オホーツク海沿いの原生花園

網走はオホーツク海に面しているが、周辺にいくつかの湖が
あり、地図上には、原生花園と記してある。
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つねに自生している植物の現場を訪ねたいと願っている同行者の
ドイツ人と私は能取湖沿岸の卯原内(うばらない)という地区で、
サンゴ草(別名:アッケシ草)と出あった。
塩水湖の水面を覆っている赤い植物。海藻のように
も見えるが、葉緑素をもたないアカザ科の植物。
(Saliconia europaea)学名からすると、ヨーロッパ原産(?)
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彼女は、ノールウェイの海岸で見たことがあると言っていた。
ゴワッした感じのゴムのような触感。
ウェブで調べたら、便秘の薬にもなるらしい。
北欧の人は、食糧にもするという。その言葉には、救荒作物と
して戦時中に使われたという含みがあり、あまりロマンティック
なイメージとは結びつかないようだった。
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知床方面に行く途中に、濤沸湖(とうふつこ)という湖があり、
ここを夏季だけ停車するJR釧網線「原生花園駅」がある。
小清水原生花園と呼ばれるこのあたりは、オオハクチョウの飛来地
として有名。2005年ラムサール条約でここが野鳥の重要な生息地
として登録された。国境をもたない渡り鳥たちにとって、生息地を
保全するための国際的な取り決めは、本当にありがたいことだ。
私どもが訪れた時には、アオサギ、カモメ、ウミウが観察された。
望遠鏡を使って、遠くからバードウォッチングを楽しんだ。
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夏の花はすでに終わり、ハマナスの実(ローズヒップ)が宝石のように
輝いていた。
by tamayam2 | 2008-09-23 03:30 | たび | Comments(8)
Commented by kanmyougama at 2008-09-23 07:11
このコース、湿原とオホオーツ海をはさむとの沿線遥に知床を望みつつつつ・・・とおりりました。
オオハクチョウが飛来します。
ママナス原生園など。
Commented by namiheiii at 2008-09-23 10:28
去年の夏に行ったのですがサンゴ草は見損ないました。知床五湖もクマが出て立ち入り禁止でした。
Commented by tamayam2 at 2008-09-23 18:54
♭kanmyougamaさん、
長島町では、ナベ鶴ですね。オホーツク海沿いのこのあたりは
オオハクチョウや、鶴が飛来してくるのにふさわしい広大な湿地帯。
冬の光景を想像しながら歩きました。
皇族の方々もここに来られたとか。天皇家はみなさん、自然保護に
ご関心がおありですよね。

Commented by tamayam2 at 2008-09-23 19:01
♭ namiheiiiさん、
なみへいの遊山で、知床旅行の紀行文を拝見しました。私と同じ
ような場所にいらしているので、興味深く読みました。サンゴ草は
7月には、まだ早いのでしょうね。私の行った時には、もう夏の花々
は終わっていて、何も見られませんでしたが、葉や枝の様子で、
キスゲやアザミ、ナデシコの類だろうと想像しました。私どもは、
網走に宿泊、羅臼の方や、船の遊覧は割愛しました。すっかり
カーナヴィのお世話になりましたが、あまり機械を信用しすぎても
ダメだということもわかりました。ははは
Commented by nenemu8921 at 2008-09-27 08:45
tamayamさん。お帰りなさい。
秋の北海道は静かそうでいいですね。アッケシソウは一度見てみたい。
カーナビは自然に弱いのね。町ではこまめに情報送ってくれるけれど…。
Commented by tamayam2 at 2008-09-29 12:39
♭nenemu8921さん、
秋らしくなりましたね。私が北海道に行った10日~19日は、まだ
半そででした。もう黒岳5合目では初冠雪とか。北海道の秋は
短いようです。nenemu8921さんは、賢治祭や賢治学会の総会へ
行かれたのですね。イーハートーブの秋の様子がうかがえて、
面白く拝見しています。私には未知の世界です。ふふ
Commented by aamui at 2008-09-30 17:58
すっかり秋になりました ハマナスの実をローズヒップというのですね
ほんとに野の宝石だ
Commented by tamayam2 at 2008-10-04 07:51
♭aamuiさん、
ほんと、秋めいてきましたね。バラの実は、総じてRose hipと
いうようです。網走のお土産屋でローズヒップのジャムを求めました。
身体にもいいみたい。ふふ
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