ノリゲを 思い起こさせる花

白神山地の山歩きをしているとき、ウリノキの花に出あった。
長い筒のようなつぼみが開くと、花弁をくるくる巻き込んで
開花する。その姿は、女性のかんざしのようだと言われる。
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ウリノキ(Alangium platanifolium ウリノキ科)

私は、この花を見ると、韓国の女性のチョゴリ(上衣)の
胸元を飾るノリゲのようだと思う。近ごろは、ケータイ電話に
たくさんのストラップをつけている方がいらっしゃるが、
ノリゲは、現代風に言うと福を呼ぶストラップ かな。
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朝鮮・韓国の伝統文化には、こうした紐(ひも)を編んで作る
メドゥップ(組み紐)という手仕事がある。編んでいく途中で
刺繍した小作品や天然石などをはさみ込んでいく。民族服の
服飾品はノリゲと言われるようだが、大きな作品は、壁に
掛けるだけでなく、箪笥(たんす)など大切な家具の金具に
引っ掛けてお守りのようにして使う。

幸せな人生を過ごせるように、親が嫁ぐ娘のお道具につける
お印のようなものと言ったらよいかもしれない。

韓国の友人からいただいたものが、家にいくつかある。
伝統的なものは、手がこんでいてりっぱな工芸品である。

このけっこうな飾り物を、私は海外生活にも持参し、衣装
ダンスや、飾り棚のノブに引っ掛けて愛用していた。西洋の
重厚な家具にもよく似合い、西洋人の目を引く小道具と
なった。
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by tamayam2 | 2008-07-12 10:24 | 日々のできごと | Comments(0)
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