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【738】オオコンニャク尽くし

21日の夜、ショクダイオオコンニャクが、神代植物園で開花したらしい、
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というニュースを知った。ショクダイとは、燭台、ロウソク立てのこと
です。以前にも小石川植物園(2010年7月)と
神代植物園(2011年12月)で見たことがあった。
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株を植えてから5~7年経たなければ、花をつけないということ、
世界で2番目に大きい花ということで、大騒ぎなのだ。
それに、良い香りではなく、鼻が曲がるほどの悪臭がするという点でも、
話題になる。
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22日には、大事な用があったのだが、7:30に家を出て、ともかく
撮影してきました。
やはり、期待どおり悪臭がしていました。畳の腐ったあばら家に入った
ような匂いでしょうか。
直立している棒は、花びらに見える仏炎苞の付属物なのですが、
そこから悪臭を出して昆虫をおびきだすのです。
ショクダイオオコンニャク【サトイモ科Amorphophallus titanium】

この植物に関心をもったのは、何を隠そう、かなり前からなのです。
ドイツのボン大学付属植物園で、数日前に開花したショクダイオオコンニャク
が、しぼんでだらりと身を折っている奇妙な姿を見ました。
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とてつもなく大きい植物で、あれぇ!と驚きました。
本当の姿は、下のようだったらしいのですが。
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先日、富山県中央植物園でも、コンニャクの種類を見ました。
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以前にベルリンのダーレム植物園でも、コンニャクそのものを
見ました。
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学名にKonjacと書いてあり、なんだかうれしいような
気恥ずかしいような気持ちになりました。

私は、食品の中では、コンニャクは割に好きなほうです。
西洋人は、これをどうやって食べるのか知らないでしょう。
おでんにコンニャク、肉じゃがに糸ゴンニャク、みそ田楽・・・
いいなぁ~
コンニャクがサトイモ科というのも、実にアジア的ですね!

by tamayam2 | 2015-07-23 16:27 | 日々のできごと | Comments(14)

【737】やっと雨があがって

毎日毎日、よく降りました。
11日、やっと東京地方にも青空が見え、と同時に暑くなって
きました。まだ、梅雨明けではなさそうですが、気分は晴れ晴れ。
汐留方面から築地へぶらぶら歩き。
でも、さすが暑かったです。
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清澄庭園の木陰で、カラスアゲハを見ました。
水たまりで吸水していました。
東京湾に面しているからか、辺りは塩水の匂いがしました。
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先日行った三鷹市野川で、いろいろなキノコもみましたが、
赤い地衣類を見ました。柳の木の幹に生えていました。
コアカミゴケかもしれません。

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アカザは、昔はどこにでも生えていたのですが、現在では
ちょっと珍しくなりました。余り紅色が美しかったので、撮影。
昔は、この植物を摘んで、おひたしにしたのよ、と
若い人に言いますと、笑われてしまいましたが、本当です。
アカザ【アカザ科 Chenopodium album】英名 Fat hen
英語が示すように、鶏の餌にしたようです。シュウ酸があるそう
ですが、ホウレンソウと同じ仲間。また、種は、
キヌア(Quinoa)と同じ種類で、南米では、トウモロコシの粉と
同じように、雑穀としてよく食されています。
きれいなパッケージに入っていて、健康食品の店などで売られて
います。日本では、雑誌などで紹介されると、ぱっと人気商品に
なりそうなキヌアですが、実はアカザの実だったとは・・・私も
知りませんでした。

