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【779】東京点描・6月から7月へ

いやぁ~ 暑くなりました。東京は、まだ梅雨明けではありません。
そろそろね。
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Tamayam2はあちこち都内を動き回っております。
① これは、北千住からバスに乗って出かけたときのこと。
  車窓から、非常にレトロな建物を見たので、帰りにバスを降りて、
  撮影してきました。「大橋眼科」という今も開業中の目医者さん。
  あ~、目が悪くなったら、ここに通って、内部も撮影させて
  もらいたいものだ。
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  調べてみれば、この建築自体は、1982年の建築。元の医院は、
  1917年(大正6年)に、当時の大橋院長が、ドイツ民家ふうの建築を
  建てたそうです。その方は、亡くなって後を継いだ鈴木という眼科医が、
  初代の建築の面影を残すように考えて、再建されたそうです。
  一つ一つ、古い洋館の材料を集めて…。なかなかよい話ではありませぬか。
  ぺらぺらの洋館まがいが多い中で、じつに本格的。
  下町には、そういう奇特なお医者様が住んでおられるようです。

② 先週は、六本木のミッドタウンを通りました。無機質な地下通路に
  丸い大きな大理石がころん、と転がっているのは、なんだかいい感じ。
  そこを通るとき、ちょっと触れてみたい気がします。
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  天井近い壁に、水に染みのような影が見えるのは、ガラス天井を
  クリーニング中だからです。梅雨明け間近の風景です。
  安田侃作「意心帰」2006年

③ アメリカ西海岸の娘宅に、こんな黄色のトラ模様のチョウが現れたと
  連絡がありました。チョウの話など特にしたこともないのに、へっへ、
  だんだん彼らも私の趣味に感化されつつあるなぁ~、とニンマリしました。
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  調べてみれば、Tigar swallowtailという割に普遍種だった。
  娘の夫の故郷コネティカット州(東部)では普通に見られるとか。
  ともかくトラフ(虎斑)、つまり虎のような模様が特徴的です。
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  日本では見たことがない種類でうれしかった。今後は密かに
  彼らをこの世界に誘い、昆虫の話をしてみたいものです。
  Papilio rutulus【アゲハチョウ科】

④2日土曜日、所用があって新宿西口から、南口の高島屋へ向かっていた。
 いつものように、サザンテラス側から橋を渡ろうとしたら、な、何だ!
 手前に広い空間ができていて対岸の高島屋まで徒歩で行けるではないか!?
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その空間には、すてきな花壇まで広がっていて、子供たちがSHINJYUKUの
ロゴの周りで遊んでいた。MIRAINA TOWER(未来なタワー)という新名所。
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「未来な」という新しい造語を一つ覚えた。(個人的には、こういう創作を、
 あまり評価しないが・・・)

⑤そのMIRAINA TOWERの前には、美しい人口庭園が造ってある。
 その下は電車の走る線路なので、言ってみれば“空中庭園”である。
 そこに植栽されている植物の中で、ひときわ涼し気で美しい花を
 咲かせていたのが、この写真のセイヨウニンジンボク。葉をもむと、
 よい香りがする。西洋では女性ホルモンの漢方薬として使われる。
 私が初めてこの植物を見たのは、トルコの古い遺跡でだった。
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 珍しい植物だなぁ~と思って葉を一枚採って香りをかいでみた。
 それが、大都会の“空中庭園”に植わっているとは!?
 なんだか不思議な気がする。
 Vitex agnus-castus(シソ科)英語は、Chaste tree
下の2枚は、2008年8月に初めてトルコを訪問したときのもの。
ベルガマのアクロポリス神殿近くの円形劇場のあたりで。
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 この植物の原産地は、南欧、西アジア、南アジアということだから、
 トルコにあってもおかしくない。“空中庭園”の下は、JRの電車が
 走っている線路なので、乾燥と暑さに強い植物である必要がある。
 セイヨウニンジンボクは、その条件によく適応しているのだろう。

by tamayam2 | 2016-07-04 18:14 | 日々のできごと | Comments(2)

