【696】冬時間

10月が去り、11月に入りました。
10月最後の日、つまり10月31日は、ハロウィンで東京の繁華街はにぎわった
そうです。商売に結びつけば、何でも取り入れちゃう節操なきわが国・・・
クリスマス、ヴァレンタインに次いで、ハロウィンもすっかり市民権を得たようです。
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さて、私がかつて住んでいたドイツでは、10月31日は、ハロウィンというより、
宗教改革記念日、マルティン・ルターが宗教改革の口火を切った日として記憶されます。
今年は、497年め、あと3年で500年に達します。

そして、翌11月1日は、諸聖人の日。昔で言うと、万聖節。
カトリックの諸聖人をお祝いする日ですが、日本で言うとお盆か、お彼岸のように
死者を覚える日です。
たいてい、その翌11月2日に死者の日として、お墓詣りをします。
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私Tamayam2は、2日の日曜日に、教会学校で、小学校低学年の子供たちに
サンタクロースについてお話をしました。
ドイツでは、12月6日がザンクト・二クラウスの日(聖ニコラウスの日)です。
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子供たちは、この一年、良い子ちゃんだったか、悪い子ちゃんだったか、
ニコラウス様の前で審判を受けなければならない、きびし~い日となっております。
ここでは、サンタクロースが良い子のみなさんにいつもプレゼントを運んで来る
ハッピーな人物とだけ認識されてはいないのです。
(教育熱心な人たちですから、ただでは、子供にプレゼントを与えないのですね。)

聖ニコラウスは実在の人物で、4C、トルコ生まれの司教だった方です。
諸聖人に列せられたり、取り消されたりしましたが、やはり子供たちに最も親しまれて
いる諸聖人の一人であることは間違いがありません。

そして、お話の中で、サンタクロースとクリスマスとは無関係であると言いました
(そういうけじめを、本当は、日本の商売熱心な人たちに申し上げたいのですが・・・)
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この10月の終わりから11月にかけて、そこで生活している者にとって
非常に煩わしいことは、夏時間から冬時間に変わるという問題です。
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10月最後の日曜ということになっておりますから、今年は、10月25日(土)の深夜
から26日(日)にかけて切り替わったはずです。
待ち合わせ等で、失敗をした経験を話し始めれば、いくらでも話題が尽きないでしょう。
ローカルの人たちはよく承知していることでも、寄留者である外国人には、
なかなか掴めない感覚です。

冬の日中の日差しを大事にして暮らさないと、健康を損ねるとも言われています。
凍てつく寒さと、頼りない太陽の光を愛おしむような日々が3月末まで続きます。
ドイツに友人によりますと、冬は、できるだけバルコン(ベランダ)に出て、そこで、
昼食をとったりお茶を飲んだりして日光を浴びるように努めているそうです。

町中を歩いておりますと、たしかに歩行に問題をかかえている老人たちが多いと感じます。
太陽の光が乏しいところでは、骨や筋肉が衰えやすいのでしょうね。
われわれも気をつけねば。

写真は、今年8月末訪問した、スイス、ベルンの時計塔
この写真のように市電がひっきりなしに通る道なので、ひかれないように注意しながら
撮影しました。首都ベルンは、町全体が世界遺産です。
冒頭は、ベルン大聖堂(Muenster)。ファサードには天国と地獄図が描かれ、
彫刻の周りに十二弟子を始め諸聖人が取り囲んでおります。

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by tamayam2 | 2014-11-03 07:20 | たび | Comments(10)
Commented by nenemu8921 at 2014-11-03 16:28
聞きたかったなあ。母校でのあなたのスピーチ。
きっとこどもたちは目をひらいてよく聞いてくれたことでしょう。
易しく語るということは一番難しいですよね。
セントニコラスのお話は身近で、関心のあることですもの、(^_-)-☆ すばらしい。ご自分の体験も交えましたか?
準備を丁寧にするという姿勢も私にはない尊敬すべきところです。
時計台のある風景はもともとは日本には少ないですね。
ハローウィンは定着したのでしょうか。
都会と若い世代ばかりが商業ベースに踊らされているようにも感じます。
それって、加齢現象じゃないのといわれそうな気もしますが(ー_ー)!!