東京の下町、都電荒川二丁目にある荒川自然公園で、地元の有志の
方たちがオオムラサキを育てていると聞き、昨日出かけました。
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オオムラサキの幼虫は、エノキの葉しか食べないので、エノキの
樹の葉が必要なのです。そのエノキが最近、都内では少なくなって
います。昔は、よく見かけたのですが・・・今は、園芸的価値のある
樹木に取って替ってしまったからでしょう。
テント中に置かれたエノキの木の葉はあらかた喰いつくされ、
葉が足りないなぁ~という印象でした。
雌をやっと一頭撮影することができました。
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雄は、ムラサキの構造色がとても美しいのですが、
テントの天井に張り付いており、
私の視野の中には、なかなか入ってきませんでした。
こちらは、山梨県北杜市にあるオオムラサキ・センターのHPの
写真。本当は、自然の中で見てみたいものです。
日本の国蝶なのに、めったに人の眼に触れることがないのは、
残念なことです。
過去ログ やっと会えたオオムラサキ 2010年7月
                     
過去ログ オオムラサキセンター   2011年7月  

by tamayam2 | 2015-07-13 09:23 | 日々のできごと | Comments(6)

【736】ハンゲショウが咲くころ

日本の暦ではちょうど今ごろ、雑節で半夏生(はんげしょう)
と言うそうだ。
そして、そのころには、ハンゲ(カラスビシャク)とか、
ハンゲショウという植物が見られる。
ハンゲショウ【ドクダミ科 Saururus chinensis】
植物のハンゲショウは、葉の半分が白くて、おもしろい。
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おそらく「半化粧」という漢字が当てられているのだろう。

先週、晴れ間を見計らってちょっと武蔵野の野川公園に行ってきた。
はたして、途中で降られたので、やっぱり梅雨どきは無理はできない
なぁ~と思った。

おはぐろ(鉄漿/お歯黒)という言葉をご存じだろうか。
時代劇などで、侍の奥さんの歯が真っ黒なのを見たことがあるかもしれない。
昔は、既婚女性は、歯に黒いものをつけて“おしゃれ”をしたらしい。
(現在は、肌の美白とか、歯を白くするのが流行のようだが・・・)
その日見たのは、二つのハグロ
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ハグロトンボ(羽黒蜻蛉)とハグロソウ(葉黒草)
どちらも湿気の多い藪や川べりなどに生息するという。
ハグロトンボ♂は藪の中をゆっくり飛んでいた。体の金属的な光が美しい。
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ハグロソウ【キツネノマゴ科 Dicliptera japonica】
は、唇の形がかわいい。
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その他に見たのは、ヒメウラナミジャノメ。小さい蝶だが、ヤブの中を
すいすいと飛んで来ては、ススキの葉の上で翅を拡げてくれた。
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やや明るい草地では、ベニシジミも見た。
この蝶の下のヒメジョオンの花びらに、緑の幼虫が写り込んでいた。
知らずに撮っていたが・・・
(気持ちの悪い人がいるかもしれないが、これが蝶のお子様の姿です。
 お子様も親と同様に愛してあげてください。)

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かわいいピンクの花が咲いていたのは、
イヌゴマ【シソ科 Stachys japonica】
犬が付くのは、蔑称かと思っていたが、ゴマには非ず、という意味で
否ゴマがなまってイヌゴマとなったという説を読んだ。

あ、それもありうるなぁと思った。犬は役に立たないものという蔑称は
ちょっと気になっていた。
イヌザンショとか、イヌホウズキとか・・・
「イヌゴマは、ゴマではないから、食べてもおいしくないよ」、
という警告として読める。

ハグロソウイヌゴマもどちらも日本の湿地、川べりの草むらに
生える雑草で、学名にjaponicaがついている。こういう植物を大事
にしないと、と思う。

ひと気の無い川べりをうろうろしたが、けっこう収穫があり、
楽しかった。

by tamayam2 | 2015-07-06 13:39 | 日々のできごと | Comments(10)

【735】ジャカランダの花

先月、新大久保の路地を歩いていたら、民家の庭に
紫色のきれいな花をつけた樹木を見た。
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よくよく見るに、ジャカランダの花らしく、ドキドキした。
亜熱帯地方に咲く花が、東京に!? ちょっと信じられなかったが、
新大久保は、外国人の多い町・・・ありうるかもしれない。

