カテゴリ:日々のできごと( 492 )

【750】九月に見た虫たち

暑かったり、涼しかったり、雨が続いたり・・・本当に秋の
天気は変わりやすい。
それでも、てらてらと秋の陽が輝く日には、ちょっとの時間でも
見つけられれば、蝶がいそうなところに見に行きたくなる。
蝶も大急ぎで冬支度、卵を適当な植物に産みつけて子孫が
生き残れるように準備している。

私の家のプランターのスミレの葉はもう丸坊主になっている。
ツマグロヒョウモンの黒い毛虫(幼虫)があちこちに見つかる。
ウチが蝶を大事にしている家だということがわかっているのだ。
だから、私もスミレ類やカタバミ類を抜かないように保護している。

さて、あちこちで撮りためた虫の写真。この辺でまとめておこう。
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①新宿御苑にて カジノキに実がなっていた。
そのそばで見たコミスジ
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②八王子市の公園で見たホシホウジャク(スズメガの仲間)
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落ち着いて撮影すればよかったのだが、あまりにも動作が速いので、
あわててシャッター切った。まるで、ハチドリのように長い嘴を
花に突っ込んで吸蜜をしていた。

③9月末に長野県に出かけた。
こちらは、標高1500mぐらいのビーナスラインの道端で。
同行の方々は、八ヶ岳連山を見ておられたが、私は、道端の茂みに
もしやチョウがいないか??と探していた。そうしたら、
裏が白っぽいヒョウモンチョウを見つけた。
クモガタヒョウモンの♀
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写真 下 ↓
また、すっかり晩秋の気配の八島湿原(標高1500m~)で、
アザミに止まっていた。コヒョウモン
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 追記:通りすがりのおじ様に教えていただきました。正しくは、ウラギンヒョウモンの♀。
ありがとうございました!
弱っているのか、花をちょっと揺すっても動かなかった。
ここで見たチョウは、この一頭のみ。
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奥蓼科温泉郷に通じる湯のみち街道沿いにある
御射鹿池(みしゃがいけ)を見たいと思って、
この辺りに住んでいる友人に連れていってもらった。
その友人によると、9月中旬に11年ぶりに水ぬきをしたそうだ。
農業用ため池だから、そういうことをしないといけないのだろう
が、観光客の多いシルバーウィークを避けてほしいという要請が
あって、9月下旬にずれ込んだのだそうだ。
そのせいか、水面に浮遊物が浮いていて、ちょっと景観が
損なわれていたが、ま、我慢しよう。

東山魁夷がこの無名のため池が好きで、この池を題材に絵を描いて
いる。実際にはいないはずの白い馬が対岸に走っている絵「緑響く」
が有名。
何度か通ったことがあるが、秋になればちょっと立ち寄って
みたくなるところだ。

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by tamayam2 | 2015-10-07 10:33 | 日々のできごと | Comments(8)

【748】野川の蝶たち

秋のお彼岸のころ、まだ陽に夏の輝きがあるとき、
チョウが元気に活動しているはず。
12日、忙しいことは忙しいのだが、こんなときを見逃すわけにもいかず、
午後から、ちょっと野川方面へ出かけた。
 (幾つかの写真は、Face BookにすでにUpしたものです。Blogと連動していないので、
  ここに載せます。)
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暗い林の中を歩いていたら、向こうに赤いものが見えた。
あれっ?!と思うと、それはヒガンバナの群生だった。
予期していなかったものだから、思わずにんまりしてしまった。
ラッキー!
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そこへ、クロアゲハが一頭。花から花へせわしなく羽を震わせて
吸蜜を始めた。あたりは静かな林。こんな光景を独り占めして…
二重の幸せ!
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近くには、白いヒガンバナの一群れもあった。

自然園では、たくさんの野草が元気に咲いていた。
管理されないフツーの野っぱらが無くなった今、こうした空間は
なんと豊かなことか!?
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和種のハッカに止まるモンシロチョウキツネノマゴに止まるキチョウ
特筆することもないフツーの蝶だけれども、よくみれば愛おしい。
追記:通りすがりのおじ様に教えてもらいました。
 正しくはキタキチョウ
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アザミの大株にヒョウモンチョウが群がってとまっていた。
通りすがりのおじさまによると、上の蝶はミドリヒョウモン。
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ミドリヒョウモンの♂
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ダイミョウセセリイチモンジセセリ
ミソハギは、もう終わりかけだった。
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ヒメウラナミジャノメは、ゆっくりと飛び、
葉の上で太陽の光をたっぷりと浴びている。気持ちよさそう~
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こちらは、羽根の形から見て、もしやC-タテハ??
  追記)Maximiechanさん、これは キタテハ と教えていただきました。ありがとうございます!

