2月も最後の週になった。
春めいてきたかなと思うと、まだまだ油断がならないこのごろです。 しばらくごぶさたしておりました。 私は、寒い時期は、温室に出かけるのを楽しみとしています。 ★2月3日、伊豆半島熱川のバナナワニ園の温室を再訪しました。 この葉は枯れかけているのだけども、人が勝手気ままに筆で描いたようで、 おもしろい!葉っぱの中にもう一つの葉っぱが見える。 クズウコン科カラテヤ属 ブラジル原産 Calathea Veitchiana Hook.F. 同じ仲間のカラテア メダリオンにも、やはり葉の中に葉が見える。 ★こちらはベゴニアの葉っぱですが、よ~く見ると、葉っぱの中にヤツデの ような葉っぱが見えます。 球根ベゴニアは、花がとても美しい園芸植物ですが、葉の複雑な美しさも 見逃すことができません。 Begonia Tuberhybrida Groupシュウカイドウ科 ★なんとなく冬枯れの季節の中で、Yukonの風景を描くTed Harrisonの絵を 思い出していた。 そうした折、偶然孫が描いた絵が送られてきたのが、まぁ!エスキモーの 風景のよう!? Ted Harrisonは老年になってカナダ、バンクーバーのVictoria島に住ん いたが2015年に亡くなった。カナダ西海岸を代表する画家。 ★イシガケチョウという羽の模様が地図のような蝶がいる。普通は、沖縄や九州 に住んでいる蝶だが、動物園の昆虫館の中で元気に飛び回っていた。 特に、キク科の紫色の花がお気に入りらしく、そこに集中して集まってきていた。 よほどこの花の蜜がおいしいのだろう。 学名:Cyrestis thyodamas 英語では模様が 地図に似ているのでCommon Mapと呼ばれる。 ★11日多摩動物園のサル山の辺りを通りがかったら、サルたちが団子のように なって固まっていた。寒いのだろうねぇ~割と高台にあるし、サル山は、 コンクリートで造られた、吹きさらしの空間だし。 小屋のようなもので風を防ぐことはできないものか…。野生動物はペットと違う からこういうやり方でよいのだろう。温泉に入るカピバラなどの画像がTVに 出てくるが、なんとなく不自然な感じがする。でも、ここのサルに少しは 風が防げるシェルターを与えてやりたい。 ★一般に“雪割草”と呼ばれるいう春先に咲く野草 がある。学名は、Hepatica nobilis Hepaticaとは肝臓のこと。 葉の形が肝臓のような形をしているから。この花の実物の展示会が 平塚市花菜ガーデンで開かれた。主宰しているのは大野好弘さんという 若い育種家だ。彼は、あちこちで貴重なコレクションを出展している。 自分自身で山を歩きまわり、神奈川県と宮城県で新種を2つ発見なさった。 学名に自分の名が付くというのは、大変なことなのですよ! 雪割草に関する文化史にもくわしい。こういう若い方と植物の話が できるのがうれしい。 ★春まだ目覚めぬころ咲く小さな、小さな花にセツブンソウがある。たまたま 出かけた八王子市で、鉢植えになっているのを見ることができた。 丈が3,4㎝しかなく風に揺れるので、撮影は難しかった。花の中心部分が水色に 染まっていて可憐。しばらくすると葉をふくめ、すっかり姿を消してしまうので、 Spring ephemeral(春の妖精)とも言われる。セツブンソウ(キンポウゲ科) Eranthis pinnatifida
by tamayam2
| 2017-02-24 17:05
| 日々のできごと
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