【744】パリの植物園

東京からパリまで、飛行機で、12時間あまり。
到着したのは、まだ陽も高い午後4時ごろだったが、
翌日からの行動に備えてパリで一泊することにした。

翌日にAusterlitz駅から、友人の住むBourgesに向かうので、
駅の近くに宿をとった。パリの事情を知らないので、鉄道駅の前
あたりを、と探していたら、パリ5区、ソルボンヌ大学、植物園の
そばによいホテルが見つかった。
あらっ、ラッキー!
パリには何度か来ているが、植物園は、ぜひ行きたいところだったから。
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シャルル・ド・ゴール空港は、町の中心から離れている。
空港からエール・フランスバスというシャトル・バスで、リヨン駅まで行く。
このシャトル・バスの切符は東京でネットで買った。
リオン駅からホテルまで、徒歩でも行ける距離だが、荷物があるので、
タクシーで行った。
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17世紀、ルイ13世の王立薬草園が起こりというこの古い植物園は、
朝7:30~夜8時まで開いており、入場料は、無料!
さっそく翌朝、出かけた。朝は、ジョッギングしている人がいい汗を
流していた。
フランス庭園のような美しい花壇もあれば、植物の科ごとに分類して
植えてある標本園もある。
中には、動物園、自然史博物館、標本館、大温室もある広大な敷地。
25ha という広さは、とても一日で廻りきれるものではない。
大温室は、有料で、€6だった。
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花壇のあちこちに作業員がいて、雑草を抜いたり、ホースで水やりしたり、
植物の管理が行き届いている。
 (首都東京にこのような植物園が無いことを、本当に残念に思う。
  植物好きの外国人が来日しても、案内するところに苦慮してしまう。)

さて、チョウが好きなTamayam2であるが、こんなに夏の花が咲き乱れて
いる植物園で、驚くべきことに、チョウを見かけることがほとんどなかった。
背の高さをはるかに超えるブッドレアの樹がたくさん植わっていたのに、
チョウの姿が無い、とは!!?? おそらく、防虫剤のせいではないか…
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友人の住むBourgesの田園地帯で見たのは、
チョウトンボか、アオハダトンボの一種。沼地に羽を震わせていた。
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このチョウは、裏翅しか撮ることができかなかった。
植物は、本当に豊かなマレ(沼地)だったが、昆虫は、やはり
農耕の大敵なので、淘汰されたのか・・・
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マレの島に住んでいるネコたち。
このネコのそばに咲いているピンクの花は、アカバナ。
ミソハギ、ヨツバヒヨドリ。こういう植物は、チョウが
最も好むものなのだが・・・うむむ。
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生まれたばかりの赤ちゃんを連れたハクチョウの親子。
ヒトと共に生きているいろいろな生物たち・・・
別の言い方をすれば、いろいろな生物たちと共に生きているヒト!
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フランスの豊かな自然を味わいながら、目は、時おり
虫を探しているTamayam2だった。

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by tamayam2 | 2015-09-10 13:02 | たび | Comments(10)
Commented by echaloterre at 2015-09-10 16:36
特に一枚目の公園の写真、いいですね♪ 夏の終わりの公園の感じがとても出てますね。
この夏は、特に蝶が少なかったような気がします。猛暑のせいでしょうか。
植物園では、蜂を呼び寄せるな"蜂の家"なども作ってますから、防虫剤を撒くことはないと思います。
芝生があちこちに生えないいように、多少の除草剤を撒くことはあるかもしれませんが。
マレでは、蜂はたくさんいるのですが、蝶は、モンシロチョウ、モンキチョウが春に、
また今の季節は、キャベツの植付け時ということもあって、再びモンシロチョウがやってきています。
真夏に超は少ないかもしれないですね。クジャクチョウも時折見かけるのですが、今年は一度だけ見かけました。
自然は多いところですが、やはり人の住む町のそばですから、その辺りも昆虫の生息状況に関わるでしょうね。
猫の飼い主、この写真を見たら、とっても喜びます!!(*‘∀‘)
Commented by tamayam2 at 2015-09-10 17:43
♡  echaloterreさん、
いろいろ教えていただきありがとうございました。
マレの自然について一番たくさんしゃべりたいのですが、
どこから始めてよいやら、更に時差ボケで、なんだか、頭の働きが
悪く(これは通常のことなのですが…)ま、そんなことで、
遅くなりました。やっぱり今年の夏は、ヨーロッパでは異例の
暑さだったのでしょう。東京も猛暑でした!
この猫ちゃんたちのオーナーさんに、ぜひ写真を見せてあげてください。
黄色のネコは、お澄まし、黒白ネコは、やんちゃ…可愛かったです。

