【508】茶飲み国、トルコ

3月にスペインに行ったとき、ホテルに備え付けのティー・バッグ
がなく、不自由したことを書いた。
スペインはコーヒー好きな国だった。
それに比べ、トルコ人のお茶好きときたら、おどろくべし。
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黒海沿岸のRizeという場所で茶を栽培しているという。
日本と同じような茶畑が山の斜面に連なっていた。
世界第5位の紅茶産出国なのだ。

日本は、最近は、どの集まりでもお茶とコーヒーとちら?と
聞かれて、コーヒーと答える人が9割。喫茶店で紅茶を注文しても
ティー・バッグとお湯が来たり・・・お茶派は少数派になってしまった。
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トルコ人は、何かと言っては、お茶を飲み、店先でもお客さんにお茶を
ふるまう。店で働いている人は、お茶の配達を頼んで仕事の合間に飲んでいる。
基本的にアルコールは飲まない。タバコを吸っている人も少ないお国柄だ。
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チャイと呼ばれる
紅茶なのだが、
かわいいガラス製の
グラスに注ぎ、
ソーサーには、
スプーンと角砂糖。

その角砂糖が
ゆっくり解けるのを
ガラス越しに目で
確かめながら、
ゆっくりと飲む。
旨いのですよ!


日本では角砂糖を使う人が少なくなって、例の筒のようなものに入れた
グラニュー糖を、ダイエットしているからと言って、ちまちまと半量ぐらい
使う人が多いが、トルコのチャイには、角砂糖2つか3つぐらい入れて
あま~くして飲む。角砂糖が解けるその間合いがいいのでしょうね。
ミルクやレモン、スパイスなどは使わない。
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                   ヒナゲシ(ケシ科)

頭がすっきり、眼が覚める。暑さもふっとび、元気が出てくるのです。
チャイハネという喫茶店で飲んでもいいが、屋台のようなところでも
飲めて、100円ぐらい。

チャイはグラグラと熱湯で煮たてて、5分置く。その後、銅製のひしゃく
のようなもので茶を掬い、なるべく高いところからグラスに注ぐ。
空気にさらせばさらすほど、おいしくなるという。
お土産を買わない私だが、このチャイは、気に入って空港で一缶買って
帰った。本当は、専用のグラスや、ひしゃくや二段式やかんが欲しかった
のだが・・・モノは、増やさないと心に決めたので・・・
うむ、む・・・残念なことをした・・・
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トルコでよく見た草花
ウスベニゼニアオイ【薄紅銭葵 アオイ科 Malva sylvestris】
コモンマロウと呼ばれることもあり、葉は野菜として食用になる。
ねばねばしていてものを柔らかくする作用があるとのこと。オクラも同じ仲間。
白い花は、カモミールかもしれない。カモミールには鎮静作用がある。
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オオアザミ【大薊 キク科 Silybum  marianum】
別名マリアアザミ  肝臓の民間漢方薬と言われる。

上の赤い花は、よく見かけたヒナゲシ。
紫色のものは、ケシの仲間でもアヘンをとる種類らしい。
建築現場にさりげなく咲いていた。

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by tamayam2 | 2012-06-13 11:21 | たび | Comments(12)
Commented by ikutoissyo at 2012-06-13 23:25
下の失敗談(失礼)、どきどきしながら拝読。
大変だったのですね。
それで?その後のことが知りたいです。

私は紅茶派です。
コーヒーは好きなのですが、飲んだ後に必ず胃の調子が悪くなりますので、飲まないようにしています。
高級煎茶も駄目です。
紅茶かほうじ茶が私の体に合っているようです。
日常はルイボスティにしています。
Commented by aamui at 2012-06-14 05:03
紫色の芥子素敵ですね!毒があるのか!それで見ることがないのですね(;_;) このグラスでバスの運転手さんも昼間からラクというお酒を飲んでいました 水を入れると白濁するのです あちらでは美味しかったのに 日本で飲んだら強くて美味しいと感じませんでした お酒好きなtamayamさん飲まなかったですか?
Commented by kimiko_shibata1 at 2012-06-14 06:57
最後の荒涼としたバックに咲く紫のケシがなんともいい風情です。
奥に秘めた危険な香りがいいのでしょうか?

チャイ、おいしいですね。
カフェインは確か、コーヒーより多いのですが、紅茶の方が胃痛になりませんね。
旅慣れていらっしゃるとこうした余裕のあるお写真が撮れますね。
Commented by vicolos at 2012-06-14 14:06
あらっ、トルコはコーヒー派だと思ってた。
イタリア時代にお友達になったトルコ人フンダちゃんが、エスプレッソをカブのみしていた印象から来るのかな。そうかぁ、お茶でしたか。そういえば、何かの本(沢木耕太郎?)でその国がコーヒー派かお茶派かで西洋と東洋の境になる、って読んだ気がします。(イギリスは抜きね)そしたら、なるほどトルコは東洋の始まり?最果て?ってなものですね。
Commented by asako at 2012-06-15 22:55 x
むらさきの芥子。神秘的です。謎と毒があるのが頷けます。