【778】メダカの飼育・ネコの点滴

2011年ごろからメダカを飼い始めた。夏は、庭に火鉢池を
作ってやって、冬期は、室内の水槽の中で飼育する。
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4月に外に出したメダカは、10匹いたのだが、
5月に2匹の赤ちゃんが生まれていることを発見。2匹を隔離した。
そうしないと、親の世代に食べられてしまう危険性があると聞いたので。
6月に入って、何匹かが死んでしまった。
理由は、わからないが水質が悪くなったのかと思い、
もう一度水の入れ替えをした。今は、体長3㎝~3.5㎝ぐらいの親世代が8匹いる。
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その世代が産んだ2匹の子供は、始めは糸くずのようだったが、
今は、1㎝3㎜ぐらいになった。少し赤っぽくなってきた。(囲みB)
最近、また糸くずのような赤ちゃんを発見!(囲みA)
よ~く、みないとわからないほど小さい(3㎜ぐらい)だが、活発に泳いでいる。
毎日、3つの水槽のメダカがちゃんと生きているだろうか、と
調べるのが日課になった。メダカは小さくても眼がピカーっと光っていて
かわいいのだ。
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小さな子供用の水槽にやってきたカゲロウ(?) クサカゲロウかな??
追記) 通りがかりのおじ様によりますと、これは、キイトトンボCeriagrion melanurumのオス
    だそうです。

    お教えいただき本当に感謝しております。 Tamayam2

私の誕生日に、孫が絵を描いて送ってくれた。
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9歳のKyoko(Laura)は、乗馬を習っているので、ふだんから馬をよく観察
しているのだろう。子供の描いた馬としては、よく特徴をつかんでいる。
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7歳のAyako(Carrie)の絵は、飼っているネコの絵だ。
眼にまぶたが描いてあるのは、ネコが老齢のため、大きく愛嬌のある丸い眼
ではなくて、ぼんやりとした眠そうな眼だからだろう。よく観察しているなぁ~。

ヒトも老年になると、眼力(めぢから)が弱くなる。視力が弱いというのでは
なくて、どこを見ているのか、なんとなく印象がぼやけた眼になってしまう。
しょうがないのだろうな~

このネコは、いま、点滴を毎日しているという。
私どもが滞在中は、2日に一回だったが…もう15年以上にもなるのだから、
そろそろその時期が迫っているのであろう。
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でも、家族総出で点滴をしてやっている。「さぁ~、やるよ」とママが
かけ声を掛けると、Kyokoがネコの体を押さえている。Ayakoが椅子に
乗って点滴の管から流れ出る液体の落ちるスピードを調節する。
終わるまで、家族が協力して黙々とこの作業をしている。ネコは、じっと
おとなしくなされるがままに従っている。とても印象的な光景だった。
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by tamayam2 | 2016-06-28 15:51 | 日々のできごと | Comments(10)

【777】カメムシは面白い、むずかしい

先回【706】で、ウチのルリイロトウワタに来る虫について、名前が
わかりません、教えて!!とSOSを出したところ、
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その道の先達者、smallcreatureさんから、Aツノアオカメムシではないか?
とご指摘をいただき、その岐阜大学のサイトを見てみると、ウ~ム、これじゃ!と
膝を打ったのです。
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(http://chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/html/kyo/seibutsu/doubutsu/05kamemushi/kame/tsunoao/03.html)

しかるに、その後で、私の友人、echalotelleさんが、もしや、Bクサギカメムシ
ではないか?と、虫ナビの写真を示してくださった。
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(http://mushinavi.com/navi-insect/data-kame_kusagi.htm)

左下の写真を見て、ウ~ム、これ、これじゃ!

Aツノアオカメムシ
にも見えるぞ。

Bクサギカメムシ
にも見えるぞ。

どちらも幼虫らしいのだが、Aの成虫は確かに青い。

Aも、Bも、触覚の中心部と、後ろ脚の中心部が 白いことが共通している。
う~む???

Bだと、相当の害虫らしいので、駆除が必要だと思っていたら、
今朝は、まったく姿を見せないのだった。

きっと、私の捜索の手がだんだん近づいてきたのを、奴らは察したに違いない。

いずれにしましても、smallcreatureさんechalotelleさん、
よいアドヴァイスをありがとうございました。
更に調べてみます。
感謝!

