<   2008年 06月 ( 10 )   > この月の画像一覧

6月の上高地

6月中にぜひ上高地を訪れたいと思っていた。


c0128628_179502.jpg
雪解けの水が
ごうごうと
梓川に
注いでいる。

その水量に
まず、
圧倒される。

透き通った
水の塊りが
絶え間なく
流れている。



豪快な眺めだ。





見上げると、雪をいただいた山々。
木々の緑が眼にまばゆい。萌黄色だ。
カッコウの声。

マイカー規制がされているため、訪れる人は、連絡バスか
タクシーに限られる。そうやってこの土地が保護されて
いるからだろう、植物たちが生き生きと遅い春を謳歌して
いた。

上高地で見た樹木は数多いが、印象に残ったものを二、三
挙げておこう。
c0128628_1711583.jpg

【ケショウヤナギ ヤナギ科 Chosenia arbutifolia】
この木は、全国で上高地と北海道の一部にしか自生していない
そうだ。柳絮(りゅうじょ)と言って、綿毛にくるまれた種が
そよ風に舞っていた。柳絮は北京の五月の風物詩として有名
だが、以前住んでいたケルンでも、初夏の数週間、綿毛が
ふわふわ舞って、コンピュータの通風口などにへばりついたり
したものだ。あれは、ヨーロッパヤマナラシ(ヤナギ科
Populus tremula)など、ポプラの仲間だったようだ。 
同じヤナギ科ですね。
c0128628_17112784.jpg

【ハルニレ ニレ科 Ulmus japonica】
Japonicaとつくからにゃ、日本原産。ドイツ語でウルメ、英語
ではエルムと言って西洋人に愛されている木。堂々とした
大木になることから、街路樹などに使われる。円盤形の薄い膜状
の翼の中心に種がある。上記のケショウヤナギと同様に、風媒花。
逆光の日差しの中で翼が踊っているようだった。
c0128628_17115871.jpg

【ムラサキヤシオ ツツジ科 Rhododendron albrechtii 】
ミツバツツジは、紫がかっており、レンゲツツジは、朱色っぽい。
これは、見事なローズ色で新緑の中でひときわ目立って見えた。

外国からの客人をもてなすとき、事情が許せば、寺院の庭園など
に案内するより、こうしたスケールの大きい日本の自然を見せ
てあげたいと思うが・・・たいていは、スケジュールがタイトで
そういう夢はかなわない。

日本は、じつは自然のすばらしい国だということを知ってもらいたいなぁ。
[PR]
by tamayam2 | 2008-06-27 17:15 | たび | Comments(0)

ギンリョウソウが 息づく森

久々の梅雨の晴れ間、Blog仲間のnick-1さんのサイトで
知った八千穂高原自然園へ出かけてみた。メルヘン街道
(国道299号沿い 佐久穂町)
いま、この森の主役はベニバナイチヤクソウ半日陰の
森のいたるところで可憐な花を咲かせていた。
c0128628_103625.jpg

おや、落ち葉がフカフカの地面に、なにやら白く光るものが見えるよ。
ギンリョウソウ(Monotropastum humile)は、腐生植物。
葉緑素を持たないから、葉も花も蝋細工のようにまっ白。
花の中心をよく見ると、青みがかっている。
薄暗い森の下草の間に、ちら、ちらと白い植物が息づいて
いる。めずらしい植物を見て、心が躍る。

この植物が分類上はイチヤクソウ科というので、驚いた。
ベニバナイチヤクソウとは、似ても似つかないものなのに。
そばにいた小父さんが、キノコ類ナメタケ科(?)と言う
ほうが適切ではないか、と冗談で言っていた。
ふむ、ふむ(笑)
c0128628_1044376.jpg

クマザサの茂みを抜けて、日の当たる場所に出た。
サラサドウダン(ツツジ科 Enklanthus campanulatus)が
かわいらしいベル状の花を揺らしていた。
c0128628_1052810.jpg

帰り道、須玉インターへ向かう街道沿いに、ポピーやムシトリ
ナデシコが一面に植わっている農地が目に飛び込んで来たので、
車を止めた。
そこで、今年初のチョウと出会った。
ダイミョウセセリ(Daimio tethys)。羽を広げていたので、
蛾かと思ったが、このチョウ独特な止まり方だそうだ。

