野ばらの咲くころ

今日は、五月というのに、すでに7月上旬の陽気。
春は駆け足で過ぎてゆく。
駅は、電気を落として暗いし、エスカレータは
止まっている。クーラーをつけなくてもすむ今の
季節がこのままずっと続いてほしいと思う。
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Yamyam町の町内では、ご近所の家々の垣根のバラが
咲きこぼれ匂うばかり。いい季節ですね。

ゲーテの詩、野ばら・・・いつもこの季節に
口がら出てきてしまう。
Sah ein Knab' ein Röslein stehn,
          わらべは見たり
Röslein auf der Heiden,  
          野中の ばら
war so jung und morgenschön,
          清らに咲ける
lief er schnell, es nah zu sehn,
          その色 愛でつ
sah's mit vielen Freuden.
          あかず ながむ
Röslein, Röslein, Röslein rot,
          くれない匂う
Röslein auf der Heiden.
          野中の ばら

近藤朔風の詩は、古典的だが、やっぱりいい。
子供のころには、ほとんど意味不明だった。
わらべ? めでつ? あかず? ながむ?
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国際バラとガーデニングショーという大掛かりな
ショーも終わった。日本では、イングリシュ・ガーデン
スタイルのガーデニングやクラシック・ローズに人気が
高まっているようだ。
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私が時々行く長野県蓼科の山荘の近くにも
バラクラ・イングリシュ・ガーデンという観光スポットが
あって、この時期たくさんの人が訪れる。
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バラクラとは、何かな? そこを通るたびに思っていたが、
なんとなく、その庭のモデルは、英国の領主さまの荘園
(Manor House)なのではないかと勝手に想像していた。

バラの絡まるお屋敷に、バラクラ伯爵夫人かなんかが、
お住まいで、初夏の昼下がり、アフタヌーン・ティー
でご友人たちと歓談したり、お庭を散策なさったり・・・。

あるとき、新宿のデパートで、バラの小花のかわいいTシャツ
を売る出店があったので、商品を見ていたら、店員が、
バラクラ・イングリシュ・ガーデンオリジナルのディザイン
です!とおっしゃる。
ほう!
 して、バラクラとは一体なんのことでしょうか?
と日ごろの疑問を出してみた。

「はい、バラクラとは 薔薇のある暮らし・・・・
そういうエレガントな暮らし方、ライフスタイルですね・・・」
永年の疑問が氷解した。ふふふ

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私の好きなのは、栽培種の豪華なバラではなくて、どちらか
というと野に咲く野ばら。香りのよい小ぶりで一重のバラ。
そういうバラに出会うとついついレンズを向けてしまう。
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山荘からの眺め。4月の下旬は、 雪形が見えたが,
今は、もう見えない。

庭掃除をしていたら、3-4cmのフデリンドウを見つけた。
春リンドウかもしれない。小さい小さい豆つぶほどのリンドウ。
フデリンドウ【筆竜胆 リンドウ科 Gartiana zollingeri】
by tamayam2 | 2011-05-21 11:53 | 日々のできごと | Comments(18)
Commented by school-t3 at 2011-05-21 15:49
ここにあるバラたち、胸にすっと入ってくる感じです。
こんな楚々としたバラたちがあるんですね。

バラクラの名前の由来、娘たちから聞いていました。
一度冬に訪れたことがあります。
私にとってはベストシーズンだったような気がします。
静かで、植物たちもひそやかで。
バラの咲き誇る季節よりこの方がいいな、と思いました。

「野ばら」聞きかじりのドイツ語読みで歌ってみました。 フフ・・
Commented by kanmyougama at 2011-05-21 16:06
一重のバラですがとっても味わいがありますね。
豪華で貴婦人の世なのもいいが健康な農家の娘さんみたいでいいです。
東京は夏日だとか・・・じっとしていても汗ばんできます。
昨日日照りのなかサツマイモを植えたので
今日あたり一雨ほしいのですが、
Commented by tamayam2 at 2011-05-21 20:17
☆ school-t3さん、
母が元気だったころ、一度バラクラに連れていきました。
花が好きだったので。ぼぉ~と見ていましたが、やはり
花がいっぱいの風景はいいなぁ~と私まで幸せな気持ち
になりました。
私も子供のころ、大学生の知り合いのお兄さんに教えて
もらってドイツ語で野ばらを歌いました。何十年も前のこと
なのに、ちゃんと歌詞を覚えていました。シューベルトのでも、
ヴェルナーのでも、この歌詞でいけます。♪♪♪・・・・
Commented by tamayam2 at 2011-05-21 20:20
☆kanmyougamaさん、
ははは、貴婦人と農家の娘さんね!面白いたとえです。
日照りの中の農作業は大変ですね。帽子、日焼け止め・・・
サングラス必携。でも仕込めば、絶対実りがありますから、
楽しみが大きいですね。いいサツマイモが秋にはどっさり
実りますね。自家製が一番ね。
Commented by vicolo at 2011-05-21 21:13 x
私も一重のバラが好ましく思えます。
園芸店で良いなぁと思うとお値段が安くて、なんか私って庶民的なんだなぁって思っていたところです。
二番目の写真のものなど、ずばりタイプ!です。

バラクラ?は初めて聞きました。
そんな言葉があるなんて・・・
Commented by bella8 at 2011-05-21 22:03
こんばんは~
「バラクラ」は薔薇のあるくらしの略だったのですか?知りませんでした。
お山の花はどれも素敵ですね!


