カテゴリ:日々のできごと( 488 )

【802】中井の「染の小道」

自分が住んでいる場所の歴史は、あんがい知らないものだ。ウチの近くに
妙正寺川が流れていて、新宿のほうへ行くと神田川になる。新宿の手前、
落合・中井辺りは、戦後は染物屋さんが軒を連ね栄えた町だったという。
中井に住んでいるYさんの案内で、25日は、かつての染物の町、
中井の「染の小道」を歩いてきた。
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いつもの川にたくさんの染物が飾られて…着物姿の人が散策し、こまやかな手仕事
の技をたくさん見せていただいた。
最寄り駅:西武新宿線・地下鉄大江戸線「中井」、地下鉄東西線「落合」。
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昔は、きたないドブ川だったが、今はきれいになっていた。カモたちも
日向ぼっこをしていた。しもた屋風の家を履物を脱いで入ると、みごとな作品の
数々を見せていただけた。狭い日本の家屋だが、うまく工夫してアトリエとして
改装している。特に関心したのは、この催しものは、たくさんの若い人が参加して
いること。造形大学の学生さんや、若い造形作家など。
若い人が何かやってみたくなるような”仕掛け”を仕掛けた人は、えらいなぁ~
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こちらは、山手通りから見た全貌。

16日、友人と銀座で会って、軽食をいただいた。
銀座駅の数寄屋橋交差点のところに新しいビルが建っていて、銀座東急プラザという。
中には、小洒落た店舗や、軽食屋が入っていて、これは、若い女性がターゲットだと
わかる。銀座四丁目は、大人の町だが、数寄屋橋は、銀座で働く若い女性の好みを
反映している。健康志向、ナチュラル・テイスト、シンプルで、お金をかけないで、
生活をエンジョイするライフスタイルが好まれているようだ。
やや居心地が悪かったが、でも、くつろげる空間だった。
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6Fは27mの吹き抜けになっており、デザインのコンセプトは、切子ガラスの江戸模様。
和風でもあり、モダンで機能的でもあり、いい演出だった。
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6Fの窓から下を見下ろすと数寄屋橋交差点。
今から60数年前に、「君の名は」というラジオドラマがあり後に、映画も作られた。
ここ銀座・数寄屋橋がお話の舞台だったと言っても、今の若い人は、岸恵子主演の
映画のことを知らない。”真知子巻き”も、春樹さんと真知子さんの待ち合わせ場所が
ここだったことも知らないのだ。だから、こういう話題は、避けた。

若い人が知っているのは、昨年来ヒットしているアニメ映画!
「君の名は。」……文末に「。」があるかないかの違いだそうです。でも、なかなか
評判の映画らしいので、観てみようかなと思う。

数寄屋橋交差点をあわただしく行き交う人々を見ていると、
「年年歳歳、花相似たり、歳歳年年、人同じからず」
という中国の古い詩の一節が浮かんできた。こんな話をしても誰も
理解できないので、口をつぐんだ。私が、現代のギャグにあまり通じていない
のと同様に、若い人は、古いことは何も知らないのだから。

by tamayam2 | 2017-02-26 19:28 | 日々のできごと | Comments(4)

【801】2月に見た植物たち

2月も最後の週になった。
 春めいてきたかなと思うと、まだまだ油断がならないこのごろです。
 しばらくごぶさたしておりました。
 私は、寒い時期は、温室に出かけるのを楽しみとしています。

★2月3日、伊豆半島熱川のバナナワニ園の温室を再訪しました。
 この葉は枯れかけているのだけども、人が勝手気ままに筆で描いたようで、
 おもしろい!葉っぱの中にもう一つの葉っぱが見える。
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 クズウコン科カラテヤ属 ブラジル原産
 Calathea Veitchiana Hook.F.
 同じ仲間のカラテア メダリオンにも、やはり葉の中に葉が見える。
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★こちらはベゴニアの葉っぱですが、よ~く見ると、葉っぱの中にヤツデの
 ような葉っぱが見えます。
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 球根ベゴニアは、花がとても美しい園芸植物ですが、葉の複雑な美しさも
 見逃すことができません。
 Begonia Tuberhybrida Groupシュウカイドウ科
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★なんとなく冬枯れの季節の中で、Yukonの風景を描くTed Harrisonの絵を
 思い出していた。
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 そうした折、偶然孫が描いた絵が送られてきたのが、まぁ!エスキモーの
 風景のよう!? 
 Ted Harrisonは老年になってカナダ、バンクーバーのVictoria島に住ん
 いたが2015年に亡くなった。カナダ西海岸を代表する画家。