六月は、天候が不安定だけど、運がよけりゃ、初夏の草花
が見られる。真夏の花々の力強さとはちがって、繊細で
健気な感じがして、どの植物たちもいとおしい。
[PR]
by tamayam2 | 2008-06-25 10:07 | たび | Comments(0)

クチナシと サブカルチャー

c0128628_8504286.jpg

九州地方では、水害で大変な様子ですね。お見舞い申し上げ
ます。東京は、梅雨時期特有の天気ですが、もう夏至。
一年の半分の折り返し点ですね(汗)。

昨日出かけた上野公園で、クチナシ(アカネ科 Gardenia)
の八重と、野生味のある一重を見かけました。
いずれも香りが高く、香りですぐ気づきました。
c0128628_8513415.jpg

カメラを構えていたら、そばにいた人が、この花は何か
と聞く。私は、撮影中だったのでちょっと黙っていて、
撮りおわってから、やおら口を開き「くちなし」と答えた。

その人は、「いやぁ~口無しだって?ばっかみたい!」と
言って同行の人と笑いころげていた。私が、嘘を言ったと
思ったのかなぁ。本当にクチナシですよぉ。

クチナシの実は、オレンジ色をしていて、染料として
使われる。正月料理のきんとんの色つけに使われるから、
暮れに八百屋で見かけることもある。その実が、はぜないで
(開かないで)閉まったままだから、口無しっていうん
だって。


c0128628_954723.jpg
道端で
見かけた
若い女性の
後ろすがた。



















複雑なファッションですね、このごろのは。

フリルのついた短パンツにネットのストッキングを履いて、
黒のハイソックスに、赤いパンプス。
(ネットのストッキングじゃなくて、網タイツ???)

ドイツ人の友人は、東京に来ると、そういうファッション
の写真ばかり撮って面白がっている。

デュッセルドルフの若い子たちもこういうファッションを
まねしていて、日本語の書店のまわりにたむろしています。

この手のサブカルチャーに関しては、日本は世界に向けて
多弁にイメージを発信し続けているようですねえ。

21日 上野で。
[PR]
by tamayam2 | 2008-06-22 08:57 | 日々のできごと | Comments(0)

落とし文の類語(クイズの解題)

岩手・宮城地方で大きな地震がありました。被災者の方々には
心からお見舞いを申し上げます。


c0128628_14135469.jpg
梅雨空が
晴れたり、
曇ったり
その合間を
ぬって、
いろいろな
出来事が
あり、
更新が
遅くなり
ました。







ベニバナイチヤクソウ(イチヤクソウ科 Pyrola incamata) ↑

Tamayam2の折々発作的に思いつくクイズにご応募いただき、
ありがとうございました。せっかく用意した賞品、本物の
幼虫入りオトシブミ、および虫こぶは、みな様、敬遠なさった
ようで、まったく残念至極なことでございます。

みな様、ご明答です。お一人、Pfaelzerweinさんだけは、ちょっと
変わった答えをおっしゃっていますが、彼独特のユーモアです。
真に受けてはいけません。彼は、長い間ドイツに住んでおられ、
ドイツの自然、ワイン、音楽に関しては一家言ある方です。

正解は、2)落書 4)落首 ですね。オトシブミと
c0128628_1416995.jpg


まったく無関係なものは:

1)「オウ、オウ、この落とし前はきっとつけてやるからナ」
  とは、ヤーさんの啖呵ですね。もめ事の後始末。仕返し。

5)落とし紙は、カタカナ語で言うと、トイレット ペーパーですね。
昔風の御不浄(ごふじょう)、厠(かわや)、雪隠(せっちん)
などには、古新聞紙が切っておいてあったものですわね。

6)つけ文は、カタカナ語でいうと、ラヴ レターでしょうね。
  想いを寄せる女人に、巻紙にさらさらと和歌など書いて
  つけ文し、供の者に届けさせたのどかな時代のお話。

3)落書きは、言うまでもありません。子供のやることです。
  時々、ブナの美しい森などで
  ○男 X ○子などナイフで名を彫りつけているものを見かけ
  ます。犯人が名乗りを上げているのですから、救いようなし。

正解の
2)落書(らくしょ)は、Yozakuraさんがおっしゃるとおり
二条河原落書
が有名です。
  室町時代(1334年)、匿名の京童の筆によるものと
 伝えられます。七五調の名文。

