【782】ケルン再訪

今年の夏は、例年出席していた学会はそろそろ引退して、
教会関係の集会に出席することにした。会場は、ドイツ南部の
黒い森地帯。集会が始まる前に、4,5日間、ケルンに滞在した。
よく通った町の中心、Neumarktの市電の駅
c0128628_9265418.jpg

2004年から2007年まで住んでいたこの町は、さして変化なく、
どの景色も懐かしい。親しい友人宅にお邪魔して、彼女の日常生活を
ご一緒させていただいた。
c0128628_9263349.jpg

ケルンは、意外に暑く、28,9度。ビルの屋上のソフトクリームも健在だった。

まず一番先にしたことは、花屋に行って花を買い、親友のGさんの墓に
詣でたこと。ご自宅の近くのこじんまりとして市営墓地。
c0128628_9272287.jpg

友人の説明によると、市営墓地は、25年間 €400(日本円で約5万円)で
借りるのだそうだ。ふ~む、25年間か!? 遺族が墓参りするのに十分な時間
かもしれない。それ以上は、ちょっと責任が持てないかも・・・。
それ以上、その場所を借りたければ、あと25年分延期すればよいそうだ。
ケルン市民の大多数は、この方式によって埋葬される。
c0128628_9275310.jpg

友人がDom(ケルン大聖堂)の夜間コンサートに行くというので、
ご一緒した。夜9時から一時間あまり。会場についたら、すでに
Domの中は人でいっぱいだった。全体で、4、500人もいただろうか。
素晴らしい演奏だった! この大聖堂自体が一つの楽器のようになって、
オルガンの響きが堂内に響きわたっていた。
c0128628_9291338.jpg

堂内には、すばらしいステンドグラス、柱という柱には、諸聖人の像が
刻まれているのだけれども、これは、聖クリストファーのもの。
旅行の守護神と言われている。
今度のヨーロッパ行きでは、多くの人に、テロや事件に巻き込まれないように、
と注意を受けた。注意していてもどうにもなるものではないが、結果的に
何ごともなかったので、本当にやれやれと思っている。
c0128628_9294329.jpg

昔よく歩いたところ、そんな場所をぶらぶらと歩けて大変満足した。
昔、住んでいたアパート。オレンジ色のビルの3階に住んでいた。
c0128628_930103.jpg

よく行ったケルンの植物園、Flora. どこに何が植えられているか
熟知しているので、歩いていて楽しかった。

今度の飛行機は、ルフトハンザ機で、鉄道の切符も込みになっている便。
羽田→フランクフルト、そこからICE(特急)でケルン中央駅まで。
そのルートは、よく利用したことがあるので、私にはなじみがある。
大好きなドイツ鉄道にも乗れてうれしかった。
c0128628_9304510.jpg

ケルン駅と大聖堂の裏手に、ライン川が流れていて、その鉄橋の金網に
たくさんの錠前が掛けてあるのに、以前から気づいていた。
帰国するとき、時間が十分あったので、そのおびただしい錠前を見に行った。
若者たちが恋人と永遠の愛を誓いあって、そこに錠前をかけておくの
だという。そういう習慣は、世界のいろいろな場所で見られるようだが、
金網の塀が重そうで、なんだか痛ましく感じた。

[PR]
by tamayam2 | 2016-08-19 09:31 | たび | Comments(10)
Commented by ふく at 2016-08-19 13:31 x
おかえりなさい。
懐かしい街なのですね。
いちどはいってみたい。
Commented by tamayam2 at 2016-08-19 15:25
♡ふくさん、
はい、無事に帰ってまいりました。
勝手知っている町は、気楽に歩けて
よかったです。知らない町は、やはり
ちょっと緊張しますわ~笑
Commented by namiheiii at 2016-08-20 11:31
あちらは土葬ですからお墓も広々してすっきりしていますね。25年5万円は安いです。でも順番をとるのは大変なのでは?昔アメリカでの話ですが近道をしようとして墓苑の中を突っ切ろうとしたら出口が見つからず焦ってやっと見つけてやれやれと思ったらそれはなんと私が入った入口でした(@_@;)
Commented by tamayam2 at 2016-08-20 13:39
♡  namiheiii先生、
25年間で5万円は、私も安いと思いました。Gさんの墓所は左右で二人分です。最近は、ドイツでも火葬も増え、その場合は、地所は約半分です。しかしケルン市に火葬場がなく、オランダまで輸送するので、戻ってくるまで1か月以上かかると聞きました。ここでは、墓地の中は、車は入れないようになっていました。犬も禁止の札が立っていました。亡くなれば金持ちと貧乏人に係りなくこのような扱いをする点は、practicalなドイツ人らしいと思いました。
Commented by ikutoissyo at 2016-08-22 09:58
ご無事でお帰りなさい。
東京は、暑いでしょ。

