千枚田の昔話

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むかし、むかし、百姓夫婦が田植えを終えて、
念のため水田の枚数を数えてみた。
千枚あるはずなのに、どうしても二枚足りない。
日も暮れたので、あきらめて帰ろうと、
そばにあった二人の蓑(みの)を取り上げてみると、
その下に二枚の田が隠れてあったとさ。

   蓑の下 耕し残る 田二枚

能登半島北部、輪島から15分ほど曽々木方面へ行くと、
道の駅があり、小高い丘から、白米(しろよね)の
千枚田が見渡せる。そこの案内板にあった話。


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実際には、
1004枚の
田があり、
13戸の
農家が、
手作業で
水田を
守って
いるという。




  ↑ コバンソウ
子どもころ、学校で、「狭い国土、平地が少なく山がちの日本」
という言葉をよく聞いた。
ろくな天然資源に恵まれない国に育ったのだから、せめて、
勤勉さを武器にシコシコと知的分野でがんばるしかないのだ、
と思っていた。
お百姓さん(こんな言葉は、いまでは使わないのでしょうね)
苦労してお米を作っているのだから、ご飯は一粒も無駄に
してはいけない・・・などと、大人の人に言われて育った。

海岸の際まで連なる水田を眺めると、几帳面で勤勉な日本人
の姿が彷彿としてくる。


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棚田のそばに、大きなシシウド(セリ科)の群生と都会では
あまり見かけない小判草が密生していた。
コバンソウ(Briza maxima イネ科)

能登半島でよく見かけたのは、薄紫の桐の花。

花の写真は、半纏木(はんてんぼく)の花。別名、チューリップの
木、または、ユリノ木。(Liriodendron tulipifera モクレン科)
by tamayam2 | 2008-06-01 07:58 | たび | Comments(0)
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