イシガケチョウという羽の模様が地図のような蝶がいる。普通は、沖縄や九州
 に住んでいる蝶だが、動物園の昆虫館の中で元気に飛び回っていた。
 特に、キク科の紫色の花がお気に入りらしく、そこに集中して集まってきていた。
 よほどこの花の蜜がおいしいのだろう。
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 学名:Cyrestis thyodamas 英語では模様が
 地図に似ているのでCommon Mapと呼ばれる。

★11日多摩動物園のサル山の辺りを通りがかったら、サルたちが団子のように
 なって固まっていた。寒いのだろうねぇ~割と高台にあるし、サル山は、
 コンクリートで造られた、吹きさらしの空間だし。
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 小屋のようなもので風を防ぐことはできないものか…。野生動物はペットと違う
 からこういうやり方でよいのだろう。温泉に入るカピバラなどの画像がTVに
 出てくるが、なんとなく不自然な感じがする。でも、ここのサルに少しは
 風が防げるシェルターを与えてやりたい。

★一般に“雪割草”と呼ばれるいう春先に咲く野草
 がある。学名は、Hepatica nobilis  Hepaticaとは肝臓のこと。
 葉の形が肝臓のような形をしているから。この花の実物の展示会が
 平塚市花菜ガーデンで開かれた。主宰しているのは大野好弘さんという
 若い育種家だ。彼は、あちこちで貴重なコレクションを出展している。
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 自分自身で山を歩きまわり、神奈川県と宮城県で新種を2つ発見なさった。
 学名に自分の名が付くというのは、大変なことなのですよ!
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 雪割草に関する文化史にもくわしい。こういう若い方と植物の話が
 できるのがうれしい。

★春まだ目覚めぬころ咲く小さな、小さな花にセツブンソウがある。たまたま
 出かけた八王子市で、鉢植えになっているのを見ることができた。
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 丈が3,4㎝しかなく風に揺れるので、撮影は難しかった。花の中心部分が水色に
 染まっていて可憐。しばらくすると葉をふくめ、すっかり姿を消してしまうので、
 Spring ephemeral(春の妖精)とも言われる。セツブンソウ(キンポウゲ科)
 Eranthis pinnatifida

by tamayam2 | 2017-02-24 17:05 | 日々のできごと | Comments(8)

【800】500番から数え始めて800番に達した

なんでも累積していくというのは、うれしいような、最近では
ぞっとするような感覚です。
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このBlog、ちょうど500番のとき(2012年5月5日)から、この通し番号を
付けるようになって、今日は、800番になった!5年かかって300本の駄文
を書き、写真を2000枚ぐらいUpしたことになる。何でもものが累積していく
ことは、やはり、困ったことです。何か策を考えなければ。
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毎年のことですが、野鳥に餌をやらなければよいのに、やって、辺りを
汚され、乱暴狼藉のし放題になっているわが庭。鳥インフルエンザが
怖いから、やめろと言われているのに、つい、ミカンの輪切りを
やってしまうバカな私!来るのは、ヒヨドリばかり、メジロは恐れを
なして近づかない。
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数年前には、明治神宮の北池にオシドリが来ていたのに、今年は姿が見えない。
がっかりして、本殿で休憩していたら、【797】のお相撲さんが見られたのです。
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井の頭公園のオリ入りのオシドリで我慢しようと撮影に出かけた。

新しいカメラなので、マニュアルの撮影がうまくいかない。何とか
撮ったのがこの写真。オリ越しの水鳥は、大変難しかった。
派手派手なオスは、育児を手伝わず、気の毒なほど地味なメスがもっぱら
育児を担当するとFacebookに書いたら驚いていた人が大勢いた。

どうも「オシドリ夫婦」という言葉が一人歩きしているのだろう。
本当のことを言うと、雄は、毎年相手を変えるというから、どうしようもない。
メスは、苦労のしっぱなしである。でも、このことは書かなかった。

