【805】南洋のチョウたち

この数か月間に見たいくつかの南洋のチョウについて書いてみよう。

①光った目玉がたくさんついていて周囲を威嚇しているようなチョウは、
タテハモドキ。もし、鳥がこのチョウを喰えば、あまりのまずさに
吐き出すに違いない。食草であるガガイモ科のアルカロイドが鳥に
捕食されないように、チョウの体を守っている。ガガイモ科の植物は、
折れば白い液を出し少し異臭がある。
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通称「マダガスカルジャスミン」は、かすかにいい香りがするらしく、
園芸店で売られていることもある。
マダガスカル・ジャスミン Stephanotis jasmine(ガガイモ科)
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タテハモドキ(タテハチョウ科)Junonia almanac
たまたま、葉の茂みの中で交尾している姿を見た。
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②九州の南、奄美、八重山諸島で見られる南洋のチョウ、ツマムラサキマダラ
が、時おり翅を開くと、メタリックな紫色が光っていて美しい。
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オスとメスで裏翅の色が違っており、全体が黒っぽいものが♂、白い筋がはっきり
見えるほうが♀。ハマセンナ(マメ科)の樹で交尾している
写真の下のほうが♀。
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③琉球アサギマダラも美しいチョウ。本土のアサギマダラと違って、
全体が水色のメタリックな色をしている。すずしげ~
下の写真は、南洋の植物の気根のところに止まっていたチョウ。
横顔が何とか撮れたかなぁ。
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開翅しているとき。
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④庭仕事をしているとよく蚊が腕に止まることがあり不愉快なもの。
これは、先週、チョウを放し飼いにしている昆虫館で、私の腕に貼り
ついたオオゴマダラ。振り払っても逃げなかった。

締め切った空間にチョウを放し飼いにしている場所なので、かなり
蒸し暑い。汗ばんだ私の腕は、塩分補給に具合がよかったのかもしれない。
うれしいような、困るような、気恥しいような…腕をできるだけ離して、
至近距離からマクロレンズで撮影した。チョウの顔をこんなに間近で見る
ことはあまり多くないだろう。
オオゴマダラ Idea leuconoe
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チョウは、表と裏で全然色が違っていただり、♂♀によっても色や模様が違って
いることがある。その上、春型、夏型など季節によっても色と模様が違う。
識別できるようになるまで、数年かかった。
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by tamayam2 | 2017-06-10 13:43 | 日々のできごと | Comments(2)
Commented by 通りすがり at 2017-06-26 13:11 x
なにかと忙しなくて、6月も終わりが見えて梅雨も…相変わらず空梅雨です(笑)
どうも、お久し振りです。
前回の記事の紫陽花も、南の蝶も、それぞれに綺麗ですよね。
今年は6月になっても連日の霜注意報で、そのうちに忙しくなってしまい、花も蝶もろくに見に行けませんでしたので、良い目の保養になりました。
Commented by tamayam2 at 2017-06-26 20:41
♡ 通りすがりさま、
そう、梅雨ですよね。東京地方は、わりに晴天が
確保されていますので、なんだか梅雨らしくない
気候と思います。アメリカからの宿泊客があった
ので、雨だと気がもめますのに、ありがたいこと
です。懐かしい信州にシーズン中一回ぐらいでかけ
たのに、多忙と、私自身の足の具合が今ひとつなの
で遠出ができず残念です。せいぜい家の庭に訪れる虫
たちを眺めるぐらい。年は、とりたくないものです…
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