500回目のエントリー

2007年8月2日にこのBlog:Yamyam町一丁目 を始め、
この記事で、ちょうど500回目になりました。500回で、キリが
良いから、引っ越そうと考えておりましたが、なんだか
面倒くさくなったので、このまましばらく続けることにします。
c0128628_1381386.jpg

帰国して5年経ちましたが、いまだに異邦人のような
不思議な感覚をもちつつ、何とかYamyam町の住民に
紛れて生活しています。

先月、生誕150年を迎えられた故牧野富太郎先生のことを記事に
しました。子供のころから、牧野先生の植物図鑑に親しんでおり
ましたが、老年になってこんなに植物に熱を入れてしまうとは
人生はおもしろいものですね。やはり、何でも若いときに、 
“とっかかり”をさらっとでも付けておくことだと思います。

近ごろ発行された記念切手によると、牧野先生の手になる原画や
命名された植物5点が復原されています。私のスキャン技術が悪くて
きれいにお見せできませんが、よく見たい人は、郵便局でお買い
求めください。

5点の植物のうち、私は始めの2つしか見たことがありません。
あとの3点もいつの日にか実際に見てみたいものです。

以下は、郵政省のWebからとった簡単な説明ですが、明治時代に
牧野先生はロシア人の植物学者、
マキシモヴィッチ氏
(Carl Johann Maximowicz 1827-1891) 
と深い親交があったようです。お二人の会話は、いったい
何語で行われたのでしょうか。マキシモヴィッチ氏は、バルト海沿いの
人ですから、ドイツ語ができたでしょう。牧野先生は、小学校中退です。
たぶん、英語かドイツ語で話したのかしらと、想像をたくましくして
おります。
Tamayam2はこうした人と人の交流にとても心惹かれております。


c0128628_13111825.jpg

1.ガマズミ【蒲染 スイカズラ科Viburnum dilatatum Thunb.】
牧野先生が描いた着色原画。先生は、イギリス製の絵の具を使って
おられたということ。


c0128628_13131889.jpg


2.ジョウロウホトトギス【上臈杜鵑 ユリ科 Tricyrtis macrantha
                            Maxim.】
高知県の石灰岩地に特産する多年草。明治20年(1887)年に発見し、
マキシモヴィッチが学名を、牧野先生が和名を付けた。


c0128628_13143069.jpg


3.ヒメキリンソウ【姫麒麟草 ベンケイソウ科 Phedimus sikokianus
                       (Maxim. ex Makino) 't Hart】
四国の山地に特産する多年草。明治22年(1889)年、高知県仁淀川町鳥形山
で採集した標本をもとに新和名を発表、明治24年(1891)年にマキシモヴィッチ
から授かった学名を発表した。生育地が限られているため全国的に珍しく、
自生地のある徳島県、高知県で絶滅が危ぶまれている。


c0128628_13203887.jpg

4.ホテイラン【布袋蘭 ラン科 Calypso bulbosa (L.) Oakes var.
                        speciosa (Schltr.) Makino)】       
本州中部の針葉樹林下に稀に生える多年草。牧野先生は、江戸時代の植物画
からその存在を知り、明治35年(1902)年に和名を付けた。明治40年(1907)年、
開花株の寄贈を受け、実物を見て花の図を描かれた。



c0128628_13234988.jpg
5.コオロギラン【蟋蟀蘭 ラン科 Stigmatodactylus sikokianus
                            Maxim. ex Makino】
本州~九州のスギ林に生える多年草。明治22年(1889)年に高知県越知町
横倉山で発見、牧野先生は、明治23年(1890)年にマキシモヴィッチが提唱した
学名を発表、翌年和名を付けた。


池の写真は、先月25日、箱根・湿生花園で撮影。
c0128628_1334299.jpg

by tamayam2 | 2012-05-05 17:57 | Comments(16)
Commented by kimiko_shibata1 at 2012-05-05 16:04
牧野博士の記念切手、近年ではよい印刷だと思っています。
記念の初日印も集めていますので機会をみて掲載したいと思っています。

