【758】過去の写真 その2

先回は、2005年と2011年に訪れたルクセンブルグの
思い出を書いた。欧州の「へそ」のような金融都市、
小さいけれども大事な国だ。
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次は、イスラム教徒の国、トルコ。
パリの同時テロ以降、問題になっているISへの出入り口、
トルコへは、2008年と2012年に出かけた。最近、ロシアとの
関係が悪くなって、お互いに目には目を、歯には歯を、と
報復が繰り返されている様子が報道されている。
痛ましいこと!
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一般の旅行者から見たトルコは、まったく平和な国に映った。
西洋と東洋の両面の良さが感じられ、親日的で、おだやかな
性格の人たちだった。
2008年のときは、チャナッカレ大学で学会があって、その帰途、
トロアス、エフェソス、コンヤ、イズミール、パムッカレ、
カッパドキア、アンカラを周ってイスタンブールに戻るという
大旅行だった。2012年は、ドイツに友人夫妻と会うために
出かけた。向こうは、ドイツから、こっちは日本から、お互いに
中間地点で会いましょう、ということだったが、その翌年、
親友(妻のほう)が亡くなった。実質的にこれがお別れになった。

首都イスタンブールを歩くと、至るところでネコにあった。
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FaceBookに掲載したネコの写真。レストランの中庭の樹の上を
住みかにしている黄色いネコ。
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宮殿の中であろうと、マーケット中、モスクの中でも、
ネコが我が物顔に歩いている。住民みんなの飼いネコのような
感じだったが、衛生的に問題がありそうなので、
「触ってはいけない」のだった。
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海外では、イヌ、ネコ等は、ペットと思わないほうがいいのだ。

日本では、見られなくなった狂犬病もまだ健在だ。
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シルケジ駅に住んでいたネコ。ホームを悠然と歩いていた。
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この駅は、あくびが出そうなほど、のんびりとした田舎駅に見えるが、
130年ほど前には、ここが花のパリとコンスタンティノープル(現在の
イスタンブール)を結ぶオリエント急行の終着駅だったのだ。
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私の記憶では、アガサクリスティの『オリエント急行の殺人』という
作品があった。アガサクリスティは、イスタンブールの下町が
お気に入りで、定宿もちゃんと残っている。
私もこの駅の周辺の庶民的な通りが大好きになって、
徒歩で、あるいはトラムに乗って日に何度も歩き回った
ものだ。疲れたら、トルコのチャイを飲む。
わずかなお金で、チャイを飲ませる店がどこにでもあって、
暑さも足の疲れも吹っ飛ぶのだった。

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by tamayam2 | 2015-12-04 16:39 | たび | Comments(10)
Commented by semineo at 2015-12-04 23:02
こんばんは
お怪我の方は如何ですか?
こうして写真で思い出を振り返えられるのも、
神様が与えて下さった時間ですね。
ゆっくり養生してまたご一緒して下さいね。

ネコが悠然と歩き、寝そべり、我が物顔で過ごせるのも
お国柄なんですね~
我家にはノラちゃんが来ては、落とし物をして行くので困っています。
Commented by tamayam2 at 2015-12-05 09:06
♡  semineoさん、
怪我のほうは、一日一日回復に向かっております。
ありがとうございます。12月は主婦なら、一番忙しいとき
のはずですのに、何もできずPCの整理ぐらいしかできない
のです。いろいろ気にかかりますが、今は、動けないの
ですから、静かにしております。
ロシアートルコの関係は悪くなるばかりですので、心配
しています。ヨーロッパはどこも危ないですし。。。
ISの問題はなかなか解決しないでしょうね。
園芸家にとって、野良ネコは、厄介でしょうね。ウチにネコが
いたころ、近所の人から苦情を言われないか、ヒヤヒヤして
おりました。ネコはどこでも入り込んでしまいますので。
お元気で。
Commented by PochiPochi-2-s at 2015-12-06 00:34
こんばんは。
神戸のルミナリエで遊び、今、かなり遅いです。

トルコ2回も行かれたのですね。
わたしも行くチャンスがあったのに、結局は行けませんでした。
今行くには少々危ないかもと思うと、残念です。

塩野七生の「コンスタンチノープル陥落」を読んで、
絶対にコンスタンチノープルに行ってみたいと思っていました。
アガサクリスティの「オリエント急行殺人事件」を読んだ時も
そうでした。何かの雑誌で、終点のザグレブ(その時は確か雑誌では
ザグレブまででした)駅のホームの写真と街の様子が映っていて、
「ああ、いつか行ってみたいなぁ」と思っていたものでした。
オリエント急行と聞くと夢がありますものね。