追記) 私もsmallcreatureさんも、尊敬する、この道のベテラン、通りすがりのおじさまが
    ごゆるりと登場してくださり、この議論に決着をつけてくださいました。本当にありがとう
    ございました!
  審判: これは、クサギカメムシの3齢です。
     クサギカメムシは全国的に見られる超普通種のカメムシで、その匂いはトップ3に
     入るくらいの臭さです(^_^;)




by tamayam2 | 2016-06-19 19:26 | 日々のできごと | Comments(10)

【776】最近見た虫たち

最近、家の周り、出かけた先々ていろいろな虫たちと遭遇した。
幼虫など、FacebookにUpすると、気持ち悪がる人が多いので、
この種の話題を避けている。変人と思われかねないですからね(笑)
ハンゲショウ(ドクダミ科)
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①野川で
スジグロシロチョウをたくさん見た。 ヤマトスジグロシロチョウかもしれない。
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ドクダミハンゲショウが生えるころは、虫の季節を告げる序曲。
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②ウチのメダカ池に落ちていたビロードハマキガ。 下は開翅したところ(Websiteより)
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 始めはちょっとぐったりしていたが、救出後、どこかへ去っていった
 から、回復したのだろうと思う。こんな美しい蛾をみることは珍しい。
③目白学習院の校庭で。ミズイロオナガシジミ じっと見ていたが、
 まったく開翅してくれなかった。ものの本によると、鳥が黄色の部分を頭だと
 間違えてつついても、「残念でした!」、そこは、尾っぽなのです。そうやって、
 敵から身を守るのだそうです。
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④小石川植物園で、 サトキマダラヒカゲ
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⑤荒川生物園で、 
 これは、じっと見ていたら、しばらくして開翅してくれた。ヒメジャノメ
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 園の中で飼われているチョウだからだろうか。
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 こちらは、戸外の木立で。ヒモワタカイガラムシ。珍しい。
 きっと園芸家には、大敵なのだろう。
⑥ウチの猫額大の庭。今年もツマグロヒョウモンの幼虫がスミレを
 丸かじりしている。今朝は、2個も丸い置き土産をおいていった。
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 これは、名前が分らない虫。ルリイロトウワタのサヤのところにいる。
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 害虫なのだろう、名がわかる方は教えてください。
 特徴は、後ろ足、ヒゲの真ん中へんが白いことです。

by tamayam2 | 2016-06-18 07:42 | 日々のできごと | Comments(8)

【770】昆虫好きの虫がうごく

Facebookにかまけているうち、連休も最終日を迎えました。
教会のお役で、「長老」というのをやっていますので、(たしかに老人ですが)
年度末、年度始めは何かと書類の整理が忙しかったです。
連休は、ただただパソコンに向かって書類の整理をしていました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
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親戚が熊本におり、被災して、娘の住む岐阜県に避難してきました。
聞きしにまさる被害で、こちらも心痛みました。
早く余震が収まるように祈るはかりです。
被災してすぐ娘のところに保存食料を送りました。やはり、助かったようです。
その後、何はともあれ「薄いものが一番」という亡母の言葉を思い出し、現金を
送りました。これが今一番ありがたいのではないでしょうか。
今後も様子をみてこの方針で行く予定です。

例によってFacebookに出したものの中から。
①池袋のお教室へ向かう小道で、アゲハが数頭バタバタと群れて
 いました。あれれ…と目を丸くして見ておりますと、全部で
 6頭、束になって地面近くを飛んでいました。
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 一体、何があったのでしょう??
 今日はなんだか幸先よいなぁ~と思いました。
②お教室の帰りに、朝そんなことがあったので、もしや、チョウが出ているかも
 しれないと思って、また、小石川植物園に立ち寄ってみました。
 一週間前に出かけたばかりですのに、やはり、自然は変化していました。
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 赤いキリシマツツジがきれいに咲いている小道を歩いていきますと、
 ピンとくるものがありました。黒いものがちらちらしています(!!)
 チョウを待つときは、自分を回りの景色に同化させて、じっと
 固まって待つのみです。その時の祈るような気持が通じたのか、
 黒いものがすぅ~と私の目の前のツツジに止まりました。
 何枚か撮ったのですが、こちらがうろたえて、よいものはこれ一枚!
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 カラスアゲハ(Ppilio  dehaanii)
③これは、また別の日。野川のほとりに出かけて行ったときのこと。
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 ビロードツリアブというのが見たいなぁ~と思っていたら、目の前に
 アブが静止したまま飛んでいます。その撮影は、非常に難しくあきらめました。
 これは、ビロードツリアブがどうかわかりませんが、針をもっていそうなので、
 撮影しました。
スジグロシロチョウ(Pieris  melete)
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 コンロン草という初見の花にも スジグロシロチョウが!この日一番たくさん見たチョウです。
 キイチゴの種類、いろいろありますが、いま、野川のあたりは
 このクサイチゴの天下!秋に実がなるのが楽しみです。
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by tamayam2 | 2016-05-05 09:48 | 日々のできごと | Comments(8)

【768】蝶の季節到来!