武蔵野のこうした自然がいつまでも守られますように。
私も健康が守られ、いつまでも、こうして婆の野良歩きができますように、と
祈らずにおれません。

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by tamayam2 | 2015-09-24 10:23 | 日々のできごと | Comments(10)

【747】敬老の日の銀ブラ

4か月ぶりの銀座。
友人の写真展に行った帰り、銀座通りを歩いてみた。

日本は、春のゴールデン・ウィークになぞらえて、秋は、
“シルバー・ウィーク”という連休ができたらしい。
土曜日が休みの会社員なら、19日(土)から秋分の日の
23日(水)まで、5連休。
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21日は敬老の日、22日は国民の休日という、要するに
橋掛けするための苦肉の策の休日…ともかく、働き過ぎの
日本人には、うれしい秋の休日なのだった。

新橋寄りの外堀通りから銀座通りを四丁目のほうへ、歩いていく。
さすがに歩行者天国の銀座通りは、賑わっている。
私どももなんだか気分がウキウキしてゆっくり歩いた。
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ん? ちょっと不思議な音がする。
ゴロゴロ、ガラガラ、ゴロゴロ、ガラガラ・・・
何だろう?
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取り壊された松坂屋デパートの跡地のあたりで、それが、
旅行用トランクを引きずる音だとわかった。
四丁目の交差点のあたりに近づくと、トランクを引っ張る人が
どんどん増えていったからだ。
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旅行者が駅でコインロッカーが探せずに、重い荷物を持ったまま
銀座へ繰り出した???
連れが言うには、「買い物したものを入れて持ち運ぶため」!
なぁるほど!
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いつものように、ご自慢のイヌにコスプレさせて、自慢している
おじさんもいた。帽子、サングラス、襟巻、お洋服を着せられて
暑苦しいだろうに、イヌはしっかりと任務をこなしていた。
健気で、気の毒なワンちゃん。
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こちらのイヌは、まだ自然体で、よかった。
フランスでのびのびと沼を泳ぎまわっていた友人のイヌと
比べ、なんだか気の毒な日本のおイヌさま。

さて、どこで食事をしようか、ということになった。
有楽町と新橋の間のガード下を最近は、コリドー通り
というそうだ。Corridor(回廊、廊下)という言葉から
来たのでしょうね。
“こりどーどおり”・・・舌を噛みそうだな。

その中に、「近畿大学水産研究所」というレストランが
あって、連れ合いが入ってみたいと言う。
“研究所”と言ったって、そうではなく、喰い物屋さんなのだが、
近畿大学のこの名の研究所が養殖したマグロなど、和歌山産の
養殖魚を中心にしたレストランなのだ。
30分前に出かけたのに、すでに列ができており、番号を
登録して平均1時間待ちというふれこみだった。
幸い私どもは、30分待ちぐらいでテープル席に案内された。

すべて近大卒業の折り紙つきお魚の刺身は、大変おいしかった。
うん? 養殖=品劣ると思っている方には向かないと思うが、
品質もサーヴィスも実によかった。
お勧めです。
この大学は、1948年から、「海を耕す」という信念のもと、
日本人の食は、海の畑で創り出さなければ、という思いから
和歌山県白浜に研究所を作り、魚の養殖について研究しているそうです。
くわしくは、HPここ
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(このお嬢さんたちは、きれいだったが、スカートが短すぎて・・・
 正面から撮影した写真は、ここに載せるわけにはいかないのだった。)

