<   2007年 08月 ( 8 )   > この月の画像一覧

渡りをするチョウ

週末に標高1600m以上のところにある別荘地に友人を訪ねた。
アサギマダラという蝶々の写真が撮れたよ、と見せてもらった。
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こんな美しいチョウに出会えれば、その日は、一日中幸せだろうなあ、と
うらやましく思いながら、近所を歩いてみたら、いました、いました、
ヨツバヒヨドリの生えている辺りに、2匹も3匹もひらひらと舞っていた。


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聞くところによると、
このチョウは、
信州では、越冬
できない暖地の
チョウで
夏の間に、
信州に渡って来る 
渡りチョウ 
ということだ。












あんなに小さな体で、主に水分しか摂取しないチョウが何キロも、何キロも
県外にまで飛べるのだろうか。そういう眼でチョウという生き物の姿を追って
みると、彼らの飛翔するスピードは、意外に速く、またたく間に視界から消えて
しまう。

ただし、アサギマダラは、人が近づいてもあわてる様子がなく、一か所に
じっとしていて、時折静かに羽さえも広げてくれるのだった。

翌日、入笠山の林の中でも、このチョウが優雅に舞っている姿が見られた。

チョウを見れば、だれでも、うっとりとロマンティックな思いに誘われる
のに、その幼虫となると、キャーと言われ、気持ち悪がられる。

美しいチョウの姿に変化する前は、どんなチョウの赤ちゃんもこんな姿なのね。
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Blog仲間のtoti51さんのように、女性には稀有な虫愛ずる姫君もおられる。
彼女の ルリタテハ が、いつチョウの姿に変化するのか、楽しみにしている。

上は、シシウドの花に群がる キアゲハの幼虫。 27日 入笠山で。
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by tamayam2 | 2007-08-29 00:41 | 日々のできごと | Comments(0)

ふるさとの言葉とごはん

今日は、猛暑もちょっと一休み。
ウチのお兄さんがコーヒーを飲みながら日経新聞を読んでいる。
ボクもお兄さんに抱かれて、大股を広げて世の中のことを考える。
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スポーツや相撲のことは、よくわからないけど・・・。

医師が病気だから、モンゴルへ帰った方がいいですよ、って言っているのに、
「モンゴルへ帰れる元気があるのだったら、日本で治療すべき。」

ん? モンゴルって、飛行機で行けば、数時間でしょ。
8月の始めから、あれこれ論議が続いているけれども、もう20日以上
こんなことを続けていると、治るものも治らなくなっちゃう。

心が疲れたときには、自分の母語で親しい人にぐちゃぐちゃと言うのが
いいんじゃないの。それに、ごはんやっぱり、自分の国のごはんが
いいんじゃないの。

外国で、病気して、言葉が違う、ごはんが違う・・・その上、相撲界の
しきたりや、過去の過ちや、精神論を説かれても、いまは、そういう話、
聞く耳を持たないのじゃないかな。

26歳の若者だもの。失敗することもあるだろう。
病気が治ってから、説教すればいいんじゃないの。

病気という事実があるのに、それを端において、あれこれ議論し、
事態を遅らせるというのは、なんだか大人気ない、不思議な社会だと
見えるのですよ。
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by tamayam2 | 2007-08-24 07:20 | 日々のできごと | Comments(0)

元気なウリ科の植物たち

昨日、炎天下、近所に出かけたら、幼稚園の垣根にカラスウリの涼やかな
蔓(つる)がからみついるのが見えた。

その近くの民家で。ゴーヤの蔓だろうか、二階の物干し台にまで届きそうな蔓草には、
黄色の繊細な花が咲いていた。
蔓草は、植物でありながら、動物のようにはいずりまわり、四方八方に触手を拡げ、たくましい。

この頃は、八百屋さんでゴーヤを見かけますね。ブツブツの皮は、爬虫類のようで
少し気味が悪いけど、いかにもビタミンAがありそうね。

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左は、7月の始め、
Bonnの植物園で
撮影した瓢箪
(ひょうたん)の花。









名札によれば、Trichosanthes cucumerina、俗名は、Snake gourd(へび へちま?)
細長い緑の実をつける。アフリカの原産。
似たような花が日本にもあり、キカラスウリ(Trichosanthes japonica)とあった。

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ウリ、ヘチマ、
ヒョウタン、ヒサゴ、
ユウガオ
(カンピョウ)、
フクベ・・・
いろいろな種類
があって、
人類は1万年も昔
から、このウリ科の
植物と親しんで
きたようだ。



実や種を食べる、中身を出したあとの殻を乾燥して容器を作る、その容器で酒を作る、
彫刻して工芸品や楽器を作る、固い繊維を利用して、身体を洗う “ヘチマ“を
取る。(今のスポンジの替わりね。背中を擦ると気持ちがいいのよ。)
あ、そう言えばヘチマ・コロンという自然の化粧水もあったなぁ。

