【690】モルフォ蝶やフクロウ蝶

十月に入りました。なんだか夏のように暑い日があるかと思えば、
また台風が近づいているとか、みな様のところではいかがでしょうか。
お気をつけてお過ごしください。

【687】でスイスの蝶園で見たチョウについて書きました。
じつは、最近の旅では、南ドイツ、ボーデン湖に浮かぶマイナウ島にある
ドイツの蝶園にも行きました。
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ドイツ語では蝶をSchmetterlingと言いますので、蝶園は、
Schmetterlingsgartenです。Konstanzからバスで20分ぐらいの所で、
花の島として知られています。植物の展示も魅力的ですが、蝶園も
なかなかのものでした。 HPはここ

さて、スイスの蝶園でたくさんのモルフォ蝶が飛んでいるのを見ました。
ドイツでもたくさん飛んでいました。
(1)Morpho peleides (英語 Blue Morpho)
モルフォ蝶は、コバルト色に輝く翅をもつ中南米の代表的な蝶
ですが、飛翔が速くて撮影は、とても難しいのです。
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ドイツの蝶園で、かろうじて少し青の部分が少し見える写真がありました。
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この蝶は、威嚇のためのギョロ眼が付いているのですが、
裏と表の様子が全く違うので、どれがモルフォ蝶の裏翅か判断できたのは、
帰国してからのことでした。

(2)Prepona demophon (英語 Banded King Shoemaker)
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また、裏翅が地味なのに、きれいな青をチラリとのぞかせている蝶は、タテハチョウ科の蝶でした。
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なかなか開翅してくれないのでした。でも、かわいい眼が写せてうれしかったのです。

(3)Caligo eurilochus (英語 Common Owl)
私がモルフォ蝶かと間違って認識していた、一番強烈なギョロ眼は、フクロウ蝶でした。
(1)、(2)の写真の左に写っている蝶です。
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このギョロ眼が複数重なっていたりするとフクロウに見えます。
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その表翅はと言いますと、実にぼんやりとした、なんだか透き通っているような印象の蝶なのです。

過去ログ:  2010年7月 フクロウチョウ

いずれにしてもあまり、日本の蝶園ではお目に掛かれない蝶ばかりなので、
大変うれしく、夢中でたくさん撮影しました。しかし表裏の区別をしっかり
勉強していなかったので、更に一歩踏み込めていない駄作ぞろいで、
あぁ~あと嘆いているところです。

いろいろ調べて書いたのですが、もし、間違っていたら教えてください。

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by tamayam2 | 2014-10-04 12:29 | たび | Comments(16)
Commented by yoda-1 at 2014-10-04 16:18
欧州記、素晴らしいです。
当地のバタフライ温室の紹介、大変勉強になります。
私も早く生きたフクロチョウなど、観てみたいです。
Commented by smallcreature at 2014-10-04 22:03
モルフォ蝶って裏(?)はそうなんですか!知りませんでした。
標本だと青い方だけ見えるように並べてありますね。

昨日テレビで香川照之がロンドン動物園で昆虫をみて盛り上がっていて、急に親近感を覚えた私でした。
Commented by BBpinevalley at 2014-10-05 00:23
こんにちは。
ルーズヴェルトのアマゾン探検を訳していて初めて知りましたが、蝶蝶のぞろ目は、攻撃者を驚かせるための護身用なのですね。
でも、裏側はまた違う模様だとは、これまた知りませんでした。
モルフォは、変身という意味でしょうね。
Commented by kanmyougam at 2014-10-05 05:51
おはようございます。
蝶の裏がよき見えて表が見えにくいのが(ことが)多いですね。モルフォ蝶(やフクロウ蝶は自信がないですが…)は見かけているのにぼんやりとみていました。
フクロウについて・・・・・初めてよくわかりました。
フクロウが怖いのでしょうね。



