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【793】神戸散策

12月の第1週に、たまたま神戸に立ち寄った。
2日の晩、食事をしていたら、そこに居合わせた方が、「今夜はルミナリエが
あって特別に賑わっている」と、言っていた。ホテルに戻ってから、
8時すぎに元町の大丸のほうへ行き、行列に加わってみた。
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1995年1月17日に起こった関西・淡路大震災で犠牲になった方々の
鎮魂のためにこの光の点灯が始まったと聞いた。
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あれから、21年、神戸の街は見事に復興して、外国人を含めたくさんの観光客で
にぎわっていた。当時、元町付近は、火の海になって、TVの画面に見るも恐ろしい
光景が映し出されているのだった。そして、その年の3月、オウム真理教の地下鉄
サリン事件が起こった。まったく、世の中が神からも仏からも見放されたような
悲惨な冬だった・・・

神戸には、City Loopというコミュニティ・バスが町中を走っており、
われわれ(老人2名)はそれを利用して、神戸港に面したメリケン波止場から、
南京町(中華街)を散策した。乗り降り自由のこのバスは、停留所で待って
おれば15分おきにやってくるので、とても便利だった。
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一日券が630円。タクシーを利用しなくて、町中の主要な場所は見て回れる
のだった。過去の思い出をたどって、気ままに町を見たい老人は、特にルート
などが決まっているわけではないから・・・(笑)

ガイジンさんもけっこう多かった。そのことに配慮して、車掌さんも各国語に対応
していた。聞かれることはだいたい決まっているので、中国語、韓国語、英語
で対応できれば、たいていのことは間に合う。さ~すが国際都市!と感心した。
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新幹線の駅に近い布引ハーブ園では、ケーブルカーで山頂まで登った。紅葉が
まぶしい山肌を見ながら、遠くに光る海や高層ビル群を見下ろして、爽快な気分
を味わった。

by tamayam2 | 2016-12-14 08:00 | たび | Comments(4)

【786】黒い森の古城にて

ドイツに3年間仕事のために滞在していたが、黒い森地方は、
ほとんど出かけたことがなかったので、いろいろ楽しい発見があった。
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さて、私が宿泊していた場所から30分ほど歩いた所に小さい
集落があり、古城址があるというので、案内の人に従って出かけた。
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遺跡の高い所に、1630年の年号が刻まれていたから、日本で言えば、
寛永7年、将軍家光のころ。この辺りも30年戦争に明け暮れていたのだろう。
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城壁にしがみついた樹木が、今にこの遺跡全体を覆ってしまわないか、と
すこし心配になった。その集落の泉には、1620年と刻まれていた。
築城より10年ほど昔になる。
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その近くの民家に、変わった墓碑のようなものがあったので、
住民の方に聞いてみたが、私の覚束ないドイツ語では、くわしいことはよく
分らなかった。手作りらしい横長のボードによれば、この家に、織物をする
おばあさんが住んでいて、この家で1417 年に亡くなったと書いてある。
なんだか童話のようなお話!
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スイスで、高い山から下って、人口7000人の小さな町Appennzellに
立ち寄ったときのこと、ガイドさんがこの州は、青空広場で挙手による住民の
直接選挙で、大事なことを決定する、と話してくれた。へ~、今どき! 
町と言っても、30分も歩けば、町の端から端まで見て回れるほどの広さ(狭さ?)。
有権者は町の中心の広場に集まって、一つ一つの議案が読み上げられる度に、
賛成なら挙手をする。至極、原始的でシンプルな方法だ。
しかも、住民は正式な民族衣装を着用、男はサーベルを腰に差して、選挙に臨むそうだ。
すてきな伝統だなぁ~ 
スイスには、こういう原始的な選挙をする州がここを含め2州あるそうだ。
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メインストリートには、この州のシンボルである黒クマの旗がひるがえっていた。
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その下をぶらぶら歩いていたら、かわいい女の子がシャボン玉遊びをしていた。
どこでも、子供の表情はかわいい!

by tamayam2 | 2016-09-11 07:31 | たび | Comments(4)