イランでは、紅茶を飲むとき、氷砂糖を口に含んでからお茶を飲んでましたよ。やっぱり、ガラスの器で飲んでいました。熱いお茶をガラスの器で飲むのって、不思議でした。
Commented by tamayam2 at 2012-06-16 11:30
♬ ikutoissyo さん、
お茶にはタンニンがありますから、きっと胃腸に合わない
のでしょうね。私の家族もそうですから、いつもほうじ茶を
用意してあります。その後、カードが戻ったので、別のATM
で恐る恐る試してみましたら、ちゃんとお金が出ました。
トルコの銀行でなくて、CITI BANKやING BANKなどを
選びましたが。カードが無い間は、別のクレジット・カードを
使ってカード・ローンというのでしょうが、借金しました。
そういうことをしたことが無いのですが、仕方がないので。
カードで借金をするとけっこう金利が高いのです。
Commented by tamayam2 at 2012-06-16 11:35
♬ aamui さん、
ラクというトルコの酒は有名ですね。女性が好きみたい。
香りがあって、ルート・ビアの香り、あるいは、練り歯磨きの
香りです。私はその香りがちっと苦手なので、飲みません
でした。白濁するところが面白いのですが・・・
Commented by tamayam2 at 2012-06-16 11:39
♬ kimiko_shibata1 さん、
この紫いろのケシは、毛が無く、葉も茎もつるつるです。
こういうのが悪いケシに多いようです。
カナダに住んでいたとき、庭にこの手のケシが自然に咲き、
私も無知だったので、放置していたところ、近所のハイティーン
の若者が庭に侵入して盗って行きました。それで、アヘンを
採る種類らしいと知りました。
Commented by tamayam2 at 2012-06-16 11:47
♬ vicolos さん、
トルココーヒーというのも、そういえばありましたね。カップ
の底に残ったシミで占いをするとか。。。コーヒーを飲む
文化もあるようでしたが、町中で庶民が飲むのは、チャイ
のようです。安く簡便な飲み物です。やはりイスタンブール
には、紅茶、コーヒー両方の文化が混在しているのですから
沢木耕太郎の言う通りなのかもしれませんね。アルコール
がご法度の国だから、お茶文化や作法が発達しているのかとも
思いました。
Commented by tamayam2 at 2012-06-16 11:57
♬ asako さん、
ガラスの容器というのは、不思議ですね。チャイは、ぐらぐら
煮立てるほど熱いのですが、ちょっと空気にさらすように高い
ところから淹れ、この小さなカップなので、ガラスが割れない
のでしょう。角砂糖を入れ、解ける過程を楽しむ内に
飲みやすい適温になるようです。わたしゃ、角砂糖というもの
があったことを思い出し近くのスーパーへ行きましたら、なか
ったのです。別のところでありましたが、やはり、ちょっと時代
遅れの代物なのでしょうね。イランでは氷砂糖とは!面白い
ですね。今や、コーヒーや紅茶に砂糖を入れます、と言うと
白い眼で見られそうですね。通の人はそんなことしないよ、
と説教されるかもしれませんが、チャイは甘くして飲まないと。
Commented by rumikoh at 2012-06-17 11:57 x
トルコの前の記事に マロニエとトチノキが同じかどうか私が悩んでいることを書いたので tamayamさん 教えていただけると嬉しいです。
ところで たまたま図書館で手にして昨日読んでいた 高樹のぶ子のイスタンブールの闇と言う小説にも コーヒー占いの話が出てきていました。 この小説でびっくりしたのは 私と同じ漢字の流美と言う登場人物が 出てきたことです。最近私と同じ漢字の名前があることをネット検索で発見したのですが この小説がルーツだったのでしょうか。 
Commented by tamayam2 at 2012-06-17 16:59
♬ rumikohさん、
ああ【503】アヤソフィアのところにコメントくださったにに、私が
お返事差し上げずに失礼しました。そうです!マロニエ(仏)と
トチノキは同じものです。でも、たぶん西洋のものは、西洋トチノキ
という亜種なのだと思います。ドイツ語では、当然フランス語の
マロニエは使わず、カスタニアという名です。この花が咲くころ、
人々は、戸外で、特にカスタニアの大木の下にテーブルをおいて
麦酒を飲むのですよ。樽から汲んだ地ビールですね。これがドイツ
人の楽しみです。栗に似た実は食べられません。日本のトチの実は
晒してトチ餅などにしますけど。私は、コーヒーについてよく知らない
のですが、トルコ コーヒーのカップをさかさまにして占いをすると
いう話は知っています。高木のぶ子という方の小説を読んでみよう
かなぁ。イスタンブールを気に入って何度も訪れる日本人は、
多いようです。やはり、西洋的なもの、アジア的なものが混沌と
している文化に魅かれるのでしょう。パウロは3度もトルコの各地
を巡っています。キリスト教の関係者には、パレスティナ地方と
ともにパウロの宣教旅行の道筋はたどってみたいところでしょう。
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