下が苦労しっぱなしの健気なオシドリのメス。
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ウチの庭の陰になるところに毎年咲くツバキ。気の毒だから、いい枝
があれば、一輪挿しにして卓上で、見てあげる。お気に入りの徳利に生けて
みた。南宋時代の絵のようで、気に入っていたが、このごろは徳利自体を
あまり使わなくなってしまった。何でも戸棚からひっぱりだして撮影してみる。
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早朝5時すぎにふと空を見たら美しい眉のような月が。28日が新月なので、
もう欠けかけて最終段階に入っているのだろう。
ウチのように建て込んでいる住宅街では電線を避けて撮影することが大変難しい。
わずかに隣家とその隣家との隙間によい角度を見つけた。
苦肉の作品です。
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by tamayam2 | 2017-01-28 16:58 | 日々のできごと | Comments(15)

【799】写真が日本画ふうに

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★1月10日、閉じこもりがちな老人を誘い出して杉並区の大宮八幡に
 出かけた。道端にアカザのような雑草が生えていて、その紅葉のぐあい
 が美しかったので、スマホで撮影した。ウチに帰って、拡大し細部を
 見てみたら、細部の線、色合いが日本画ふうに見えることに気づき
 楽しくなった。私のBlogに時々訪問くださるPochiPochiさんの植物細密画
 に少し似た風合いで、私には描けないけれど、面白いなぁ~と思った。
 
★その後、「通りがかりのお方」に教えてもらいましたが、これは、アカザでなく
 シロザのようです。シロザ(白藜、学名: Chenopodium album)
 (ご指摘ありがとうございました!)
 元の写真は、下に。
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★この花は、白い葉のような部分はガク片で、本当の花は星のような形の
 オレンジ色の部分。これは昔、ワシントンDCのUS植物園で撮った。
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 日本で見かけるものは、花の部分が黄色のものが主なので珍しく思った。
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 この植物園は、ワシントンのCapitol国会議事堂のすぐ横にある。
 20日、オバマ氏からトランプ氏へ、歴史は移っていく。東京の国会議事堂
 付近に国立の植物園があったら…などとチラっと考えるが、それはムリと
 いうもの。植物園や動物園がその国を訪問する人にとって、とても大事な所
 という認識がないと、こんな場所に設置しないわね~

★久しぶりに自然教育園に立ち寄った。冬枯れの景色でもいろいろ面白い発見がある。
 凍った池の傍らにいたら、すぐ横にコサギが立っていた。
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 私も驚いたが、彼も驚いたらしくあわてて水辺に移動し飛び立ってしまった。
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 園の人が枯れ草を刈り取っていた。まだ作業が進んでいない部分に残っていた
 クサイチゴの葉。
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★18日板橋区の植物園でめずらしい花を見た。顔が黒くて、ざんばら髪を垂らし
 おばけみたい。
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でも、この花には見覚えがあり、調べてみたら、2008年にドイツ、ボンの植物園で見ている。
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 英語で、bat lily(コウモリ ユリ)というのは、真っ黒な様子からの連想。
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 アジアの熱帯雨林で見られるそうだ。学名Tacca chantricri (ヤマノイモ科
 タシロイモ属)明治年間の植物学者、田代安定が台湾で命名した。

by tamayam2 | 2017-01-21 09:40 | 日々のできごと | Comments(6)

【798】正月の風景

★成人式 6日、横綱の出数り儀式を見た後、二十歳のお嬢様がたの群れ
 には弾けるような笑い声が満ちていました。どんな人にもこんな時が
 あったのよね~
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★その少し先、原宿口の方へ歩を進めると、参道に新春奉納の菰樽がたくさん
 飾ってあった。日本酒ばかりではない、道の反対側にはウィスキーの樽も
 ズラ~と並んでいました。地方、地方に美酒があって、うれしいこと!
 私が知っているのは黄桜とか浦霞ぐらいかな。
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★このところ、空が澄み渡り、青い空、白い雲がとてもきれい!
 新宿駅はどんどん進化しており、これは、ミナライナタワー出口。
 そこから見たドコモタワー。私は、ここから徒歩で、新宿御苑まで
 歩いた。
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この日、学生時代の友人2人と会食。昨夏亡くなった先輩Sさんの著作物を
 お送りした関係で古い友人との縁がつながった。もうお互い退職している
 から時間はたっぷりある。これからも折々会いましょうと約束。
 でも、①健康の話、②子供や孫の話、③年金やお金の話はしないように
 しましょう、と誓いあった。
  老人の話からこれらのトピックを差し引くと、さぁ~て、何が残る
  だろうか(笑)楽しみです!
 