【785】ヨーロッパで見たチョウ5種

今回の旅(7月23日~8月9日)では、5種類の野生のチョウを見た。
ヨーロッパでは、チョウはあまり期待できないが、それでも
元気なチョウたちが見られてうれしかった。鉄道の脇、空き地、
川のほとり、どこにでもあるブッドレヤーの樹がチョウの
憩いの場所。
ブッドレヤー【Buddleja davidii ゴマノハグサ科】和名は、
フサフジウツギ。この樹をよく観察すれば、たいていチョウ
が見つかる。
 (余談ですが、ブッドレヤーの学名の種小名davidiiを見ると、あのハンカチの木
 見つけたイエズス会の神父さまがこの樹に命名したのですね!)

①クジャクチョウ 
 威嚇のためのギョロ目が目立つが、静かに花の上で回転してくれる。
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②ヨーロッパ赤タテハ
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③モンシロチョウ これは、ミントやアザミの周りにとこにでもいた。
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ヤマキチョウ(?)
 日本では、絶滅危惧Ⅱ種ということだが・・・わりに簡単にみつかった。
 場所は、ドイツ南部の標高の高い森林地帯
「追記」通りすがりのお方によれば、このチョウはスジボソヤマキチョウの可能性もあるそうだ。
   それなら、なお日本では希少種。

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⑤マキバジャノメ【Maniola jurtina】英語: Meadow Brown
 タテハチョウ科 わりに小柄だが、シジミチョウより大きい。
 日本では見たことがないが、旧北区では、わりによく見るチョウらしい。
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by tamayam2 | 2016-09-03 10:14 | たび | Comments(4)

【784】ヨーロッパ 路傍の花や虫

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自分の住んでいる土地から離れて違う土地に行ったとき、
私はそこに生えている樹や草、その草に寄ってくる虫に
大いに関心がある。同行した人が、あなた、せっかく有名なところ
に来たのに、そういう写真は撮らずに、地面にしゃがみこんで
つまらない虫なんか撮って・・・と言われてしまう。
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名所の写真は、絵ハガキを買えばいいが、草や虫は、その時でなくては
撮れないので・・・私には、貴重なのだ。
ドイツの花壇でよく見かけた花々。そこに寄ってくる大きなハチに
興味をもった。さわっても、逃げないし、刺さない。
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ドイツでは、パン屋の菓子パンにハチがたくさんたかっていることが
あるが、人々は気にしないのです。ハチが食べるアイシングぐらい
くれてやろう、という大らかさだ。ハエや蚊がほとんどいないという
理由もあるだろうが・・・。
世界的にPollinator(花の受粉を助ける虫)が足りないという問題
があって、果実や野菜の栽培者は、ハチをレンタルで借りているとか。
虫の働きは重要なのです。
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シュツットガルトから奥地に行こうと思って、バス停で待っていると、
そのそばの草むらに白いレースのような花が咲いていた。そこに、赤黒の
シマシマの虫!日本で見たことがない虫! 私は、ひとり心の中で興奮していた。
(後日談)この虫は、わがBlog友のSmallcreatureさんが、いろいろなソースから
    調べてくださった!(ありがたいこと!)結果的に、甲虫目、カッコウムシ科
    だと調べがついた。そのアプローチは、まことにユニーク。昆虫切手から
    調べていった。その結果、この虫が記念切手に載るようなヨーロッパでは
    わりによく見る虫だということがわかった。ありがたいこと。感謝いたします。

    
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その辺りにはオニナベナの花も咲いていた。(マツムシソウ科)
この花が枯れると、紡錘形のトゲトゲのものができる。それはセーターの毛玉を
取るのに便利。日本では、昔ラシャという布を、なめらかにするのに使ったので
別名、羅紗掻草(らしゃかきそう)とも言うそうだ。
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スイスでは、Mt. Saentiesという標高2014mの高山にケーブルカーで登った。
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その頂上あたりにも高山植物が健気に咲いていた。強風で風に吹き飛ばされない
ように注意しながら、撮影をしたが、花も風に吹かれているので、撮影が難しかった。
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ガイドさんの説明によれば、太古の昔、アフリカ大陸がヨーロッパ大陸に、バーンと
ぶつかったのだそうだ。ちょうど、スイスの中央辺りの地形がその衝撃で
グーンと盛り上がってこんな高山がたくさん生まれたということだ。
(なんだか信じられないような話だが、私の聞き間違いでなければ、それが
 正しいのだろう。}

by tamayam2 | 2016-08-26 16:00 | たび | Comments(14)