  ・・・この頃、都にはやるもの、夜討、強盗、謀綸旨(にせりんじ)、
     召人、早馬、虚騒動(そらそうどう)・・・・
 (現代訳:この世には、凶悪犯罪や、朝令暮改の為政者の発言、
        めまぐるしく飛び交う天災や人災のニュース。)
         (中略)
  ・・・御代に生きてさまざまの ことを見聞くぞ
     不思議なる 京童の口ずさみ 十分の一を
     もらすなり。
 (現代訳:こういう世の中に生きている庶民の嘆き、不満の
      ほんの一部分を申し上げる次第でございます。)


5)落首(らくしゅ)で有名なものは、黒船が浦賀に上陸したときのこと
  嘉永6年(1835年)幕府の周章狼狽ぶりを皮肉った狂歌。

 ・・・泰平の眠りをさますじょうきせん(蒸気船と銘茶である
    上喜撰)たった四はい(四隻と四杯)夜も寝られず・・・

  (現代訳:日本の開国を迫る黒船がたった4隻来ただけで、
       幕府は上を下への大騒ぎ。馬鹿みたい。)

やっぱり、日本人の血の中には、七五調の響きがぴったり
来ますね。みな様、ご参加ありがとうございました。


写真下は、
チゴユリ(ユリ科 Disporum smilacinum)
いずれも6月9日 上高地にて
[PR]
by tamayam2 | 2008-06-19 14:26 | 日々のできごと | Comments(0)

オトシブミ

おや、こんなところに。こりゃ、何だ?
ミズナラやハンの茂みを出たところの道路で
薬のカプセル状のものがばらばらと落ちていた。
c0128628_9273588.jpg

クローズアップすると、こんなもの。↓
c0128628_928998.jpg

これは、オトシブミ(オトシブミ科 Attelalidae)と言われる
ゾウムシの幼虫の巣。葉の中に産みつけられた卵は、葉によって
おくるみのように保護され、その葉を食糧として成虫になるまでそこに
留まっている。親心が感じられますね。
中を開ければ、卵が出て来るはずですが、私は・・・・
開けてみませんでした。ふふふ。


c0128628_9291274.jpg

これは、
実では
なくて、
虫コブ
(英 gall)
と言われ
るもの。




中にカイガラムシ、タマバエ、タマバチ、アブラムシなどの
幼虫がいます。
植物の内部に卵を産みつけられると、植物が異物に反応して、
カサブタのようなコブを作るのです。猫が狂うマタタビは、実
ではなくて、マタタビに寄生した虫コブにその成分が含まれて
いると言うことです。生物の世界は、おもしろいことだらけですね。


c0128628_9302926.jpg
いま、
草原で
さわがしく
ジーン
ジーンと
鳴いて
いる
ハルゼミ








オトシブミは虫の名ですが落とし文と言えば、昔、公然とは
言えないことを紙に書いて、わざと道に
落としておく文書のことを言います。政府や役人に対して
抗議したくても、下々の者は意見が言えなかった時代のこと
です。今なら、ケータイの書き込みやウェブ上の掲示板、
2ちゃんねるなどでしょうか。

さて、クイズです。
その「落とし文」と同じ意味の言葉は、どれでしょうか。
以下の 1)~6)の中から選んでください。
次回に正解を発表し、当選者には、オトシブミと虫コブ
(本物の幼虫入り)を謹んで進呈いたします。

(問題)
1)落とし前(おとしまえ)  2)落書(らくしょ) 3)落書き(らくがき)
4)落首(らくしゅ) 5)落とし紙(おとしがみ)  6)つけ文(つけぶみ)

写真は、6月11日 信州 姫木平で
[PR]
by tamayam2 | 2008-06-15 09:40 | たび | Comments(0)

サンカヨウを 見た!

願いごとがあって、・・・したい、したいと思い続けていると、
思いがけず夢がかなうことがあります。
c0128628_10114160.jpg

私の場合、サンカヨウ(山荷葉)という花を見たいと・・・
前回のBlogを書きながら、強く願ったら、翌週には、夢が
かなって見ることができたのです!