4月に入って春らしい日があるかと思えば、ハーフコートが
ほしいようなはだ寒い日もある。4月12日、池袋のお教室の帰り、
ちょっと小石川植物園に立ち寄ってみた。
地下鉄丸の内線茗荷谷駅から、文京区のコミュニティ・バス「Bぐる」
で、共同印刷まで。帰りは、そこから、地下鉄春日駅まで。
このようなルートを発見して行きやすくなった。

①さて、今日の発見は、クロアゲハ♀
Papilio protenor 【アゲハチョウ科】
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)がいっぱいの林の中で、黒く大きな
ものが飛んでいるように見えた。
蝶かな~と思いながら、しばらく様子をみていると、足元のすぐ近くに
止まった。 うっとりとした!
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②ツマキチョウ
春先の一時期に観察できるツマキチョウ。
Anthocharis scolymus【シロチョウ科】

裏翅の模様を、草刷り(くさずり)模様という。以前から見たいと思っていた。
先日、初めて撮影できた!
薬草園の辺りを見て歩いているとき、モンシロチョウばかりが多いなぁ~と
思った。しかし、よく見れば、蝶の動きが直線的でとても速い。
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しかも、翅の先がかぎ状に曲がっているではないか。はて??
翅の端がちらっとオレンジ色に輝いているように見えた!
あっ、もしやツマキチョウ(褄黄蝶)!?
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余りにも縦横に飛び回るので、眼が疲れてしまうほどだった。
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「少しは、止って!」・・・一頭が小枝に止まって、静かに翅を閉じた。
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蝶も疲れたのだろう、すっかりお寝みモードになって迷彩色のような
草刷り模様が全身を覆ってしまった。
周囲の草色に溶けこむように。完全なカムフラージュ!
こころ踊る観察だった。

③ビロードツリアブ
8日、白金の自然教育園で、初めてお目にかかったTさんにビロード
ツリアブのことを教えてもらった。その日は、撮影できなかったのだが、
小石川で、撮影できた。お尻のあたりが、ビロードのような毛が生えていて、
針をもっているアブ。
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飛翔しているのは、撮影できなかったが、多分、
これだろうと思う。春先の一時期しか見られないとTさんが言っていた。
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④クロアゲハが見られた林の中では、いろいろな花木が花を咲かせて
いた。その一つがカリン(花梨)【バラ科】Pseudocydonia sinensis
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丸く窪んだ花びらと、麗しい幹の模様、サクラのように豪華ではないが、
こころ惹かれるものがある。
自然観察ができて、本当にしあわせ!

by tamayam2 | 2016-04-15 16:55 | 日々のできごと | Comments(8)

【767】四月、春近し

各地で桜だよりが聞かれ、どこそこのサクラはどんな様子
だったという報告がFacebookでよく聞かれる話題。
私は、3月末からの風邪がぐずついていて、なかなか外出する
気分になれずにいた。

過去のサクラの話。2009年に当時ワシントンD.C.の
娘の家を訪問したとき。2番目の孫娘が生まれたので、
顔を見に出かけた。以下、Facebookより・・・
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①アメリカ在住の娘は、植物のことに特に関心のない
フツーの人。なのに、私が「このサクラ、何の種類かなぁ?」と聞いたら、
即座に「Kwangzan!」と答えた。
サクラには、いろいろな種類があるが、日本では圧倒的に染井吉野が多い。
Kwanzanは関山というサクラの種類。
上の写真のように、やや濃い色の八重の花が咲く。
 私が驚いたのは、彼女が「かんざん」と発音したのではなく
「くゎんざん」と発音したこと。
確かに昔、「関」という字は、「くゎん」と発音した。
観音とか、完成とか…明治、大正時代の発音なのだ。

今は、ワシトンはサクラの名所となっているが、それは
1912年(明治45年=大正元年)日米友好のしるしとして、
日本がサクラの苗を贈ったのが始まり。
米国人から「アケボノ」とか「フゲンゾウ」とか
サクラの種類を教えられると、不思議な気持ちになる。
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②当時の写真を検索していたら、野鳥の写真が見つかった。
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アメリカで最もありふれた、どこにでもいる鳥は、
アメリカン・ロビン Turdus migratorius 【ツグミ科】
ヒヨドリぐらいの大きさ。でも、日本では見たことがない。
日本にもいるのかしら?和名:コマツグミ 

