【590】コミヤマカタバミ

春先に、野山で出会いたい野草がいくつかある。コミヤマカタバミもその一つ。
c0128628_18174146.jpg

信州の山野でも見たことがあるが、この花は、曇っていたり、雨天だったり
すると花が閉じている。ちょっと朝日が差し込んで来るようなときがいいのだ。
初めてみたのは、ベルリンのDahrem植物園で。ヨーロッパでは、割によく見る花
だったのかもしれない。日本でも葉は見えるのだが、なかなか開花したところに出会え
なかった。
c0128628_18185033.jpg

27日、八王子市の山中で、かわいい花に再会することができてうれしかった。
白い花弁に薄紫色の筋が見える。雄蕊が丸い冠のよう。
コミヤマカタバミ【小深山傍食 カタバミ科 Oxalis acetosella】
c0128628_18193567.jpg

やや丸っこい花のものと、花弁が細長い、サクラの花形のもの2種類が
あるようだ。右に見える肝臓型の葉は、ミスミ草の葉です。
c0128628_182022.jpg

もう一つ、見たいと思っていたのは、セリバオウレンの花。
c0128628_1821239.jpg

セリバオウレン【芹葉黄連 キンポウゲ科 Coptis japonica var. disseecta】
いつも花後の種の状態で見ることが多い。だから、3月中にぜひ見て
おきたいと思った。多くは、既に種を作っていたが、まだ種になっていない花が
一群れ残っていて見ることができた。雄花、雌花があって、なかなか複雑な形を
している。人があまり通らない湿った土地でこの花に出会えてうれしかった。
下は、セリバオウレンの種。
c0128628_18215213.jpg

こういう地味な花は、花期も短くなかなか人の目に留まらない。
日本固有の花だから、大事にしなくては。

by tamayam2 | 2013-03-29 18:23 | 日々のできごと | Comments(2)
Commented by nick-2 at 2013-03-29 20:21
確かにカタバミは天候に左右されるので、開いているのを撮るのは
まれですね。
不発が多いです、または花後だったりで・・・・
セリバオウレンも見つからないですね、一ヶ所しか知りません。
Commented by tamayam2 at 2013-03-30 07:27
♡  nick-2さん、
山野草の撮影のベテランのnick-2さんでも、難しいのですね。
白駒池でも葉を見るのですが、花が閉じたまま・・・森の奥深く
ではなかなか見られません。牧野先生がお好きだったと聞いて
いるバイカオウレンも見たい花の一つ。見たい、見たいと念じて
いるといつか見られるのかも・・・好機を待ちましょう。ふふふ
<< 【591】雪割り草が咲く谷で 【589】桜満開の卒業式 >>