昨年2月にグアテマラに出かけたとき、ホテルの窓から町を見下ろすと、
大通りがまるで紫色の雲に覆われているように見えた。
それがJakaranda(マメ科ジャカランダ属)。スペイン語では、Jはハ行の発音
なので、ハカランダと言う。
過去ログからの写真。国立考古学博物館の庭で。
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南アフリカのプレトリアという都市は、一名ジャカランダ・Cityと
呼ばれるとか。インターネット上で見つけた見事な街路樹の写真。

日本でも宮崎市、熱海市で街路樹に採用されているそうだ。

世界三大花木は、ジャカランダの他に1.ノウゼンカズラ科の火焔木
(かえんぼく)私は、フィリッピンに住んでいたころ見たことがあるが、
緑の葉が出るより先に花で咲くので、樹木全体が文字通り火が燃えるよう。
熱帯地方では、きれいというより、暑苦しく感じていた。

2.マメ科の鳳凰木(ほうおうぼく)アメリカのロサンジェルスで見た。
幹もがっしりしており、目が覚めるよう。

街路樹に選ばれるからには、生育が早く、丈夫でなければならない。
ノウゼンカズラ科、マメ科の植物は、おしなべて強い。否、強すぎる
ほどの生命力にあふれている。東京・新大久保の街路樹が紫色に
染まる日が来るかもしれない・・・・
さて、
Yamyam町の近所を歩いていたら、こんな家があった。
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タケニグサ【ケシ科】という雑草を庭に野放図に生やかして・・・
かなりの背の高さになるばかりでなく、茎も葉もすべて猛毒。
折ると黄色い液が出て、肌につくとかぶれる。よく荒地などに生えて
いる雑草で、駆除するにも大変なしろもの。しかし、この家の塀の
上には、ネコが!作りものの猫だが、なんとなくユーモラス。

植物のことなんか、丸で無頓着な若者が住んでいるのかも
しれない。


どの家のお庭にもこぼれるようにアジサイの花が咲いている。
紫、青系統のアジサイも、水色・ピンクのガクアジサイも、
白い柏葉アジサイも・・・
Hydrangeaと英語で呼ぶがHydra-、Hydro-と付く言葉は、
みな水と関係がある。
アジサイが梅雨のころ咲くのは、うべなるかな。
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このアジサイは、少々盛りが過ぎたものか、
あるいは、こういう種類なのか・・・
さび色と言うのか、複雑な色合いのアジサイがある。
こういうのも、悪くないなぁ~と思う。

by tamayam2 | 2015-07-03 13:25 | 日々のできごと | Comments(8)

【734】個人的に気に入っている花々

忙しかった6月が終わり、7月に入りました。
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梅雨なので、庭の花々もぼちぼちですが、種から育てた
トウワタの花が咲いています。その種は、2014年2月にグアテマラに
出かけたとき、トウワタの莢(さや)がはぜて種がこぼれそうになって
いるものを見つけたので、ティッシュ・ペーパーに包んで持ちかえった
ものです。
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トウワタ【唐綿 Asclepia curassavica】
グアテマラ原産というわけではなく、日本の蝶園では、きっと植えてある
ものです。なぜなら、オオカバマダラの食草であるし、他の蝶にも
間違いなく好かれる植物。

(なるべくチョウの好きそうな植物を植え、蝶をおびき出し、家に居ながら
 にしてチョウを観察したい・・・というのが私の長年の夢なんです。)