銀座にアジアからのお客様が増え、日本料理を飲食するように
なって以来、元々生魚を食する文化の無い国の方々も刺身に
舌つづみを打つようになったという。そういう方々の人口は、
日本どころではない。

やはり、天然モノに頼っていては、今に資源が枯渇するのでは
なかろうか。養殖について研究している大学は立派だ。

喰い物屋さんが、研究所と名乗っても、まぁいいと思うよ。
ちょっと、紛らわしいけれどもね (^_-)-☆

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by tamayam2 | 2015-09-22 14:47 | 日々のできごと | Comments(10)

【740】白黒写真へのチャレンジ、5日間

お盆休みの先週(8月12日[水]~16日[日])みな様はいかが
お過ごしでしたか。Facebookによると、若いお父さん、
お母さんはやっぱり子供連れで旅行をされている人が
多いですね。私のような年配者にとっては、特にドラマティック
なことのない、日常の延長が続くはずでした。

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< Day1 無窮華 ムグンファは、韓国の国花。和名は、ムクゲ
        8月といえば、70年前の戦争のことを思い出さずにはおれない。>


ところが、アラスカに住むKという友人から、急に指名
を受けて、5日間白黒写真チャレンジというプログラムに
参加するハメになりました。
 Kから届いたルールは、
【白黒写真チャレンジ】
① 5日間、毎日1枚づつモノクロ写真をPOST
②@#fivedayblackandwhitechallenge のタグを付ける
③ 1日1枚写真をPOSTするごとに、誰かこのイベントに
参戦して欲しいと思う方1名にメンション飛ばして指名・推薦。
(5日間で計5名)
※指名された方は、辞退、スルーOKです。

 
 ちょっと“幸福の手紙”めいていますが、そういうことが
繰り返されると、このサイトには、次々と白黒写真が溜まっていき、
公開されることになります。
管理者はらくちんですね。
  #fivedayblackandwhitechallengeのサイトは、ここ

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  <Day2 これは西表島のマングローブの林で見た板根
         私が気に入っている自然。>


はじめは、「ちょっと面倒だな」と感じたのですが、
ま、過去の写真の整理をするよい機会になるか、と第一日目を
Upしてみました。白黒写真を最近は、撮ったことがない
ので、どうするのかもわかりませんでした。
幸い私が使っている、PhotoScapeという無料ソフトに、
カラーをモノクロに帰る機能が付いていましたので、それを
利用することにしました。

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   <Day3 これは、バルト三国の一つ、ラトビアのリガという首都の夕暮れ。
     この国は、今はEUに入っているものの、過去には、近隣大国、ドイツや
     ロシアに蹂躙された歴史をもつ。広い道路の真ん中に家路を急ぐ自転車
     の男が走っていった。その姿が人間くさくて撮影。>

    
 11日~15日まで、何とか5枚のモノクロ写真をUpし、
Facebookでお付き合いのある、写真がお好きそうな方5名に
声をかけてみました。その内の4名が応じてくださったので、
その方がたの作品を毎日拝見する楽しみが加わりました。

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   <Day4  これは、青森県弘前市で見たねぷた祭りの大屋台。
    明かりが灯ったら絢爛豪華だが、白黒でもかなりの迫力なので。Up
    してみた。妖艶な女性の姿が、ちょっと粋だと思ったので。>


 カラーの写真はどうしても色のインパクトに頼りがちですが、
白黒だと、写真そのもののメッセージ性が非常に重要になって
来ます。カラーでは成功でも、モノクロでは全く使いものに
ならない写真があることにも気づきました。

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    <Day5  トルコ、イスタンブールのアヤソフィア寺院で。椅子に座ろうと
     近づいたら、イスラム教の女性が眼以外、黒い衣をまとい祈祷をしていた。
     この寺院は、キリスト教、イスラム教の拠点として繰り返し使われ今は、
     博物館となっている。>


とても新鮮な体験で、5日間の写真掲載を終えた時点では、
自分としてモノクロ写真についてたくさんのことを学びました。
また、読者からのコメントも参考になりました。
多くの人のよい作品を観ることによって、鑑賞したり
批評したりする喜びも味わいました。