Commented by tamayam2 at 2014-11-03 21:06
♡  nenemuさん、
本当に年齢のギャップのある人たちにやさしくまとまった内容を伝えるというのは、難しいことと思いました。礼拝ですから、時間制限がありますし・・・。始めは、厄介なことを引き受けてしまったと思っておりましたが、後から良い機会を与えられたと心からうれしかったです。ハロインは子供(せいぜいティーンエイジャーまで)の遊びですのに、日本では大人まで仮装したりしてはしゃいでいるのは、なんだか変だと思います。ま、楽しきゃ何でもいいっか、と年寄はだまって見ておりますが。文化的背景も何もかも忘れて商業主義に毒されている姿を見るとちょっと、何だかなぁ~と思います。ふふふ
Commented by ikutoissyo at 2014-11-03 21:27
私もお話をお聞きしたかったです。

あのバカ騒ぎをしている若者たち、便乗して商売をしている人たちの中で、どれだけの人がハローウインの意味を理解しているのでしょう。
TVのニュースを、冷ややかにみている年寄りの一人です。
平和と言えば平和でしょうかしらね。
Commented by smallcreature at 2014-11-03 22:42
ハロウィンの流布?はびっくりです。意味わかってないよね?…それはいいとしても、翌日渋谷のごみがひどかったのが残念です。
冬時間…ヨーロッパは緯度が高いのですね。
Commented by toti51 at 2014-11-04 07:00
ちょうどこの時期にヨーロッパに旅行に行ったことありまして、この夏時間から冬時間に切り替わるのがとても緊張しました。
すごく気をつけてたはずなのに、一時間間違えて朝ご飯がゆっくり食べられなかったのが残念だったです。
たしか朝の8時頃でもまだ暗かった記憶。
4時にはもう暗くなるし、あちらの生活もたいへんだなと思いました。
Commented by ふく at 2014-11-04 11:32 x
教会の隅っこで私も混ざって
tamayam2おばちゃんのお話聴きたいです。。
文化祭の季節に死者の日があったと記憶していましたが
やっぱりでしたね。
恩師のお墓参りのお誘いが来たりしています。
教会や駅や彫刻一杯の建物にはその重厚さに
圧倒されます。でも素晴らしい。
Commented by tamayam2 at 2014-11-04 19:56
♡  ikutoissyoさん、
「にくまれ婆さん」になるのは、イヤですが、なんだか渋谷の大騒ぎなどをTVで見ていると
何だか言いたくなるのね・・・ふふふ。
Commented by tamayam2 at 2014-11-04 20:01
♡  smallcreatureさん、
私が住んでいたケルンは、おそらくシベリアと同じぐらいでしょう。真っ暗なときに家を出て
(朝7時半ごろ)、真っ暗なときに家に戻るという生活で、冬は、お日さまが恋しかったですね。6月ごろは、夜9時半ごろまで明るいので、外でビールを飲みましたが・・・
Commented by tamayam2 at 2014-11-04 20:05
♡  toti51さん、
お久しぶりです!冬に北ヨーロッパに旅行されたら、くら~いイメージを持たれたことでしょう。朝食を食べ損ねる・・・そんなことがあるでしょうね。みんなちょっと鬱になりますので、パーティーをしたり、音楽会に行ったり、努めて人と接して自分を励ましていかないといけないような所がありましたね。
Commented by tamayam2 at 2014-11-04 20:08
♡ ふくさん、
カトリックでもプロテスタントでも、10月末~11月に追悼記念日がありますね。F神父様の追悼会でしょうか?もう10年になりますね。私も教会の墓前礼拝に出かけました。いずれ私も入る墓なので、愛着があります。(笑)
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