昔の分類では、ガガイモ科だったが、今は、キョウチクトウ科に
属しています。キョウチクトウは毒性があるが、トウワタも茎を折ると
白い汁がでて、何となく怪しそうです。英語ではMilk-weed。
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花の作りが立体的と言おうか、濃いオレンジの部分が下向きで、黄色の部分が
立ち上がってとがっています。この部分が雄蕊、雌蕊のある部分なのでしょう。
ガガイモ科の花は、だいたい中心部が個性的で、造形的に面白い。
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先日出かけた富山県立植物園の温室で見た時計草の赤いもの。
アカバナトケイソウ【赤花時計草 トケイソウ科 Passiflora coccicea】
この花の中心部も突出しており、雄蕊、雌蕊の形がとてもユニークです。
時計の長針、短針に見立てて命名したのでしょうが、よく観察しています。
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昨年行ったグアテマラで、蝶や植物の図鑑を買いたかったのですが、
探すことができず、町の中心部の本屋さんで見たのは、コスタリカの
植物図鑑でした。近隣の国だから、ま、いいか、と思って買いましたが・・・
ざっと熱帯植物を紹介してある本ですが、調べものに役に立っています。
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グアテマラでは、植物の本もチョウの本も探すことができなかったのですが、
自国の自然にもっと誇りをもってもいいのになぁ~と思ったことでした。
自然の宝庫のようなところなのに・・・その渦中にいる人は、そんなことに
あまり関心がないのか、その日のことに追われ過ぎているのか・・・
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ギョウリュウバイ【檉柳梅 フトモモ科Leptospermum scoparium】
この花は、ニュージーランドではありふれた樹木でした。この花に群がる
ハチから採ったマヌカ・ハニーは、とても高価な蜂蜜です。
抗生物質を含んでいるとか。
マオリ語でManukaですから、マヌカ・ハニーと呼ばれるのです。

一度、庭に植えたことがあったのですが、枯らしてしまいました。
ニュージーランドに住んでいたときには、雑木扱いだったのですが、
今になって見れば懐かしく、庭に植えて近くで眺めたい花です。
同じフトモモ科のギンバイソウと同様、葉にもよい香りがあります。

by tamayam2 | 2015-07-01 15:09 | 日々のできごと | Comments(6)

【734】六月が過ぎ去り、七月が来る

東京地方は、梅雨時期。
まだ本格的な暑さではない。
クーラーを入れる日もあるし、肌寒く、長袖を羽織る日もある。
みな様のところでは、いかがでしょうか。九州地方は、豪雨が
続いていると聞いています。体調管理に気をつけてくださいね。
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ウチでは夏、昼食に、ザルソバ、ソーメンなど冷たい麺類をよく
いただく。年をとると、麺類をしみじみとおいしいと思う。
子供のころは、あんなもの、つまらないモノと思っていた。

特に、ソバ湯というのがイヤだった。
なんだか汚らしくて、それをズルズル飲んでいる大人たち!?
イヤ~ね、と感じていた。ソバ湯は、栄養的に、とてもよいモノ
だそうだ。今は、おいしいと感じる。
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さて、変体仮名で、1.ソバは「楚者」と書く。こんな
漢字、学校で習いません。でも、たいていの日本人は
読める。生蕎麦は、下のような漢字をくずしたものだそうだ。
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  「幾 楚 者」 信じられない漢字がその正体だった!
トジ蕎麦は、2.「登じ」と書いてあり、
ザル蕎麦は、3.「左に点々」で、「左る楚ば」。
天ぷらのプの字は、4.婦人の「婦」に丸がついてプと読ませる。
おもしろいなぁ~と思った。外国人はこんな字をを見て
どう思うのだろうか。
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さて、六月に興味が惹かれた植物を載せておこう。
富山に行ったとき、民家の戸口で割に背の高い植物をみた。
ルリヤナギ【ナス科 Solanum-melanoxylon】
ブラジル、ウルグアイ、ペルーなどで見られる花だそうだ。
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こちらは、富山県中央植物園で。
Asphodelus aestivus (ススキノキ科・ユリ科) ギリシャ神話では、
天国に咲く花と言われ大事にされているという。南欧が原産地らしいので、
ギリシャ、パレスチィナにも咲いているのだろう。聖書にも登場する。
ツルボランの仲間のようだ。私は、モンシロチョウを撮ろうと思って
レンズを向けたのだが、素敵な花だと後から気づいた。
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バーレーン国の切手にもなっている。
この清楚な花がさくアラビア半島は、今、けっして平和ではない。

