銀座の歩行者天国からしばらく遠ざかっていた。
久しぶりの銀座通り。松坂屋のビルが建て替えのため、ぽっかりと空地に なっている。外国ブランドのショップが増え、外国人の姿が目立つ。 四丁目の角には、相変わらず、ご自慢の犬を連れた人も大勢。 犬を見せたい人、見たい人・・・ちゃんと需要と供給のバランスが とれているような気がする。 道路の脇に、イスラム圏の女性が数人立っていた。 ヒジャーブというのだろうか、頭の被り物をして、長い衣に身を包んでいる。 汗ばむような陽気の中、顔以外、身体をすっぽり覆う民族衣装を着て暑くない だろうか、などとぼんやり考えながら通りの反対側から眺めていた。 衣類は伝統的ながら、みな片手にスマホを持っている。 と、その時、 向こうから着物姿の女性が、これまた、スマホ片手に歩いてきた。 イスラム圏の女性が、つ、つっと近づいて行って、 「写真を撮らせてください」と交渉している。 ・・・交渉成立・・・ 互いにスマホで写真を撮りあいながら、なごやかに談笑。 こういう会話を、何語でしたのか・・・よくわからないけれど、 対岸から見ていて、なんだかほほえましい姿だった。 知らない者どうしが、ちゃんと交渉し、話が通じているのだ。 スマホを通じて、そういった未知の人とのコミュニケーションに 習熟しているのだろうか。 面識のないイスラム圏の人と着物姿の女性が、くったくなく談笑している姿は、 やはり、じつに今日的だと思った。 さて、銀座四丁目の山野楽器店前で見たこちらの青年は、おもしろい方法で 銀座通りを行く人々を撮影していた。 小さな自家製の滑車に載せたカメラを静かに移動させながら、 道行く人々の動画を撮影しているのだ。 とっても興味深かったので、声を掛け、撮影した動画を見せてもらった。 低い位置から撮影しているのに、足もとだけではなく、通行人の全貌が映っており、 かなりドラマティックな映像が撮れている。 私は感心して、彼にお礼を述べた。 小さなコミュニケーションだったが、 私も銀座のホコ天に集う人を定点撮影しており、なんだか共通の関心を 持つもの同志の喜びを感じることができた。 知らない者どうしが、声をかけ合うのは、ちょっと勇気がいる。 でも、こういうパブリックの場所で、ホコ天のようなスペースなら、 なんとなく普段の垣根を乗り越えられる気がした。 銀座通りにしっかり陣取っているおなじみのApple Store. ちょっと入ってみたが、若い人々でいっぱい。 更に奥へ進む気力が失せるほどの混雑ぶりだった。 店頭のApple Watchだけ、撮影して撤退。 大きな旅行用トランクを引きながら歩いているガイジンさんをたくさん見かけた。 トランクにまだタグがついているところを見ると、 日本での買い物がいっぱいで・・・さらに、運搬用のトランクが必要なんでしょうね。
by tamayam2
| 2015-05-07 00:22
| 日々のできごと
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