世の中には、私をふくめ蝶の好きな人は大勢いる。
クレージーとも思える蝶好きもいる。 しかし、蛾となると、たいだいにおいて嫌われている。 日本では、蝶と蛾を区別するが、世界的には、区別しない国も多い。 図鑑などでは、鱗翅類をひとくくりにしている場合が多い。 さて、蝶と蛾はどう違うか? 一般的な答えは、①蝶は、静止状態のとき、羽を閉じて立てる 蛾は、べったっと拡げている。 ②蝶の胴体は、細い。蛾は太い。 ③蝶は昼間活動する。蛾は夜活動する。 ④蝶の触角は、細く、雫形。蛾の触角は、太く、ブラシ状。 ⑤蝶の幼虫は、芋虫の形。蛾の幼虫は、多くは毛虫の形。 しかし、この原則が当てはまらないケースがたくさんあります。 ですから、①~⑤の区別は、一応のチェック項目として記憶しておくことにします。 上は、スイスの蝶園で見たアフリカの蛾です。 羽化してまもないフレッシュな個体で、 敵を威嚇するギョロ眼がついていて、とても美しい蛾でした。 アフリカオナガミズアオ【ヤママユガ科】 私のもっている図鑑(『蝶と蛾の写真図鑑』日本ヴォーグ社)にも載っていました。 下の絵です。 先週、10月12日、静岡県天城高原に行ったのですが、宿舎の渡り廊下に やはり大きなギョロ眼がついた蛾が止まっていました。 撮影して、人に踏まれないように地面に放してやりました。 帰京して調べたところ、クスサンという【ヤママユガ科】の蛾で、 これは大発生して困る種類の蛾であることが判明しました。 そう言えば、2009年、北海道・網走のホテルの外に、この蛾の死骸がたくさん落ちて いました。昨年、富良野市でも大発生したそうです。その時のポスター。 この蛾は、クスノキ、クヌギ、クリ、コナラ、イチョウ、サクラ、ウメの葉を大量に 食べるそうですから、大発生すれば、森林は大被害を受けます。 これは嫌われ者の代表格ですから、私が放してやったのはよくない処置だったかも しれません。 蝶園には、蝶の他にこんな小鳥も放たれていました。 また、矮性のウズラもチョコチョコと地面を歩いていました。 こういう鳥類との共存は問題がないのでしょう。 海外のあちこちの蝶園で割とよく見かける風景です。
by tamayam2
| 2014-10-18 20:03
| たび
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