【582】セツブン草とザゼン草

節分のころ咲くというセツブンソウはそろそろ咲いているだろうか・・・
とぼんやり考えていたが、この寒さなので、外出はついついおっくうになる。
2月11日、祝日の月曜だったので、えぃと思い立って、数年前にセツブンソウを
見た三鷹市のポイントに出かけてみた。

小川にはきれいな水が流れ、犬の散歩、ジョギング、バードウォチング、
子供連れの人々でにぎわっていた。しかし、植物観察の人は、いそうもない。
なぜなら、あたりは枯草、枯れ枝ばかりで、ところどころロゼッタ状の緑の葉が
地面に張り付くように見えているばかりなのだ。
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背の高さ、4,5cm。本当にちいさな、ちいさな花なのだ。
地面に這いつくばるようにして撮影した。
画面 左下にドングリが見えるだろうか。
ドングリと花のサイズを比較してみてください。
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この花は、2月上旬の開花し、2月末までに花が散ってしまうと、
もう次の年まで姿が見えなくなってしまう。Spring ephemeral
(春の妖精)と言われるゆえんである。
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セツブンソウ【節分草 キンポウゲ科 Shibateranthis pinnatififa】
関東以西の石灰岩地域の林床に咲く。準絶滅危惧種NT
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辺りの沼地で、ザゼンソウも見ることができた。ミズバショウの仲間だ。
ザゼンソウ【座禅草 サトイモ科 Symplocarpus foetidus】
とても小さい花で、高さは、10㎝ほどだった。
座禅をしている僧の背後に光背がかかっている姿。
ザゼンソウとは、なかなか美しい命名だ。

セツブンソウの株がまとまって咲いていた場所は、三か所あり、どの株も
生き生きとしていた。ザゼンソウも絶滅種ということ、どちらも大事にしなくては・・・。
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近くの沼には、コザギが水浴びをしていた。日中はけっこう暖かで、
散歩日和だった。今日はよく歩いたので、体が喜んでいるみたいだ。

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by tamayam2 | 2013-02-11 21:02 | 日々のできごと | Comments(14)
Commented by kimiko_shibata1 at 2013-02-11 21:10
もうセツブンソウとザゼンソウですか!
やはり季節が早いですね。
こちらでも咲き始めているかしら?
毎年、会いたい花です。
一年中、土の中で、早春の一時しか会えない花です。
私も久々に山歩き、体が喜んでいます。
Commented by yutorie at 2013-02-11 22:27
左下にどんぐり発見!
可憐で、撮影にご苦労が伺われます。蕊が複雑な花ですね。
Commented by namiheiii at 2013-02-12 09:49
セツブンソウってこんなに小さかったかな。もうかれこれ7,8年は見ていない。
野生のセツブンソウ、人がいないっていいですね。本当の自然が伝わってくる。
Commented by kanmyougam at 2013-02-12 10:34
節分草・・・・節分の頃に花をつけるのですね。
どんぐりのいと比べて花の大きさがわかりました。
はいつくばって写しているtamayamさん・・・元気ですね。
あっマリ多くの人の手に触れてほしくない・・・・
欲張りだろうか。
Commented by ふく at 2013-02-12 11:12 x
こんな小さな花ひとりじゃ見つけられない。
今度ごいっしょに。お願いします。
タイミングが難しそうだけど。
Commented by tamayam2 at 2013-02-12 20:57
♡  kimiko_shibata1さん、
お宅も冬の野鳥とお友達になっていい時をお過ごしですね。
やっぱり、自然の中にいて小さな発見をし、心弾ませるときが
一番ですね。セツブンソウの自生地はどこか遠い山のほう
だと聞いていますが、なかなか実物をみることができません
でした。信州のNickさんのBlogで見せていただいてから、
ずっと憧れの花でした。東京でも大事に守っていてくださる
方がたがおられるのですね。かろうじて生きながらえている
ようです。探してみないと、雑草だと見間違うほど、小さい花
でした。
Commented by tamayam2 at 2013-02-12 21:01
♡ yutorieさん、
そうなのです。白い花弁にきいろの斑点があり、そのぐるりを
白い蕊、薄紫の蕊が囲んでいるのです。植物学的には、どういう
役割をしているのか・・・よくわかりませんが、キンポウゲ科の
植物は、みな同じような作りです。信州のNickさんの写真が素敵
ですよ。
Commented by tamayam2 at 2013-02-12 21:07
♡  namiheiii先生、
まだ早春とも言えない冬枯れの野原ですから、すべては土の中
の出来事なのでしょうが、この花のあるところには、生命が躍動
しているようでした。遠目には、紙屑がちょっと散らかっているよう
にしか見えませんでしたが。座禅草の洞の中には発熱作用が
あって、周りが雪でもこの植物の周りは雪がとけているのですって。
不思議なことですね。しかも、匂いに誘われてきた虫を罠にかける
仕掛けも備わっているとか・・・。偶然みつけてうれしかったです。
Commented by tamayam2 at 2013-02-12 21:10
♡  kanmyougamさん、
ナベヅルはもう飛び立ちましたか?沖縄に行っておられたのですね。
たくさんのお写真拝見しました。よく珍しい蝶を追いかけている人
は、発見場所を秘匿するために、あるポイントなどと言いますね。
私も、この場所を特定したくないので、ポイントという用語を使って
しまいました。大勢の人が来たら、すぐ踏み荒らされそうでしたから。
ふふふ
Commented by tamayam2 at 2013-02-12 21:18
♡ ふくさん、
春先は、けっこうこういう珍しい植物が開花することがあるので、
植物Watcherとしては、いつも開花時期が気になります。
こんど、場所と時間がうまく合えば、ご一緒しましょう。
思い立ったが吉日・・・と言いながら、水筒、おにぎり、カメラ
をもっていつでも出動しますよ(笑)
Commented at 2013-02-14 01:06 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tamayam2 at 2013-02-14 09:36
♡ cimarron さん、
節分草は、日本ではとても貴重品扱いですが、ドイツでは、
黄花のものが公園などでカーペットのように咲いていました。
また、日本では白い花の水バショウですが、ヨーロッパでは黄花
でした。おもしろいわね。ザゼンソウは、私は初見です。春先の
ほんの短い期間しか咲かないので、自生地を知らないと、気づかない
のでしょう。Anemone nemorosaは、日本では、イチリンソウとか
ニリンソウとか言われています。こちらは、武蔵野の公園などでも自生
しています。わぁ~と一面に咲いていることがあります。今年は、まだ
見ないわね。英国の”Chatsworth"・・・3月末はまだ寒いでしょう。
でもいいところに行かれましたね。英国風の自然を生かした植え方
は、やはり園芸の究極の楽しみでしょうね。春の訪れまでには、もう
ちょっとの我慢ですね。
Commented by sdknz610 at 2013-02-17 08:39
ワ!貴重、希少な、綺麗ですね~♪
見に行くの忘れてました。
早いとこ行かなくっちゃですが・・・。
思い出させて頂いてありがとうございます♪
Commented by tamayam2 at 2013-02-20 08:36
♡ sdknz610さん、
いつもvividな写真を楽しませていただいております。
節分草の自生地は、お宅のほうにもあるでしょう。私は
見たことがないのですが・・・自然に咲いている姿が見たい
ですね。雪の日光の景色拝見しました。雪も風情があっていいわね。
でも、撮影者は、寒くて大変だったでしょう。おかげで、私は、
室内に居ながらにしてすばらしい景色を鑑賞でき、ありがたく
思っています。感謝!
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