急に秋になりました

10月に入りました。Yamyam町の道の辻々から
キンモクセイのいい香りが!もう、秋になったのですねえ。
さしもの悪女も深情けの影をひそめて、どこかに吹き飛んだ
ようです。
庭に出ると、小さいやぶ蚊がまだ襲ってきますが。でも、
この国では、まだ秋の昆虫が見られるのです。
日本はその点でよい国だと、深くうなずくTamayam2です。

東京の私の定点観察の場所、新宿御苑、白金台の自然教育園
先週行ってきました。9月21日の台風15号の影響で、
多くの貴重な樹木が、倒れたり、大枝が強風にもぎ取られたり
気の毒なありさまでした。もう一つの定点観察の小石川植物園
台風被害のため、しばらく休園中ということです。
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台風以後10日間に見た植物や昆虫のスナップを記録しておき
ましょう。
上の写真は、秋の七草の一つ、ハギです。
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自然教育園では、今、ヌスビトハギが園の主役です。

盗人が地下足袋を履いて抜き足、差し足でお屋敷に
忍びこむのですよ。その足跡に似ているでしょうか。
唐草模様の大風呂敷を背負った、頬かぶりをしたどろぼう・・・
そんなイメージが湧くかなァ~

ヌスビトハギの種は私のジーンズにも引っ付いて離れません
でした。人や動物に引っ付いて種をばらまくのがこの植物の戦略です。
ピンクの花は細かいですが、よく見れば、ハギです。
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自然教育園の武蔵野植物園は、封鎖されていましたが、
荒れた野草の中で、チョウたちが元気に飛び回っていました。
ゆっくり飛んでいたオオウラギンスジヒョウモン
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そばに、サワフタギのルリ色の実が。
サワフタギ【沢蓋木 ハイノキ科 Symplocos chinensis】
ガマズミの赤い実。
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ガマズミ【スイカズラ科 Viburnum erosum Thunb】
こういう実を見ると、童謡が自然に口から出てきちゃう。
 ♪~赤い鳥、小鳥、なぜなぜ赤い? 赤い実を食べた
   青い鳥、小鳥、なぜなぜ青い? 青い実を食べた

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サワフタギの下には、冬、根もとに氷をつけるシモバシラ
花が盛大にさいていましたよ。
シモバシラ【霜柱 シソ科 Keiskea japonica 】
植物学者、伊藤圭介の名前が学名になった日本原産の植物です。
  過去ログ:2011年1月 シモバシラ


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その茂みの中には、大きな茶色の幼虫が。
これは、キイロスズメガの幼虫です。
これから寒くなるというのに、羽化して蛾になれるのかしら。
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オオカマキリや、侵略的外来種として注目されている
アカボシゴマダラも見かけました。
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荒れ果てた野草園は、昆虫たちにとっては楽園なのでしょう。
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自然教育園で、先週注目を浴びていたのは、トラノヲスズカケ
トラノヲスズカケ【虎の尾鈴懸 ゴマノハグサ科
Veronicastrum axillare 】

自然教育園が江戸幕府の御領地であったころ、平賀源内に
よって香川県から移植された苗が、一旦消え、その後、
2008年に再発見されたといういわく付きのもの。もともと
九州、四国地方に自生する植物のようです。
こういう野草についても、きちんとした記録が残っている
ということに驚きを禁じえません。