【783】ボーデン湖を渡ってスイスへ

私のこの夏の旅は7月23日ケルンからスタートしたのですが、
そこから、ドイツ南部で行われたある集会に出て、その後、
ボーデン湖へ移動、そこを船で渡り、対岸のスイスの町に
着きました。国境を越えるのに、遊覧船で、というのは
なかなか面白い手でした。パスポートのチェックも無し・・・
へぇ~、こんなんでいいの?と思うくらいあっけなく国境を
越えました。スイスは、EUに参加しておりませんから、通貨
も違うのに・・・
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ボーデン湖は、ドイツ最大の湖です。その岸は、ドイツ、スイス、
リヒテンシュタイン、オーストリアが接しているはずです。
ドイツ側のリンダウという町で、乗船まで小一時間ほど散歩する
時間がありました。ぐるりと回っても30分もかからない小さな町です。
バイエルン州に属し、古い建物の壁面に描かれたフラスコ画が美しい
町でした。
見事なファサードの建物は、旧市庁舎。
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少し横道にそれますと、また、味わいの深い小路が。ある家の壁面には、
ボーデン湖を形づくったオブジェが!
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私は、こういう小路をぶらぶらするのが好きです。
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対岸の町は、Rorchachというスイスの町。
ロールシャッハと言えば、私はすぐ、若い頃に習ったロールシャッハテスト
という言葉を思い出し、周囲の方に話しかけてみましたが、だれも知らず~
こういうことが最近よくあります。
つまり、私の知識が古すぎるのでしょうね。周りにいた人は、若い人ばかり
ではなかったのですが、自分の持っている常識がだんだん通じなくなった
と気づきました。日本語も、「何それ??聞いたことがない」と言われることが
多くなりました。同じ日本人同士で通じ合えないとは、残念なことです。
(上の写真は、ロールシャッハテストの例です。Hermann Rorchach博士は
 このテストを世に紹介したスイス人の心理学者ですが、直接この地名とは
 関係がないようでした。)

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リンダウの町で、友人がコーヒーを飲みたいと言ってカフェに
座っていたら、スズメたちが列を作ってクロワッサンのおこぼれに
あずかろうと待ち構えておりました。ドイツのスズメはあくまで規律正しい!

のんびりリンダウの町を散策しながら、撮影をしていたのですが、
乗船してから、船の人が対岸のスイスは、8月1日は建国記念日で、すべての
店は閉店とおっしゃるのです。(それなら、リンダウで、サンドイッチぐらい
買っておけばよかった!と気づきましたが、後のまつり!)
建国は、1291年ですから、今から725年前のことです。
EUには属さず、通貨はスイスフラン。永世中立国として孤高の地位を
誇っています。
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ロールシャッハから、サンクト・ガレンへ移動。町中に、国旗が
翻っており、まるで私たちを歓迎するかのようで(もちろんそれは
美しい誤解ですが)・・・。人影が少ない町をウキウキしながら歩きました。
やっと数軒開いていたCaféに飛び込んで、昼食にありつけました。
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そこから、標高2504mのMt. Saentiesへ向かいました。
その山はだにもスイスの国旗が!この国旗は、建国記念日に合わせて
掲げたられたもので、巨大なものです。横幅80㎝の国旗を何百枚も縫い合わ
せて、それをロッククライミングの若者たちが、岩肌に張り付けたものです。
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翌朝、国旗を撤収作業中の姿を、ロープウェイの中から撮影しましたが、どれほど
巨大な国旗なのか、また、それを掲げるために捧げられた途方もなく大きな愛国心を
身近に感じることができ、心を熱くしました。
(左下に豆粒ほどの人の姿が確認できると思います。大事な国旗ですから、
 巻き上げて、一本の柱のようにして下に下ろす作業をしているのです。)

by tamayam2 | 2016-08-24 11:06 | たび | Comments(10)