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★この高木は、メタセコイヤというスギ科の植物。1950年ごろ、日本にも
 種がもたらされ、公園などに植えられた。見上げるばかりの冬木立。
 青い空、白い雲に映えて、とても美しかった。和名はアケボノスギ
 Metasequoia  glyptostroboides
 元北大植物園長の辻井達一氏の書かれた『日本の樹木』という本が私の愛読書。
 その本のメタセコイヤのところを読んで思わす笑ってしまった。園長は札幌市民
 から庭に植えたメタセコイヤを寄付したいという依頼を受けることがある。
 いろいろ話を伺っていると、どうやら大木になりすぎて処置に困っている様子。
 立派な木ですからぜひ大事に育てなさい、とアドヴァイスすると、いや~10m
 にもなると聞いた、と本音が出てくる。庭木には全く不向きなこの樹を
 植えてしまった人の悲劇について笑えぬ話なのだが、味のある文章をお書きに
 なるので、つい笑いを誘われてしまう。Web-siteですでに、故人になられた
 と知ったが、実に惜しい方だ。私は、日本の樹木について、この本からどんなに
 多くのことを学んだかしれない。
 
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★ 初詣の帰りの皆さんが大事そうに抱えているのは破魔矢(はまや)。
  その他、お札、お守り、絵馬などには、有効期限があることをご存知でした?
  有効期限は、きっかり一年!それが過ぎると効き目が無くなるので、処分
  するわけですが、ゴミとして捨ててはいけません。ちゃんと寺社に持って
  行って「古札納所」に「お焚き上げ」をお願いするのが正しいやり方だという。
  たまたま通りかかった神社で、「お焚き上げ」の準備をしているのを見た。
  「どんど焼き」をするのだろうか。15日は小正月ですね。
  閉じこもりがちな老人を誘って、バスに乗り杉並の大宮八幡で撮影。
  
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★ 米国から百人一首の箱が送られてきました。これは昨年95歳で亡くなった
  叔母の遺品です。今の人にはさっぱり意味がわからないでしょうが、
  一日一枚、筆ペンで書写することにしました。100枚ありますから、100日
  かかるわけです。ボケ防止(という言葉は好きではありませんが)
  精神のヨガのつもりで、一字一字ていねいに書写すると、昔の日本人の繊細な
  気持ちが伝わってきます。
★ 百人一首が何か、まったく知らない米国の親類のためには、Facebookで
  英文の説明を書きました。叔母の子供たちは(私の従妹ですが)日本語がまったく
  わかりません。
  My aunty who passed away in Seattle last year has left an interesting
box, which she presumably appreciated during her life in US. The Box
contains 100 cards of Japanese poems written by 100 poets who lived
circa 600 years ago. Japanese school children learnhow to read and
interpret the poems in classic literature classes. Thus most of the Japanese
can tell whole verse when they heard the first part. For some reason,
this box was given to us, now we are enjoying reading the old-time poems.

by tamayam2 | 2017-01-18 09:04 | 日々のできごと | Comments(8)

【797】新年のできごと

 
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東京の地名には、「富士見」とつく地名がたくさんある。今のようにビルが
 立ち並んでいなかった頃には、そこから富士山が見えたのだ。
 今は、よほど高いところからでないと、富士山の姿を見ることができない。
 2日の午後、たまたま西武線田無付近におり、O先生のダイヤモンド富士の写真を
 思い出した。踵を返して東久留米という駅に降り立ったのが4時半ごろ。
 ちょうど日没寸前の富士山を撮る
 ことができた!