上の地図を見ていると、ブラチスラバ、ブダペストまでは行きましたが、
そこから先もいつか行ってみたいなぁ…と。
宮本輝「ドナウの旅人」を思い出しました。
不倫相手と逃亡した母を追って娘が恋人と二人で、ドナウエッシンゲン
からブルガリアの端の黒海まで追いかけていく話です。
面白いですよ。この小説で宮本輝の小説が一気に好きになりました。

焦らずにゆっくり治してくださいね。
Commented by tamayam2 at 2015-12-06 19:40
♡  PochiPochi-2-sさん、

♪~しずかな夜ふけに いつもいつも
   おもいだすのは おまえのこと
YouTubeで検索してやっとメロディを思い出しました。
いい曲ねえ。私の頭の中にもこのメロディーが鳴り響くように
なりました。ありがとう。そう、今、トルコは、危険な都市に
なったかもしれません。でも危険と言えば、いつも危険。
世間の人が忙しいと言っている12月に家にこもって、昔の写真
の整理をしているなんて、大変な幸せな時間の使い方かもしれません。
このごろやっと松葉杖1本で歩けるようになりました。
家の片づけ、掃除、何もできませんので、埃、ゴミには目をつぶって・・・

宮本輝の小説、読んだことがありません。ぜひ読んでみます。
教えてくださってありがとう。本箱の古い本を出してきては、
読み直していますが、小説は少ないのです。私ももうあまり、
海外旅行はできなくなりましたので、本を読んで、旅をなぞると
いう別の楽しみ方をおぼえましょう。アガサクリスティも読み直して
みたくなりました。感謝!


Commented by kanmyounoda at 2015-12-07 13:39
こんにちは。。tamayam2さん。
だいぶ快方に向かって見えますね。骨折も大変だと思うことでした。
トルコの猫の話思い出しました。
資料を整理しながら次の旅行のことが頭に浮かんでいらっしゃいませんか・・。
色んな制作も来年3月以降へ向けての取り組みです。
のんびりやります。
Commented by tamayam2 at 2015-12-07 16:58
♡  kanmyounodaさん、
もう長い旅行はできないでしょう。ですから、写真の整理、整理。(笑)
外出できないおかげで、師走なのに、の~んびりすごしています。
海外へのクリスマスカード、国内の年賀状も一か月遅れ、、、気に
しない気にしない。。。とあきらめて。

上名窯さんの創作への情熱には心から尊敬をしております。
お元気で!!
Commented by PochiPochi-2-s at 2015-12-07 22:49
こんばんは。
ついでながら、まだ読まれていないならば、時間のある今(?)、
春江一也の「プラハの春」(文春文庫上・下)はぜひ一読をお勧めしたいです。
この小説に中で、国境の川を泳いで渡り、もう少しで対岸のオーストリアに
たどり着くという時に発見され中で撃ち殺される場面が出てきます。
で、現スロバキアとオーストリアの国境を流れるドナウ川の川幅を知りたくて
オーストリアからスロバキアにかかる橋をバスで渡りました。
プラハの春当時のプラハの様子が書かれています。
Commented by tamayam2 at 2015-12-08 09:39
♡  PochiPochi-2-sさん、
ありがとうございます。
課題図書第二弾ですね。(笑)昔、若い友人で、
私に課題図書を定期的に送ってくれる学生がいて(私、昔教師でした。。。)
楽しく課題をこなし、感想文など送ったことがありました(過去の思い出ですが)

プラハには、何度か行きましたが、「プラハの春」について、常識程度にしか
知りません。ありがとうございます。読んでみましょう。感謝して。
ドナウ川は大きかったでしょう?
私も何度か船で通りました。ドナウ川は、女性名詞ですが、よく荒れたり、
洪水になったりします。ライン川は男性名詞ですが、比較的おだやかです。
Commented by PochiPochi-2-s at 2015-12-08 21:35
こんばんは。

すみません、文庫本の会社名が間違ってました。
正しくは、集英社文庫です。
何度も読んでいるのに、文庫の名前まではっきりとは覚えていないそそっかしやです。
スロバキアとオーストリアの間を流れるドナウ川はそれほど川幅が広くありませんでした。
「これなら泳いで渡れる」と思いました。
その当時、実際に泳いで渡ろうとした人たちも多かったのではないかと思いました。
いい本です。
Commented by tamayam2 at 2015-12-10 16:36
♡  PochiPochiさん、
先日、新宿へ出たので、本をさがしてみました。
「ドナウの旅人」を買ってまいりました。
春江一也の本は、見当たらなかったので、買いませんでした。
秀英社で今度、買いましょう。教えていただきありがとうございます。
本屋の店頭に立ち、本当に最近の作家の名前も知らないのだなぁ~と
すっかり老人になったような気がしました。(老人ですが・・・)
感謝して

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