暑中お見舞い申しあげます。全国的に、お暑い日が続いています。
あと一がんばり、やり過ごしましょうね。

Blog仲間、toti51さんのところで、大きなカシの木に群がって樹液を
吸うカブトムシたちの様子を 「昆虫酒場」 と題して紹介してください
ました。
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昨日、森のそばの明るい草原を歩いていたときのこと、
「チョウのカフェー」を目撃しましたよ。ヨツバヒヨドリは、チョウが
好きな花ですが、そこにヒョウモンチョウが群れになって吸蜜中でした。
驚いたァ・・・。

ウォ~と感動してカメラを構えたのですが、チョウたちは、短い夏の間
を惜しむように、一心不乱でした。


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今、信州で
どこでも
見られ、
美しいのは、
ヤナギラン













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コオニユリ

4日、
八千穂自然園
にて














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ノリウツギの花にも一心不乱に吸蜜中のムシたちを見ました。
こちらは 「昆虫のカフェー」ですね。

いま、虫たちは、花があるうちにしなくちゃならない仕事でかかりきりなの
です。
by tamayam2 | 2008-08-05 08:06 | 日々のできごと | Comments(14)