白い花 二つ

わが家の庭で一番背が高い木、ハナミズキが今満開だ。
亡母が好きで植えたもので、今では、二階に達しそう。
ベランダから見下ろすと花の姿がよく見える。
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この木には、ちょっとした“伝説”がある。
ご存知の方もいらっしゃると思うけれども・・・
この花の4枚の花びらに見える部分(本来は苞)の
先端がちょっと凹んでいて、ほんのりと赤みがかって
いる。また、苞の2枚が長く、もう2枚が短く、均等
な長さではない。

このことから、花の形を十字架に見立て、凹んでいる
部分は、磔刑のキリストを架けた釘跡とも、にじんだ血の
跡とも言われる。中央のシベの部分は、キリストの頭上に
載せられたイバラの冠とも・・・。(すごい想像力ですね)
たしかに、そう言われてみると、この白い花は、他の花に
は見られない特殊な形をしている。
ちょうど、イースターのころに咲くことから、そんな伝説
が生まれたのかもしれない。

今ではあちこちの公園で、また街路樹としてもよく
見かける樹であるが、日本に入ってきたのはわりに最近。
アメリカ原産。

1915年、日本が友好のしるしとして贈ったサクラの返礼と
して日本にやって来た。
英語では、Dog wood(イヌの木)と言う。英名はありがた
さもやや半減する感じだが・・・。
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もう一つの白い花は、リキュウバイ(利休梅)。
千 利休の利休である。

花の中心部が緑色で大きく、花びらが真っ白で華か。
お茶の花にも使われるという中国原産の木。

二つとも外国の木なのに、もうすっかり日本の風景に
なじんでしまった。
ご近所の玄関先で撮らせていただいた。
by tamayam2 | 2011-04-26 07:09 | 日々のできごと | Comments(8)
Commented by kanmyougama at 2011-04-26 08:57
おはようございます。
ハナミズキの花の伝説面白いです。
群馬に出かけた時綺麗なハナミズキの街路樹を見かけました。
それは綺麗でした。
我が家の庭にもハナミズキ(セイヨウハナミズキ?)があります。
気候風土に合わないのか、花数が少ないように思います。
背丈はだいぶ高くなって2階の窓から見えます。
Commented by アンデレ at 2011-04-26 12:49 x
tamayamサン、花ミズキをイエスキリストの十字架、にたとえたお話、初めて知りました。いつも博学なあなたの造詣の深いお話で植物やヨーロッパの歴史などなど勉強させられています。ありがとうございます。ノートルダムとゆう言葉の語源もはじめて知りました。。あなた様がクリスチャンではないかなとは前々から思っておりました。私もアンデレの聖名の通り祖母以来の3代目のアングリカン(聖公会、(九州教区)です。ご承知のように聖公会はカトリックとプロてスタントの中間的な存在です。礼拝も儀礼的なことを大事にしています。用語はプロテスタントとあまり大きな違いはないと思い増す。讃美歌のことはカトリック同様、聖歌とゆうことぐらいが大きな違いでしょうか。
日本には多くのミッションスクールがありますので信徒の数もどんどん増えそうなものと思っていますが卒業生でクリスチャンになる人たちは少ないですね。それとこれとは別と結うことでしょうか。つまらぬおしゃべり、もしわけありません。
Commented by tamayam2 at 2011-04-26 23:48
☆kanmyougamaさん、
今日は、東京は初夏を思わせるような暖かさでした。
池袋の駅のところにも街路樹がセイヨウハナミズキ。
白ばかりでなく、朱鷺色のもありましたし、花も小粒から
大きいものまで・・・いろいろあるのですね。その群馬県
のものもよく根付いて立派に成長したのでしょうね。
鹿児島は、亜熱帯性ですから暑さに弱いのかもしれませんね。
ウチでも特に手をかけてやりませんが・・・きっと丈夫な樹
なのだろうと思います。
Commented by tamayam2 at 2011-04-27 00:01
☆アンデレさん、
まあ、三代続いたクリスチャンのご家庭。いいですね。
ミッションスクールがたくさんありますね。その人たちも
若いうちは、宗教なんか関心ない、と言っていますが、
年をとると、また古巣に戻ってくるようです。どこかに種が
蒔かれているんですね。日本も震災後、自分だけでなく
他人のために働きたい若者たちが増えていると感じること
が多いです。日本も捨てたもんじゃないなぁ~と思うこと
がいっぱいあります。日本人の真面目さ、誠実さ、これが
なくなったら、おしまいですね。お元気で!
Commented by 寧夢 at 2011-04-27 02:19 x
アメリカとの友好記念と聞いて、
津本陽の『椿と花水木』という小説を思い出しました。
それにしてもハナミズキの美しさは、見下ろすというか
上から眺めないとなかなか分かりませんね。
Commented by tamayam2 at 2011-04-27 08:11
☆寧夢さん、
いよいよ連休ですね。ゆっくり体を休めてご家族と
過ごしてください。ウィキペディアによると、
>1912年に当時の東京市長であった尾崎行雄が、
>アメリカワシントンD.C.へ桜(ソメイヨシノ)を贈った際、
>1915年にその返礼として贈られたのが始まり・・・
津本陽の小説を読んでみようかな。あなたは本当に読者家
ですね。今までもいろいろ教わりましたよ。植物に関係が
あるなら。。。小説も読みます^^;

Commented by kimiko_shibata1 at 2011-04-27 08:52
おはようございます。
白のハナミズキ、長男の誕生に友人から送られて以来35年、我が家のシンボルツリーです。
そして、群馬伊勢崎市の花となって街路樹として町をいろどっています。
そのハナミズキとキリストとの逸話、存じませんでした。
ちょうどイースターに咲きますね。

両陛下御訪米記念、1975年発行の
桜とアメリカ国旗、ハナミズキと日本の国旗記念切手、いい切ってでした。
tamayam2さまもご存じでしょうね。
今、アメリカのたくさんの応援、感謝です。
Commented by tamayam2 at 2011-05-04 09:27
☆kimiko_shibata1さん、
あ、そういう切手がありましたね。さっそく探してみようっ!
お宅のシンボル・ツリー、35歳の息子さんなのですね(*^v^*)
家の樹もそのくらいになるでしょう。当時は、まだもの珍しい
樹で、近所の人に何の木ですか?とよく聞かれたものです。
アメリカの明るいイメージがする樹ですね。
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