バオバブの木

「・・・仕事には先延ばしにしても大丈夫なものも、たまに
 ある。でも、バオバブの場合は、絶対取り返しがつかなく
 なる・・・抜くのが遅くなると、二度と取り除けなくなる。
 そうして星全体をおおう。根が星を貫通する。星はとても
 小さいからそんなバオバブが増えすぎると・・・」
        
      サン=テグジュベリ『星の王子さま』より


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バオバブの木について初めて知ったのは、この本の挿絵
でした。たいていの日本人は私と同じではないかしら。
バオバブの木って、アフリカやマダガスカル島などでしか
見られない木だそうです。
バオバブ【baobab パンヤ科 Adansonia digitata】
京都府立植物園の温室で、この木を見ました。
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枝を色々な方向に広げている様は、まるで木がさかさまに
なって根が天に広がっているような様子と、ものの本には
書いてありますが、温室では、それほど自由自在に枝は広げ
られない様子でした。ま、でも幹も太く、巨木になりそうでした。
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つぼみが垂れ下がっていたのですが、私の手の平にちょうど収まる
ぐらいの大きさ。夜間にいい香りとともに開花するそうです。一日花。


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昼間は
見ることが
できない
ので、
植物園の
HPの
写真で
どうぞ。







中心に雌花があり周囲をぎっしりと雄花がとり囲んでいます。
珍しい樹木を育てるのも植物園のひとつの使命なのでしょう。
そのほかに、キソウテンガイとか、アアソウカイという珍しい植物を
見ました。
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私が関心をもっているウマノスズクサ科のこんな花もありました。
ちょっと宇宙人みたいですね。原産国は中米。
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薄暗いところに密集していると、ちょっとドキンとしてしまいます。
アリストロキア サルバドレンシス【ウマノスズクサ科 
     Aristolochia salvadorensis】


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by tamayam2 | 2011-09-26 13:43 | 日々のできごと | Comments(20)
Commented by maximiechan at 2011-09-26 19:07
初めて貴ブログに訪問しました、エキサイトブログ「風任せ自由人」のmaximiechanと申します。先日は拙ブログに訪問してくださりありがとうございました。
他人の写真を見ると視点や感性の違いに驚くことがたびたびあります。感性が近いとその技術力が気になってしまいます。視点や感性が違う場合は受け入れがたい場合もありますが、大概はよい刺激となります。早足でいくつかの記事を見ましたが、素敵ですね。植物の写真は大変に美しいです。また、ヨーロッパにたびたび出かけているようで、羨ましいです。クラシック音楽にも大変に興味があり、この年末はベルリン・フィル等を聴きに行く計画を立てています。何かお知恵をいただければと思いました。今後もよろしくお願いします。
Commented by kimiko_shibata1 at 2011-09-26 21:23
こんばんは
バオバブに関してはまったく同じです。
久々に王子様を見てうれしくなりました。
私も昨年、京都で初めて見ました。
花までご覧になられたのですね!素晴らしい!!
Commented by aamui at 2011-09-27 07:12
動植物の擬態にはほんとに驚いてしまいます ヨナグニサン初めて見ました(@_@) アリストロキア サルバドレンシス人間の想像力は自然を超える事はできないのでしょうね 宇宙人が隠れているかも・・・・
Commented by babakzk9271 at 2011-09-27 09:43
ウマノスズクサは興味のある花です。
アリストロキア サルバドレンシスはじめて知りはじめて見るお花です。
今日も新しい事を一つ知りました 本物が見てみたい・・・
Commented by echalotes at 2011-09-27 14:46
いつかマダガスカルにバオバブの木を見に行きたいな・・・
と前から思っています。
マダガスカルにも様々な植物があるのですよね。
もし行けたら、ひょっこり星の王子様が現れそうな気がするな。^^
Commented by kanmyougama at 2011-09-27 16:13
ウマノスズクサ・・・・・・宇宙から飛んできた隕石に埋まって届いたようなイメージがわいてきます。
珍しいですね。
Commented by tamayam2 at 2011-09-27 21:31
♡ maximiechan さん、
ご丁寧にごあいさつありがとうございました。私は、かなり前
からお宅のBlogを拝見していますが、ご挨拶を忘れていた
のかもしれません。失礼しました。こちらこそ、どうぞよろしく
お願いいたします。私がチョウに関心があるのは、どちらかと
言うとチョウの食草のほうだったのですが、だんだんチョウ自身
にも関心がシフトしてきました。夏場は、特にいつもチョウがいない
かなぁと追っかけています。蝶に関してスペシャリストであられる
Bloggerたちのページを見てはうっとりしています。maximiechan
さんのハンドル・ネームは、ハプスブルグ家のマキシミリアンⅠを
思い出させます。私はベルリンによく行きましたが、ベルリン・フィル
には一度も。年末は寒いですが、きっと素晴らしいコンサートでしょう。
Commented by tamayam2 at 2011-09-27 22:08
♡ kimiko_shibata1 さん、
バオバブという珍しい植物についての初めての出会い、
この挿絵でしたね!!同世代の共通体験です。
彼は飛行機の遭難で行方不明になったのでしたか。
数奇な人生ですね。フランスのリヨンが彼の生地で、
駅に記念碑が立っていました。このお話も童話のような、
詩のような不思議な話でした。大人になると見えなくなる
真実について・・・府立植物園は、本当に内容が充実して
いて、いつも楽しい発見があります。

