大文字草と 園芸ビジネス

10月の終わりの声を聞くと、なんとなく気ぜわしい感じがしてくるが、
みな様はいかがでしょうか。
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先週、ドイツから友人がきて、新潟に出かけた。そのとき、県立植物園
大文字草の展示会をしていると聞いたので、立ち寄った。
ダイモンジソウは、ユキノシタ科の植物で、もともとは野草だと思うが、
最近の育種技術によって栽培用に品種改良されて、注目されている
植物だということだ。

ドイツでは、普通にユキノシタをあまり見ることはなかったが、デュッセル
ドルフの大学付属植物園の日本のコーナーに、ギボウシなどと共に植えられ
ていた。(写真↓ 野生種 2006年6月撮影)
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5弁の花弁のうち下の2枚が長く、「大」という字に似ているので、ダイモンジ
ソウという優雅な名がついている。
ダイモンジソウ(Saxifraga fortunei ユキノシタ科 )

野生のものは、白で、上の小さい花弁に赤い斑が入っていたりして、よ~く
見れば、とても繊細で美しい花である。それに、肉厚な葉や茎にも赤みがか
った色がにじんでおり、東洋的な美を感じていた。漢方の働きもある。

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新潟の展示会場には、石に少量の土を配し、外の野草とともに寄せ植え
されたミニ・盆栽仕立てや「こけ玉」仕立てのものもあって、
ドイツ人育種家の目をみはらせるのに十分だった。

作成者の I さんによると、いろいろな色の種類、斑入りの種類、さらに、八重
咲きを作ることなど、品種改良の余地がたくさんあるということだ。

日陰を好む植物だし、小ぶりなので、玄関先や浴室のインテリアとして、
これから宣伝していきたいというお話。

私は、植物が好きではあるが、栽培種のことや、園芸ビジネスのことはあまり
考えたことがなかったので、こんな野草にそういう市場価値があるのかと、
驚きをもって眺めた。
by tamayam2 | 2007-10-31 07:11 | たび | Comments(0)
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