冒頭のシダは、今年は、なんだか伸び伸びと葉を広げており、
幸せそうだったので、撮影した。亡母の置き形見。

このシダのそばの火鉢池の中で、メダカを飼っているのだが、
2匹の稚魚を見つけた。
新しい命が誕生することは、何にせよ、うれしい。

by tamayam2 | 2015-06-27 16:32 | 日々のできごと | Comments(2)

【733】アカボシゴマダラ

アカボシゴマダラと言っても何のことかわからないだろう。
赤星胡麻斑というタテハ科の蝶の名なのだが、この蝶について書く
のも、ちょっと恐ろしい。なぜかというと、これは、侵略的外来種に
指定されており、日本の蝶の愛好者の間では、敵視されている。
まぁ「お尋ね者のリスト」に入っているということですね。
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この蝶に出会ったのは、5月23日、東京小石川植物園でだった。
入園して、すぐひらひらと飛んでいるチョウに出会った。
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なんだか、丸っこくアゲハではないし、シロチョウでもないな、と
思った。地面に止まった姿から、アカボシゴマダラだと分かった。
この日は、この植物園の違う場所で、何頭か見かけた。
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東京・小石川で発見、ということは、東京のあちこちに広がっているの
かも知れない。インターネット上では、「○○地で、発見」という論文がたくさん
出ている。その書き方は、「困ったものじゃ」・・・という口調。
だから、「見てうれしい」とは堂々と言うことがはばかられる状況だ。

外国から持ち込まれこの蝶によって、在来種の存続の危機にさらされるという
ことらしい。限られた食草を短い夏の間に食べないと生き延びることが
できない蝶だからね。
外国から持ち込まれて、迷惑する例はたくさんある。でも狭い日本、
純国産品だけでは、生きられないだろうが・・・
韓国で流行っているという恐ろしい感染症も、今に日本に上陸するに
ちがいない。人々の往来があれば、仕方がない話なのだ。
うむ、むむむ・・・
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小石川植物園では、ウマノスズクサの種類をいくつか育てていたが、
外国産のものは、気候が合わなかったらしく生育が悪かった。その内、
オオバウマノスズクサはツルが伸びていて、花が咲いていた。これは、
ジャコウアゲハの幼虫の食草なので、私は、いつも気になっている。
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オオバウマノスズクサ【Aristolochia kaemferi ウマノスズクサ科】
緑のツル性の葉が涼やかなので、西洋では、よく建物に這わせたりしていて
おなじみの植物。
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以前は、見られたジャコウアゲハは、ここ数年見たことがない。
温室がないと難しいのかもしれない。その温室は、取り壊しの最中だったが、
新しいものが建つのだろうか。予算が乏しいので、募金を募っていた。
私もお金があれば、ポンと数千万円ほど寄付したいところだが・・・

東京には、外国人を案内するに足る立派な植物園がない。それは、
とても残念なことだ。
先日、私は、富山県に出かけたとき、富山県中央植物園に足を伸ばした。HPはここ
地方には、いくつか通りすぎたくない植物園がある。
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標本園の傍らに、一群れのナデシコが咲いていた。花びらに切れ目が多く、
きれいだなぁと思った。
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高山に咲くというセンジュガンピ(千手岩菲)によく似て
いるが、センジュガンピは、白色しかない。

ナデシコとインターネットで調べれば、女子サッカー・チームのことしか
ヒットしない。ああ、昔は、日本女性の美称だったのですよ。

by tamayam2 | 2015-06-19 07:08 | 日々のできごと | Comments(10)

【731】忙しい日には、ちょこっと散歩

このところ、忙しい行事が立て続けで、落ち着かない日々をすごして
おりました。忙中閑あり、ちょっと自然の中を歩きたくなって、
白金の自然教育園と、小石川の植物園をちょこっと覗いてきました。