★三が日も明けた。用意した御節料理、人さまからいただいた各地の珍味・・・
 おいしいお酒。この上もなく幸せなことですが、どうも体が重い。
 
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 近場の井の頭公園に出かけた。小春日和の昼下がり、冬枯れの木立の影の下、
 老人はしずしずと足元に注意しながら歩く。

★脇道のマテバシイの茂みの中で何かが動いた。ムラサキツバメ!?
 Arhopala bazalusの♀ だ!
 かなり接近して撮れた。2017年初のチョウ撮影うれしい(^^♪
 
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★自然文化園の中をそぞろ歩きしていたら、クチナシの実が見つかった。
 朝、きんとんを食べながら、そのつややかな黄金色は、昔なら、クチナシの実で
 色づけしたのよ、と話したばかり。面白い形。どうしてこれが色付けに使われる
 ようになったのか、不思議な気持ちで眺めた。暖かい日差しの中で、白梅もすこし
 ほころんでいた。
 
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★1月6日、私はたまたま明治神宮におり、たまたまそこで何か伝統行事が行われる気配が
 したので、席に座って待っておりました。アナウンスによれば、三横綱の“でずり”が
 3時20分ごろから始まるということだった。“でずり”とは・・・・後で知ったことだが、
 横綱土俵入りを大勢で行うのでなく、横綱単独で行われること。
 「出数入り」(でずういり)と書く。
 
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 いよいよその時が来て、鶴竜、日馬富士、白鵬の三横綱がそれぞれに先頭に露払い、行司を
 伴って入場。
 
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 神殿の前で厳かに片足を高く上げ四股を踏むと、観衆から“よいしょ!”の掛け声が!
 厳粛な伝統の技を見せてもらい、清々しい心地でした。

by tamayam2 | 2017-01-07 12:24 | 日々のできごと | Comments(12)

【796】2017年新年

年が改まりまして、新年おめでとうございます!
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 ここのところ、Blogがおろそかになりまして、友人から
 ずい分間遠くなったかれども、調子が悪いの?と聞かれる始末。
 やはり、年のせいか何もかものろくなっているのでしょう。
 それと、Facabookに毎日1枚写真をUpしようと決意してから
 というもの、そちらにかまけてしまっておりました。

 Facabookでは、昔の友人に出会ったり、交友関係が一気に広がり
 ましたが、一番の収穫は、海外にいる友人とリアルタイムでお話
 ができることです。しかし、Facabookを全くしない方も多く、
 私のBlogに来てもまったくコメントを残さずごらんになっている
 方もあることを知り、今年は、心を入れ変えて頑張ります。
 こんな私ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

★さて、上の写真はニワトリではなくて、キンケイ(金鶏)と
 いいます。2006年10月にロンドンに行ったとき、Kew Garden
 で撮影しました。この庭園は広大で、とても一日で回りきれるもの
 ではありませんが、私は西のはずれの方に関心があり、その辺りの野草を
 撮っていたら、ごそごそと動くものが草の茂みから出てきて、たまげました。
 つがいで、3,4羽はいたでしょうか。飼っているのか、野生なのか?? 
 後ろ羽も長く、クジャクのようです。キンケイは中国南西部原産
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★万両は万のくらい、次は千両、百両、十両、一番下のくらいは一両です。
 幕末では、一両は、4千円ぐらいの価値があったらしいとどこかに書いて
 ありました。正月の縁起物でよく寄せ植えにされるのが十両のヤブコウジ
 (写真左)、少し背の高いのが百両のカラタチバナ(写真中央)。
 写真右のマンリョウ(万両)が一番背が高くて、和風庭園では見栄えがします。
 ふふふ、江戸時代のお大尽はこういう植物を愛し、大枚をはたいたようです。
 現代の流行りもので言えば何なのでしょうね。クリスマスローズは、もう
 人気者の座を降りたようです。私は、あまり新奇なものは好きではなく、
 昔から日本にある野草が一番すきですけど・・・この写真は、暮れに
 世田谷ボロ市で撮影

★上の写真で欠けているセンリョウ(千両)は、ウチの鼠額大の庭にあります。
 ムクドリが赤い実を食べている気配で、上のほうの実はあらかた失われて
 しまいました。
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★実は、一番下の単位、一両と呼ばれる赤い実を見たことがあります。
 これは、ツルアリドオシ アカネ科 Mitchella indulate Sieb.et Zucc.
 学名によると、シーボルトとツッカリーニの命名ですね。
 彼らは、東洋でこんな珍しい植物を見つけてどんなに興奮したこと
 でしょう。私も彼らに劣らずこの植物を見て不思議な感銘を覚えました。
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 見たのは、長野県阿寺渓谷の湿った山道で。白い花は、別のときに
 新潟県十日町で見ました。2つの白い花の子房の部分が合着していて、
 実が一つなるのですが、実には、その痕跡として2つの穴が見られるのです。
 不思議な植物です。
【お断り】白い花の欄外に
十日市町と誤って書いてありますが、十日町の間違いです。失礼いたしました。
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★じつは、 世で「一両」と言われているのは、この親戚筋のアリドオシと
 いう樹木です。トゲトゲがあって鳥も近づけないような樹なのですが、
 アリなら通れるということでアリドオシと呼ばれるそうです。
 いつかぜひ見てみたいなぁ~
 アリドオシ アカネ科 Damnacanthus indicus C.F. Gaertn.

