【687】スイスの蝶園で

Butterfly gardenというのは、どう訳してよいかわかりませんが、
便宜的に蝶園と訳しました。東京近辺では、多摩動物園の中にあります。
群馬県には、「ぐんま昆虫の森」という施設があります。大きな温室の中で、
蝶を蛹から育てていて、蝶が舞う姿を一般の人に見せている施設です。
人工飼育ですから、自然の状態ではないのですけれども、蝶を間近に見られる
という点では、教育的でもあり、魅力的な場所です。
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今回8月にスイスに行くことになって、スイスにもこういう施設がないかと
調べてみましたら、首都ベルンの近くKerzersという所にあることがわかりました。HPはここ
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“Papiliorama”という所です。Papillonというのが蝶のフランス語ですが、
この場所はフランス語圏とドイツ語圏の境界あたりです。
地図では(2)の場所。【685】のテルマエ・ロマエのある街は(4)。

北米、中南米のチョウがたくさん放蝶されていました。
モルフォ蝶は、たくさん飛んでいましたが、動きが速すぎて青い表翅を撮影するの
が難しかったです。ヨーロッパから比較的近いアフリカ大陸の蝶が私には、初見で、
めずらしかったです。中央と尾翅のところにギョロ眼がついています。
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こちらは、インド・オセアニア圏の蝶です。
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ツマグロヒョウモンに似ていますが、ヒョウモン(虎紋)はありません。
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帰国後、スイスの友人に聞いた話によると、この蝶園に、何者かが、“ゲッコウ”
放つという悪質ないたずらをしたので、現地で話題になっているという話でした。
さて、“ゲッコウ”とは何か?
調べてみますと、学名Gekko geckoというヤモリの一種、トッケイヤモリだそうです。
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コイツは、昆虫を主食とするので、ここに放蝶されている蝶にとっては、天敵
ということになります。ただでさえ、はかない命の蝶たちはどうなることか・・・
スイスの人たちはこの犯罪について、胸を痛めているということです。
今後は、入場の際、ボディチェックが厳しくなるかもしれません。

東京では、代々木公園や新宿御苑で、デング熱を引き起こす原因となる蚊が発生、
盛大に薬剤が散布され、立ち入りが禁止されています。
新宿御苑はヒガンバナが美しい季節でしょうに・・・残念なことです。
私の定点観察地ですから、昆虫たちの命も心配です。

デング熱は、熱帯地域ではありふれた病気で、だれでも、どこでも罹る可能性があります。
私の知識では、マラリアなどと違って、命に係わる病気ではないと思っておりますが・・・
やや騒ぎすぎではないかしら・・・。

蝶園に入るときには、蚊を避けるスプレーやきつい香水は厳禁です。
蝶も昆虫のひとつですから。

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by tamayam2 | 2014-09-25 12:33 | たび | Comments(12)
Commented by ふく at 2014-09-26 23:14 x
ユーレイルパスあたりからまとめ読みしました。
きれいねきれいねの連続。
かめむしまでお花に見えました。
外国旅行できる日が来るとは
あの介護の日々には考えられませんでした。
ヨーロッパはとにかくお肌が乾燥しますね。
冗談はともかく見る人のためにの
心づくしは言葉がわからなくても感じられるものですね。
あまりものに動じない子だった長女が
オクスフォードの学校群のたたずまいに
どこを見ても美しいとつぶやいているのに
妙に涙腺が緩んだりしました。年取った?
Commented by semineo at 2014-09-27 00:14
こんばんは
スイスの行かれたのですね。
たくさんの珍しい蝶の観察、mayaさんらしいわ。
トッケイヤモリ・・・不気味な色と形で・・・私はちょっと苦手かな!