【782】ケルン再訪

今年の夏は、例年出席していた学会はそろそろ引退して、
教会関係の集会に出席することにした。会場は、ドイツ南部の
黒い森地帯。集会が始まる前に、4,5日間、ケルンに滞在した。
よく通った町の中心、Neumarktの市電の駅
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2004年から2007年まで住んでいたこの町は、さして変化なく、
どの景色も懐かしい。親しい友人宅にお邪魔して、彼女の日常生活を
ご一緒させていただいた。
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ケルンは、意外に暑く、28,9度。ビルの屋上のソフトクリームも健在だった。

まず一番先にしたことは、花屋に行って花を買い、親友のGさんの墓に
詣でたこと。ご自宅の近くのこじんまりとして市営墓地。
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友人の説明によると、市営墓地は、25年間 €400(日本円で約5万円)で
借りるのだそうだ。ふ~む、25年間か!? 遺族が墓参りするのに十分な時間
かもしれない。それ以上は、ちょっと責任が持てないかも・・・。
それ以上、その場所を借りたければ、あと25年分延期すればよいそうだ。
ケルン市民の大多数は、この方式によって埋葬される。
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友人がDom(ケルン大聖堂)の夜間コンサートに行くというので、
ご一緒した。夜9時から一時間あまり。会場についたら、すでに
Domの中は人でいっぱいだった。全体で、4、500人もいただろうか。
素晴らしい演奏だった! この大聖堂自体が一つの楽器のようになって、
オルガンの響きが堂内に響きわたっていた。
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堂内には、すばらしいステンドグラス、柱という柱には、諸聖人の像が
刻まれているのだけれども、これは、聖クリストファーのもの。
旅行の守護神と言われている。
今度のヨーロッパ行きでは、多くの人に、テロや事件に巻き込まれないように、
と注意を受けた。注意していてもどうにもなるものではないが、結果的に
何ごともなかったので、本当にやれやれと思っている。
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昔よく歩いたところ、そんな場所をぶらぶらと歩けて大変満足した。
昔、住んでいたアパート。オレンジ色のビルの3階に住んでいた。
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よく行ったケルンの植物園、Flora. どこに何が植えられているか
熟知しているので、歩いていて楽しかった。

今度の飛行機は、ルフトハンザ機で、鉄道の切符も込みになっている便。
羽田→フランクフルト、そこからICE(特急)でケルン中央駅まで。
そのルートは、よく利用したことがあるので、私にはなじみがある。
大好きなドイツ鉄道にも乗れてうれしかった。
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ケルン駅と大聖堂の裏手に、ライン川が流れていて、その鉄橋の金網に
たくさんの錠前が掛けてあるのに、以前から気づいていた。
帰国するとき、時間が十分あったので、そのおびただしい錠前を見に行った。
若者たちが恋人と永遠の愛を誓いあって、そこに錠前をかけておくの
だという。そういう習慣は、世界のいろいろな場所で見られるようだが、
金網の塀が重そうで、なんだか痛ましく感じた。

by tamayam2 | 2016-08-19 09:31 | たび | Comments(10)

【775】ロサンゼルスで気に入った植物たち

娘一家は、2014年まで東海岸のワシントンDCに住んでいた。
それが、2014年年末から西海岸のロサンゼルスに住むことになった。
急に温帯から、亜熱帯という環境である。私は、引っ越ししてすぐの
2月に訪問したのだが、植物群に圧倒されてしまった。