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ヨーロッパには、European Robinという小型の鳥がいる。(上の写真)
よくクリスマスカードなどに描かれていて、かわいがられている。

今年になって、身の周りの小鳥たちも私の関心の対象になってきた。
「身近に見られる野鳥は、たった(!)100種ぐらいだから、覚えなさい」、と
友人に言われたので、頑張っているが、なかなか・・・

③先日、目黒区の自然教育園を定点観測しておられるTさんから、
お誘いを受けたので、開園に間に合うように出かけた。
9時10分前なのに、すでに10人ばかりの方が、カメラを手に
待っていらっしゃった。Facebookの写真で見て知っているから、
すぐTさんのことがわかった。
その他、「常連さん」というお仲間も何人か。
みなさんにご挨拶して入園。

お話によると、①花専門  ②鳥専門  ③蝶専門  ④特殊機材での
撮影専門などなどいろいろな方がいらっしゃるらしい。みな、適当な距離を保ちつつ、
出会えば、互いに声を掛け合う。そういう距離の保ち方がなかなか爽やかだった。
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③歩き始めて5分も行かないうちに、茶色のシジミ蝶を見つけた。
私にとって、今年初めての蝶! 心が躍った!
ムラサキシジミArhopala japonica
地面近くの葉の上で吸水。私がその辺りの植物に見とれていたら、
Tさんが「ほら、こっち見て!」と呼ぶ。
開翅して角度が変わったら、茶色と思っていた翅が、
な、なんと金属のようなコバルト色に光っているではないか!
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「構造色」といって、光線や見る角度によって、色が変化する。
じゃぼん玉の色、CDの表面の虹色・・・光の色なのだ。
のっけから、楽しい発見があり、こころ豊かな半日を過ごすことが
できた。

by tamayam2 | 2016-04-07 13:08 | 日々のできごと | Comments(4)

【766】受難週によせて

Face Bookに掲載した小記事より、4つ選びました。
3月21日から26日、キリスト教では受難週にあたります。
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①3月18日
風邪を引いてぐずぐずしていたが、近所の友人宅まで出かけた。
通りがかりに見た目も覚めるような紅色のサクラ。
これは、緋寒桜(ひかんざくら)と言う。しかし、
同じころ咲くピンク色のサクラ、彼岸桜(ひがんざくら)という
ものがある。たった一字「か」/「が」の違いなので、
紛らわしいからと言って、緋寒をさかさまにし、
寒緋桜(かんぴざくら)と言い換えた。
・・・だんだん複雑になってきて、頭がごちゃごちゃする。
さてこのような目も覚めるよう赤色を緋色というようだ。
英語だと、スカーレット(scarlet)、
日本語だと、茜(あかね)色。
現代人なら、ワイン レッドというかな~

花見の名所に行かずとも、こんな美しい桜が見られて
気分が弾んだ。
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②さて、我が家では、冬になると野鳥が来る。
始めはメジロが来て、みかんを突いていたが、
この頃は、来なくなった。それは、このヒヨドリ
メジロを追い払い蹴散らかすからだ。
“性悪”のヒヨドリだが、毎朝来て餌をねだるものだから、
餌場にリンゴ、ミカンなどを置いてやる。
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21日、一年間にいただいた郵便物の切手をはがしていたら、
うちのヒヨドリによく似た鳥の切手が見つかった。
スイスの切手。切手の下に書かれた小さい文字、
Monticola  saxatilis をたどって調べてみれば、
コシジロイソヒヨドリ」ということだった。
きちんと学名が記されているこういう切手を私は、好む。
日本の切手には、あまり見ないなぁ~