のり巻きに入っているカンピョウは、ユウガオの実をクルクル回しながらむいて
乾燥させたもの。遠足のお弁当は、カンピョウ入りのり巻きとお稲荷さんだったわね。

どうってことないものなのに、無いとさびしい日本の食品ね。
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by tamayam2 | 2007-08-20 10:51 | 日々のできごと | Comments(0)

時計草

ドイツの友人からのメールに、「帰国してから、一月が過ぎましたね」と
あって驚いた。このひと月は、やはり(言うまいと思へども・・・)暑かったなぁ。


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日本は、温帯の国
ではなく、れっきと
した熱帯の国




昨日は、熊谷、多治見で、40.9度を記録したとか・・・。
(信じられるか?
ヒトの体温より
高いのだ。)

植物の好きな私が、ざっと周囲を見回しても、温帯の植物は、青息吐息、
生存ギリギリのところで、命をつないでいる感じがする。それに引き換え、
熱帯系の植物は、劣悪な環境をものともせず、生き生きと夏を謳歌して
いるように見える。
クールビズとか、しゃれたことを言っていないで、即、沖縄のかりゆし、
フリッピンのバロン・タガログのような、盛夏向きの衣類を社会的に認めないと、
通勤の男性は気の毒だと思う。


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昨日、荻窪の
スーパーの駐車場
わきでトケイソウの
花と実を見かけた。

トケイソウは南米の
植物だ。エキゾティ
ックな果物扱いの
パッションフルーツ
はクダモノトケイソウ
という同じ科の
別の属のようだ。


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パッションは、
情熱という意味も
あるが、
(キリストの)受難
の意味もある。

右の写真:
上が実、
下がつぼみ。





この花を見つけたブラジルの宣教師は、中央に突出している花柱を磔刑の
キリストに見立て、後ろの花冠を後光と見たようだ。

同じ花の形でも、見る人によっては、イメージが異なるのだなぁ。
時計草という命名も、本当に時計の文字盤みたいで面白いと思う。
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上は、ケルンのFloraで、6月に撮影したベニバナトケイソウ。
これは、温室の中で咲いていた。

ケルンからの便りによると、今日は13度。寒くて、晩秋のようだとあった。
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by tamayam2 | 2007-08-17 12:37 | 日々のできごと | Comments(0)

霧が峰のシシウド

連日、熱帯夜が続いております。みなさんは、いかがお暮らしでしょうか。
夜、熟睡できないので、日中もぼぉ~としています。ただでさえ、めぐりの
悪い頭なのに・・・。
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全国的にお盆の帰省ラッシュが始まる前の、9日~11日まで信州の別荘へ
出かけました。

■日本にあってドイツにないもの:有料の高速道路。ドイツも消費税を上げるか、
アウトバーンを有料化するかなどという論議がありましたが、いまのところ、
アウトバーンは無料です。(市街地を除いて、制限速度もなし・・・・)
日本の高速料金の高さに仰天したことと、のんびりと行きたいという理由で、
中央道の双葉SAから、一般道で蓼科へ向かいました。途中、富士見付近で
一面のヒマワリ畑を見かけました。向こうに見える山は、入笠山。
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写真上:フシグロセンノウ(ナデシコ科)Lyohnis miqueliana
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湧き水の近くには、ローズ色のツリフネが。ドイツでもよく見かけたキツリフネ
(Impatiens noli-tangere)も咲いていました。
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トンボは、ノシメトンボ(?)。日本全体が高温になったためか、最近アカトンボの
数がすくなくなったそうです。
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翌日、霧が峰で、終わりかけのニッコウキスゲや、クルマユリもみかけましたが、
今元気よく、スクスクと盛夏を制しているのは、シシウド。大きいものは、高さ1m
以上で、丸い笠状のレースのような花をいっぱいに広げて、青い空に向かって伸びて
います。霧が峰の自然を説明してくれるお兄さんによると、この根をイノシシやシカ
が掘って食べることもあるとか。今年は、シカ害が多いというお話。山道を下る村で、
クマが出るから注意、という看板も見かけました。シカやクマたちだって、ヒトと
この自然を共有しているわけで・・・・。一方的に害獣扱いしては悪いなあ、と思いながら
下山しました。
シシウドの茎は、砂糖漬けにし、洋菓子の飾りにするアンジェリカの材料。
シシウド(セリ科)Angalica pubescens)
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by tamayam2 | 2007-08-13 10:07 | たび | Comments(0)

ツユクサと チョウ

猫の額ほどの庭という表現があるが、私の住まいは、猫より狭く、鼠額大と
言ってよいほど。それでも、この大都会では幸いなことに、地べたに建って
いるので、一応、土があり、二、三の庭木がこの暑さの中を、かろうじて
生をつないでいる。
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プロック塀に吊るした
プランターの中で
ツユクサが自然に
芽吹き、花をさか
せていた。