私は子供の頃、宇都宮大学の植物同好会に属していた祖父に連れられて野山の植物に親しみました。
それ以来、山と植物には注目してきましたが、最近、鳥にも広がっています。
小さな種がいろいろと自分の中で変化していくのは面白いものです。
涼しげな池のお写真が、今日の暑さに涼を届けてくださいました。

500回目おめでとうございます。継続は力です。こうして縁あって楽しませていただいております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Commented by tamayam2 at 2012-05-05 18:00
♪ kimiko_shibata1 さん、
ほぅ!>記念の初日印も・・・それは、ぜひUpしてください。
おじい様の蒔かれた種がだんだん育っていっているのですね。
おじい様はよいことをなさいましたね。子供って何がきっかけで
一つのものに興味をもつかわかりません。山が植物に、植物
から鳥に・・・・自然は、本当に良き師であり、良き友ですね。
こちらこそ、今後ともどうぞよろしく。
Commented by ikutoissyo at 2012-05-06 08:59
おはようございます。
500回目、おめでとうございます。
こちらでは沢山のことを教えていただいています。直ぐに忘れるのが困りものですが。

お二人の会話に聞き(?)いりました。

湿生花園に行ったのはかなり以前のことですので、あまり記憶していません。

漣に揺れる水面が良く撮れていますね。
こんな場面をぼーっと眺めているのが好きです。
>自然は良き師良き友・・・実感しています。
Commented by tamayam2 at 2012-05-06 22:06
♪ ikutoissyoさん、
たしかikutoissyoさんは、kimiko_shibata1 さんの
ご友人ですよね。世の中にはたくさんの人がいますが、
Blogで偶然知り合った人たちで気の合う同好の士が
集まっていくというのは、面白いものですね。サクラの種類、
鳥のこと、日本の固有種のことなど、shibataさんから
随分教えてもらいました。住んでいる場所も違うので、興味
深いです。私、明日からちょっと旅に出かけます。連休後
をねらって・・・
Commented by 寧夢 at 2012-05-07 06:35 x
500回記念、おめでとうございます。帰国して5年ですか。
結婚してからとうとう一度も海外旅行にに行けず、海外ブログを探して
読んでいた頃が懐かしいです。

お陰で植物や身の回りの世界を沢山教えて頂きました。
牧野富太郎氏は偉人伝で読んで覚えた人でしたが、
最近では大阪の旧家との繋がりを知ったりして、
昔のお金持ちは学者のバックアップをしていたのだとしみじみしたり。

これからぼちぼち元のリアルタイムの日記に戻していきますので、
どうぞよろしくお願いします。
Commented by nenemu8921 at 2012-05-08 08:23
500回記念、おめでとうございます。
よく続きましたね!!
先日「花物語」(ちくま学芸文庫)という牧野博士のご著書を紹介する原稿を書いたばかりで、
tamayamさんのご文章、興味深く拝読しました。
晩年の講演録や随筆を集めたものですが、肉声が聞こえてくるようで面白かった本です。
よき時代に生きたユニークな方でしたね。(^_-)-☆

ご旅行楽しく行っていらっしゃい。
旅のレポートも楽しみにしています。








Commented by vicolo at 2012-05-09 18:30 x
500回、おめでとうございます。

若い時のとっかかりの一文を拝見して、私は「テニス」がそうだなぁと思いました。
若いころ遊びで少しやってたから、40才になってからレッスンにも通ってみようかなぁと思えたのだろうなぁ。そうして、テニスは私の生涯スポーツになりそうです。