Commented by tamayam2 at 2011-09-27 22:12
♡ aamui さん、
われわれBlog開設5周年をちょっと過ぎたのでした。もう5年・・・
Blogのおかげでたくさんの方々と喜び、楽しみを共有できて
本当に幸せです。aamui さんの絵とその発想は、いつも
新鮮ですよ。サン・テグジュベリの発想も豊かで、はっとさせられ
ますが。人間の想像力って、果てしないものね。
Commented by tamayam2 at 2011-09-27 22:16
♡ babakzk9271さん、
あちこちの山に行かれるそのエネルギーに感服しています。
先日、田中澄江さんの「花の百名山」を 読み返しておりました。
彼女は、80を過ぎても登山をしています。花を見たいという
確固たる目的があって、ちゃんと下準備して・・・本当に素敵な
方だと感じました。若い友人もいっぱいいて、ちゃんとサポート
してもらっているようでした。それも人徳ですね。
Commented by tamayam2 at 2011-09-27 22:25
♡ echalotes さん、
そちらは、急に寒くなったのね。日本もグ、グッと気温が下がり、
花壇の片づけもしなきゃならないし、セーターも出さないと・・・
なんだかあわててしまいます。
>マダガスカルにバオバブの木を見に行きたいな・・・
私も以前からマダガスカルに関心があり、エコツアーとか
機会があれば行きたいと思っています。ワォキツネザルとか
動物も独特なものが見られるそうですよ。バオバブの巨木が
林立するさまも見たいし・・・どう?行きますか?
Commented by tamayam2 at 2011-09-27 22:31
♡ kanmyougamaさん、
個展が終わってほっとなさったでしょう。畑の収穫は、どうですか。
自分の食するものを自分で作るって、いいなあ。一番のエコですね。
>宇宙から飛んできた隕石に埋まって届いたような・・・
本当に、茶色の小人か、宇宙人のようで、眼を凝らして見て
しまいました。植物園ってこんな変わった植物を、まあよくも
集めたり!と感心するばかりです。集めるばかりでなく、その
あとの管理や研究を考えると、大変なことですね。
Commented by nenemu8921 at 2011-09-28 06:33
tamayamさん。おはようございます。
バオバブ→ 星の王子さま、 誰もが連想するコースですよね。(^^♪
バオバブは愛鳥家にとっては、ハタオリドリという鳥の集団コロニーの写真でおなじみでもあります。
実際にアフリカへ行って見たいものですが!
(もう、そんな機会はないだろうなあ)

キソウテンガイ、アアソウカイですって。面白いわね。
実物も名前も!!
植物園の使命ですか。なるほどね。日本で、世界に誇れる植物園てどこでしょうか?