若いころ、フィリッピンに住んでいたり、20年前にニュージーランドに
住んでいたことがあるが、そのころ見た懐かしい植物が見られる!!
若いころは、仕事に忙しかったので、今のように植物を調べたりはせず。
「あらっ、いいわね~」 と、看過していた。
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①5月の訪問で、とても驚いたのは、タイザンボク(泰山木 モクレン科)が
北アメリカ南部の原産ということらしく、街路樹になっていること。
白い大振りの花が目の高さで、ふんだんに見られた。大きな花びらには、
ハチが吸蜜に訪れる。日本だと、公園の真ん中に1本か2本、花が咲いていたと
しても梢の高いところを見上げれば、見られるといった具合で、
あまりしげしげと花を見たことがないのだった。香気高い花を見ていると、
気持までゆったりとしてくる。
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②これは、娘の家の庭やご近所の前庭でよく見た多肉植物。
大きさは、キャベツぐらいで、始め見たときは、アルマジロみたいだと
思った。
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調べてみると、日本では、唐印、英名“desert rose”というそうだ。
アメリカでは、“flapjack cuctus”と俗に言われているそうだが、学名は、
Calanchoe lucuae ~なぁんだ、カランコエの仲間なのね~

③娘の家の近くにUCLAの植物園があって、あまり期待もせずに行ったのだが、
そこで、やはり亜熱帯の面白い樹木をたくさん見ることができた。
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一つは、フトモモ科のフトモモ(蒲桃 Syzygium jambos)がきれいな花を
たくさんつけていた。
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また、家の裏通りには、同じくフトモモ科ピタンガ(Eugenia uniflora-pitanga)が
垣根になっているお宅があって、そこにも「まつ毛の長いお嬢さん」のような、
白い花が咲いていた。
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私が愛してやまないギンバイカ(Myrtus  communis)も、あちこちで見ることができ、
目立たない花ながら、とても幸せな気分になった。日本語は、銀梅花だが、
ドイツ語では、Myrte ミルテ、シューマンの“ミルテの花”という歌曲もある。
マートルという呼び方で呼ぶ国もある。結婚式で、花嫁が持つブーケは、この花。

④ 【703】で私が虜になったハチドリの他にも、珍しい野鳥をみることができて
幸せだった。ただし、名前は、まだ調べ中。
PS. Namiheiii先生が教えてくださいました!
  Song Sparrow ウタスズメ スズメ目ホオジロ科 Melospiza melodia
   学名にmelodiaとついているので、とても音楽的なスズメ
  野原を歩いていたとき、ピーと美しい声で一鳴きしたかと思うとすぐ前の低木に
  止まりました。慌ててカメラを構えたのです。 お教えいただきありがとうございました。


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⑤夕食後、子供たちと近所の道を散歩していたら、あるお宅の前庭で、お父さんと
子供がなにやら楽しそうに話している。“Hello!”と声をかけたら、ヤモリ
捕まえたから見せてあげる、と言って見せてくれた。かわいいヤモリを
皆で触らせてもらった。虫や爬虫類は、怖い、汚い、触ってはだめ!と
言わないで、みんな友達!といったおおらかな風土をうらやましく思った。
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私が若い時に住んでいたフィリッピンの家には、どこの家でもヤモリが
いて、夜になると、寝室の天井に張り付いていて「キュッキュッ」と
かわいい声で鳴くのだった。日本から来たお客さんは、青い顔をして、
騒ぐのだけれども、どこの家にもいるから、駆除するわけにもいかないのだ。
フィリッピンに来たら、ただ、慣れてもらうしかない。ヒトには、無害だし、
クモか、ハエがいると思っていただくしかないのだった。

by tamayam2 | 2016-06-16 16:22 | たび | Comments(2)

【774 】孫たちとの生活

ロサンゼルスの孫たちとの生活は、かなり忙しく、小学校の送り迎えを
しなければならないので、彼らがいない数時間は、貴重な時間。
買い物に出かけたり、娘は在宅勤務もしているので、書斎にこもって仕事をして
いることもあった。玄関のジャカランダ(マメ科)の花が美しかった!
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孫たちの公立小学校は、5月末に学期が終わり、8月11日まで11週間は夏休みだ。
5月末は、いろいろな科目の発表会や、授業のまとめが行なわれる。
上の孫娘Kyokoは、9歳、3年生。下の子Ayakoは、7歳で1年生。
左がKyoko, 右がAyako
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Kyokoちゃんのバレエの発表会、コーラスの発表会は学校の課外活動のようだった。
とは言え、衣装は誂えで、舞台のはねた後の花束を用意するなど、かなり本格的なもの。
それで驚くのは早かった。まだまだ、子供関連の課外授業が続くのだ。
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土曜日には、ふたりとも個人のコーチについて、テニスを習っている。
日曜日には、Kyokoは乗馬のレッスン。
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Ayakoは週に二回、近所に空手を習いに行っている。
乗馬は、ちょっとハイクラスなレッスンで、空手は、庶民的なお稽古事のようだ。
あくまで、子供の自主性に任せてあるので、そういう結果になったそうだ。

