【676】スミソニアンの豊かさ

娘の家の近く、メリーランド州Kenwoodという住宅街はサクラの名所と
して有名だ。どの家の前庭にもサクラが植っているのではないだろうか。
サクラの街路樹も見事だった。
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国旗を掲げている家もよく見かける。
(日本だったら、ちょっと国粋主義的と思われるのではないか。
日の丸は自国の国旗なのに、堂々と掲げられないってなんだかおかしい。)

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こういう人が集まるところ、自家製レモネード売りの小卓が出る。
売り子さんは、幼稚園生ぐらいの子供。
売りモノのレモネードやブラウニーを作るのは、きっとその子のお母さん。
1つ2ドルだった。 子供はこういう機会に、経済学の体験学習する。
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キャリーは花見に関心なく、ご機嫌が悪かったが、公園のブランコで気分が直った。
右の女性は、娘の友人。
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こちらは、スミソニアン協会のセンターになっている建物。
“キャッスル”と愛称で呼ばれている。
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議事堂近くの広場(Mall)に点在する博物館群はすべて入場無料。
世界的なコレクションを所蔵しているが・・・スミソニアン協会が管理している。
スミソニアンを支える膨大な財源を寄付したのは、フランス人のスミソンという科学者。
  James Smithon(1765-1829)
Smithon氏の寄付で賄われている施設群をSmithonian という。
この人は、生涯一度もアメリカを訪れたことがなく、独身であったため膨大な遺産を
譲る親族がなかった。全遺産を譲られたアメリカという国は、本当に幸運だった。
1996年にスミソニアン協会設立150年を祝ったという。
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私は、ふだんはごく庶民的な生活をしているので、1ハンドレッド、ミリオン(1億のこと)
とか、10ハンドレッド ミリオン(10億のこと)というような数字を聞いても全く
想像がつかない。それ以上の金額に及んでは、何の意味もなさない。
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スミソン氏がどのぐらいの額を遺贈したか知らないが、彼の意思としては、
母国フランスやご先祖がいた英国ではなく、未知の国アメリカに夢を託したかったので
あろう。ヨーロッパのケチ臭い、旧弊な考え方を不愉快に思っていたのかもしれない。
いまその恩恵を、アメリカ人は当たり前のように受けている。
(だれが寄付しようと、だれが所有しようと、地球上のどこかにあればいいじゃん・・・)
ということなのかもしれない。
豊かさとはそういうことなのだろうなぁ~

“キャッスル”の裏手で見たモクレン。マグノリアと呼ばれているが、日本のモクレン
よりも花付きが豊かな気がする。別の種類なのだろうか。
甘い香りが辺りを包み込んでいた。

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by tamayam2 | 2014-04-20 20:39 | たび | Comments(4)
Commented by school-t3 at 2014-04-20 21:42
ほんとうに勉強になります。
そのかたの人生がどんな風だったか
想像するのも一興です (*^^*)
Commented by tamayam2 at 2014-04-21 06:50
♡  school-t3さん、
Smithon氏は、私生児で苦労したらしいです。だいぶ経って
から貴族の本家に認知され、遺産の相続にあずかれたのですが、
それまでのいきさつから、屈折したものがあったのでしょう。
そういう事情から、「ええぃ、そんな大金、海の向こうの
新世界に呉れてやろう」ということになったのじゃないかしら。
あくまで私の想像ですが・・・(^_-)-☆
Commented by namiheiii at 2014-04-21 10:19
私は戦前の日本で祝日には狭い路地の戸毎に日の丸を掲げて、そうしないと隣組の役員に睨まれたのを知っています。アメリカでは国旗をよく見かけましたがやっぱり戦勝国だからかなあ?
そんな屈託のない人はどんどん日の丸を掲げればよいと思います。
Commented by tamayam2 at 2014-04-21 11:12
♡  namiheiii先生、
戦前は、強制的だったのですね。そういうのもイヤですねえ。
昔ウチの門のところにも、旗を支えるものがついておりました。
オリンピックの時ぐらいかしら、国旗が似合うのは。
アメリカでは、家族に兵役の人がいて戦地に赴いている場合などは、
国旗を掲げることがあるそうです。


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