ブータンシボリアゲハ

昨年のニュースの中で、心に残って、とてもうれしかったのは、
11月に新婚のブータンの国王が訪日され、世界的に珍しい
ブータン固有種、ブータンシボリアゲハの標本をお土産として、
日本にくださったというお話。

標本は、2頭あって、一つが東京大学、もう一つが、東京農業
大学の博物館で公開されているという新聞記事を見たので、
さっそく東大に出かけてきました。

赤門を入ってすぐのところにある総合研究博物館の一階に
展示されておりましたよ。
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こんな立派な、絹地に刺繍が施されたケース。
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蝶は額装されていて、周りには、木のレリーフと文字が
見えました。直径12㎝ほどの大型で、色も鮮やかな美しい
標本でした。
ブータンシボリアゲハ【アケハチョウ科 ウスバアゲハ亜科
                Bhutanitis ludlowi Gabriel】
1933年に発見された標本は、英国の自然史博物館に5頭保管
されているだけで、国外に持ち出すことはできません。
下は同時に展示されていた雲南シボリアゲハ(1939年)
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なにしろ標高2200mの山の奥地にしか生息していない
ということで、一般の人が目にすることはまず、ありません。
昨年の夏、東大の調査隊がその奥地にでかけ、何頭か捕獲
したものの一つだそうです。

NHKでも放映されたようですので、ご存じの方も多い
でしょう。こんな貴重なものを、お土産にくださるとは、
なんと寛大なお心遣いでしょうか。

最近、TVでブータンのことを報道する番組をいくつか
見ました。GNP(国民総生産)より、GNH(国民幸福度指数)を
国是としているとか、国民の97%が幸せと感じているとか・・・

若い国王夫妻のお姿は、礼儀正しく、清潔感にあふれていました。
自国の民族衣装をお召しになって、自分が信ずる生き方を
堂々と述べておられました。 (それが一番素敵なこと!)

蝶好きのTamayam2も、実物を見て、やはり、ドキドキしました。
飛んでいるのを、実際に見た人たちは、どんなに心躍った
ことでしょう。蝶のいた辺りには、食草であるウマノスズクサが
いっぱい茂っていたということです。
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上の写真の花は、ガガイモ科イケマとか
同じくガガイモ科キジョランかも。
下は、赤門。朱色がやはりきれいでしたよ。でも、狭き門なのだ!
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by tamayam2 | 2012-02-23 17:27 | 日々のできごと | Comments(14)
Commented by ikutoissyo at 2012-02-23 23:06
この蝶のことは良くおぼえています。
あのニュースを見ながら、TVの画面に向かってシャッターを切ったほどです。
東大で見られるのですね。絶対、絶対、観にいかなくちゃ。

最近のブータンの番組もみましたよ。
幸せとは、自分に問いかける良い機会になりました。
Commented by ふく at 2012-02-24 08:53 x
ウマノスズクサ、ガガイモ科すっかりおなじみになりました。
キジョランはどんな字?
チョウの本物見たいけど
公開はいつまでかしら検索検索。
Commented by tamayam2 at 2012-02-24 09:08
♪ ikutoissyo さん、
東大は、24日(今日)まで。東京農大は、3月11日まで公開
しています。私もあまりTV[を見ないのですが、ブータンの
番組を何本か見て考えさせられました。明日土曜の晩にも
あるみたい。
Commented by tamayam2 at 2012-02-24 09:11
♪ ふくさん、
キジョランは、鬼女蘭で、女性が髪を
振り乱している姿(おお怖)だそうです。ウマノスズ草科、
ガガイモ科に親しみを持たれた由、うふふ・・・だんだん
私の術中にはまってきましたね。(笑)
Commented by kimiko_shibata1 at 2012-02-24 10:52
実物をご覧になられたのですね。
本当に素敵な国王夫妻で、久々に心が洗われたニュースでした。
私たちの幸せはなんだろうとも考えさせられました。
農大の公開に間に合うように上京できたらいいのですが・・・・・
あまり欲張ってもいけませんね。こうしてこちらで拝見できましたことだけでもうれしいです。

P.S.ケセン語訳イエスの言葉、読書中です。最近遠くなっていた聖書の言葉にこうして触れる機会ができたことも併せて感謝です。
Commented by vicolos at 2012-02-24 18:51
春休みにムスコを連れて、東大博物館を訪れようと計画していたところでした。
ブータンの蝶もここに寄贈されたことは知っていましたが、常設展示なのですね。それは楽しみです。
ガイドブックでみると他にも興味深い展示品がたくさんありましたが、全体的な印象はいかがでしたか?
Commented by tamayam2 at 2012-02-24 20:28
♪ kimiko_shibata1さん、
NHKで何度もブータンに関する特集番組があったらしい
のですが、いくつかは見逃しました。再放送を待ちます。
でも、アジアにこんな地味で堅実な考え方の国があった
なんて。。。とても興味深く拝見しました。国王、首相も
英語がとてもお上手で、しっかりした言葉で自国について
アッピールなさいました。英語教育もいきわたっている
らしく、こういう国は、すごいなあと率直に感動しました。
ケセン語訳聖書について、関心をもっていただけて、
うれしいです。
Commented by tamayam2 at 2012-02-24 20:33
♪ vicolos さん、
東京農大の公開は、3月11日までです。休みの日もある
ようなので、ネットで調べてから行ってくださいね。常設展
ではなくて、期間限定の公開です。東大の博物館は蝶以外
によく見ませんでした。学問的には、貴重なのでしょうが、
一般の人には、あまり親しめる雰囲気ではありませんでしたよ。
ま、東大はそれでいいのだと思いますが・・・
Commented by yutorie at 2012-02-24 22:44
こんばんは。
ブログ知人で18歳の時蝶屋になろうと心に決めた方がいますが
蝶の魅力は計り知れないようです。
これを見て、あの方の感想を聞きたい気分です。
狭き門に入るのか?出るのか?ラストのスナップいいですね。
Commented at 2012-02-25 03:21 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by organvita at 2012-02-26 04:59
へえ~!そんな話があったんですね!きれいな見事な蝶!こんな蝶が自然の中で舞っている風景を想像するだけでも楽しくなりますね!
Commented by tamayam2 at 2012-02-26 07:03
♪ yutorieさん、
蝶は、不思議な魅力のある生き物で、私は、捕獲や
標本つくりには興味ありませんが、夢中になる人は、
どうしてもよい標本を作りたいらしいです。チョウの写真は、
いつも撮りたいです。また、蝶の食草に関心があり、そういう
植物が生い茂っている場所に行きますと、わくわくします。
家に植えてある植物は、みなチョウが好むものばかり・・・(笑)
あなたのお写真は、ますます磨きがかかってきましたねえ。
Commented by tamayam2 at 2012-02-26 07:05
♪ cimarronさん、
メール拝見します。本当にアジアには、地味ながら
すてきな国があるのですね!私も最近のTVで知り、
感動しました。
Commented by tamayam2 at 2012-02-26 07:09
♪ organvita さん、
長い冬がそろそろ明けそうでしょうか。御無沙汰しています。
羊が山を下りていく話、証明書の書き換え騒動の話・・・
ヨーロッパらしいエピソードで、さもありなむ・・・とほほえましく
思いながら拝見しています。早く春が来てほしいですね。
お元気で!
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