6月の上高地

6月中にぜひ上高地を訪れたいと思っていた。


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雪解けの水が
ごうごうと
梓川に
注いでいる。

その水量に
まず、
圧倒される。

透き通った
水の塊りが
絶え間なく
流れている。



豪快な眺めだ。





見上げると、雪をいただいた山々。
木々の緑が眼にまばゆい。萌黄色だ。
カッコウの声。

マイカー規制がされているため、訪れる人は、連絡バスか
タクシーに限られる。そうやってこの土地が保護されて
いるからだろう、植物たちが生き生きと遅い春を謳歌して
いた。

上高地で見た樹木は数多いが、印象に残ったものを二、三
挙げておこう。
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【ケショウヤナギ ヤナギ科 Chosenia arbutifolia】
この木は、全国で上高地と北海道の一部にしか自生していない
そうだ。柳絮(りゅうじょ)と言って、綿毛にくるまれた種が
そよ風に舞っていた。柳絮は北京の五月の風物詩として有名
だが、以前住んでいたケルンでも、初夏の数週間、綿毛が
ふわふわ舞って、コンピュータの通風口などにへばりついたり
したものだ。あれは、ヨーロッパヤマナラシ(ヤナギ科
Populus tremula)など、ポプラの仲間だったようだ。 
同じヤナギ科ですね。
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【ハルニレ ニレ科 Ulmus japonica】
Japonicaとつくからにゃ、日本原産。ドイツ語でウルメ、英語
ではエルムと言って西洋人に愛されている木。堂々とした
大木になることから、街路樹などに使われる。円盤形の薄い膜状
の翼の中心に種がある。上記のケショウヤナギと同様に、風媒花。
逆光の日差しの中で翼が踊っているようだった。
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【ムラサキヤシオ ツツジ科 Rhododendron albrechtii 】
ミツバツツジは、紫がかっており、レンゲツツジは、朱色っぽい。
これは、見事なローズ色で新緑の中でひときわ目立って見えた。

外国からの客人をもてなすとき、事情が許せば、寺院の庭園など
に案内するより、こうしたスケールの大きい日本の自然を見せ
てあげたいと思うが・・・たいていは、スケジュールがタイトで
そういう夢はかなわない。

日本は、じつは自然のすばらしい国だということを知ってもらいたいなぁ。
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by tamayam2 | 2008-06-27 17:15 | たび | Comments(0)
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