Commented by tamayam2 at 2011-09-28 20:23
♡ nenemu8921さん、
ハタオリドリですね。TVで観たことがあります。本当に行って
実物をみてみたいわね。いえいえ、まだチャンスがあるかも
しれません。もし、そういうチャンスがあったら、お誘いします。
ふふふ・・・
植物園のこのところよく行くのですが、いろいろなことを考え
させられます。やっぱりきちんとPolicyがないと、遊園地的に
なったり、フラワーショー的になります。そうしないと生き延びる
ことができないのですが・・・世間にほどほどに迎合しつつ、教育
普及活動もして経済的にも採算が合うようにできないもんでしょう
かね。京都府立、北大はいいですね。





Commented by やく at 2011-09-29 17:54 x
久しぶりにやってきたら、まさに宇宙人!
自然を作った神様の創造力(想像力?)はやっぱりすごいです。

京都府立植物園、一度行ってみたいと思っている場所の一つです。
りっぱな「ふう」の木があるとか。もうすぐ紅葉の季節・・・
Commented by tamayam2 at 2011-09-29 21:52
♡ やくさん、
お久しぶりです。お宅のBlogも拝見させていただきました。
カエルとか、稲穂とか・・・私は、サプリメントの類は一度も
飲んだことがありませんが、ちょっと関心を持ち始めました。
京都府立植物園は、私はとても気に入っています。フウ(楓)
の木、私気づきませんでした。どんな木も樹齢があるので、
それなりの風格があります。京都には、大きな製薬会社の
薬草園もあり、いつか見学したいと思っています。素人に公開
してくれるか・・・調査中です。
Commented by aosta at 2011-09-30 16:39 x
tamayamさん
先日は嬉しいコメントをありがとうございました。
ご無沙汰のお詫びかたがた伺ったのですが、なんとバオバブ!
なんて懐かしい!ご多聞にもれず、私も「星の王子さま」の挿絵で初めて知った植物でした。作者であるサン・テグジュペリ自身による挿画は、愛らしいだけでなく、独特の味わいとともに、強く印象に残っています。
郵便飛行機の操縦者でもあり、対独戦では一兵士として操縦桿を握り、ついには帰らぬ人となったサン・テクス。彼にとって広漠とした北アフリカの大地は、見慣れたと言うだけでなく、一種愛情の対象でもあったかと思います。乾ききった大地で根を張るバオバブの樹はたくましさの象徴のように思えますが、テグジュペリはその々バオバブを例に取って、「取り返しのつかない」事実の可能性について語ったのですね。久しく開かないままだった「星の王子さま」を、もう一度読みなおそうと思っています。
新訳もいくつか出ていますが、私にとっての「星の王子さま」はやっぱり 内藤濯に尽きます(笑)
Commented by ikutoissyo at 2011-10-01 09:05
俄然、京都府立植物園に行きたくなりました。
60代には実家(福井)の帰りには、必ず京都まで脚を伸ばし、散策を楽しみましたが、最近では疲れるので、真っ直ぐ帰京してしまいます。
植物園の検索もしました。
父のお墓も京都なんです。
目的が一つ出来て、ちょっとワクワクです。
Commented by tamayam2 at 2011-10-01 19:26
♡ aostaさん、
ときどきお宅のBlogを拝見させていただいていましたが、
今回のコンサートを聴いて本当に楽しかったです。一年に
一度会う方々のいろいろな楽器による合奏・・・赤ん坊を抱いた
方がそばに写っていたり・・・ホームコンサートらしい味わいでした。
バオバブの木の挿絵で、同世代の人々の気持ちがつながった
感じですね。あのころから地球の資源が有限であること、環境に
配慮しないと・・・というような思想が童話のような不思議なお話
からじわじわと広がっていったように思います。私も内藤濯訳で
読みました。今、ドイツ語でどう言っているのか、読んでいるところ
です。元はフランス語ですが。他の言語の表現で読むと、また
別の味わいがあります。お元気で!
Commented by tamayam2 at 2011-10-01 19:31
♡ ikutoissyo さん、
そうですか。お父上のお墓まいりに来られたら、植物園にも
どうぞ。温室は、通常は別に料金を取るのですが、65才以上
であるという証明を見せますと、ただになります。私は、植物園
巡りをよくしていますが、どんな時に出かけても、咲いている花
は同じではないので、いつも新たな発見の喜びがあります。
10月にも京都に行きますので、またご報告いたしますね。
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