【733】アカボシゴマダラ

アカボシゴマダラと言っても何のことかわからないだろう。
赤星胡麻斑というタテハ科の蝶の名なのだが、この蝶について書く
のも、ちょっと恐ろしい。なぜかというと、これは、侵略的外来種に
指定されており、日本の蝶の愛好者の間では、敵視されている。
まぁ「お尋ね者のリスト」に入っているということですね。
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この蝶に出会ったのは、5月23日、東京小石川植物園でだった。
入園して、すぐひらひらと飛んでいるチョウに出会った。
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なんだか、丸っこくアゲハではないし、シロチョウでもないな、と
思った。地面に止まった姿から、アカボシゴマダラだと分かった。
この日は、この植物園の違う場所で、何頭か見かけた。
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東京・小石川で発見、ということは、東京のあちこちに広がっているの
かも知れない。インターネット上では、「○○地で、発見」という論文がたくさん
出ている。その書き方は、「困ったものじゃ」・・・という口調。
だから、「見てうれしい」とは堂々と言うことがはばかられる状況だ。

外国から持ち込まれこの蝶によって、在来種の存続の危機にさらされるという
ことらしい。限られた食草を短い夏の間に食べないと生き延びることが
できない蝶だからね。
外国から持ち込まれて、迷惑する例はたくさんある。でも狭い日本、
純国産品だけでは、生きられないだろうが・・・
韓国で流行っているという恐ろしい感染症も、今に日本に上陸するに
ちがいない。人々の往来があれば、仕方がない話なのだ。
うむ、むむむ・・・
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小石川植物園では、ウマノスズクサの種類をいくつか育てていたが、
外国産のものは、気候が合わなかったらしく生育が悪かった。その内、
オオバウマノスズクサはツルが伸びていて、花が咲いていた。これは、
ジャコウアゲハの幼虫の食草なので、私は、いつも気になっている。
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オオバウマノスズクサ【Aristolochia kaemferi ウマノスズクサ科】
緑のツル性の葉が涼やかなので、西洋では、よく建物に這わせたりしていて
おなじみの植物。
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以前は、見られたジャコウアゲハは、ここ数年見たことがない。
温室がないと難しいのかもしれない。その温室は、取り壊しの最中だったが、
新しいものが建つのだろうか。予算が乏しいので、募金を募っていた。
私もお金があれば、ポンと数千万円ほど寄付したいところだが・・・

東京には、外国人を案内するに足る立派な植物園がない。それは、
とても残念なことだ。
先日、私は、富山県に出かけたとき、富山県中央植物園に足を伸ばした。HPはここ
地方には、いくつか通りすぎたくない植物園がある。
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標本園の傍らに、一群れのナデシコが咲いていた。花びらに切れ目が多く、
きれいだなぁと思った。
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高山に咲くというセンジュガンピ(千手岩菲)によく似て
いるが、センジュガンピは、白色しかない。

ナデシコとインターネットで調べれば、女子サッカー・チームのことしか
ヒットしない。ああ、昔は、日本女性の美称だったのですよ。

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by tamayam2 | 2015-06-19 07:08 | 日々のできごと | Comments(10)
Commented by BBpinevalley at 2015-06-19 20:21
ナデシコと呼ばれるような女性自体が姿を消しているので、表現も自然と消えたのか……(笑)

お尋ね者の蝶々、綺麗に見えますが。
生命力の強い蝶なのですね。
自然淘汰ですよね、これも。
Commented by school-t3 at 2015-06-19 23:16
アカボシゴマダラというんですね?
蝶にも侵略的外来種があるなんて!
そう言われてみると恐ろしいような気がしてきました。
大食漢なのかなあ・・