 ヒョウタンから駒ですが、ちょっとユニークな参加型
学習というのでしょうか。UAS Todayというアメリカ
の新聞社の企画のようですが、アメリカ人は、こういうの
にすぐ乗りますね。私も乗ってみたわけです。
私が出品した5枚の写真と簡単な説明を載せます。

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by tamayam2 | 2015-08-17 15:05 | 日々のできごと | Comments(6)

【738】オオコンニャク尽くし

21日の夜、ショクダイオオコンニャクが、神代植物園で開花したらしい、
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というニュースを知った。ショクダイとは、燭台、ロウソク立てのこと
です。以前にも小石川植物園(2010年7月)と
神代植物園(2011年12月)で見たことがあった。
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株を植えてから5~7年経たなければ、花をつけないということ、
世界で2番目に大きい花ということで、大騒ぎなのだ。
それに、良い香りではなく、鼻が曲がるほどの悪臭がするという点でも、
話題になる。
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22日には、大事な用があったのだが、7:30に家を出て、ともかく
撮影してきました。
やはり、期待どおり悪臭がしていました。畳の腐ったあばら家に入った
ような匂いでしょうか。
直立している棒は、花びらに見える仏炎苞の付属物なのですが、
そこから悪臭を出して昆虫をおびきだすのです。
ショクダイオオコンニャク【サトイモ科Amorphophallus titanium】

この植物に関心をもったのは、何を隠そう、かなり前からなのです。
ドイツのボン大学付属植物園で、数日前に開花したショクダイオオコンニャク
が、しぼんでだらりと身を折っている奇妙な姿を見ました。
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とてつもなく大きい植物で、あれぇ!と驚きました。
本当の姿は、下のようだったらしいのですが。
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先日、富山県中央植物園でも、コンニャクの種類を見ました。
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以前にベルリンのダーレム植物園でも、コンニャクそのものを
見ました。
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学名にKonjacと書いてあり、なんだかうれしいような
気恥ずかしいような気持ちになりました。

私は、食品の中では、コンニャクは割に好きなほうです。
西洋人は、これをどうやって食べるのか知らないでしょう。
おでんにコンニャク、肉じゃがに糸ゴンニャク、みそ田楽・・・
いいなぁ~
コンニャクがサトイモ科というのも、実にアジア的ですね!

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by tamayam2 | 2015-07-23 16:27 | 日々のできごと | Comments(14)

【737】やっと雨があがって

毎日毎日、よく降りました。
11日、やっと東京地方にも青空が見え、と同時に暑くなって
きました。まだ、梅雨明けではなさそうですが、気分は晴れ晴れ。
汐留方面から築地へぶらぶら歩き。
でも、さすが暑かったです。
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清澄庭園の木陰で、カラスアゲハを見ました。
水たまりで吸水していました。
東京湾に面しているからか、辺りは塩水の匂いがしました。
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先日行った三鷹市野川で、いろいろなキノコもみましたが、
赤い地衣類を見ました。柳の木の幹に生えていました。
コアカミゴケかもしれません。

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アカザは、昔はどこにでも生えていたのですが、現在では
ちょっと珍しくなりました。余り紅色が美しかったので、撮影。
昔は、この植物を摘んで、おひたしにしたのよ、と
若い人に言いますと、笑われてしまいましたが、本当です。
アカザ【アカザ科 Chenopodium album】英名 Fat hen
英語が示すように、鶏の餌にしたようです。シュウ酸があるそう
ですが、ホウレンソウと同じ仲間。また、種は、
キヌア(Quinoa)と同じ種類で、南米では、トウモロコシの粉と
同じように、雑穀としてよく食されています。
きれいなパッケージに入っていて、健康食品の店などで売られて
います。日本では、雑誌などで紹介されると、ぱっと人気商品に
なりそうなキヌアですが、実はアカザの実だったとは・・・私も
知りませんでした。