 はい、一応このページで、一両~万両までご紹介いたしました。

 
by tamayam2 | 2017-01-02 10:10 | 日々のできごと | Comments(13)

【795】クリスマスから年末へ

2016年度のクリスマスの諸行事はすべて終わり、やれやれ一安心です。
教会の役員をしておりますので、いろいろなお役が当たっていて忙しかったです。
 
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★子供たちのための降誕劇(ページェント)の撮影を頼まれました。
 ウチの教会は、少子化のあおりを受けて幼児から高校生まで、16人しか
 おりません。でも、毎年降誕劇を演じる必要があります。子供の脳裏に
 何が残るかは・・・???ですが、「子供のころ、マリヤ様の役をやった、
 ぼくは、羊飼いの役!」これが大事なのです。ウチの教会では大きなお姉さん、
 お兄さん(おじさん、おばさん)も友情出演をしないと配役が埋まりませんでした。
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    ★クリスマスのページェントで/日曜学校の
     上級生たちは/三人の博士や/牧羊者の群や/
     マリヤなど/それぞれ人の眼につく役を/
     ふりあてられたが/一人の少女は/
     誰も見ていない舞台の背後にかくれて/
     星を動かす役があたった/
     「お母さん/私は今夜星を動かすの/
     見ていてちょうだいねー」/その夜、堂に満ちた会衆は/
     ベツレヘムの星を動かしたものが/誰であるか気づかなかったけれど/
     彼女の母だけは知っていた/そこに少女の喜びがあった
     (松田明三郎 詩)

★教会の図書委員なので、クリスマスの書籍のコーナーを作りました。
ついでに長期未返却者に督促状も書きました。
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★次の二枚の写真は、2012年3月にスペイン・トレドを訪問したときのもの。
 トレドは、城砦都市で道が迷路のようになっており、迷子にならないように
 おっかなびっくり歩きました。エル・グレコの住んでいた町なので、彼の
 作品を見にトレド大聖堂へ行ったときの絵です。
 闇夜に幼子の誕生がよく描かれていて印象に残ったので、撮影しました。
 F.Bassanoという方の作品。
 
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★もう一つは同じ大聖堂で見た絵説き聖書。
 聖書に書いてある降誕の物語は、不思議がいっぱい。処女が懐妊するとか、
 星が羊飼いにイエスが誕生したことを知らせ、三人の博士をベツレヘムの
 馬小屋まで案内するとか…昔の人の大半は字が読めなかったから、絵を
 見て降誕の物語を理解したのに違いない。こういう金パクが施された古い
 聖書を見るのが好きです。
 
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★年末は、海外に住んでいる親類や友人にクリスマス・カードを出す仕事が
 一仕事。昔は、いろいろ楽しんでクリスマス・ショッピングをしたもの
 ですが、今年からやや簡略化することにしました。やっぱり年なのね~
 その後が、年賀状。日本に住んでいる限り簡略化できない部分があって、
 今年は少し数を減らしたものの用意しました。

★秋の実が美しいころ。たった一つ枝に残った赤い実に心惹かれました。
 (写真一番上・・・六義園で)
 
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 こちらはガマズミ。やっぱり、秋の野には存在感があります。
 (新宿御苑で)

by tamayam2 | 2016-12-27 12:32 | 日々のできごと | Comments(2)