いつもお忙しくお出掛けが多いのは、お元気な証拠ですね。
また誘って下さい。
Commented by tamayam2 at 2014-09-27 10:56
♡ ふくさん、
そうでしょうね。介護の日々は、本当に大変でしたね。
今回のご旅行では、娘さんとゆっくりできてよかったですね。
旅にでも出なければ、家族もゆったりと話しができないこと
があります。ヨーロッパの町並の美しさは、歴史や伝統を
保持していることね。それに、余計な広告がないし。
でも、案内表示も少なくて・・・困ることもありますわ(笑)
情報過多も困るし、情報が少なすぎるのも困りますね。
涙腺が緩むお年頃なのですよね、きっと!
Commented by tamayam2 at 2014-09-27 11:09
♡  semineoさん、
玉川にお出かけでしたね。私、いつも半蔵門線二子玉川、
二子新地あたりを通ると眼下に玉川の土手が見え、ああいう
ところを歩くといろいろな野草が見られるだろうなぁ~いつか
行ってみよう、と思っていますが・・・まだ実行しておりません。
子供のように、草や花や蝶を追っかけて・・・昆虫ばあさんは
あまり絵になりませんわね。(笑)文化の秋は、いろいろな
催しものも多くって・・・お元気で!
Commented by smallcreature at 2014-09-27 15:26
こんにちは。
トッケイを放すとは独創的な犯罪ですね…
なんのために??
飼い切れなくなって?(日本の河川にはアカミミガメとか外来魚とか多いようですね)



Commented by nenemu8921 at 2014-09-27 17:09
群馬の昆虫館では飼育施設を見せてもらったことがあります。
蝶工場!という印象でした。
Butterfly gardenというのは、どうしても南国産の蝶が多いですね。
飼育しやすいのでしょうね。
でも、モルフォ蝶はいない。(>_<)
モルフォ蝶を見たいなあ!!標本でなく、ひらひら飛んでいるところを。
ヤモリを放つなんてひどいね!
どこの国にも変な人が存在するのですね。

テング熱騒動で、防虫スプレーの過度の散布で、生態系が気になります。
Commented by maximiechan at 2014-09-27 22:44
スイス行きに際して蝶園があるかを調べるという発想は驚きです。
でも、そこで撮られた写真を拝見すると、所違えばで日本の蝶園では目にできない種類のものが飼育放蝶されていて、
探して行った価値が十分に感じられたことでしょうね。
ここに掲載された3種はどれも魅力的で写真に収められたこと羨ましいです。
Commented by tamayam2 at 2014-09-28 06:26
♡ smallcreatureさん、
知能的、かつ独創的な犯罪ですね。飼い切れなくなって、というより
いたずらだと思います。東京では、最近セアカゴケグモが発見され
たとか、温暖化とともに・・・だんだん熱帯の昆虫が現れるように
なってきました。人が飛行機で往来すると、昆虫もいっしょに来て
しまうこともあるかもしれませんね。
Commented by tamayam2 at 2014-09-28 06:32
♡  nenemu8921さん、
わたしもモルフォチョウを見たい、見たいと思っておりました。
なかなか撮影できないのですが、裏翅はギョロメがついていて
迫力があります。別の機会に裏翅と、ちょっとだけブルーが見えて
いるものを出しますね。ヨーロッパは涼しすぎてあまり蝶はいませんが、
アフリカには珍しいものがたくさんあることが今回よくわかりました。
ドイツ人の友人で南米によく言っている人がいましたが、やはり
植物も昆虫も格段に面白いからでしょう。わたしゃ、このような
人工的な蝶園で満足することにしておりましゅ。
Commented by tamayam2 at 2014-09-28 06:42
♡  maximiechanさん、
案内してくれたスイス人も「へ~こんな所があるんだぁ!」と
驚いておりました。こういう施設を年間を通して維持していく
ことは大変なので、ITCFという国際組織を作りお互いに情報
交換したり研究しているようです。篤志家の寄付も募っています。
2枚目の写真にURLが書きました。スイスはこの機関だけ、
ドイツには、5つぐらいあります。古城を持っている元貴族など
が経営していることもあります。一番多いのは北米です。
私自身は、アメリカ、カナダでいくつか訪問しました。
Commented by KawazuKiyoshi at 2014-09-28 14:55
デング熱の騒ぎで、殺虫剤が多量にまかれているのですね。
多くの虫たちには迷惑な話かもしれません。
デング熱ウイルスの免疫を持った蚊を放って
この疫病をはやらせない方法が考えられているようです。
何でも悪いのは殺してしまえという、考えではないやり方。
何か、嬉しい気になってしまいました。
おっと、脱線ですね。
お元気で。
今日もスマイル
Commented by tamayam2 at 2014-09-28 17:43
♡  KawazuKiyoshi先生、
科学が進んでいるのですから、下のような方法が、
可能であろうと思っておりました。やみくもに殺虫すれば、
後で後悔することになるのでは、と思っておりました。
生態系が狂ってしまうと、何が次にdominantになるかわかり
ません。

>デング熱ウイルスの免疫を持った蚊を放って
この疫病をはやらせない方法・・・・
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