ナデシコは万人に愛されて幸せな花ですね。
Commented by namiheiii at 2015-06-20 12:18
アカボシゴマダラチョウ東京に現れましたか。さいたま市に住む私は2011年にこの蝶を見ていますから意外と繁殖力は弱いのかも知れませんね。目の敵にされていますが私はそう嫌いではありません。野の花の代表、西洋タンポポだって積み荷の詰め草として海を渡ってきたのではありませんか。日本の固有種と仲良く棲み分けています。
Commented by tamayam2 at 2015-06-20 19:57
♡  BBpinevalleyさん、
ご明察!ナデシコと言われるような楚々とした女性が近くにいますか???
だから、死語になっちゃったのね。
ナデシコはか弱そうに見えても強い花、私は好きです。
私、早朝にメールチェックします。夜は、一杯飲んじゃうと、すぐ眠くなって寝てしまいます。使いものにならない能です。早朝は、頭の回転がいいんです。だから、ばりばり仕事をしちゃう。いろいろな人がいますよね。枯れたアジサイもいい色合いで私は大好きです。
Commented by tamayam2 at 2015-06-20 20:01
♡  school-t3さん、
きっと山梨県にもたくさんいると思います。オオムラサキの食草のエノキも
だんだん減っていっています。蝶は、食草がきまっており、Aがなければ、Bで間に合わせるということをあまりしません。食草が足りなければ、淘汰される可能性が強いです。でも、外来種な何でも食べます。非常適応性がいいので、繁殖するのでしょう。バランスの問題で、人間がとやかく言う種類の問題ではないのですが、この頃、増えて
きたので、問題視されるのでしょう。
Commented by tamayam2 at 2015-06-20 20:10
♡  namiheiii先生、お久しぶりです。このところ私が忙しくしていて、みな様のBlogの訪問を怠っておりました。(言い訳)
さて、アカボシゴマダラは2011年には、さいたまに見られたのですね。それなら、関東一円で観察されても当然でしょう。この頃は、東京も亜熱帯化しているのか、沖縄で見られるような植物が越冬できています。西洋タンポポも荷物の詰め草として渡ってきたのですか?植物も旅をするのね。面白いことです。先生のお元気そうなお声が聞けてうれしいです。お大事になさってください。毎週火曜日にBellaさんと会い、先生のお噂をしております。
Commented by namiheiii at 2015-06-21 11:51
ごめんなさい。タンポポとツメクサを混同してました。歳は取りたくないですね^^;
Commented by tamayam2 at 2015-06-23 11:14
♡  namiheiii先生、
そーんなこと気になさいますな。
私もしょっちゅう!昆虫の同定では、
「通りすがり」という方がおられまして、この人が名を名乗らないのですが、昆虫に非常にくわしい。よく間違いを指摘してくださいます。本当にありがたいことですが、こっちから、お尋ねできないのです。Blogにこの方のご訪問を受けたら、名誉モノです。以前、植物にもそういう方がおられたのですが、この頃は、ご訪問がないのです。それは、Bloggerとしては、見捨てられたような寂しさです。ネット上のはかないお付き合いながら、なんとなく気になる人というものがいるものです・・・(笑)。
Commented by 通りすがり at 2015-06-24 21:06 x
たたの虫好きオヤジの通りすがりです(笑)

アカボシゴマダラはもう駆除しきれませんね。
拡散して定着してしまった外来種を駆除するのはほぼ不可能でしょう。
一昨年まではゴマダラチョウしか見なかったのに、去年はアカボシゴマダラしか見ませんでした…

ナデシコ、ヤマトナデシコと呼ばれるのはカワラナデシコですが、すっかり見なくなりましたね。
昔と違って空き地が無くなり、宅地化されてしまったからでしょう。
おかげで乾燥化も進んでサギソウも無くなってしまいましたね。

ナデシコ科のツメクサ爪草を調べようと思っても、マメ科のシロツメクサやアカツメクサと言った詰め草しかヒットしません。
ネット検索も思う様に行かないものです。
Commented by tamayam2 at 2015-06-25 07:14
♡♡ 通りすがりさま、
上↑の欄でお噂をしていたら、ご訪問くださいました。ようこそ、いらっしゃいまし。
本当にこちらからお尋ねできれば、ありがたいのですが、そうなれば、
通りすがり様は質問の追われてうるさくてかなわないでしょうね。
日本原産と言われるゴマダラチョウは、ほとんど見たことはありません。そういう意味で残念なことですが、蝶はパスポートをもっておらず、関門が無いのでしかたが
ないのでしょう。
人為的に放蝶した人というのは、
どういう目的があったのでしょうか。
その辺のことはよく分からないのですが、
エノキが幼虫の食草だとすれば、
都会には、エノキが少ないですね。
オオムラサキもエノキです。
昔は、どこにでもあった樹木が
だんだん、外国産の目新しいものと
入れ替わってしまっています。国産の木をもっと大事にせにゃ~と
私は、思います。
園芸の花だって、昔風の花が少なくなって、片仮名語の花ばかりでしょう?
洋物崇拝もいいけど、自国のものを評価しないと。。。と老婆は考えます。
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