落とし文の類語(クイズの解題)

岩手・宮城地方で大きな地震がありました。被災者の方々には
心からお見舞いを申し上げます。


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梅雨空が
晴れたり、
曇ったり
その合間を
ぬって、
いろいろな
出来事が
あり、
更新が
遅くなり
ました。







ベニバナイチヤクソウ(イチヤクソウ科 Pyrola incamata) ↑

Tamayam2の折々発作的に思いつくクイズにご応募いただき、
ありがとうございました。せっかく用意した賞品、本物の
幼虫入りオトシブミ、および虫こぶは、みな様、敬遠なさった
ようで、まったく残念至極なことでございます。

みな様、ご明答です。お一人、Pfaelzerweinさんだけは、ちょっと
変わった答えをおっしゃっていますが、彼独特のユーモアです。
真に受けてはいけません。彼は、長い間ドイツに住んでおられ、
ドイツの自然、ワイン、音楽に関しては一家言ある方です。

正解は、2)落書 4)落首 ですね。オトシブミと
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まったく無関係なものは:

1)「オウ、オウ、この落とし前はきっとつけてやるからナ」
  とは、ヤーさんの啖呵ですね。もめ事の後始末。仕返し。

5)落とし紙は、カタカナ語で言うと、トイレット ペーパーですね。
昔風の御不浄(ごふじょう)、厠(かわや)、雪隠(せっちん)
などには、古新聞紙が切っておいてあったものですわね。

6)つけ文は、カタカナ語でいうと、ラヴ レターでしょうね。
  想いを寄せる女人に、巻紙にさらさらと和歌など書いて
  つけ文し、供の者に届けさせたのどかな時代のお話。

3)落書きは、言うまでもありません。子供のやることです。
  時々、ブナの美しい森などで
  ○男 X ○子などナイフで名を彫りつけているものを見かけ
  ます。犯人が名乗りを上げているのですから、救いようなし。

正解の
2)落書(らくしょ)は、Yozakuraさんがおっしゃるとおり
二条河原落書
が有名です。
  室町時代(1334年)、匿名の京童の筆によるものと
 伝えられます。七五調の名文。

  ・・・この頃、都にはやるもの、夜討、強盗、謀綸旨(にせりんじ)、
     召人、早馬、虚騒動(そらそうどう)・・・・
 (現代訳:この世には、凶悪犯罪や、朝令暮改の為政者の発言、
        めまぐるしく飛び交う天災や人災のニュース。)
         (中略)
  ・・・御代に生きてさまざまの ことを見聞くぞ
     不思議なる 京童の口ずさみ 十分の一を
     もらすなり。
 (現代訳:こういう世の中に生きている庶民の嘆き、不満の
      ほんの一部分を申し上げる次第でございます。)


5)落首(らくしゅ)で有名なものは、黒船が浦賀に上陸したときのこと
  嘉永6年(1835年)幕府の周章狼狽ぶりを皮肉った狂歌。

 ・・・泰平の眠りをさますじょうきせん(蒸気船と銘茶である
    上喜撰)たった四はい(四隻と四杯)夜も寝られず・・・

  (現代訳:日本の開国を迫る黒船がたった4隻来ただけで、
       幕府は上を下への大騒ぎ。馬鹿みたい。)

やっぱり、日本人の血の中には、七五調の響きがぴったり
来ますね。みな様、ご参加ありがとうございました。


写真下は、
チゴユリ(ユリ科 Disporum smilacinum)
いずれも6月9日 上高地にて
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by tamayam2 | 2008-06-19 14:26 | 日々のできごと | Comments(0)
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