植物については、見つけたものを調べてみようと思うほどではないですが、変わったものを見つけると嬉しくなります。
Commented by yutorie at 2012-05-10 22:21
500回記念おめでとうございます。
ふとした不思議なブログつながりという接点で
昔からの親しい友のような錯覚にさせてもらってます。
まあ、独り合点・・・ということですが
これからもよろしくお願いします
Commented by ミッチ at 2012-05-15 17:59 x
Herzlichen Glückwunsch!500回目とは、ブログ書きでの大先輩であられるTさんに「追いつけ、追い越せ」で努力したいです…が、追い越せの方は不可能でしょうね。
植物のテーマはとんと解らない奴で、その内Pをつかまえて一緒にになにかコメントしたいと思います。彼女このところ仕事が大忙しで昨日も「Fさん、私が連絡しないので寂しがってるでしょうね」と反省気味でした。花々満開のwunderschöner Monat Maiなのに。
Commented by echaloter at 2012-05-21 06:25
tamayamさん、500回!ブラボー!おめでとうございます♪
思えば・・・モクゲンジの木について調べているときに、Tamayamさんのブログと出会ったのがきっかけで、ここへ遊びにくるようになったのでした。

牧野博士は、だんだんと私の憧れの人になっていくようです。丁寧な観察や植物画、素敵ですね。植物名にも「マキノ」と入ったものもありますよね。

tamayamさんのブログでは、植物のこと以外でもたくさん楽しみにしていることがあります。銀座の定点観測や、ことばのお話など。最近気がついたのですが、「なので」はすっかり接続詞になりましたか?書き言葉でも見かけるようになり、日本から遠いところにいる私は、ちょっと馴染めません。でも、「だから」や「ですから」も、きっと文末につく言葉が独立して接続詞になったのでしょうから、おかしくないのかな?

今回のご旅行は、どの辺りかな?旅のお土産話も楽しみにしています。
Commented by tamayam2 at 2012-05-24 11:33
♪ 寧夢さん、
先日Bellaさんと撮影にでかけ、あ~、彼女のBlogに
最初にアクセスしたのは、寧夢さんのご紹介だった・・・と
懐かしくお話ししました。
Commented by tamayam2 at 2012-05-24 11:45
♪ nenemu8921さん、
ご無沙汰しておりました。もう、アオスジアゲハが飛んでいる!
このところ忙しくで自然観察をさぼっていました。
人間観察ばっかりで。(笑)
Commented by tamayam2 at 2012-05-24 11:48
♪ vicolo さん、
何でも若いときにやったことがあるものは、年をとっても
戻っていけますけど、年をとると、未知のものにだんだん
億劫になります。パソコンでこうしていろいろな方と話せる
のは、よかったと思いますが、もう、スマホは・・・ダメかなぁ~
と思います。複雑すぎて・・・トホホ。
Commented by tamayam2 at 2012-05-24 11:50
♪ yutorie さん、
一人合点でも二人合点でも・・・ぜひぜひおもしろい
yutorie  worldのお付き合いをさせてくださいまし。
また、信州にでかけますゆえ。
Commented by tamayam2 at 2012-05-24 11:55
♪ ミッチさん、
ご無沙汰お許しを。ドイツ人の友人に会いにイスタンブール
に行っておりました。ゲーテが愛してやまない五月ですねえ。
本当に>wunderschöner Monat Mai です。
Pさん、Fさんと毎週のように植物園に出かけていたころが
懐かしいです。どうぞ、およろしく。トルコも植物的には、
非常に面白いところらしいです。チューリップやカーネー
ションの原産国です。友人によると、トルコの奥地に行かない
となかなか原種には会えないらしいけど。今後ともどうぞ、
よろしく!
Commented by tamayam2 at 2012-05-24 12:01
♪ echaloterさん、
こちらこそ、いろいろなことを教わっておりますよ。
言葉についてですが、本当に日本語の変化は激しくて、
私は日本語watcherを自認しているのですが、だんだん
怪しくなりつつあります。アレもコレもわからなくなったのは、
私がぼけてきたのか、頭が悪くなってきたのか・・・そう
思うことも多いです。書き言葉の中にオヤ?というような
くだけた表現が出てきて驚くこともあります。「なので」は
その一つだと思います。もう少し、注意してみてみましょう。
おもしろいご指摘だと思います。
<< 【501】トルコ  ① 町で見た人々 箱根・湿性花園で見た花 >>