フェルメール展

終戦記念日の15日、お盆ということで、東京の町はガラガラ
だった。こういう日こそ、混雑が予想されるフェルメール展
行ってみるべしと考え、夕刻に上野へ行ってきた。
(只今の待ち時間0分!?)
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ドイツに住んでいたころ、アムステルダム国立美術館で
「牛乳を注ぐ女」を見て以来、あちこちでフェルメールの作品
に出あう機会に恵まれた。  
              過去Log:フェルメールを追い求めて
今回、来日した7作品のうち、私が過去に見たことがなかった
4作品を観ることができてよかった。一つは、個人蔵の
「ヴァージナルの前に坐る若い女」。とても小さな作品だが、
見てみたいと思っていたので。後の三点は、スコットランド、
アイルランド、NYメトロポリタン美術館からの作品。
(そこまで足を伸ばすのは、たいへんですからね。)

フェルメール展と言うものの、「光の天才画家とデルフトの
巨匠たち」という副題が示すとおり、フェルメール以外の
17世紀オランダを代表する画家たちの作品は見ごたえがある。
40点の作品を、よくぞ世界中から集めたりけりと驚くほどの
量である。

私が再会できてうれしかったのは、カレル・ファブリティウスの作品、
「楽器商のいるデルフトの眺望」(1652年 ロンドン、ナショナル
ギャラリー蔵)


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大変小さい作品で、
15.5x30.7cm
だから、
変形A4
サイズ
ぐらい。


魚眼レンズで見たように地面が湾曲している。その作品を仮に、
やわらかい素材でこしらえて丸めて見てみれば、立体的な眺望が見えて
くるはず、と思っていたが、上野の会場では、実際にそういう装置を
作って観客に見せていた。 (ちょっとやりすぎ・・・。)

フェルメールの生年1632年と言えば、日本では三代将軍家光の時代。
鎖国で外国人を出島に住まわせていたころだ。彼は43歳で死ぬまでに
30数点の作品を描き、東洋の日本で、こんなに人気者になっている
なんてツユ知らずに生涯を終えた。

昨年6月、ロッテルダムに行った時、ふと思いついてデルフトに
立ち寄った。 運河には、白いスイレンがたくさん咲いていた。           
                         過去Log:デルフトにて
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遠望の教会は、新教会。ファブリティウスの作品に描かれている
ものと同じ教会だ。新教会と言っても14~15世紀の建造物。


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フェルメール展
の帰り、
不忍池で
見たハス。
夜7時半
ごろ。
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by tamayam2 | 2008-08-17 05:51 | 日々のできごと | Comments(12)
Commented by suzukishuhoku at 2008-08-17 18:08 x
こんばんわ
 フェルメール展を堪能していらしたようで、私も9月上旬には岩手からのこのこと参りますので、わくわくしてきました。
  高校生の頃、美術の教科書に載っていた「牛乳を注ぐ女」をみて、強烈な印象を受けた記憶があります。
 フェルメールの本物は2作品しか見たことがないので、今回は首を長くして待っていました。
 特に、ラピス-ラズリがどの様に使われているのかを見てみたいです。
Commented by tamayam2 at 2008-08-18 01:11
◆ suzukishuhoku さん、
上京されて、お友達と旧交を温められるのは、いいですね。
上野の森は、いつ行っても、ひんやりするし、だらだらと不忍池の
方へ下って行かれると、あたりは江戸情緒があって、いい風情
ですよ。
フェルメールの作品には、青と黄が巧く使われているのですね。
17Cオランダ絵画では、日常の人の暮らしを垣間見ることが
でき、親近感を覚えます。宗教的な重々しいテーマとは違って、
女たちの暮らしぶり、室内の家具や調度の置き方など、私は
俗なものに興味が引かれて・・・・ふふふ
Commented by nenemu8921 at 2008-08-18 09:33
tamayamさん。フットワーク軽いですね。
行きたいところに気軽に出かけられる生活がいちばんですね。
庶民の生活といえば、ブリューゲル等はありましたか?
あっ、時代が違うかな。

Commented by tamayam2 at 2008-08-18 14:33
◆nenemu8921さん、
この展覧会には、ブリューゲルはありません。フェルメールより
時代的には、少し古いですが、この一族だけで大展覧会ができ
そう(笑)。私が圧倒されたのは、ウィーンの美術史博物館。
一部屋全部、ブリューゲル!フェルメールと違って、作品自体が
大きいのです。町の様子や、人々の動きが克明に描かれていて、
眺めれば、人々のざわめきが聞こえそうです。ぜひ、ご覧あれ。
昔は、育児、仕事・・・でなかなか出かけられませんでした。
退職してやっと自由になったところです。しかし、体力が、ねえ。ふふ
Commented by toti51 at 2008-08-18 21:27
ドイツの美術館でみたフェルメールも週刊誌くらいの小さな絵でした。小さい物好きの私は、このくらいの大きさの絵もいいものだとおもいました。小さくても、まるで、ミニチュアのようにしっかり、細かく描き込まれているんですね。
Commented by tamayam2 at 2008-08-19 07:48
◆toti51さん、
>小さい物好きの私は・・・・
そう、日本人には、見上げるような巨大な作品は、
しっくり来ませんわね。私も小さいもの、繊細なものが好き。

フェルメール展会場では、作品のそばに、ディテールの拡大図が
配置してありました。「小路」といった細部をよく見たい作品は、
拡大図を見てから本物をみたほうが役に立ったりして・・・(笑)
Commented by credenza at 2008-08-21 23:45
いいタイミングでお出かけになられましたね。
日本の美術館は大混雑するので敬遠し勝ちなのですが、これは観にいきたいです。
Commented by tamayam2 at 2008-08-22 07:38
◆credenzaさん、
へへへ・・・。ホントに混雑を避けるのにはワザが必要ですよ。
金曜日の5時ずぎは、二人で2500円という一種のワリビキが
あります。本来なら、1600x2で3200円のところ。
上野の森の散歩つき!ぜひいらっしゃってください。
Commented by papageno620 at 2008-08-22 22:13 x
これは絶対行くつもりでいるのですが、いつ行くかが問題です。
大混雑必至と見ているので。
金曜日5時過ぎの割引というのもいいですね。考えてみます。
Commented by tamayam2 at 2008-08-23 00:24
◆ papageno620 さん、
以前に「恋文」という作品についてお話しましたね。17世紀に
生きたフェルメールの作品になぜ心惹かれるのか・・・本当に
不思議なことです。繊細で、生活の隅々にまで人の息づかいが
感じられるような具体性がいいのでしょうね。どの時代の人も
現代人と同じように、恋をしたり、悩んだりして生きていたんですね。
フェルメール展のHPで幾つかのワザを紹介しています。
65歳以上なら、第三水曜日が無料とか。
Commented at 2011-10-02 09:29 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tamayam2 at 2011-10-02 21:59
♡ HKHSSさん、
そうです。真珠の首飾りは、青いターバンの少女と同じものです。
ハーグは、アムステルダムからでも1、2時間ぐらいで行けるところ
です。DCには、手紙を読む少女・・・があったと思いました。ヨーロッパ
では写真の撮影は禁止されているところが多いのに、DCでは
写真をバシャバシャ撮っている人がいて、驚きました。日本でも
Verneerはよく来ているようですが、とても混雑していますので。。。
仕方がないですね。
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