③カンピザクラを見た同じお寺の境内で、美しい白モクレンを見た
割に低い位置に花が咲いていたので、花のしべを覗き込むように
して撮影した。
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撮影したものを見たら、なんだかオキーフの絵のようだったので、
ちょっと絵画風に加工してみた。
「Georgia O’Keefe(1887-1986)というアメリカの女流画家。
オキーフは、花を画面いっぱいに描く。
とくに、花のメシベを中心に。
花のいちばん芯に当たる部分は、大事な部分だけれども、
そこだけがクロ―ズアップされると、見る者は想像力の
スィッチが入って、空想の世界に遊ぶことができる。
かつてそういう手法で、花の絵を描いた人が
いなかったものだから、彼女の絵は注目を浴びた。」
下は、オキーフの絵。
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そうFaceBookに書いたら、エロスだの、官能美だのいろいろ注釈
する方があって、困った。私は、そういうことを言っているのでは
なく、絵は人それぞれに解釈したらいいと思うので、コメントに
返事を書かなかった。
オキーフは、花のクローズアップの絵だけでなく、アリゾナの砂漠に
転がっている動物の骨の絵もずいぶん描いている。
生と死が彼女のメインテーマであったのだろうと思う。
ちょうど、彼女が脚光を浴びていた1980年代に、私は、カナダの
大学で美術史をとっていたので、とっても懐かしい。
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④風邪がぐずついて、伏っていた日、ベルギーのブリュッセルで、
またしても、ISのテロがあった。
ブリュッセルは、ドイツに住んでいたころ、よく出かけた都市なので、
こころが痛む。
フランス語圏とオランダ語圏に分かれており、たくさんの移民を擁する
国際都市。EUの本部もある。そこに住む真面目な勤労者を
襲って、どんなよいことがあるのだろう。
本当に、やるせない思いだ。
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写真は、ブリュッセルの中心、グランプラスの脇道にある銅版。
当時の写真を捜していたら、ピラカンサの実をついばむアムゼル
の写真が見つかった。
アムゼル(Amsel 独)、メルル(Merle 仏)、日本語では、クロウタドリ
日本では見たことがないが、人によく馴れていて、とても美しい声で
鳴く鳥。西洋では、スズメと同じぐらいよく見かける鳥である。
Turdus merula【ツグミ科】

by tamayam2 | 2016-03-24 19:59 | 日々のできごと | Comments(2)

【765】3月の日々

3月に入って暖かかったり、急に寒くなったり・・・
みな様はいかがお過ごしでしょうか。

3日、私は、南足柄市にあるOさんのお宅を訪問、
たくさんのユキワリソウ【キンポウゲ科】を見せていただいた。
Oさんとは、このBlogを通じてのお付き合いで、一年ほど前に
初めてお目にかかった。
1973年生まれとおっしゃっていたので、私の子供ぐらいの
年齢。しかし、ユキワリソウに関しては、私の師匠。
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小田原から大雄山線というのに乗り換えて行ったのだが、
そこに開ける大地と丘が彼のField.  少し歩いただけで、
たくさんの野草が見られそうなワクワクする土地でした。
まだ冬枯れの景色が残る斜面を歩きながら、ぜひ、また
訪問させてください、とお願いしてしまった。
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小さいせせらぎのほとりでみたネコノメソウ
私は、この花が好きなので、とても感動した。
こちらは、2012年に八王子市で見たヨゴレネコノメソウ
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雪割草は、いろいろな和名があって混乱するが、Hepatica
という学名で呼ぶ。肝臓の形をした葉が特徴的だから。
Hepaticaとは、肝臓というラテン語。
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私が、ドイツでGさんと知り合ったのもこの花がご縁だった。
(以前にも書いたことがあるような気がするが・・・)
復活祭が近い3月のある日、彼女が私の職場に訪ねて来て、
このイースター・エッグをくださった。卵に描かれた絵を見て
すぐに、この花が何の花かわかった。
「あ、Hepaticaですね! 私、この花が好きなんです。」と反応した。
ドイツ語があまり上手でない私でも、① ~は~です。
② ~は、~が好きです。 という基本構文だけは間違いなく
言えたわけです。学名を知っていてよかったと思った経験は
山ほどあるが、絵を見ただけで、Hepaticaとわかったのは、
この植物の葉が肝臓の形をしていたからである。生物学的に
正しい描写だったからなのだ!
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私が今かかっている歯医者さんは、御徒町にある。
この辺りは、私が住んでいる山の手とは、ずいぶん感じが
違っていて、辺りを歩くのが楽しくてならない。だから、
歯医者さん通いは、そんなにやっかいな仕事ではない。
11日、気分がよかったので、ちょっと足を延ばして不忍池から
池之端のほうまで歩いた。動物園へは、正門以外にも西門からも
入ることができる。
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両生類・爬虫類館のそばの欄干から、陽気の良い日だったら、
ワオキツネザルが外の浮島のようなところにかたまっているのが、
見えるはずだ。もしや、と思って行ってみると、はたして、7,8頭の
ワオキツネザルが上半身を西の方向に向けてじっと、夕陽を
見つめて座っているのだった。どの個体も同じようにお腹を太陽に
向け、静かに座っている。お腹に西陽が当たるのが、よほど
気持ちがよいのだろう。見ている私も気持ちがなごむ光景だった。
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沼袋の住宅街を歩いていたら、塀のわずかな
隙間から、ツタバウンラン(蔦葉海蘭)のツルが
伸びていた。黄色の花がまるで眼のように、こちらを見ていた。
Cymbalaria muralis【オオバコ科】
園芸家には、嫌われ者だけど、春の息吹を感じた。