暦は、少しずつ推移し、春から初夏に変わろうとしております。
昆虫たちの羽化も始まって、虫好きの私は、草地や雑木林を歩き回る
だけで、こころ愉しいのです。
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細かい花ですが、どことなく風情のある小花・・・調べてみたら、
これは秋の野を彩るマユミの花でした。
マユミ【檀 ニシキギ科 Euonymus hamiltonianus】
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これは、数年前、長野県戸隠で撮影した11月のマユミの実
春の花と秋の実をいっしょにして覚えておこう、とUpしてみました。
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また、今、自然教育園で、辺りによい匂いを漂わせながら、細かい黄色の
花を散らしているのは、イイギリの花だと分かりました。
イイギリ【飯桐 ヤナギ科 Idesia polycarpa】
雄花は受粉が終ると、みな落花してしまい、雌花だけに実がついて
(当然のことですが)、落花せずに木にとどまっているということです。
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昨年の11月ごろ、ご近所にイイギリの実の美しいお家があったので、
撮影したものです。

このように、春のめだたない花と、秋の美しい実はとても同じ樹とは思え
ないのですが、葉や幹の特徴と共に、覚えておけば、秋の実を見るときに
よい勘が働くようになるかもしれません。
秋の赤い実は、どれもこれも美しく、幻惑されるばかりで、頭の中が
混乱してしまいがちですから。
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自然教育園で見たチョウ、2種類。
アオスジアゲハウラギンシジミ
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今、いろいろな種類のウツギの白い花が咲いています。
アオスジアゲハは、この世の春とばかりに、ウツギの花で吸蜜しています。
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また、小石川植物園では、バイカウツギの花で、
オオスカシバがホバリングしながら吸蜜しているのを見ました。
オオスカシバ【スズメガ科 Cephonodes hylas】
翅が透き通っていて、胴体が太くブラシのような尻尾がついています。
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眼も大きくて、お顔を望遠レンズでとらえることができたので、
この虫に親しみを持ちました。
ハチドリのようにホバリングする姿は、とてもユーモラスです。

by tamayam2 | 2015-05-25 01:53 | 日々のできごと | Comments(17)

【730】両国散歩

先日、両国界隈をぶらぶらすることがあった。
江戸東京博物館で開催中の展覧会を見るはずだったが、
駅に降り立つと、入場制限実施中・一時間待ち・・・という立札が
あったので、家人は気がなえてしまったので、そこらへんをぶらぶらと
歩くことにした。
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両国駅の線路下の塀には、面白い絵が描かれてあった。
ダマシ絵風: 木立と白いハトの群れ。
何気ない下町の日常風景がなんだか幻想的に見える。

この電柱の質屋さんフクシマは、創業 が元禄二年! 
元禄二年は、1689年、将軍綱吉のころです。
ここの地番は、両国4丁目38番地。
何だか、それだけでワクワクします。

下町の路地を歩いていると、芥川龍之介の記念碑があった。
芥川(あくたがわ)龍之介は、この界隈で生まれている。

角を曲がると、マンション内だが、時津風(ときつかぜ)部屋の看板も見えた。
チャンコ鍋を食べさせる店もある。この辺りの住人は、玄関先の
植え木を大事にしておられるようで、鉢植えの花々がどれも手入れが
行き届いていて美しい。
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さらに進んで行くと、吉良邸跡というのぼりが見えた。
これが、忠臣蔵でおなじみの吉良上野介(きらこうずけのすけ)のお屋敷跡。
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元禄15年(1703年)12月の大雪の晩、赤穂四十七志が、静々とこの屋敷を
とり囲んだ…あの討ち入りのシーンを思い起こす。
近くの民家のガレージのドアにこの晩の絵が描かれていた。
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近くの回向院(えこういん)には、たくさんの人が集っていて、縁日のように、
出店も出ていた。
そこで見た、♪南京 玉すだれ♪(なんきんたますだれ)・・・演じる人たちは、お年寄りが
多かったが、ガイジンさんが足を止めて珍しそうにみていた。
  ♪アさて、アさて、アさて、さて、さて、さて、さては 南京 玉すだれ。
   チョイと 伸ばせば、おらが 在所の ご門で ござる。
   おらの 在所の ご門が、お目に 止まれば、炭焼き小屋へと 早がわり・・・

