【529】日光でガガイモ科植物に出会う

このBlogでは、2009年あたりからガガイモ科の植物を何度か
取り上げました。2011年には、ガガイモ科その1~その4まで書いております。
(ったく、モノ好きですねぇ。)
その1は、過去ログ:2011年2月6日、ホヤについて

ガガイモ科には、サボテンのようなもの、ランのようなもの等々・・・非常に種類が
多く、形態もさまざまなのですが、なぜか、チョウに好まれるという共通項が
あるのです。Tamayam2が関心をもった理由は、むろんチョウがらみなのですが、
だんだん植物そのものの不思議さに惹かれるようになりました。

(1)Yamyam町で、ルリトウワタをプランターに植えているお宅がありました。
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(2)8月の初旬には、花が終わって、15㎝ほどの莢(さや)ができ、中から
ワタが噴き出しました。もちろん、ワタには種が入っていて飛ばしているのです。
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(3)7月31日に日光植物園に出かけ帰ろうとしたところ、入口の近くの植え込みに
葉の大きいツル草があり、鉛筆のような棒状のものがツルの中心からV字状に
突出しているのに気づきました。何だろうと思い、とりあえず撮影しておきました。
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(4)花の細部は、こんな感じ。★型の花、怪しい暗赤色がガガイモ科くさいとにらみました。
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(5)8月21日、長野県安曇野村の路傍で、ガガイモそのものに出会いました。
すでに、ザラザラした肌のイモ状の莢(さや)ができていました。
ガガイモの花は★形で、毛糸で編んだようにモコモコ状のピンクでした。
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(6)8月24日、日光植物園を再訪する機会が到来し、入口ちかくの植物は、
ガガイモ科ツルガシワであることがわかりました。花は、ほどんど終わりかけて
いましたが、綿毛が詰まっているであろう莢をたくさん観察することができました。
ツルガシワ【蔓柏 ガガイモ科カモメヅル属
Cynanchum grandifolium var. nikoense】 学名に日光の字が見える。

葉が立派ですから、柏という名がついたのでしょうが、ツルも丈夫そうで、周りの
植物に絡み付いていました。あのクズのような、頑丈な蔓です。刈り取られずに
道端で伸び伸びと葉を茂らせていて、ほっとしました。さすが、植物園です。
単なる雑草とは違う扱いでした。

(7)その日は、昨年中この植物園のリポートを愛読させていただいた山歩風景さんの案内で出かけたのですが、思いがけず、他のガガイモ科に出会うことができました。
ロックガーデンの中央部で、コバノカモメヅルを発見!
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コバノカモメヅル【小葉の鴎蔓 Cynanchum  sublanceolatum 】
こちらにも★型の、暗赤色の花がついていました。花の直径は1㎝以下で、細い蔓
でした。

花は、切れ込みが深いので、花びらが5枚あるように見えますが、じつは一つの花冠で、
中心部に雄蕊、雌蕊が固まってあるようです。

園内では、チョウの姿を何度が見かけましたが、チョウとこの植物との関係は
まだわからずじまいです。こういう地味な野草は、人には、見向きされない
ものですが、(昆虫の目で見れば・・・)何か魅力的な要素があり、ひそかに
取引関係が成り立っているのかもしれません。(^_-)-☆

植物に関心がある人とゆっくりおしゃべりしながら園内を歩き、池のほとりの静かな
ベンチでランチ。こういうひと時が、人生の一番幸せな時と言えるでしょう。
山歩風景さんどうもありがとうございました!

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by tamayam2 | 2012-08-26 16:54 | たび | Comments(4)
Commented by kimiko_shibata1 at 2012-08-26 20:27
ガガイモ科の奥の深さを感じます。
単にガガイモとマダガスカルジャスミンのみを知っていただけの私・・・
もっともっと楽しめる植物界の深さを改めて知りました。
こちらが案内していただいたようです。

蝶と花の関係、難しいですが、面白い分野です。
日高先生にもっと長生きしていただきたかったですね。
後継の学者さんが地道に研究されていることでしょう。
長いお付き合いをしていたような気持でした。失礼の段はお許しを・・・・
最高にいい時間でした。
Commented by tamayam2 at 2012-08-27 09:07
♪ kimiko_shibata1 さん、
私は、マダガスカルジャスミンというのを知らなかったので、
Webで見ました。なかなか清楚なブライダル・ブーケにしたい
ような花ではありませんか。ガガイモ科は、大変クセのある植物
が多いのですが、これは例外かと思って調べましたら、やはり
毒がありますね。本当に曲者ですよ(笑)日高先生のご本には
本当にうなずくことが多いです。世にチョウ好きの方は、多いですが、
その食草に関心を持つ人は割にすくないです。チョウは、非常に
偏食なので。。。雑草のような見栄えの悪い植物でも大事にしない
と。私、チョウの気持ちに密着しすぎですね。ふふふ
Commented by nenemu8921 at 2012-08-27 18:51
こんにちわ。ガガイモ・ファンです。私も。(^_-)-☆
又、賢治で恐縮ですが、ガガイモの綿毛で気絶したカエル君をさすってあげるという童話の1シーンもあります。
東北ではゴマザイとか、クサワタという呼び名です。
ガガイモ科の植物はみなユニークですね。
水元公園にはキジョラン(鬼女蘭)という珍しいガガイモ科の植物があります。
花は小さいけれど、綿毛の詰まった実は大きいですよ。
アサギマダラの食草ですね。
Commented by tamayam2 at 2012-08-27 20:16
♪ nenemu8921 さん、
>東北ではゴマザイとか、クサワタ・・・新しいVocabularyが
増えました。ありがとう。ガガイモ科に関心がある人は、変人かも
しれないわね。(笑)もしかしたら、鬼女かも。それでは、水元公園にも
行ってみなければなりませんね。情報、ありがとう。
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