東京の下町、都電荒川二丁目にある荒川自然公園で、地元の有志の
方たちがオオムラサキを育てていると聞き、昨日出かけました。
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オオムラサキの幼虫は、エノキの葉しか食べないので、エノキの
樹の葉が必要なのです。そのエノキが最近、都内では少なくなって
います。昔は、よく見かけたのですが・・・今は、園芸的価値のある
樹木に取って替ってしまったからでしょう。
テント中に置かれたエノキの木の葉はあらかた喰いつくされ、
葉が足りないなぁ~という印象でした。
雌をやっと一頭撮影することができました。
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雄は、ムラサキの構造色がとても美しいのですが、
テントの天井に張り付いており、
私の視野の中には、なかなか入ってきませんでした。
こちらは、山梨県北杜市にあるオオムラサキ・センターのHPの
写真。本当は、自然の中で見てみたいものです。
日本の国蝶なのに、めったに人の眼に触れることがないのは、
残念なことです。
過去ログ やっと会えたオオムラサキ 2010年7月
                     
過去ログ オオムラサキセンター   2011年7月  

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by tamayam2 | 2015-07-13 09:23 | 日々のできごと | Comments(6)

【736】ハンゲショウが咲くころ

日本の暦ではちょうど今ごろ、雑節で半夏生(はんげしょう)
と言うそうだ。
そして、そのころには、ハンゲ(カラスビシャク)とか、
ハンゲショウという植物が見られる。
ハンゲショウ【ドクダミ科 Saururus chinensis】
植物のハンゲショウは、葉の半分が白くて、おもしろい。
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おそらく「半化粧」という漢字が当てられているのだろう。

先週、晴れ間を見計らってちょっと武蔵野の野川公園に行ってきた。
はたして、途中で降られたので、やっぱり梅雨どきは無理はできない
なぁ~と思った。

おはぐろ(鉄漿/お歯黒)という言葉をご存じだろうか。
時代劇などで、侍の奥さんの歯が真っ黒なのを見たことがあるかもしれない。
昔は、既婚女性は、歯に黒いものをつけて“おしゃれ”をしたらしい。
(現在は、肌の美白とか、歯を白くするのが流行のようだが・・・)
その日見たのは、二つのハグロ
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ハグロトンボ(羽黒蜻蛉)とハグロソウ(葉黒草)
どちらも湿気の多い藪や川べりなどに生息するという。
ハグロトンボ♂は藪の中をゆっくり飛んでいた。体の金属的な光が美しい。
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ハグロソウ【キツネノマゴ科 Dicliptera japonica】
は、唇の形がかわいい。
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その他に見たのは、ヒメウラナミジャノメ。小さい蝶だが、ヤブの中を
すいすいと飛んで来ては、ススキの葉の上で翅を拡げてくれた。
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やや明るい草地では、ベニシジミも見た。
この蝶の下のヒメジョオンの花びらに、緑の幼虫が写り込んでいた。
知らずに撮っていたが・・・
(気持ちの悪い人がいるかもしれないが、これが蝶のお子様の姿です。
 お子様も親と同様に愛してあげてください。)

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かわいいピンクの花が咲いていたのは、
イヌゴマ【シソ科 Stachys japonica】
犬が付くのは、蔑称かと思っていたが、ゴマには非ず、という意味で
否ゴマがなまってイヌゴマとなったという説を読んだ。

あ、それもありうるなぁと思った。犬は役に立たないものという蔑称は
ちょっと気になっていた。
イヌザンショとか、イヌホウズキとか・・・
「イヌゴマは、ゴマではないから、食べてもおいしくないよ」、
という警告として読める。

ハグロソウイヌゴマもどちらも日本の湿地、川べりの草むらに
生える雑草で、学名にjaponicaがついている。こういう植物を大事
にしないと、と思う。

ひと気の無い川べりをうろうろしたが、けっこう収穫があり、
楽しかった。

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by tamayam2 | 2015-07-06 13:39 | 日々のできごと | Comments(10)

【735】ジャカランダの花

先月、新大久保の路地を歩いていたら、民家の庭に
紫色のきれいな花をつけた樹木を見た。
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よくよく見るに、ジャカランダの花らしく、ドキドキした。
亜熱帯地方に咲く花が、東京に!? ちょっと信じられなかったが、
新大久保は、外国人の多い町・・・ありうるかもしれない。