Commented by tamayam2 at 2014-10-05 07:46
♡ Yoda-1さん、
今月、鱗翅学会でデヴューなさるのですね。おめでとうございます。
Yoda-1さんのPageからどんなにたくさんの情報を得たことか!?
覚えの悪い生徒ですから、やはり実物を見ないとなかなか覚えられ
るものではありません。この世界は奥が深いです・・・
Web上でフクロウ蝶を調べて見ましたら、採集業者のPageに
行ってしまい一頭5万●●円と・・・書いて驚きました。蝶園はそういう
業者から買っているのでしょうか。それとも好事家がいるのかしら。
Commented by tamayam2 at 2014-10-05 07:52
♡  smallcreatureさん、
ロンドン動物園もKew gardenと並んですばらしいところと
聞いています。機会があれば出かけたいです。そうです、あの
香川照之さんが昆虫好きとは!?私もどこか未知の場所に
行くときは、植物園や動物園がそばにないか調べますけれども、
たいていは、時間がとれないのですよね(嘆)
Commented by tamayam2 at 2014-10-05 08:01
♡  BBpinevalleyさん、
あのアメリカの大統領だったルーズベルトのご本を翻訳
なさっておられるのですね!出版の暁にはぜひ拝見したい
です。英語で読むと痒いところを靴の上から掻いているよう
ですから。Morphoには、ギリシャ語で形態とか、美しいという
意味があるそうです。変身という意味があるのかもしれません。
メタリックな光、翅をひらひらさせて素速く飛んでいる姿は
人を魅了せずにはおられません。ルーズベルトさんが蝶に
魅せられブラジルまで行かれたという情熱、よく理解できます。
Commented by tamayam2 at 2014-10-05 08:40
♡  kanmyougamさん、
蝶には、裏と表、♂と♀ によって、まったく外見が違うものが
ありますので、本当に観察者泣かせです。これも捕食者の眼を
くらませる意味があるのでしょう。モルフォ蝶は、毒草を食べる
ので体に毒をもっているので、鳥は一度食べたら二度と食べない
とか言われています。ギョロ眼は、鳥を威嚇するためのものです。
人でもこんな眼を見ますと、ドキッとしますもの。日本では標本で
しかお目にかかれない蝶ですので、実際に飛んでいるのを
見るといろいろなことがわかってきます。
Commented by ikutoissyo at 2014-10-05 22:09
珍しい蝶を見せていただいて感激しています。
大きなギョロ眼にびっくりですが、タテハ蝶のブルーの何と綺麗なこと。
こちらを向いている蝶は、tamayamさんに語り掛けているように見えますね。
Commented by tamayam2 at 2014-10-05 22:56
♡  ikutoissyoさん、
台風が来て風雨が激しくなってきました。
年甲斐もなく、蝶に興味をもってしまい・・・老人の趣味では
ないですね。蝶には、天敵から身を守るいろいろな戦略が
あります。毒草を食べて体内に毒を蓄えるとか、ギョロ眼とか・・・。
日本では、森や草原が失われるし、殺虫剤を撒かれるし、
昆虫が住みにくい所でしょうね(笑) お宅のBlogの赤トンボ、
素敵です。ウチのほうでは余り見かけなくなりました。
Commented by namiheiii at 2014-10-06 11:58
生物学でmorphologyと言うのがあってこれは形態学ですね。
Commented by nenemu8921 at 2014-10-06 14:02
モルフォ蝶の表翅、ちらっと、しかし、しっかと見せていただきました。
ありがとうございます。
いかに撮影にご苦労されたか、想像されます。(^_-)-☆
フクロウ蝶というのは初めてうかがいました。
面白いわねえ。
じっと見つめると、確かにフクロ目玉のように見えてきますね。
ホッーホッーなどと飛ばないですよね!

Commented by ダンダラ at 2014-10-07 15:43 x
スイスやドイツにはモルフォのいる蝶園があるのですね。
モルフォの飛んでいる蝶園はきれいでしょうね。
最初のモルフォの裏面は、以前スイスで撮影したヨーロッパフタオに似ている感じです。(目玉模様はありませんが)
Commented by tamayam2 at 2014-10-08 10:02
♡  namiheiii先生、
あ、そうですか!生物学の形態学・・・その中では、植物や昆虫の
形も扱うのでしょう。モルフォ蝶が美しいのは、色がメタリックで
激しく飛ぶときにキラキラと輝くときです。それは、構造色という
色だと最近知りました。標本では形だけわかりますが、そういう
美しさは生きた蝶を見てみないとわかりません。
Commented by tamayam2 at 2014-10-08 10:05
♡ nenemu8921さん、
本当にチラリとしか写すことができなくて残念なのですが、
蝶園の中は、熱帯の環境ですから、暑く、汗がしたたり落ちて
くるような環境で、根気が長く続きません。目に入るものみな
興味深く、心が千々に乱れます・・・トホホ
Commented by tamayam2 at 2014-10-08 10:11
♡ ダンダラさん、
2012年のヨーロッパフタオの写真、拝見しました。すばらしい
蝶ですね。トラップを木の幹に塗りつけて・・・そういう本格的
な技術に感心しました。「道を歩いていても店の反対側の草むら
はかり見ていました・・・・」という記述には笑ってしまいました。
私も店には関心がなく、いつも、ヤブとか土手とかにばかり
眼が行ってしまいます(笑) 北ヨーロッパは蝶があまりいない
のですが、南ヨーロッパは珍しい蝶に会えそうですね。
現地のガイドがいればいいのですが・・・今のところ蝶園で
我慢します。 
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