朝晩の温度差がはげしく、夏の疲れが出るころです。
みな様におかれましても、健康に注意して過ぎ行く秋の日を
楽しんでくださいね。
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by tamayam2 | 2011-10-02 21:35 | 日々のできごと | Comments(11)
Commented by 寧夢 at 2011-10-02 23:50 x
実家では消毒してもオクラの葉っぱが毛虫だらけ。
今年中にみんなチョウチョになってしまうんでしょうね。
ずいぶん涼しくなってきました。
庭のキンモクセイは満開でいい香りです。
Commented by ikutoissyo at 2011-10-03 18:10
6日から、自然植物園の隣の庭園美術館が、建物の中を開放してカメラOKになります。
何回見てもあの建物は飽きることがありません。
今年も行く予定にしているのですが
その帰りに自然園に寄りたいと思っています。
なんでもないあの自然そのものの雰囲気が大好きなんです。
珍しいものが見つかるといいけど・・・。
Commented by kimiko_shibata1 at 2011-10-03 19:41
まずは貴重な情報をありがとうございます。
小石川が休園とは・・・・中旬に上京の予定があり、久々に行ってみようかと・・・・
シモバシラ、健在ですね。寒い冬が期待されます。
我が家のシモバシラも涼しくなって一層元気になったようです。
ガマズミ、サワフタギ、・・・実が楽しみな季節です。
収穫大のお散歩でしたね。

Commented by tamayam2 at 2011-10-03 22:22
♡ ikutoissyoさん、
そうですか!? 私は、庭園美術館の中を見たことがあり
ません。それはいい機会です。さっそくカメラをもって出かけ
ましょう。情報をありがとうございます。
Commented by tamayam2 at 2011-10-03 22:26
♡ kimiko_shibata1 さん、
私は、ちょうど1週間前、わざわざ出かけたのですよ。鉄の門扉に
大きな枯れ枝が立てかけてあり、非常に気の毒な状態でした。
がっかりしましたが、仕方がないですね。片づけ作業が大変そう
でした。
Commented by tamayam2 at 2011-10-03 23:22
♡ 寧夢さん、
ご実家ではオクラを栽培していらっしゃるのね。オクラ・・・
私も植えたことがあります。花がトロロアオイに似て非常に
きれいですね。アオイ科。それを食草にするチョウがいるのね。
葉も柔らかそうだわ・・・。チョウになり代り、お詫びしますね。(笑)
Commented by namiheiii at 2011-10-04 18:13
さすが自然教育園、何でも揃っていて野草愛好家にはたまらない場所ですね。私は半世紀も前若い頃に散策した記憶があります。何故かその後訪れた事がありません。
Commented by tamayam2 at 2011-10-05 10:02
♡ namiheiii先生、こんにちは!東京には、野草観察に
いい場所がなかなかないのです。これは、と思うところも
しばらく行かないうちに関発されてしまったり・・・。手つかずの
場所と言えば、小石川や白金の自然教育園になってしまいます。
この頃は、シュロ、アオキ、ヤツデなどが増えすぎていますが・・・
鳥が実をついばんで落としていくのでしょう。だんだん亜熱帯の
森のようになっています。お元気で!
Commented by bella8 at 2011-10-05 16:39
昨日はどうも!あの後、自然教育園に行ってきました。
確かに台風の爪跡は生々しく残っていましたが、
その中でたくさんの昆虫やお花に出会うことが出来ました。

厳しい自然の中で樹木もお花も昆虫たちもノホホホーンと見えても闘っているのですね。

ボロボロのヒョウモンチョウにも会いました。


Commented by tamayam2 at 2011-10-06 07:32
♡ bella8さん、
わぁ~いいな、いいな!東京でアサギマダラが見られるの
ですね!私は、信州でしかみたことがありませんでした。
東京の都心にありながら、あれだけの緑が残っている場所、
本当に貴重なところです。あまりきれいに整備されていない
点もいいですね。黒い蛾は何でしょうね。名前が知りたいなあ。
Commented by kanmyougama at 2011-10-08 12:53
ガマズミが紅く色付きましたね。
ガマズミとハクサンボクの区別がつかずにいましたがヤット間違わなくなりました。

大蟷螂は冬眠できるのでしょうか、
卵を産んで次に世代を譲るので絵消化・・・初歩的な考えですが・・・。

ゴマを作ったときスズガの幼虫がわいて苦労しました。
サツマイモにもつくらしいですが・・いまのところ見当たりません。
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