昨年2月にグアテマラに出かけたとき、ホテルの窓から町を見下ろすと、
大通りがまるで紫色の雲に覆われているように見えた。
それがJakaranda(マメ科ジャカランダ属)。スペイン語では、Jはハ行の発音
なので、ハカランダと言う。
過去ログからの写真。国立考古学博物館の庭で。
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南アフリカのプレトリアという都市は、一名ジャカランダ・Cityと
呼ばれるとか。インターネット上で見つけた見事な街路樹の写真。

日本でも宮崎市、熱海市で街路樹に採用されているそうだ。

世界三大花木は、ジャカランダの他に1.ノウゼンカズラ科の火焔木
(かえんぼく)私は、フィリッピンに住んでいたころ見たことがあるが、
緑の葉が出るより先に花で咲くので、樹木全体が文字通り火が燃えるよう。
熱帯地方では、きれいというより、暑苦しく感じていた。

2.マメ科の鳳凰木(ほうおうぼく)アメリカのロサンジェルスで見た。
幹もがっしりしており、目が覚めるよう。

街路樹に選ばれるからには、生育が早く、丈夫でなければならない。
ノウゼンカズラ科、マメ科の植物は、おしなべて強い。否、強すぎる
ほどの生命力にあふれている。東京・新大久保の街路樹が紫色に
染まる日が来るかもしれない・・・・
さて、
Yamyam町の近所を歩いていたら、こんな家があった。
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タケニグサ【ケシ科】という雑草を庭に野放図に生やかして・・・
かなりの背の高さになるばかりでなく、茎も葉もすべて猛毒。
折ると黄色い液が出て、肌につくとかぶれる。よく荒地などに生えて
いる雑草で、駆除するにも大変なしろもの。しかし、この家の塀の
上には、ネコが!作りものの猫だが、なんとなくユーモラス。

植物のことなんか、丸で無頓着な若者が住んでいるのかも
しれない。


どの家のお庭にもこぼれるようにアジサイの花が咲いている。
紫、青系統のアジサイも、水色・ピンクのガクアジサイも、
白い柏葉アジサイも・・・
Hydrangeaと英語で呼ぶがHydra-、Hydro-と付く言葉は、
みな水と関係がある。
アジサイが梅雨のころ咲くのは、うべなるかな。
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このアジサイは、少々盛りが過ぎたものか、
あるいは、こういう種類なのか・・・
さび色と言うのか、複雑な色合いのアジサイがある。
こういうのも、悪くないなぁ~と思う。

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by tamayam2 | 2015-07-03 13:25 | 日々のできごと | Comments(8)

【734】個人的に気に入っている花々

忙しかった6月が終わり、7月に入りました。
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梅雨なので、庭の花々もぼちぼちですが、種から育てた
トウワタの花が咲いています。その種は、2014年2月にグアテマラに
出かけたとき、トウワタの莢(さや)がはぜて種がこぼれそうになって
いるものを見つけたので、ティッシュ・ペーパーに包んで持ちかえった
ものです。
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トウワタ【唐綿 Asclepia curassavica】
グアテマラ原産というわけではなく、日本の蝶園では、きっと植えてある
ものです。なぜなら、オオカバマダラの食草であるし、他の蝶にも
間違いなく好かれる植物。

(なるべくチョウの好きそうな植物を植え、蝶をおびき出し、家に居ながら
 にしてチョウを観察したい・・・というのが私の長年の夢なんです。)