似た植物に、カキドオシ(垣通し)がある。
Glechoma hederacea【シソ科】こちらも垣根を通過してどこまでも
伸びる。私は、この二つをずっと混乱していたが、この日、黄色の眼を
もつツタバウンランを見て、カキドオシの花とは、はっきり違うことを
知った。カキドオシの花は、他のシソ科の植物のように筒状で、
黄色の眼がない。

こんな簡単なことを知るにも何年もかかるのだ。 ったく!

by tamayam2 | 2016-03-17 19:48 | 日々のできごと | Comments(8)

【764】春先のタウン・ウォッチング

先日2月27日に六本木にある東洋英和女学院
行われたコンサートに出かけた。

それに先だって、神保町で昼食をとろうということにした。
神田・神保町のすずらん通り。
午前11時過ぎだというのに、もう列ができていた。
  【 スヰート ポーヅ 】
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餃子と包子、どちらも似たようなものだが、違うの
だろうか。私は、看板の表記に関心をもった。
ヰやヅ…普段、あまり見かけない字ですね。

中国語のピンイン(拼音)では、包子Bāozi 餃子Jiǎozi
スヰート包子というのだから、餡マンのことかな??

私の関心事は、餃子よりもむしろ表記のほうなのですが・・・
ヰは、ローマ字入力では、wiで、ヅは、duと打つと
出てくる。
イとヰ、または、は、ヅとズの発音は同じなのか違うのか?
知り合いにチズ子さんもいるし、チヅ子さんもいる。
このようなことを、FaceBookで書いたところ、
かなりの反響があった。

たいていの人は、この界隈には、大陸風の変わったシナ料理を
食べさせる店が昔からあった、懐かしいというもの。

本当に、神保町の角には、救世軍があったり、岩波ホール
があったりする場所で、ちょっとエキゾチックな町並みが
おもしろい。主人がこの近くに勤務していたこと
があって、当時よく通っていた別の中華店で食事をした。
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そこから地下鉄で、六本木の東洋英和女学院へ。
いま、朝の連続ドラマ「朝が来た」のヒロイン、
広岡浅子というスケールの大きい女性と
以前の連続ドラマ「花子とアン」のヒロイン、
村岡花子の展示を、たまたま東洋英和史料館で見て、
面白く感じた。広岡浅子は、日本女子大学の設立者
でもあるし、スケールの大きい実業家。
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村岡花子は、東洋英和女学院の卒業生、明治から大正にかけての
知的な女性のはつらつとした活躍ぶりがまぶしいほどだ。
企画展のリンクはここ
ヴォ―リス(William Vories1880-1964)のディザインに似せて
作られた学院の扉。
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ホールのパイプオルガン。
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そして、3月、友人のお玄関先でみた、紙細工のひな人形。
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その方のお宅には、立派な段飾りのお雛様があるそうだ。
それを出すお座敷もあるのだが、肝心の孫たちが、
そろって受験中。受験が終われば、スキー旅行だ、卒業式だと
いそがしい。
雛飾りを出して、ちらし寿司でもこしらえて祝ってやりたい
けれども、若い人は、関心なし!
さびしいわ~と彼女は語った。

そう、時代がそういう悠長な時の過ごし方の価値を
認めなくなったのか…。いろいろな行事は・・・
ひな祭りも、ヴァレンタインも、花見も・・・和も洋も
ごっちゃまぜになって商業的なものに支配されてしまった・・・
そう嘆く友人の話にひとしきり耳を傾けた。

by tamayam2 | 2016-03-07 08:18 | 日々のできごと | Comments(6)