更に、金曜日には、ピアノの先生が家に来てレッスンをしてくださる。
その発表会も間近ということで、ママは練習に付き合っていた。
まぁ、こんなにたくさんレッスンをして…お金もかかるだろうし、
車で送り迎えもしなくてはならないし、親は大変だ!と私どもは思う。
日本の小学生もこんなふうに習い事をしているのだろうか。

学校から帰ってきたら、おやつを食べた後、ママが子供たちの勉強をみてやっている。
1時間ほどたっぷり! 毎日プリント一枚ぐらいの宿題が出ている。
パパもママも、一応Ph.Dをもっているからいいようなものだが、
あまり、教育レベルの高くない親だったら、家庭教師を雇わなければならないだろう。
しかし、娘の話によると、ウチの孫たちの成績は中程度で、親の努力は全く報われて
いないそうだ。
私どもジジ、ババは、こういう話を聞いても、「へ~、そうですか!?」と
他人事のように聞いておられるのがありがたい。

日本で私の友人のおばあさん方の話を聞いていると、孫の習い事の話、学校の成績、
それに教育にお金がかかることなど、関心事の筆頭に来る。同じなのね~
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左がAyako, 右がKyoko.
私どもは、日本から【飛び出せお寿司】という簡単な道具をもっていって、
握り寿司の夕べを開催した。ロサンゼルスの日本食専門スーパーで、マグロ、
シマアジ、ハマチなどのサクを手に入れ、それにシャケのぞぼろ、だし巻き卵、
蒲鉾、薄味に煮た高野豆腐、アボカドなどを加え、子供たちに握りを作らせた。

米はカリフォルニア米、日本から持参した「すしのこ」という粉末ですし飯を用意。
こんなおもちゃのような【飛び出せお寿司】だが、どんどん作れる。
大成功だった。私どもも楽しかったし、大人も子供も楽しめた。
【飛び出せお寿司】はインターネットで買えますよ。 ここを見てね~

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私どもが帰る日、私のベッドに来て「帰らないで~」と私のバッグに座りこんでしまったMarble!
このネコは、娘が独身時代から飼っているネコ。すでに18歳以上。老ネコだが、大事な
家族の一員になっている。

by tamayam2 | 2016-06-15 15:37 | たび | Comments(4)