昔の分類では、ガガイモ科だったが、今は、キョウチクトウ科に
属しています。キョウチクトウは毒性があるが、トウワタも茎を折ると
白い汁がでて、何となく怪しそうです。英語ではMilk-weed。
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花の作りが立体的と言おうか、濃いオレンジの部分が下向きで、黄色の部分が
立ち上がってとがっています。この部分が雄蕊、雌蕊のある部分なのでしょう。
ガガイモ科の花は、だいたい中心部が個性的で、造形的に面白い。
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先日出かけた富山県立植物園の温室で見た時計草の赤いもの。
アカバナトケイソウ【赤花時計草 トケイソウ科 Passiflora coccicea】
この花の中心部も突出しており、雄蕊、雌蕊の形がとてもユニークです。
時計の長針、短針に見立てて命名したのでしょうが、よく観察しています。
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昨年行ったグアテマラで、蝶や植物の図鑑を買いたかったのですが、
探すことができず、町の中心部の本屋さんで見たのは、コスタリカの
植物図鑑でした。近隣の国だから、ま、いいか、と思って買いましたが・・・
ざっと熱帯植物を紹介してある本ですが、調べものに役に立っています。
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グアテマラでは、植物の本もチョウの本も探すことができなかったのですが、
自国の自然にもっと誇りをもってもいいのになぁ~と思ったことでした。
自然の宝庫のようなところなのに・・・その渦中にいる人は、そんなことに
あまり関心がないのか、その日のことに追われ過ぎているのか・・・
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ギョウリュウバイ【檉柳梅 フトモモ科Leptospermum scoparium】
この花は、ニュージーランドではありふれた樹木でした。この花に群がる
ハチから採ったマヌカ・ハニーは、とても高価な蜂蜜です。
抗生物質を含んでいるとか。
マオリ語でManukaですから、マヌカ・ハニーと呼ばれるのです。

一度、庭に植えたことがあったのですが、枯らしてしまいました。
ニュージーランドに住んでいたときには、雑木扱いだったのですが、
今になって見れば懐かしく、庭に植えて近くで眺めたい花です。
同じフトモモ科のギンバイソウと同様、葉にもよい香りがあります。

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by tamayam2 | 2015-07-01 15:09 | 日々のできごと | Comments(6)

【734】六月が過ぎ去り、七月が来る

東京地方は、梅雨時期。
まだ本格的な暑さではない。
クーラーを入れる日もあるし、肌寒く、長袖を羽織る日もある。
みな様のところでは、いかがでしょうか。九州地方は、豪雨が
続いていると聞いています。体調管理に気をつけてくださいね。
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ウチでは夏、昼食に、ザルソバ、ソーメンなど冷たい麺類をよく
いただく。年をとると、麺類をしみじみとおいしいと思う。
子供のころは、あんなもの、つまらないモノと思っていた。

特に、ソバ湯というのがイヤだった。
なんだか汚らしくて、それをズルズル飲んでいる大人たち!?
イヤ~ね、と感じていた。ソバ湯は、栄養的に、とてもよいモノ
だそうだ。今は、おいしいと感じる。
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さて、変体仮名で、1.ソバは「楚者」と書く。こんな
漢字、学校で習いません。でも、たいていの日本人は
読める。生蕎麦は、下のような漢字をくずしたものだそうだ。
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  「幾 楚 者」 信じられない漢字がその正体だった!
トジ蕎麦は、2.「登じ」と書いてあり、
ザル蕎麦は、3.「左に点々」で、「左る楚ば」。
天ぷらのプの字は、4.婦人の「婦」に丸がついてプと読ませる。
おもしろいなぁ~と思った。外国人はこんな字をを見て
どう思うのだろうか。
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さて、六月に興味が惹かれた植物を載せておこう。
富山に行ったとき、民家の戸口で割に背の高い植物をみた。
ルリヤナギ【ナス科 Solanum-melanoxylon】
ブラジル、ウルグアイ、ペルーなどで見られる花だそうだ。
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こちらは、富山県中央植物園で。
Asphodelus aestivus (ススキノキ科・ユリ科) ギリシャ神話では、
天国に咲く花と言われ大事にされているという。南欧が原産地らしいので、
ギリシャ、パレスチィナにも咲いているのだろう。聖書にも登場する。
ツルボランの仲間のようだ。私は、モンシロチョウを撮ろうと思って
レンズを向けたのだが、素敵な花だと後から気づいた。
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バーレーン国の切手にもなっている。
この清楚な花がさくアラビア半島は、今、けっして平和ではない。

冒頭のシダは、今年は、なんだか伸び伸びと葉を広げており、
幸せそうだったので、撮影した。亡母の置き形見。

このシダのそばの火鉢池の中で、メダカを飼っているのだが、
2匹の稚魚を見つけた。
新しい命が誕生することは、何にせよ、うれしい。

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by tamayam2 | 2015-06-27 16:32 | 日々のできごと | Comments(2)