でも「プリクラ」はプリント倶楽部の略だって、ご存知でした?
日本人は略するのが好きだからね~パソコン、デジカメ・・・

私も、シンプルな薔薇に愛しさを感じてしまいます。
今、薔薇が本当に綺麗ですね~
Commented by 寧夢 at 2011-05-21 23:31 x
私も初めて聞きました。「バラクラ」・・・「べるばら」なら知ってますが。
昔は苗を買ってせっせと育てていましたが、今ではさっぱり。
モダンタイムスや天津乙女、ピース、スーパースターなどという品種を、
お世話していたのですが、・・・。
バラのある暮らし、ちょっと今縁遠いのは寂しいですね。
Commented by tamayam2 at 2011-05-22 07:57
☆ vicoloさん、
>なんか私って庶民的なんだなぁって思っていた・・・・ふふ
私も同様です。すべて安上がりにできています。
2番目のバラは、ご近所の垣根にからまっていました。
私もこういうの垣根に這わせてみたいなぁ~と思います。
野生のバラは香りが高く、ドイツでは、花びらを摘んで
ジャムにしたり、ローズヒップを乾燥させてお茶にします。
これは、貴族趣味ではなくて、ごくごく庶民のささやかな
楽しみ。なにしろ原料はタダですからね。(笑)

Commented by tamakipapa at 2011-05-22 07:58
【バラクラ】って現代用語の基礎知識にのっていそうですね。
スローライフてきなことばですね。
私、薔薇は赤!だと思っていたのですが、最近変わりました。
薔薇の色形、香りに包まれた穏やかな時間を過ごしたいものです。

冬の八ヶ岳連峰、、、空気が凛として良い風景でしょうね。
これからの季節、そんな風景を頭に浮かべ乗り切らないといけなくなりますね。
Commented by tamayam2 at 2011-05-22 08:05
☆bella8さん、
バラクラ、プリクラ・・・こういう4音節のリズムが日本人には
心地よい響きなのでしょう。プリクラがプリント+倶楽部と
知ったところで私には、何がなんだか、さっぱり意味不明
ですが・・・・(トホホ) 今、信州の標高の高いところでは、
サクラの季節。シャクナゲ、ツツジ、シャクヤク・・・・なんだか
目が回りそうな花の饗宴です。花のある暮らし・・・ハナクラを
せいぜい楽しみましょうね。
Commented by tamayam2 at 2011-05-22 08:15
☆ 寧夢さん、
>「べるばら」なら知ってますが・・・出ました!私も知ってる。
本当に日本人の造語能力、センスには驚きを禁じえません。
ただ、こういう言葉あそびは、外国人泣かせなのです。
彼らにとってはちんぷんかんぷんな言葉が多すぎて・・・
>バラのある暮らし、ちょっと今縁遠いのは寂しい・・・
いいの、いいの。寧夢さんには、人とのさまざまな
接触がある暮らし・・・があるじゃないですか。
Commented by tamayam2 at 2011-05-22 08:21
☆ tamakipapaさん、
お宅のBlogで品のよいピンクの逸品を見せていただきました。
あのバラは素敵ですね。やはりバラは、花の中の女王様級
ですね。山を見ると、本当に心が静まります。いつも同じ地点
から定点撮影をしていますが、一つとして同じ姿は無いのです。
ちょっとした雲の動き、空の色で感じが違ってきます。啄木が
ふるさとの山はありがたきかな、と言いましたが、(これは
故郷ではないのですが)なんだか頭を垂れ、手を合わせたく
なるようなときがあります。
Commented by kimiko_shibata1 at 2011-05-22 20:20
こんばんは
バラのある暮らし・・・素敵ですね。
バラの管理はとても大変ですが、・・・・
「バラクラ」なる単語も知らずにいました。なんでも短縮してしまうのですね。
ついていけません。

野ばらの歌、むか~しドイツ語で覚えました。
驚くことに覚えているもんですね。(昔のことだから?笑)
ウィーン少年合唱団の美しい歌が思い出されます。

Commented by echalotes at 2011-05-22 20:57
これが野バラでしたね♪ 思い出しました。
私は公園の手入れされたバラを楽しんでの〝バラクラ〟です。
あー、〝いとしの〟八ヶ岳!
ここでは、ヤマクラ(山のある暮らし!?)から遠い生活です。
モクゲンジの花は7月から8月ですね。^^
Commented by tamayam2 at 2011-05-22 21:42
☆kimiko_shibata1さん、
退職してから若い人とのおつき合いが減ったせいか、
どんどん言葉難民になっていくような心細さを感じます。
ガイジンになったような。新語の量が多すぎるのか、
私の頭がのろすぎるのか・・・
そうそう、ウィーン少年合唱団というのが来日したとき、
その美しい歌声にうっとりしたものです。野ばら、菩提樹、鱒・・・
昔覚えた歌はすらすら出て来ますね。(*^v^*)♪
Commented by tamayam2 at 2011-05-22 21:46
☆ echalotesさん、
マレの菜園、すてきです。自分で耕して、収穫する・・・
一番人間的ないい暮らしですね。ヤサクラ(自家製の野菜の
ある暮らし Or 地球にやさしい暮らし)万歳!
Commented by school-t3 at 2011-05-24 08:45
わははは・・・・・
ヤサクラ!座布団5枚^^
Commented by tamayam2 at 2011-05-24 20:11
☆school-t3さん、
まあ!かたじけないことです。5枚も?
ありがとうございます。 (*^v^*)♪
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