天井の高い大聖堂の美しい響きを想像しています。

大きなソフトクリームにびっくり。
街なかの空間が広そうですね。街路樹も多そうだし、素敵な街ですね。

台風が迫っています。被害が心配です。
Commented by Yozakura at 2016-08-22 18:23 x
Tamayam2さま:残暑お見舞い申し上げます

 久し振りに訪問したところ、ドイツ・ケルンへの懐旧旅行から帰国されたばかりとの由、高尾山ハイキングで傷めた足も回復した模様で、何よりです。
 今回は旧友に再会、また墓地を訪問し、特に事故もなく無事に終了したとのこと、良かったですね。欧州方面はテロを警戒して、旅行者が減っているそうです。

 墓地での埋葬方法や手続きが話題の中心となんっていますが、矢張り、こうした分野に関心が向く世代なんですね。
 ドイツはさて措き日本では、昔から続く「立派な墓所を設置しようとする家族や一族同士での見栄の張り合い」が、宗教法人や不動産業界によって悪用され、事業の一分野となるまでに「成長」していますからね。
 簡素な合理性を尊ぶのは、良いところだと思います。
 お元気で。
Commented by BBpinevalley at 2016-08-24 08:41
ケルン、とても懐かしいです。
毎年1月に、ケルンで開かれるデザインと家具のショーに通っていました。
雪が降る年も多く、寒い中、温かいコートで素晴らしい会場を回りました。
夫の仕事中、近代美術館で過ごすことも多く、ミュージアムショップのオーナーや館員さんたちとも仲良くなりました。
昔、水をためるタンクだったというホテルに泊まり、そこがとても気に入っていました。
ドイツの中ではリベラルで、ゲイの人たちも多く、アーティスティックな街ですよね。
お墓のお話、興味深いです。
うちには古くからのお墓があり、兄弟揃っての海外住まいで、今後のことに頭を悩ませています。
25年ていうのは、とても実質的ですね。
Commented by tamayam2 at 2016-08-24 09:45
♡ ikutoissyoさん、
今回の台風は大きかったですね!
私のところは被害はありませんでしたが、出かける予定の変更があったりしてあたふたしました。旅先でコンサートに出かけたりできたのは幸いでした。この町は、よく知っているので、ほとんど計画は立てず、お宿をくださった友人のお宅の日常のスケジュールに従って過ごしました。そういう旅もまた、よいものです。
Commented by tamayam2 at 2016-08-24 09:52
♡  Yozakuraさん、
忘れかけたころにふらりと立ち寄ってくださる Yozakuraさん、お元気でなによりです。夏になればお墓参りをする方も多いですね。私の年代になると、友人が集まれば、お墓の話なども出ます。そういう年代ですからね。ドイツの生活、再び垣間見て、質素で質実な点が好もしく感じました。この世にある時にいくら宝を積んでも、死ねばどうにもならないですよね。天に宝を積みなさい、と聖書に書いてありますが・・・
年配の友人たちともそんな話をよくしましたよ。ぼちぼちですが、更新いたしますので、またお越しくださいませ。
Commented by tamayam2 at 2016-08-24 09:57
♡  BBpinevalleyさん、
そうでしたか!ケルンはメッセの町なので、いろいろな催し物があります。
「水をためるタンクだったホテル」とは面白いですね。メッセの近くでしょうか。私は、いつもは小さいホテルに泊まるのですが、今回は、友人のお宅に泊めてもらいました。庶民の生活を垣間見るよいチャンスでした。ドイツ人のようにお墓の問題を合理的に考えたらよいのでしょうが、なかなかね~。
<< 【783】ボーデン湖を渡ってスイスへ 【781】梅雨明けはまだかなぁ~ >>