写真でしか見たことのない花です。運よくその時期にこの植物に
遭遇できたというのは、大げさに言うと、万に一つの幸運と言える
でしょう。花期には、少し遅めで、枯れかけているものも
ありましたが、無傷の株を選んで撮りました。
サンカヨウ(メギ科 Diphllela cymosa grayi)

Blog仲間のkanmyougamaさんのところで、ウマノスズクサ科
サツマアオイの花を見せていただいて、アオイの種類に
興味を持ちました。徳川家のご紋の葵ですが、ちょっと変わった
花なのです。
私が見たのは、ウスバサイシン(薄葉細辛 ウマノスズクサ科
カンアオイ属 Asiasarum sieboldii F. Maekawa)
c0128628_1014107.jpg

この植物の変わっている点は、二枚の葵形の葉の根元付近に、
葉に守られるように、暗褐色の小さな花がつくのです。
よく見なければ、気づかないほど地味な花です。

この植物は,またヒメギフチョウという日本固有の蝶の食草に
なっていて、この葉の裏に小さな蝶の卵を産み付けるのです。
もし、ウスバサイシンが絶滅すれば、これを食べて育つヒメ
ギフチョウの生存も危うくなるというわけです。アオイの種類
は成長が遅く、花が咲くまでに長い年月がかかる植物のようです。

春先に花をつけ、夏まで葉をつけ、あとは、地下で過ごす
一連の植物群をspring ephemeral(春だけに出現するカゲロウの
ようなはかない命)と詩的に呼ばれて愛されています。
フクジュソウ、カタクリ、セツブンソウ等がこの類でしょう。

これらの植物は、ブナなどの落葉広葉樹林に生きづき、ハチ、アブ等
の虫を媒介にして受粉を行う虫媒花である点も、興味がつきない点です。
樹木→落ち葉→土壌→野草→昆虫・・・の連鎖が、ぼんやりと見えて
きて、ワクワクさせられます。

6月10日 上高地にて 
[PR]
by tamayam2 | 2008-06-13 10:27 | たび | Comments(0)

サンカヨウに似た花

ベルリンの植物園で5月はじめに見た植物のうち、名がよく
わからないものが幾つかあった。この植物は、ヤブレ傘のようで、
無毛。葉にてかりがあり、黒っぽい斑がはいっている。
丈は、25cmぐらい。

日本のサンカヨウ(山荷葉)にも、中国原産のハッカクレン(八角蓮)
にも似ている。学名の類似性からすると、
英語で言うMayapple メギ科の植物の親類のようだ。
5月に咲いていたのだから、May-appleという名もそれらしい。
c0128628_284158.jpg

植物園の標識札には:
Podophyllum hexandrum ヒマラヤ原産 
ドイツ語の名は、Himalaja-Fussblatt 
(訳すと、ヒマラヤの足葉 ?)


c0128628_292726.jpg
花は白いが、
つぼみは、
ややピンク
がかっている。

帽子を被った
人の立ち姿
のよう。





c0128628_2102696.jpg

葉の下に
花がつく
種類。















多くの株は、葉の上に直径3,4cmのまるい花を一つだけつけていた。
その白い花は、繊細なつくりで、清らか。
ヒマラヤの湿地にひっそりと息づいているのだろうか。

先月行った、盆栽・山野草の展覧会でも、この園芸種を見た。
葉の形がユニークで、斑入りなので、愛好家がいるようだ。

いろいろなものを掛け合わせて、見た目にうるわしい
園芸種を作りだすことに血道を上げると、その原種からは
だんだん遠ざかり、私のような初心者の頭はますます混乱
する。

先日、訪れた富山県中央植物園では、園芸種は園芸種と
明記され、珍しい山野草が見られた。チューリップ栽培日本一
の県だから、育種関係者の来訪も多いのだろう。
[PR]
by tamayam2 | 2008-06-08 02:18 | 日々のできごと | Comments(0)

ベルリン ダーレム村

ベルリンはドイツの首都であるから、かなりの大都会と言ってよい。
しかし、私が愛してやまないダーレム植物園は、地下鉄U3線の
Dahlem- Dorfから徒歩15分ぐらいの住宅街にある。
Dorfは村という意味だから、ダーレム村である。
c0128628_16392834.jpg

その名にふさわしく、駅舎は、木造で、カヤぶき屋根。
さすがに火災を用心してか、避雷針が屋根の周りを覆っていた。
首都圏で、カヤぶき屋根ですぞ。 驚くまいことか。

駅は無人駅と言ってよく、滞在中駅員の姿を、一度も見たことが
なかった。


c0128628_16402797.jpg
ホームに
木製の
ごっつい
ベンチが
置いてある
のだが、
どう見ても
実用的
ベンチ
というより、
芸術作品。



ようく見れば、女2人に挟まれた男の形に見える。
    見えますよね。
ベンチの腰を下ろす部分に、ちゃんと、男性の身体の一部が
配置されていて、人々は当たり前の顔をしてそこに坐っている。

