【575】新宿御苑温室での見つけもの

14日、成人の日の祝日だというのに、雪。
久しぶりに家の周りの雪かきをしました。
受験生には禁句ですが、・・・「滑らないように!!」

1)オオパイプカズラ

この変わった蔓草は、太目のパイプのような形をしているから、
オオパイプカズラと言う。周りのびらびらしたものは、本には更紗模様とか
書いてあるが、どちらかと言うと気持ち悪い爬虫類の皮膚みたいです。
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色も暗赤色で、悪臭を発しては、ハエなどの昆虫を誘う。虫がこの中に入りこむと、
しばらくの間、閉じ込められ、もがき苦しめば苦しむほど、この植物の受粉を
助けることになる。この植物に非常に関心をもったのは、何を隠そう、チョウが
好むウマノスズクサ科の植物だからです。
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こんなに大きい株をもっているなんて、御苑の温室はすごいと感動してしまい
ました。これからの観察が楽しみです。

世界の植物園では、かなり大きい植物園でないと、この植物を所有していません。
花が美しいわけではないし、形もグロテスクですしね。でも、植物愛好家なら
ちょっと気にかかる植物なのですよ。

下の2つは、2011年にエストニア国、タリン市植物園で見たもの。
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オオパイプカズラ【大パイプ蔓 ウマノスズクサ科 Aristolochia  gigatae】

2)ショウジョウソウ

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この写真は、クリスマスのころ、よく見かける園芸種のポインセチア。
ちょっとシボリが入っているようです。中央の粒々が花で、周りの葉の
ようなものは、苞と呼ばれている。クリスマスの時期に合わせて
短日処理という園芸上の操作をすれば、ちょうどクリスマスの前に、
苞が真っ赤になり、緑の葉とのコントラスが、まさにクリスマス色に
なるというわけです。ポインセチアは、和名ショウジョウボクと呼ばれ、
木性ですから、オセアニア地方では、人の背より高くなって、
庭木として植えられています。ショウジョウとは、オランウータンの
こと。
ショウジョウボク【猩々木 トウダイグサ科 Euphrbia pulcherrima】
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御苑の温室にあるのは、このポピュラーなショウジョウ木ではなくて、
ショウジョウ草という草本なのです。
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ポインセチアより、背が低く野生的です。東南アジアでもよく見かけます。
ショウジョウグサ【猩々草 トウダイグサ科 Euphorbia cyathophora】
やはり中心部分が花で、葉のように見える部分が苞です。
茎を折ると白い乳液が出てきますが、有毒ということです。

by tamayam2 | 2013-01-15 02:15 | 日々のできごと | Comments(6)
Commented by echaloter at 2013-01-15 05:03
新宿御苑の温室はおもしろそうですね~。次回東京へ行くときには、ぜひ行ってみたいです。^^*
オオパイプカズラ、ショウジョウソウの字の大きさで、tamayamさんがこの植物たちがとってもお好きなんだなーってわかります。そうでしょう??マレーシアでウツボカズラを見てワクワクした私も、きっと嫌いではないんじゃないか・・・と思いますww
こちらも明日、雪の注意報が出ています。
降った後、凍ってしまうと怖いですね。転ばないように☆
Commented by kimiko_shibata1 at 2013-01-15 06:53
ますます行ってみたくなりました。
オオパイプカズラ・・・すごい植物があるのですね。
どのくらい大きいのかこの目で確かめてみましょう!
私も関心があります。

ポインセチアは猫ちゃんのいるおうちでは飾らない方がいいですね。
先日、日光の歩道で見事にすべって頭にこぶが・・・
宇都宮の路地は、数日、溶けないですから禁足です。
Commented at 2013-01-15 11:33 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tamayam2 at 2013-01-18 09:46
♡ echaloter さん、
東京も15日に降った雪がなかなか溶けません。そちらも水、氷、
で冷たそうですね。その中にも美を求めて、豊かな感性で生活
されていることがお宅のBlogから伝わります。早く春がきて
ほしいですね。かっちゃんによろしく!
Commented by tamayam2 at 2013-01-18 09:53
♡ kimiko_shibata1 さん、
>すべって頭にこぶが・・・おお、痛かったでしょう。お大事に。
雪の後のつるつるの道はとても怖いですね。お互いに注意
しましょう。東京の道はまだ危険です。日中の気温が上がらない
かぎり溶けませんから。御苑の温室の路順に沿って行きますと
終わりころに、植え込みの中に大パイプ蔓があります。初回に
行ったとき気づきませんでした。もしかしたら、展示していなかった
のかも。そのシーズンのものを選り出して展示しているのでしょう。
展示館の後ろに何棟もの、温室がありますから、所蔵品は多い
のかもしれません。たのしみですね。
Commented by tamayam2 at 2013-01-18 09:57
♡ cimarronさん、
Aristolochia  gigataeは、奇妙な花ですが、こういうのが
好きな人もおり、また、昆虫との関係がおもしろいのですよ。
Kew gardenにも大きな株があって見とれました。
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