Commented by nenemu8921 at 2015-09-10 22:43
すてきな旅をされたのですね。
tamayamさんの旅行の素晴らしいところは単なる観光ガイドではなく、あまり私たちの知らない(情報が少ない)植物園のことを
ご紹介くださるところにあると思います。
王立薬草園が起こりの植物園なんてすごいね!! 行ってみたいなあ。
コブハクチョウも共存しているのに、昆虫や蝶がいないとは!? 信じられない!!
あっ、コブハクチョウはマレだったのね。
湿原、湿地でしょうか。野鳥もたくさんいてもいい環境ではないですか! 
にゃんこもいいけれど。。。
植物のご紹介も楽しみにしています(^_-)-☆


Commented by tamayam2 at 2015-09-11 00:17
♡  nenemu8921さん、
ぜぇ~んぶ、カスタムメードの旅行なので、事前の調べものには
時間がかかりました。でも、結局、その間の「空想」「シミュレーション」の
過程がすでに旅の一部なのですね。幸い、現地に住んでいらしゃる方の
アドヴァイスもうかがえましたし。『地球の~方』の本は、若者向き
ですので、参考になりますけれども、私向きではありません。
フランスの田園、そこに住んでおられる方の生活の知恵、工夫、実質的で、
無駄がなく、学ぶことがたくさんありました。どこにお金をかけるか、
そういう話を聞いていると、彼らは、本当に生き方がクールなんです。
フランス語がちゃんとできたら、よいなぁ~とも思いました。
ふふふ、おばーさんの旅、ぼちぼち綴っていきます。お元気でね!
Commented by aamui at 2015-09-11 07:51
美しい猫ちゃん カメラマンの腕にもあるのでしょうが 見惚れました
立派な植物園が無料!しかも7:30から開園!良いね!(^^)!
Commented by tamayam2 at 2015-09-12 00:08
♡  aamuiさん、
植物園の維持管理には、たいへんお金がかかると思いますから、
民間団体ではムリです。民間団体がやると、子供や趣味人に焦点を
おいてイベントを企画したり・・・余計なことをやります。
自国のFlora(植物相)をきちんと体系づけて保護し、守っていく、
という確固たる考えに基づいて管理しないと、うまく行きません。
日本の植物相は、自国が誇るべきものなのに・・・守るべきもの
なのにぃ。お・も・て・な・しだけじゃないよ、と言いたい。
私が言ってもはじまりませんねぇ。
Commented by ikutoissyo at 2015-09-12 17:37
「ある理由」があって、ずっと外国旅行には出かけられませんでした。
こちらに伺うと、まさに私の為の旅行記の様に思えて、いつも楽しみ拝見しています。
へ~、と驚いたり感動したり・・・。
チョウトンボの羽の色が綺麗ですね。
猫も白鳥も、tamayam2さんのお気持ちまで映り込んでいて、好きですね。

二つのゴシック様式の教会は、男性的な造りの中に、ふと優しいバラ窓が設えてあり
古い建物好きな私にはたまりません。

「ある理由」はなくなりましたが、外国へ行くには歳を重ねすぎました。
今回も又、素敵な旅行に連れて行っていただいて、ありがとうございました。
Commented by tamayam2 at 2015-09-13 08:34
♡  ikutoissyoさん、
「ある理由」はそろそろ我が家にも出てきそうです・・・(笑)
外国旅行は、だんだん年を取りますと、おっくうになりますね。
私の旅は、全部自分で切符の手配などずるので、なおさら、
だんだん気が重くなります。ド忘れなども多いし、ミスをしても
誰の責任でもなく、自分の責任なので・・・(汗)
私のBlogは私が忘れないでいるための備忘録なのですが、
それを楽しんで見ていただけるとは本当にありがたいことです。
私自身、あれは、いつだったっけ?どこだったっけ?どなただったっけ?
と、前にさかのぼって調べものをすることもあります…(笑)。
これからもきら~くにお付き合いくださいませ。
Commented by 通りすがり at 2015-09-15 10:43 x
夏だとチョウは時期的に少ない可能性もあるんで、タイミングが悪かったのかも知れませんね。
その代わりに?綺麗なカワトンボが撮れた様で。
おそらくカワトンボ科アオハダトンボ属のCalopteryx splendensで、英名Banded demoiselleと呼ばれてるものだと思います。

それにしても猫まで綺麗ですねえ。
近所の野良猫とはエライ違いだ(笑)
Commented by tamayam2 at 2015-09-15 20:15
♡ 通りすがりのおじさま、
メタリックな青いトンボに出会って本当にうれしかったです。
名前を教えていただきありがとうございました。ヨーロッパの家には
網戸などなく、蚊やハエに悩まされたこともないので・・・昆虫には
住みづらい所なのでしょう。Eさんもクジャクチョウを見たことが
あったとおっしゃっていました。私もドイツでクジャクチョウ、ヒメ
アカタテハを何回か見たことがあります。それに比べたら、日本って
良い国ねえ。たくさんの蝶がいるし、バッタやトンボもいるし。
蚊やハエ、ゴキブリなんかもいますが、昆虫の豊かな国、日本を
再認識しました。(笑)
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