早朝、青い花を見せ
るが、昼ごろには、
もうしぼんでしまう。
まことに、露のように
はかない命である。

三年間放置してあったのに、ゼラニウムは生き延びて赤い花を次々に咲かせて
くれる。こういう強い植物はいいなぁ。


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庭の隅にある
サカキの木にとまって
いたチョウ。

このサカキは、うちで
植えたものではなく、
鳥が近くの神社から
運んできた種から、
芽生えたもの
らしい。



都会でもこんなチョウが見られるなんて・・・・。
うれしくなってシャッターを切った。ツマグロヒョウモン(?)の♀か??
(8月14日追記:  namiheiii さんのBlogで、もっときれいな写真が
ご覧になれますよ。)

  ネットで調べてみたが、はっきりわからなかった。
その隣りのサンショの木には、アゲハの幼虫が葉をたべていたが、
もう羽化したのか、どこかへ飛び立ってしまった。
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by tamayam2 | 2007-08-07 09:21 | 日々のできごと | Comments(0)

神谷町と銀座

東京には、ゆっくり散歩できる道はないのでしょうか。ぼやぼや歩いていると、
自転車の人に追っ立てられるし、他所のお宅の玄関先の植木の花などカメラを向け
れば、怪しいヤツかと誤解されそうです。

【8月1日 港区六本木一丁目→ 神谷町の遊歩道】
アークヒルズ界隈に用事があったので、サントリー・ホールの裏手の散歩道を
歩いてみました。泉ガーデン、スウェーデン大使館の脇を抜けて神谷町の駅まで
ぶらぶら歩いて25分ぐらいの心地よい散歩道。


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大都会のド真ん中に
あって、比較的大きい
樹木が見られ、
(人工的に植栽された
もののようですが・・・)

舗装された小道は
起伏があり、なかなか
しゃれた空間を
形づくっています。



(東京も捨てたものではないなぁ
とつぶやく。)

ちょうどお昼休みの時間だった
ので、木陰のベンチでお弁当を
食べている若い人たちを
見かけました。


ドイツで見かけないもの:日傘をさした女性の姿。↑
そして、なぜか、みな真っ黒の日傘をさしているのです。どうしてかなぁ??
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tamayam2は神谷町から、銀座まで地下鉄で行き、WAKOの隣りのMIKIMOTO
ところで、御木本 幸吉さんの像にご挨拶。この場所には、いつも季節の花壇が
見事に作られているのです。この日は、白を基調にした清楚な花々でした。

すぐ先の、キムラヤパンには、有名な酒種入り桜アンパンが売っているのですが、
tamayam2の目当ては、ドイツ式穀物ギッシリの固いパン。
ありましたよ!薄茶色の生地にナッツやデイツ(乾燥イチジク)の詰まったパンが。
さすが、老舗のキムラヤです!(再度、東京も捨てたものではないなぁ、と独りごと。)


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30度以上の炎天下を、
tamayam2は、
日本橋に向かって
歩きました。
室町あたりの
交差点で、
ウナギ昇りの水銀柱
というような、赤い棒状の
彫刻とその脇に卵のような
オブジェを見かけました。



道を渡ってそばまで見に行けば
よかったのですが、暑いので、
わざわざ水銀柱のような彫刻を
見るのも、気が進まず、
クーラーの利いている建物へと
吸い込まれるように入っていった
のです・・・・(嗚呼、アジジ)
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by tamayam2 | 2007-08-04 16:38 | 日々のできごと | Comments(0)

ごあいさつ


2007年、7月のある日、ドイツ・ケルンから、東京都 X区 Yamyam町一丁目に
引っ越してまいりました。3年間の仕事を終え、ほっとしたところです。

あと少し、し残した仕事の整理がありますが、これからは、少し仕事から離れて
家族といっしょに静かに暮らそうと考えています。

ケルンだより その2から、引き続きお付き合いくださる方も、初めての方も、
Yamyam町一丁目で展開されるできごとに、人生のひと時を共にすごしながら
皆さまのご意見も聞かせていただければ、幸いです。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。
                

右の写真は、ドイツで良く知られている古典的童話に出てくるPeterです。
Peterは、爪も切らず、髪も伸ばし放題にしていて・・・・ご覧の通り。

子供をあまりにも自由放任にし過ぎると、どんなことになるのか・・・・。

Tamayamは子供のころ、この絵本を与えられて、この絵を見ながら西洋の世界
についていろいろ空想しながら育ちました。

まさか、50年後に自分がヨーロッパに住んで、このPeterに出会うとは考えてもみな
かったことでした。
                             
過去の記事:
ぼうぼう頭のペーター
時折、ドイツの思い出話が混じることと思いますが、お許しくださいませね。

                     Yamyam町一丁目住人、tamayam2 敬白
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by tamayam2 | 2007-08-02 08:59 | おしらせ | Comments(0)