【773】5月のロサンゼルス訪問

もう六月、つまり一年の半分が過ぎてしまった!
そして、もう6月の半ば! ずっとBlogをさぼってきてしまった。反省、反省。

でも、過去の写真、過去のFacebookの記事をピックアップして書いてみます。

5月の大きな出来事というと、5月13日~23日まで、アメリカの娘の家に出かけて
おりました。始めの計画では、ロサンゼルスの娘の家から、北上してシアトルの叔母も
訪問する予定でした。叔母は95歳で一人暮らしをしているので、この訪問をとても
楽しみにしておりました。しかし、私の訪問を待たず叔母は5月2日に逝去。
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従妹たちの特別な計らいで葬儀を15日に延長してくれましたので、
葬儀には、出席することができました。
ロサンゼルスからシアトルまでは、飛行機で、2時間ほどかかります。
久しぶりの親戚との再会が、悲しい旅になってしまったのですが、
従妹たち全員に会えたし、それはそれで和やかな再会が果たせました。
同行した主人は、もう81歳ですので、長いフライトは今後はなかなか
難しいでしょう。
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娘のロサンゼルスの家では、孫9歳と7歳の女の子の学校生活のスケジュール
に合わせてけっこう忙しくすごしました。でも、その合間に近所を散歩したり、
料理を楽しんだりできましたので、充実した10日間と言えるでしょう。
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いろいろ話したいことはたくさんあるのですが、私の趣味の自然観察
を中心に話しましょう。一番うれしかったのは、庭にいろいろな野鳥が
来ること。その中のハチドリという小型の鳥がとても気に入ってしまいました。
ハチドリTrochilidae 【ハチドリ科】
ハチドリは、北米の南西部、中南米に生息するとても小さい鳥。
長いくちばしで花の蜜を吸い、素早く移動する。蜂のようにぶんぶんと
音を立てるので、英語ではhumming birdと呼ばれる。Humは、ぶんぶんと飛ぶ
蜂の羽音。どのぐらい小さいかというと、長さ3,4㎝でしょうか。宙に浮くように飛んで
いるので、撮影は至難の業です。やや姿が見えるものから、バッチり写って
いるものまで載せてみます。私がどんなに興奮して撮影したかご想像くださいませね。
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また、植物についていうと、カンガルー・ポーというのが町でも
娘の家でもよく見られました。kangaroo paw【Haemodorum科】
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カンガルーという獣は、お腹の中に子供を入れて移動する南半球の動物です。
カンガルーの脚は、骨ばっていて、細く、どこまでも駆けて行けそうな頑健な
足。その脚を実際に触ったことはないのですが、たしかに薄い毛でおおわれた
硬い茎を見ていると、なかなか適切な命名だなぁ~と感心してしまいました。
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この植物がロサンジェルスの町の植え込みの中や個人のお宅の前庭など、
どこにでもよく見られました。赤、黄、ピンクなど多彩。
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星のような花が見られたのも私としてはとても幸せでした。

by tamayam2 | 2016-06-13 15:35 | たび | Comments(8)

【772】府立京都植物園にて

 目的がある旅の場合、私は昼食などは簡単に
済ませます。府立京都植物園の場合は、いつも
おにぎりと飲み物を買って、気持のよいベンチに
座って…。
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①今回の旅で、友人と私は、植物園の向かい側のちょっとしゃれたパン屋
に入りました。11時半までは、簡単な朝食が食べられるというので、
お店の焼きたてパン、卵料理、サラダの、シンプルな食事。1000円以下で、
とても素敵な昼食を楽しみました。
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 高い天井、ガラス張りの店内、外の新緑が目にまぶしく、
“airy”(空気がゆきわたって気持がよいこと)という表現がぴったりの店でした!

同行者としてSさんは最高でした!
それは、一般の女の人のように、グルメやショッピング抜きで旅を
楽しむ術を熟知しておられるから。私も女性だから、旅に出れば、
ちょっと洒落た店を覗いてみたいとか、食べたことがない土地の味を
味わってみたいとかという欲望がないわけではありませんが…
植物園めぐりの場合、日差しのよい内に、なるべくたくさん植物を見たい
という欲望が何よりも優先するのです。

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②植物園の北山口の近くで見た高木は、シナアブラギリ【トウダイグサ科】
見たこともない清らかな白い花!中国では油を搾って利用していた
こともあるとか。有用植物である。広い敷地内に大木がゆったりと植栽されている風景は、
見ていて胸がすく思い。学名:Vernicia fordii
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③薄暗い林の中で、星のように輝くこの花は、何だろう?
クワの仲間ではないだろうか、と見当をつけて調べてみると、果たして、
和紙の原料のコウゾ、ヒメコウゾであることが分かった。
 コウゾの学名はBroussonetia kaginoki【クワ科】
カジノキという日本語が学名についているのは、
この樹がヒメコウゾとカジノキの雑種であることかららしい。
下は、カジノキ(新宿御苑で2010年に撮影)の実。
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クワ、カジノキ、コウゾ・・・日本の山野で、よく見られる有用植物である。
養蚕も和紙の製造もあまり流行らなくなってしまったけれども…

by tamayam2 | 2016-05-12 17:51 | たび | Comments(10)