【794】世田谷ボロ市

★江戸よりもっと前、北条氏の時代に栄えたという世田谷ぼろ市
 出かけてみました。世田谷線というのどかな電車に乗って、時空を
 越えた小旅行。
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 面白かったのは、古い絵付けの陶器、ハサミ、包丁などの刃物。
 そば殻のまくら。ヒノキの桶やお寿司を混ぜる飯台。地元の方が
 「白菜漬けはおいしいよ」と教えてくださったので、漬物類を
 買いました。
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売る方も買うほうも、商売はヌキでおしゃべりを楽しんで
 いるようでした。このような伝統的な行事が438年も続いている
 こと自体が驚きです!毎年12月と1月の15日、16日と決まって
 いるので、覚えやすいですね。
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 古物以外にも食ベものの屋台や占い小屋なども出ていました。
 後ろは、代官屋敷。中にお白州跡などもあり立派なものでした。
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★一見バラの花のように見えるのは、ハボタンとケール(下)
 色彩の乏しくなった冬の庭に植えられる古典的園芸植物。
 キャベツの仲間です。ハボタンといいますよ。
 食用ではありませんから、残念ながら食べられません。
 ハボタンもケールも(アブラナ科)Brassica oleracea
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★植木を雪の重みから守る雪つりというのがありますが、
 そういうものを作る職人さんが考案したようです。
 名付けて「メジロの遊び場」 やさしさが感じられます。
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★こちらは、獅子ユズ。普通のユズの10倍ぐらいの大きさ。
 ジャムを作るのでしょうか。
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★こちらは、鬼おろし。鍋ものや焼き魚に欠かせない大根おろし。
 なかなか手間ですよね。これならハカが行くでしょうね。
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★ちょっとスネ者のような顔をして、お腹の真ん中に真っ黒な丸い印を
 つけたこの魚、マトウダイ。弓の的(まと)のようですからね!
 タイの仲間ではなくマトウダイ科の魚。長さ20㎝のこの魚が2尾400円
 足らずで売りに出ていたとき、わたしゃ、即ゲットしましたよ。
(こういう場面では、急に本性が現れ出て下卑た物言いになります・・・)

 この魚、東京で見たことがありません。私が知ったのはNewZealandで。
 非常にうまい魚と知って、よく買っては、干物にして食べたものです。
 刺身でも、煮つけ、干物、ムニエルすべてGoodです。
 フランスではSaint Pierre, 英語はJohn dory!
 学名:Zeus faber な、なんと?Zeusって神様のことですよ!
 それほどおいしいのです。

by tamayam2 | 2016-12-17 10:28 | 日々のできごと | Comments(10)

【792】師走の日々

いよいよ師走になりました。
なんとなく気ぜわしい日々ですが、前からお訪ねしようと思っていた
病後の友人を訪問しました。
友人は、だいぶ回復し、喜んで迎えてくださいました。その時、出た
ご馳走は、私の大好きな”吹き寄せ”!
秋の様々な珍味の数々がまるで、風に吹き寄せられた落ち葉のよう!
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赤いのがニンジン、イチョウの葉の形にくりぬいたサツマイモ、
黒い粒はムカゴ、萌黄色のギンナン、薄切りのレンコンなどが揚げてある。
あしらいは、ドウダンツツジの葉。

なんというすてきなおもてなしでしょう!
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お座敷の外の景色にも秋の色が映っています。
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そして、極め付けは、床の間に生けられたビワの花! ほのかに芳香がただよって
います。ビワは初夏に楕円形の実がなり、おいしい果実ですね。古典楽器の琵琶の形
から、この名がついたと言われています。でも、花は、初冬の季語なのです。
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俳句をなさる方、お茶をなさる方ならご存知でしょう。

また、冬の間に栄養を蓄えなければならないハチにとって、この花の蜜は
ごちそうです。ビワは、中国原産のバラ科の植物で、意外なことに明治時代に日本に
伝えられたそうですが、学名にjaponicaがついていて驚きました。
Eriobotrya japonica

お庭には、珍しいマユハケオモト。眉に黒を塗る刷毛のようだから付けられた名前。
この写真は、神代植物園で撮影したものですが、初冬のころに咲くようです。
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神代植物園から、深大寺のほうへだらだらと坂を下っていきましたら、お寺の
築地塀に紅葉がしだれかかって、京都のようでした。
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その先に、水生植物園があるのですが、こんな時期は、人っ子ひとりいません。
見るべき植物は、みな枯れてしまっている道をずんずん歩いていきますと、
向こうから、大きな野鳥がこっちに歩いてきました。「なんか、用?」とでも言いたげに。
アオサギでしょうか。向こうもこんな時期にヒトが歩いてくるとは思っていなかったので、
驚いたようです。面白い遭遇でしたよ!(^^)!
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by tamayam2 | 2016-12-10 06:39 | 日々のできごと | Comments(4)