国技館のほうへと足を伸ばす。カラフルな幟旗が皐(さつき)の空に、
はためいている。お相撲さん名前はなかなか読めないけれど・・・
日馬富士関(はるまふじ)ぐらいは、私でも知っている。
どうしてこんな変わった読みかたをさせるのだろう??
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そう思っていたら、人だかりがして、向こうから本物のお相撲さんが歩いてきた。
色紙にサインをしながら、歩いている・・・。
人ごみに押されて、少しブレでしまったが、この方は、境川部屋、豊響(とよひびき)
じつは、浴衣にお名前が書いてあったので、わかったのです(汗)
やっぱり、お相撲さんは、大きいなぁ!

私の相撲知識は、その程度です。

by tamayam2 | 2015-05-13 17:18 | 日々のできごと | Comments(4)

【729】久しぶりの銀ブラ・・・小さなコミュニケーション

銀座の歩行者天国からしばらく遠ざかっていた。
久しぶりの銀座通り。松坂屋のビルが建て替えのため、ぽっかりと空地に
なっている。外国ブランドのショップが増え、外国人の姿が目立つ。
四丁目の角には、相変わらず、ご自慢の犬を連れた人も大勢。
犬を見せたい人、見たい人・・・ちゃんと需要と供給のバランスが
とれているような気がする。
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道路の脇に、イスラム圏の女性が数人立っていた。
ヒジャーブというのだろうか、頭の被り物をして、長い衣に身を包んでいる。
汗ばむような陽気の中、顔以外、身体をすっぽり覆う民族衣装を着て暑くない
だろうか、などとぼんやり考えながら通りの反対側から眺めていた。
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衣類は伝統的ながら、みな片手にスマホを持っている。
と、その時、
向こうから着物姿の女性が、これまた、スマホ片手に歩いてきた。
イスラム圏の女性が、つ、つっと近づいて行って、
「写真を撮らせてください」と交渉している。
・・・交渉成立・・・
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互いにスマホで写真を撮りあいながら、なごやかに談笑。
こういう会話を、何語でしたのか・・・よくわからないけれど、
対岸から見ていて、なんだかほほえましい姿だった。

知らない者どうしが、ちゃんと交渉し、話が通じているのだ。
スマホを通じて、そういった未知の人とのコミュニケーションに
習熟しているのだろうか。
面識のないイスラム圏の人と着物姿の女性が、くったくなく談笑している姿は、
やはり、じつに今日的だと思った。
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さて、銀座四丁目の山野楽器店前で見たこちらの青年は、おもしろい方法で
銀座通りを行く人々を撮影していた。
小さな自家製の滑車に載せたカメラを静かに移動させながら、
道行く人々の動画を撮影しているのだ。
とっても興味深かったので、声を掛け、撮影した動画を見せてもらった。
低い位置から撮影しているのに、足もとだけではなく、通行人の全貌が映っており、
かなりドラマティックな映像が撮れている。

私は感心して、彼にお礼を述べた。
小さなコミュニケーションだったが、
私も銀座のホコ天に集う人を定点撮影しており、なんだか共通の関心を
持つもの同志の喜びを感じることができた。

知らない者どうしが、声をかけ合うのは、ちょっと勇気がいる。
でも、こういうパブリックの場所で、ホコ天のようなスペースなら、
なんとなく普段の垣根を乗り越えられる気がした。
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銀座通りにしっかり陣取っているおなじみのApple Store.
ちょっと入ってみたが、若い人々でいっぱい。
更に奥へ進む気力が失せるほどの混雑ぶりだった。
店頭のApple Watchだけ、撮影して撤退。
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大きな旅行用トランクを引きながら歩いているガイジンさんをたくさん見かけた。
トランクにまだタグがついているところを見ると、
日本での買い物がいっぱいで・・・さらに、運搬用のトランクが必要なんでしょうね。

by tamayam2 | 2015-05-07 00:22 | 日々のできごと | Comments(10)