しっかりした木材でできていて、身体をすっぽり抱きとめてくれる
ような安定感があり、坐り心地はわるくなかった。

U3線で、15分ほど行けば、ベルリン一の目抜き通り
Unter den Linden(訳せば、菩提樹の下通り)へ行ける。


c0128628_16421433.jpg

写真の
Caféは 
Friedrich-
strから、
博物館島へ
向かう
ガード下に
ある。





あたりには骨董品屋が多いので、アール・ヌーヴォーやアール・
デコ風のレトロなアクセサリーをひやかして歩く。足がつかれたら、
ここでちょっとひと休み。
c0128628_16431388.jpg

壁や天井一面に、戦後のなんだか懐かしいようなブリキ製の店舗の
看板が貼りめぐらされていて、見飽きることがない。
[PR]
by tamayam2 | 2008-06-06 16:53 | たび | Comments(0)

今日の切手(5):南半球の植物

c0128628_8423620.jpg

この植物を見て、どんなものを想像しますか。
赤い花にくっついた緑と黒の種?
じつは、赤いものは花ではなく、ガクだそうです。
c0128628_8431350.jpg

はじめ緑色の実は、だんだん黒く変化します。

Ochne serrulata (オクナ科)という名があるのですが、
別名のミッキー・マウスの木のほうが有名です。
ミッキー・マウスの顔に見えます?

南アフリカ原産。上の写真は、ベルリン、ダーレム植物園で撮影。
c0128628_8442290.jpg

この木は、ニュージーランドに行かれた方なら、見飽きるほど
目にしたはずです。マオリ語でポフツカワ(Pohutukawa
フトモモ科) Metrosideros excelsa という学名より、
ニュージーランド クリスマス ツリーという名で
親しまれています。


c0128628_846720.jpg













ニュージーランドのクリスマスは、真夏に当たることから、夏至のころ、
第二のクリスマスを祝うこともあるようです。やはり、クリスマスは寒く
ないと、感じがでないわねっ!

この木は、頑強で、海岸べりなどに巨大な枝を広げ、涼しい木陰を
作ります。この花から採れる蜂蜜は英国王室御用達とか。

ポフツカワと聞けば、喜びにつけ、悲しみにつけこの花を見て
暮らしたオークランドの生活を思い出します。今日の切手は、
ニュージーランドの友人からのクリスマス・カードに貼って
あったもの。

写真は、5月27日、富山県中央植物園で。すばらしい植物園でした!
[PR]
by tamayam2 | 2008-06-05 09:00 | 日々のできごと | Comments(0)

千枚田の昔話

c0128628_7412589.jpg

むかし、むかし、百姓夫婦が田植えを終えて、
念のため水田の枚数を数えてみた。
千枚あるはずなのに、どうしても二枚足りない。
日も暮れたので、あきらめて帰ろうと、
そばにあった二人の蓑(みの)を取り上げてみると、
その下に二枚の田が隠れてあったとさ。

   蓑の下 耕し残る 田二枚

能登半島北部、輪島から15分ほど曽々木方面へ行くと、
道の駅があり、小高い丘から、白米(しろよね)の
千枚田が見渡せる。そこの案内板にあった話。


c0128628_7495048.jpg
実際には、
1004枚の
田があり、
13戸の
農家が、
手作業で
水田を
守って
いるという。




  ↑ コバンソウ
子どもころ、学校で、「狭い国土、平地が少なく山がちの日本」
という言葉をよく聞いた。
ろくな天然資源に恵まれない国に育ったのだから、せめて、
勤勉さを武器にシコシコと知的分野でがんばるしかないのだ、
と思っていた。
お百姓さん(こんな言葉は、いまでは使わないのでしょうね)
苦労してお米を作っているのだから、ご飯は一粒も無駄に
してはいけない・・・などと、大人の人に言われて育った。

海岸の際まで連なる水田を眺めると、几帳面で勤勉な日本人
の姿が彷彿としてくる。


c0128628_7472849.jpg











棚田のそばに、大きなシシウド(セリ科)の群生と都会では
あまり見かけない小判草が密生していた。
コバンソウ(Briza maxima イネ科)

能登半島でよく見かけたのは、薄紫の桐の花。

花の写真は、半纏木(はんてんぼく)の花。別名、チューリップの
木、または、ユリノ木。(Liriodendron tulipifera モクレン科)
[PR]
by tamayam2 | 2008-06-01 07:58 | たび | Comments(0)